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Channel: 録画人間の末路 -
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今年も選ぼう、「わたしの今年の漢字」

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どれだけの人が注目しているのか分かりませんが、今年の漢字は"金"だそうです。

今年の漢字は「金」 京都・清水寺で発表

リンク先は新聞ですから、オリンピックや金環日食、"金字塔"などを上げていますが、もちろん「かね」と読む金の問題も少なくないかと。オリンピックの日本はメダルこそ多かったとは言え、金は決して多くなかったので若干違和感はありますが、「柔道男子がついに金を一つも取れなかった」などマイナス面も含めれば"金"でもおかしくはないですね。

去年もやりましたので、わたしも自分の今年の漢字を選んでみましょう。いろいろ考えましたが、今年を総括する漢字としてふさわしいのは

 薄

ではないかと思います。

1.こっちの業界今年最大の事件として「B-CASカードクラック事件」を上げないわけにはいかないでしょう。情報を公開したりオークションで販売したために逮捕者まで出したこの事件ですが、すでに対策まで含めて一見沈静化したように見えますが、放送業者の方では個別に何かしらの動きが見られます。来年何かあるかも知れません。それはいいんですが、おそらく事件のさなか流出したツールを使って作っているだろう改造カードの販売サイトが放置されているのは、何とかして欲しいところですが。今年はこの薄いカードに振り回された一年でした。

2.もう一つ、著作権業界の薄っぺらい虚栄心を満たすため、とうとう法律すら変えさせられてしまった件が上げられるでしょう。言わずと知れた著作権保護法改悪問題です。しかも、修正案という形を取った実質無審議という異例の成立の仕方によって、「違法ダウンロード罰則化」というさらに凶悪なものへと姿を変えました。ただ、別の事件によって現状無力化してはいますが、一度原型が出来てしまった以上、今後何度も変身をとげ、そのたびに法律の暴力性は否応なしに増していくでしょう。

3.この間書いたことと同じですが、今年の話なのでお見逃しを。
すっかり薄いことが当たり前になったテレビ。マスコミなどでは「売れない」とばかり言われていますが、新技術による使い勝手の向上(録画関係除く)や高画質化・音質の改善などが盛り込まれたテレビが多く登場した一年であったことも忘れてはなりません。4Kや8K、レーザーにモスアイ、発売はまだですが現在の技術で最高画質と言われるクリスタルLEDテレビが姿を現したのも今年です。その一方で事実上のプラズマ展開の大幅縮小や結局まだ発売していない有機ELテレビなど残念な面もありましたが、あの薄いパネルに大きな可能性を秘めたテレビという製品が、まだまだ楽しめるものであるのは確かなようです。

4.薄い、というより小さいとするべきですが、7インチクラスの高性能機が多数登場することでようやくタブレット市場が日本でも定着の兆しを見せたのが、今年の後半の大きな出来事でした。日本でのタブレットはPCの代用品ではなく、スマートフォンの大型として望まれていたということなのでしょう。ひょっとして来年はスマートフォンがタブレットに喰われるかも? なんて勝手な予想もしてるんですが、はてさて?

5.個人的な話ですが、医者にいじめられて食欲不振が進行、腹が少し薄くなりました orz

少々無理矢理ですが、漢字"薄"でまとめてみました。来年はどんな年になるでしょうか? と、言ってもこっちの業界が今年より、さらには去年より良い年になることはあり得ないので、期待しないで気楽に過ごしましょう。

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