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Channel: 録画人間の末路 -
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まさか、のTMPGEnc MPEG Smart Render 4がCM検出機能対応へ

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しばらく前に「新PowerProducerに"コマーシャルカット"機能あり」って記事を書きました。あの時は驚きましたが、体験版ということもあってあまり細かく検証を行わなかったというのもありますが、とても実用にたる精度とはいいがたいものでした。ただ、コマーシャルカットという機能が存在するだけでうれしかったりはしましたが。
ところが、このたび日本での動画処理ソフトではもっともよくつかわれるPEGASYS社の、一番便利なソフトと個人的には最近思うようになったカット編集専用ソフト、TMPGEnc MPEG Smart Render 4(TMRS4)が本日バージョンアップして「CM検出"機能を搭載した、というではありませんか!

いいの? AとかCとかからうるさいこと言われない?とあせりましたが、考えてみたら別に全然かまわないのでした。わたしも含め、多くの人が忘れがちですが、TMSR4は日本のデジタル放送に正式対応、より具体的にいえばiVDR-Sに記録されたデジタル放送のカット編集に正式対応しているので、堂々とデジタル放送専用機能を搭載することができるのです。ひょっとしたら、堂々とそっちの開発をするためにiVDRに対応したのかもしれません。いやーさすがPEGASYS、わたしらの味方。いくら褒めても褒め足りません。

さて、さっそく試してみましょうか。用意したのはまず地上波の洋画です。もちろん二か国語放送のため、一番検出が簡単で一番この機能が重要な番組と言えるでしょうか。これをほうり込んでみます。すると、ほぼ完ぺき、と言っていいほどの精度でCMと本編の間にキーフレームを入れてくれました。正確には、本編とはいいがたい「ご覧のスポンサーの提供で・・・」の部分が本編扱いだったり、その前1フレームだけCMが残ったりはしましたが、そんなのは自分で手を加えればいいだけの話。地上波の映画は以前はクライマックスになると本編が細切れ状態になって、本編よりCMの長さの方が長いような状態にさせられることが少なくなく、とても残す気にならないものでしたが、最近はそこまで酷くなくなってきたので、ものによっては残したくなってました。、そんな用途にピッタリでこれは便利。この間ヒーヒー言いながらカットしたばかりの番組だったのに、こんなに簡単になるとは・・・。もっと早く対応してほしかったです。少なくともPowerProducerとはくらべものにならない便利さです(もっともあちらは他国のCMを前提としていて検出方法が異なるだけなのかもしれませんが)。

続いてはBSの民放の洋画。こちらは吹き替えがない字幕表示のもので、先の地上波よりCM検出が面倒なはずです。地上波でなくBSというのもやや混乱させるポイントですが・・・一部誤差が数フレームと若干先の洋画より精度は落ちたものの、やはりCMをほぼ完全に検出してくれています。長時間かつCM頻度の高い番組には大変重宝しそうです。

なお、検出は結構時間がかかる(A10-5800Kでやった、というのもありますが)ので、30分程度の短い番組・前後のみCMな番組・入るCMが一か所だけ(某洋画チャンネルとか)の映画くらいなら手動でやったほうが速いです。先にあげたような民放のCM入り映画にこそ最大の威力を発揮する機能と言っていいでしょう。

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