先のCESでの日本AVメーカーのテレビ展示の報道はもっぱら4Kテレビのことばかりでしたが、実際にも多かったのでしょう。テレビによるリアルタイムアップコンバート技術・超解像技術がものをいう4Kテレビはただ部品を組み立てればほぼ用の足りる2K液晶テレビよりも差別化できるとあって、各メーカーとも並ならぬ意気込みを持って4Kテレビに取り組んでいるようです。ただ、それら報道を見てわかるように展示されたテレビのサイズはほとんどが65型以上と、北米や中東の富裕層をターゲットにしたものばかり。4Kテレビの実質第一号は東芝による55型と、なんとか日本の家庭でも導入できるサイズであったというのに、やはり日本市場のことなどすでに眼中になく、海外で売ることしかAVメーカーは考えていないのか、と失望感も持たされたものですが、それを覆す素晴らしいニュースが飛び込んできました。4Kテレビ放送が早ければ14年7月にも行われる、というのです。
4Kテレビ放送、14年7月開始 世界初、まずCSで
ご存じの通り、日本のテレビ放送開発をもっぱら行っているのは日本放送協会で、あちらは8Kことスーパーハイビジョンの実現を目指していて、昨年はオリンピックのパブリックビュー、先日も地上波による送信実験も行われたように着々とその足場を固めています。それゆえ、日本では4K放送は飛ばされ、普及するかどうかもわからない8Kのために日本のデジタル放送は遅れていくのではないか、という懸念すらありました。しかし、総務省は日本放送協会との関連性が薄いCSを活用することでこの問題を解決、むしろBSの帯域が開放される2015年3月(ようするに難視聴地域向けキー局放送)を待たずして4K放送の実現と相成ったわけです。日本放送協会云々はあくまで想像ですが、多分そんな感じかと。普段は放送分野と言うと日本の放送局を守るための活動ばかりしている感のある総務省ですが、今回に関してはいい仕事した、と賛辞を贈りたいものです。
と、言ってもレギュラー放送ではなく、一時的な特別放送で、その後は折を見て使われる程度でしょう。それでも、ある意味もっとも早く家庭に届く4KソースはCSでの放送となるのはほぼ確実となりました。正直わくわくしてます、ぜひウチでも見たい保存がしたいと。PCで受信できるかどうかは謎ですが、4Kとまではいかなくともいまのより高い解像度のモニターは欲しくなりましたね。
ただ、4K放送のためのスロット確保が必要になりましたから、おそらくあと数年はCS各局への新しいスロットの割り当てなどはお預けになるでしょう。場合によっては余剰と判断された局のスロットが削られる、なんてこともありえますので、注意しなければなりません。
4Kテレビ放送、14年7月開始 世界初、まずCSで
ご存じの通り、日本のテレビ放送開発をもっぱら行っているのは日本放送協会で、あちらは8Kことスーパーハイビジョンの実現を目指していて、昨年はオリンピックのパブリックビュー、先日も地上波による送信実験も行われたように着々とその足場を固めています。それゆえ、日本では4K放送は飛ばされ、普及するかどうかもわからない8Kのために日本のデジタル放送は遅れていくのではないか、という懸念すらありました。しかし、総務省は日本放送協会との関連性が薄いCSを活用することでこの問題を解決、むしろBSの帯域が開放される2015年3月(ようするに難視聴地域向けキー局放送)を待たずして4K放送の実現と相成ったわけです。日本放送協会云々はあくまで想像ですが、多分そんな感じかと。普段は放送分野と言うと日本の放送局を守るための活動ばかりしている感のある総務省ですが、今回に関してはいい仕事した、と賛辞を贈りたいものです。
と、言ってもレギュラー放送ではなく、一時的な特別放送で、その後は折を見て使われる程度でしょう。それでも、ある意味もっとも早く家庭に届く4KソースはCSでの放送となるのはほぼ確実となりました。正直わくわくしてます、ぜひウチでも見たい保存がしたいと。PCで受信できるかどうかは謎ですが、4Kとまではいかなくともいまのより高い解像度のモニターは欲しくなりましたね。
ただ、4K放送のためのスロット確保が必要になりましたから、おそらくあと数年はCS各局への新しいスロットの割り当てなどはお預けになるでしょう。場合によっては余剰と判断された局のスロットが削られる、なんてこともありえますので、注意しなければなりません。