最近のウチ(中古品取扱店)の在庫を見ると、32型オーバーのサイズのテレビの在庫がほとんどなくなってしまいました。入ってくるのは32型以下のものばかり。26型が一番目立つようにすらなってきました。と、書くと「大型に買い換えたから小型はいらなくなったんじゃないの?」と思われるところでしょう。が、現在の状況では古いテレビには値段の付けようがない(プラズマなら少々古くても・・・なところはありますが)ので、悪くても2年以内の製造の品が中心ってことになるんです。それでも32型以下がほとんどってことは、それだけ大型テレビがまだまだ売れてないってことです(新品の話で、中古の40型クラスは引き合いがあります、そこそこ)。
もっとも、それもしょうがないかな? というのが現在のテレビ業界の製品群ですが。最近本気でテレビの買い換えを目論んでいるのでちょっと調べているのですが、やはり目に付く機能を搭載しているのは55型以上の"大きすぎて手が出ない超大型"が中心で、"普通の大型"の40型前後クラスのテレビはすっかり存在感を失っていたのです。一方、わたしが日本におけるテレビの主戦場と見ている32型は案外元気でして、最近はフルHD対応や3D機能付きモデルが普通に存在し、BD内蔵のものもあります。この辺は商用サイトやAV専門誌で取り上げられることがまず無いために、わたしも情報が足りて無くて知らなかったのですが、ちょっと前まで"小型"のカテゴリーだった32型ですが、いまは"中型"の扱いを受け、ラインアップだけなら機能がワンランク上がった準高級機の方が、安い従来型32型より多く存在するくらいです。ただし、それら中型機の値段はかなり高く、量販店によっては型落ちの46〜7型に匹敵する10万円近い値段が付けられていることも。もちろんサイズが小さくなると高機能化しにくくなるため高額になって当然ですが、ウチに持ち込まれるテレビが小型化しているのは32型の高額化が背景にあると思われます。
録画大好きなわたしですが、当然録画しただけで終わりではありません。それらをテレビか、PCのディスプレイで視聴することも楽しみの一つです。さらにエンコードして保存して蓄積して・・・と楽しみは続くワケなんですが、それはおいておいて。なのでそれなりのサイズのモニターがない部屋などわたしには考えられないわけなのですが、最近の方はそうではないようです。
スマホを映画館に 「dビデオ」ヒットのエイベックス、見放題サービスに取り組む狙い
映画など既存コンテンツ見放題、はいいとしても視聴環境がスマートフォンだけ、というサービスが会員数百万人を抱えているというではないですか。都心部なら通勤時に電車に長時間乗る人は少なくないでしょうが、さすがにその間に視聴出来る映像コンテンツは短いものに限られるでしょうから、それを目当てにこう言ったサービスを経営するのなら映画などはあまり用意したがらない(30分もののアニメとか、番組内宣伝の時間を省いてお笑いだけに編集したバラエティとかならむいていると思いますが)はずです。こういう見出しになるということは、必然的に想定される利用環境は主に家に居るとき、となっているのでしょう。
わたしなんかの感覚で考えれば、なぜ自室なのにスマートフォンの小さな画面で映画を視聴しようと思うのかが不思議です。HDMIでテレビに繋いで出力することは可能でしょうが、手軽でなくなりますから常用手段とは考えづらいです。それをおいても、スマートフォンなんかで映画の配信を受けたら電池はすぐになくなるし容量オーバーによる帯域制限にあっという間に達してしまい、普段使いにも苦労しかねません。有線回線をWiFiを使って分配して受信出来るような家庭なら、パソコンなりタブレットなり置いてあるわけですから、そっちで(も)使えるサービスを使えばいいはずです。
と、わたしの視点ではどう考えても使い勝手のいいサービスとは思えないのですが、会員は数百万人。この記事自体サービスの宣伝も兼ねているのでしょうから少々大げさに書いているのかも知れませんが、それでも大勢の人が利用していることは間違いありません。もう世の中の人はパソコンもテレビも持たず、何をするにもスマートフォンと言うのが当たり前になっているということなのでしょうか。わたしなんかその逆で最近少々モバイルデバイスに飽きを感じ始め、「荷物になる割に非力なノートパソコンをわざわざ持って行かなくてもモバイルデバイスで結構用が足りる」から「少々荷物になっても、非力なノートでも良いからパソコンがあるほうが結局一番楽で快適に作業が出来る」と言う結論に達し、目的地があってネットに繋ぐ必要がある外出の場合はなるべく11.6インチのノートパソコンを持って行くようになりました。気が向いた時にちょっと調べ物、程度の場合ならスマホ型の小型モバイルデバイスの方が便利ですが、その場合はブラウザといくつかモバイル系アプリが使えれば十分ですし。どうも自分の感覚が世間の常識からかなり外れているのを感じます。
もっとも、未だに「容量は事実上無制限で拡張や交換がいくらでも可能なのがいい」と言って組み立てるデスクトップ・ミニタワーなパソコンをメインとして使い、ノートは軽量小型のサブしか使っていない、と言う使い方をしていることから見ても、すでに常識から外れているのは確かなんですけどね。そんなわたしが業界の動向についてどうこう言うのはお門違いなのでしょうけど、マイノリティーにはマノリティーの見方があるよね、ってことにしておきましょう。
そのマイノリティーの勝手な意見。
諸外国の傾向に流されることなく、日本の放送業界は「テレビ=地上波放送」の概念を守るためにたゆまぬ努力を続け、その維持に成功してきました。その結果地上波の衰えと同期してテレビという製品自体も商品としての魅力をすっかりなくしてしまいました。放送とは関係ない機能で売ろうとした3D機能の失敗が良い例と思います。ただ、モニターとしてのテレビは、PCの画面を映すことを第一に考えたディスプレイやちょっと大がかりなシステムを要求するプロジェクターが取って代わるには難しい独自性が存在すると思います。もちろんスマートフォンは完全な別物のはずです。それが存在を忘れられ、「なんでもスマホでいい」と思われてしまうのは、もはや見過ごせない問題ではないでしょうか。そろそろテレビというは地上波を切り捨てるくらいの覚悟がいるかも知れません。
もっとも、それもしょうがないかな? というのが現在のテレビ業界の製品群ですが。最近本気でテレビの買い換えを目論んでいるのでちょっと調べているのですが、やはり目に付く機能を搭載しているのは55型以上の"大きすぎて手が出ない超大型"が中心で、"普通の大型"の40型前後クラスのテレビはすっかり存在感を失っていたのです。一方、わたしが日本におけるテレビの主戦場と見ている32型は案外元気でして、最近はフルHD対応や3D機能付きモデルが普通に存在し、BD内蔵のものもあります。この辺は商用サイトやAV専門誌で取り上げられることがまず無いために、わたしも情報が足りて無くて知らなかったのですが、ちょっと前まで"小型"のカテゴリーだった32型ですが、いまは"中型"の扱いを受け、ラインアップだけなら機能がワンランク上がった準高級機の方が、安い従来型32型より多く存在するくらいです。ただし、それら中型機の値段はかなり高く、量販店によっては型落ちの46〜7型に匹敵する10万円近い値段が付けられていることも。もちろんサイズが小さくなると高機能化しにくくなるため高額になって当然ですが、ウチに持ち込まれるテレビが小型化しているのは32型の高額化が背景にあると思われます。
録画大好きなわたしですが、当然録画しただけで終わりではありません。それらをテレビか、PCのディスプレイで視聴することも楽しみの一つです。さらにエンコードして保存して蓄積して・・・と楽しみは続くワケなんですが、それはおいておいて。なのでそれなりのサイズのモニターがない部屋などわたしには考えられないわけなのですが、最近の方はそうではないようです。
スマホを映画館に 「dビデオ」ヒットのエイベックス、見放題サービスに取り組む狙い
映画など既存コンテンツ見放題、はいいとしても視聴環境がスマートフォンだけ、というサービスが会員数百万人を抱えているというではないですか。都心部なら通勤時に電車に長時間乗る人は少なくないでしょうが、さすがにその間に視聴出来る映像コンテンツは短いものに限られるでしょうから、それを目当てにこう言ったサービスを経営するのなら映画などはあまり用意したがらない(30分もののアニメとか、番組内宣伝の時間を省いてお笑いだけに編集したバラエティとかならむいていると思いますが)はずです。こういう見出しになるということは、必然的に想定される利用環境は主に家に居るとき、となっているのでしょう。
わたしなんかの感覚で考えれば、なぜ自室なのにスマートフォンの小さな画面で映画を視聴しようと思うのかが不思議です。HDMIでテレビに繋いで出力することは可能でしょうが、手軽でなくなりますから常用手段とは考えづらいです。それをおいても、スマートフォンなんかで映画の配信を受けたら電池はすぐになくなるし容量オーバーによる帯域制限にあっという間に達してしまい、普段使いにも苦労しかねません。有線回線をWiFiを使って分配して受信出来るような家庭なら、パソコンなりタブレットなり置いてあるわけですから、そっちで(も)使えるサービスを使えばいいはずです。
と、わたしの視点ではどう考えても使い勝手のいいサービスとは思えないのですが、会員は数百万人。この記事自体サービスの宣伝も兼ねているのでしょうから少々大げさに書いているのかも知れませんが、それでも大勢の人が利用していることは間違いありません。もう世の中の人はパソコンもテレビも持たず、何をするにもスマートフォンと言うのが当たり前になっているということなのでしょうか。わたしなんかその逆で最近少々モバイルデバイスに飽きを感じ始め、「荷物になる割に非力なノートパソコンをわざわざ持って行かなくてもモバイルデバイスで結構用が足りる」から「少々荷物になっても、非力なノートでも良いからパソコンがあるほうが結局一番楽で快適に作業が出来る」と言う結論に達し、目的地があってネットに繋ぐ必要がある外出の場合はなるべく11.6インチのノートパソコンを持って行くようになりました。気が向いた時にちょっと調べ物、程度の場合ならスマホ型の小型モバイルデバイスの方が便利ですが、その場合はブラウザといくつかモバイル系アプリが使えれば十分ですし。どうも自分の感覚が世間の常識からかなり外れているのを感じます。
もっとも、未だに「容量は事実上無制限で拡張や交換がいくらでも可能なのがいい」と言って組み立てるデスクトップ・ミニタワーなパソコンをメインとして使い、ノートは軽量小型のサブしか使っていない、と言う使い方をしていることから見ても、すでに常識から外れているのは確かなんですけどね。そんなわたしが業界の動向についてどうこう言うのはお門違いなのでしょうけど、マイノリティーにはマノリティーの見方があるよね、ってことにしておきましょう。
そのマイノリティーの勝手な意見。
諸外国の傾向に流されることなく、日本の放送業界は「テレビ=地上波放送」の概念を守るためにたゆまぬ努力を続け、その維持に成功してきました。その結果地上波の衰えと同期してテレビという製品自体も商品としての魅力をすっかりなくしてしまいました。放送とは関係ない機能で売ろうとした3D機能の失敗が良い例と思います。ただ、モニターとしてのテレビは、PCの画面を映すことを第一に考えたディスプレイやちょっと大がかりなシステムを要求するプロジェクターが取って代わるには難しい独自性が存在すると思います。もちろんスマートフォンは完全な別物のはずです。それが存在を忘れられ、「なんでもスマホでいい」と思われてしまうのは、もはや見過ごせない問題ではないでしょうか。そろそろテレビというは地上波を切り捨てるくらいの覚悟がいるかも知れません。