最近更新のペースが落ちてますが、いろいろ悩むところがありまして、こっちに集中する心の余裕がないためです。ちなみにその一つがわたしの健康面でして、昨日も医者に「一番いいのはしばらく入院すること」と脅かされてきました。しょーじきネットにつなげられない生活や、自由に番組の録画や視聴のできない生活には3日と耐えられない自信があります。医者の言うしばらくなんて最低二週間でしょうから、録画がボロボロになること必至であります。なわけで遠慮させてもらいました。当分スローペースが続くと思いますが、それでもおつきあいいただければ幸いです。
前にAMDのA10-5800KでWindowsにおけるエンコード速度をWindows7と比べる記事を書き、そのうえで「Windows8は「バランス」のときのクロック落としをWindows7より大きめにやっているみたい」と結論づけました。ただ、ネット上では同じ結果にならず、Windows8でもあまり落ちないという結果が大半を占めます。これは多くの人が検証に使うPCのCPUがIntelのものなので、AMDとは異なる動作をするからではないかと予想されます。なので、本当はする気はなかったのですが、手持ち唯一のIntelCPU搭載PC(Core i7 2600K)にWindows8を入れてみることにしました。マザーボードはGIGABYTEのGA-H77M-D3H、メモリはDDR3-1600(1333動作)4GBx2、内蔵GPUHD3000をそのまま使います。
テストはもちろん、いつもの48分1440x1080iのTSファイルをTMPGEnc. Video Mastering Works5(TVMW5)とMediaCoderx64版(Media)で、ほぼデフォルトのままの設定(MediaCoderの速度だけmidiumに落としてありますが)で終わるまでのタイムをはかります。もちろん電源プランを「パフォーマンス」と「バランス」両方で行うことも忘れません。省電力はデスクトップ機でやる必要はないでしょうから省略。
さて、結果は
バランス
TVMW5 1時間9分24秒
Media 38分56秒 1.26X
パフォーマンス
TVMW5 1時間9分43秒
Media 39分14秒 1.26X
参考 Windows7pro・バランス
TVMW5 1時間10分33秒
Media 40分24秒 1.22X
誤差の範囲ではありますが、どちらの場合でもパフォーマンスがバランスより遅い数値が出たことから、Core i7 2600Kでは電源プランを「パフォーマンス」にすることによるエンコードの速度アップの効果は期待出来ないということが伺えます。一方、Windows7からの比較ではA10-5800Kのときと違い、はっきりと速度が上がっているのが分かります。電源プランによって速度が遅くなる現象は、ひょっとしたらAMDのTirnity特有のことなのかも知れません。ただ、電力消費量を調整してパフォーマンスを決める電源プランの効果がはっきり出ているのはTrinityだ、という解釈も出来るわけで、こっちの動作のほうが正しいのかも知れません、AMDのTURBO COREは"省電力機能"と位置づけられていますしね。一方Intelはその必要がないだけとか・・・。
なお、Windows8を入れていましたA10-5800KPCですがModern UIモードでの動作がヘンでストアにどうしても繋がらないとかあったため、Windows7に戻してしまいました。ちなみに2600Kに入れたものはストアにもちゃんと繋がります。せっかくなのでこっちでも電源プランが利いているかどうかデータのあるTVMW5だけ調査してみます。
Windows7(1866)
パフォーマンス
1時間56分22秒
バランス
1時間57分49秒
あれ? なんか速い? と思ったら、この間メモリをDDR3-1866に変更していたのを忘れていました。前は1600メモリで計っていたんですね(現在は2600K機で使ってます)。UEFIでメモリ速度を1600に落としてパフォーマンスだけ計り直しましょう。
Windows7(1600)パフォーマンス
1時間57分7秒
参考
Windows7(1600)バランス
2時間0分23秒
Windows8(1600)パフォーマンス
1時間57分20秒
バランス
2時間20分23秒
Windows8ほどではありませんが、パフォーマンスとバランスの差は出ています。これはVisheraなFX-8350では見られなかった現象なので、やはりTrinityがもっともWindowsの電源プランを忠実に再現するCPU(APU)と言ってもいいかも知れません。代わりに2600Kで見られたパフォーマンスの改善効果は出ていません。Windows7にするか8するかを決める場合、AMDは省電力とパフォーマンスどちらを取るかで迷うところで、使い分けるのならWindows8で管理が面倒ならWindows7と言うところでしょうか。Intel機はエンコードを重視するのならWindows8にしておいた方が良いと思われます。
ちなみに、Windows8から7に戻すと、起動時間が恐ろしく遅く感じます。同じハード構成で、もちろんSSD使っているのに。慣れって怖い。
前にAMDのA10-5800KでWindowsにおけるエンコード速度をWindows7と比べる記事を書き、そのうえで「Windows8は「バランス」のときのクロック落としをWindows7より大きめにやっているみたい」と結論づけました。ただ、ネット上では同じ結果にならず、Windows8でもあまり落ちないという結果が大半を占めます。これは多くの人が検証に使うPCのCPUがIntelのものなので、AMDとは異なる動作をするからではないかと予想されます。なので、本当はする気はなかったのですが、手持ち唯一のIntelCPU搭載PC(Core i7 2600K)にWindows8を入れてみることにしました。マザーボードはGIGABYTEのGA-H77M-D3H、メモリはDDR3-1600(1333動作)4GBx2、内蔵GPUHD3000をそのまま使います。
テストはもちろん、いつもの48分1440x1080iのTSファイルをTMPGEnc. Video Mastering Works5(TVMW5)とMediaCoderx64版(Media)で、ほぼデフォルトのままの設定(MediaCoderの速度だけmidiumに落としてありますが)で終わるまでのタイムをはかります。もちろん電源プランを「パフォーマンス」と「バランス」両方で行うことも忘れません。省電力はデスクトップ機でやる必要はないでしょうから省略。
さて、結果は
バランス
TVMW5 1時間9分24秒
Media 38分56秒 1.26X
パフォーマンス
TVMW5 1時間9分43秒
Media 39分14秒 1.26X
参考 Windows7pro・バランス
TVMW5 1時間10分33秒
Media 40分24秒 1.22X
誤差の範囲ではありますが、どちらの場合でもパフォーマンスがバランスより遅い数値が出たことから、Core i7 2600Kでは電源プランを「パフォーマンス」にすることによるエンコードの速度アップの効果は期待出来ないということが伺えます。一方、Windows7からの比較ではA10-5800Kのときと違い、はっきりと速度が上がっているのが分かります。電源プランによって速度が遅くなる現象は、ひょっとしたらAMDのTirnity特有のことなのかも知れません。ただ、電力消費量を調整してパフォーマンスを決める電源プランの効果がはっきり出ているのはTrinityだ、という解釈も出来るわけで、こっちの動作のほうが正しいのかも知れません、AMDのTURBO COREは"省電力機能"と位置づけられていますしね。一方Intelはその必要がないだけとか・・・。
なお、Windows8を入れていましたA10-5800KPCですがModern UIモードでの動作がヘンでストアにどうしても繋がらないとかあったため、Windows7に戻してしまいました。ちなみに2600Kに入れたものはストアにもちゃんと繋がります。せっかくなのでこっちでも電源プランが利いているかどうかデータのあるTVMW5だけ調査してみます。
Windows7(1866)
パフォーマンス
1時間56分22秒
バランス
1時間57分49秒
あれ? なんか速い? と思ったら、この間メモリをDDR3-1866に変更していたのを忘れていました。前は1600メモリで計っていたんですね(現在は2600K機で使ってます)。UEFIでメモリ速度を1600に落としてパフォーマンスだけ計り直しましょう。
Windows7(1600)パフォーマンス
1時間57分7秒
参考
Windows7(1600)バランス
2時間0分23秒
Windows8(1600)パフォーマンス
1時間57分20秒
バランス
2時間20分23秒
Windows8ほどではありませんが、パフォーマンスとバランスの差は出ています。これはVisheraなFX-8350では見られなかった現象なので、やはりTrinityがもっともWindowsの電源プランを忠実に再現するCPU(APU)と言ってもいいかも知れません。代わりに2600Kで見られたパフォーマンスの改善効果は出ていません。Windows7にするか8するかを決める場合、AMDは省電力とパフォーマンスどちらを取るかで迷うところで、使い分けるのならWindows8で管理が面倒ならWindows7と言うところでしょうか。Intel機はエンコードを重視するのならWindows8にしておいた方が良いと思われます。
ちなみに、Windows8から7に戻すと、起動時間が恐ろしく遅く感じます。同じハード構成で、もちろんSSD使っているのに。慣れって怖い。