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Channel: 録画人間の末路 -
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Windows8の動画処理高速化の可能性

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一年に一回しかもらえない、知り合いの農家が自分の家で食べるために選ったコシヒカリの新米をいただいた。「これは美味しいよ」と自信満々。炊いて食べる。確かにうまい、みずみずしさが昨日までの去年米と段違いである。ただ、これだけの米を電気釜で炊くのはもったいなくないだろうか・・・とも思ってみたりする。新米だからうまいのか特選米だからうまいのかも分からないし。ああ、なんでも美味しく食べる、並の舌しかもたない自分が恨めしい。
ちなみにウチの親父と弟は微妙な違いを感じ取れる"グルメな舌"の持ち主である。某店がブランド牛と間違えて普通の黒毛和牛を出してきたのを味だけで見抜いてしまったことがある。もっとも、そんなことが出来るとそれはそれで面倒くさそうだ。好き嫌いも出るし。


さて、新しいといえば、今月末にも登場するWindows8(強引)。パッケージの新規インストール用が廃止、DSP版が単独で買える、安いスタンダード版を買っても後でProへのアップフレードパックだけ購入できるなど、7までの代より買いやすくなりそうです。もう少し安くなるともっと良かったんですが。
UIが大きく変更になったことだけでまだ発売もされていないのに酷評を受けている8ですが、利点だって決して無いわけではないのです。

アプリに合わせてサウンド再生を細かく制御するWindows 8


サウンド関係の記事ですがその部分は読み飛ばし、後半見出しの真ん中あたりをみてみましょう。動画のことについて少し触れられています。

" ビデオキャプチャーに関しては、Windows 8ではプログラムが大きく変更されている。従来の「DirectShow Capture API」ではなく、新たに作られた「Windows 8 Media Foundation Capture API」を使うようになった。これによりエンコード性能があがり、CPU使用率を下げることが可能になったという。WMVファイルのデコードでは、Windows 7ではCPU負荷が32%だったのに対して、Windows 8では14%に下がった。またキャプチャー画像のプレビューでは、同じく27%が8%に下がっている。"

キャプチャーの方式が変更されることにより、動画取り込みや再生時にCPUの負担が7以上に減ることが記されています。デコード処理が軽くなったということは、一度動画ファイルをデコードするエンコード処理も軽くなり、結果エンコード速度が速くなる可能性があるということではないでしょうか、ちょっと強引な読み方ですが。
一応Windows8でのムービーメーカーでのエンコード処理が高速化されている、という報告もあるんですよ。

APU を実際に使ってみた [応用編]


記事内ではGPGPUのアクセラレーションの可能性を指摘していますが、わたしはこのような8でのデコード処理が軽くなった点がエンコードが高速になった一因ではないかと思っています。
もちろん全部のエンコードソフトが高速になるわけではないでしょう。その中でWindowsムービーメーカーは当然OSに最適化されているでしょうから、もっとも恩恵を受けられるソフトの一本と考えられます。ちなみにWindows7のムービーメーカーは現在H.264/AVCへのエンコードが可能になっており、アスペクト比1:1(1920x1080とか1280x720とか)ならまぁまぁ作ることが出来ます。画質はいまひとつですが、MPEG2-TSも読み込ませることが出来ますし。
実際使えるかどうかは別として、Windows8が出る前にWindows7でムービーメーカーを使い、データをとっておきましょうか。ちなみにあとでWindows8にするつもりのFX8120+GeForceGT640な環境で、前に使った48分のMPEG2-TSファイルの動画を1280x720のH.264に変換したところ、CPU稼働率70〜80%で37分25秒とTMVW5の半分以下で終わらせることが出来ました。画質もそれなりですが。Windows8アップグレード権はもう一つあるので、念のためTrinityも計測しておいて一時的にでもWindows8をインストールして、比べてみることにしましょうか。

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