引き続きAMDブロガー勉強会、APU部門についての報告と、仮まとめを行います。会の件においてはいったんこれで終わりとなりますが、例の「新製品」に関しての部分は10月3日以降に再び書きます。もしかしたら、「新製品」はギリギリまで届かないかも知れませんし、仮に10月3日までに「新製品」が届かなくても記事の執筆は行います、個人的にも書きたいことが書けなくてムズムズしているところはありますので。
第3部として「AMDにおけるGPGPUとヘテロジーニアスコンピューティングの歴史」と題する講義が行われました。ただ、この時点で時刻は21時を少し回っていました。配られた予定表によると、全部終了するのが21時。ちらと漏れたフタッフさんの発言から考えると、多少の休憩時間を挟んで21時になる予定だったわけなんです。ところがなんだかんだで時間は押し、休憩なんか入れている余裕なし、となって最後のスケジュール突入となりました。正直わたしもそうですが、みなさん少しお疲れ気味の中、話は一気に難しくなったために少々だれてしまったように思います。ここら辺まだ回数が浅いので日本AMDもブロガー向け勉強会の時間進行具合を把握していないのか、時間調整が少し甘いかな? と言う気がします。次回以降は改善して欲しいですね。
なので、わたしとしてももう一つ頭の中に入りきらなかった最後の講義ですが、タイトルこそ「歴史」と銘打っているものの、実際にはAMDとしてのGPGPU、AMDではAPUを使うためにヘテロジーニアスコンピューティング(まぁCPUとGPGPUを両方演算処理に使うような、アーキテクチャのことなるプロセッサを同時に使うようなもののようです)という用語の方を推しだしているようですが、それへの取り組みがメインとなっています。目的はGPGPUの処理をOPEN CLとすること。もともとはBrook+という規格でGPGPUを実現しようとしていたのですが、OPEN CLの1.0が公開されるやいなやBrook+をOPEN CLに対応させています。もちろん簡単にOPEN CL対応と書きましたが、対応機器にはそれぞれアーキテクチャの違いも存在し、そう簡単にはいきません。そこでCALという中間処理を行い、アーキテクチャの違いを吸収する方向をAMDは示しています。その先についてはまだちょっと書けませんが、これからは単にx86アーキテクチャによるCPUパワーだけで全てがまかなわれるのではなく、OPEN CL処理が通常のソフトにおいて普通に利用されるようになり、お互いの得意分野を活かす形で実行される総合力が問われるAPUが重要になっていくであろう未来を、AMDは考えているようです。もちろんCPUにRADEONなどを別に装着してもOPEN CLは使えますが、パーソナル・コンピュータ全体の方向としてはより小型な方向に向いているわけですから、タワー型など大型機はともかく一般に使われるPCやタブレットPCにおいて、APUの重要性は否応無しに増していくことになるでしょう。
ここで軽いデモが行われました。APUでOPEN CLの処理を行っている最中には、GPUは使われていてもCPUがあまり使われていないという姿を目で見てもらおうという物です。と、言ってもノートパソコンを持ってきてデモソフトを走らせただけですが。さらに、持ってきたノーパソがおそらくE-450かE-350を搭載したものだったため、処理は非常に遅く、デモソフトも走っている様子がほとんど分かりませんでした。ただ、これだけ遅いCPUを使ったAPUにもかかわらず、CPU項目の利用率がほとんど上がらなかっただけは分かりましたが。
デモに使ったソフト、一つはAMDシステムモニターというソフトで、これはAMDのサイトからダウンロード出来ます。基本APU向きのソフトで、APUを使った時のみCPU/GPUの利用割合が表示されます。普段GPUの処理がなされていることを気にしないブラウザ利用時に使ったりすると、思った以上にGPUが利用されていることが分かり、なんとなく楽しくなってしまったりします。
もう一つのグラフィックを使ったデモソフトは特にソフト名を聞いた覚えが無く(忘れているだけかも知れませんが)デモ画面もほとんど動いていなかったので確実ではありませんが、おそらくGPGPUベンチマークというソフト。RADEONやAPUの場合OPEN CLが選べ、先のシステムモニターと併用することでCPUとGPU負担の具合を調べられます。
ちなみに手持ちのA8-3850なPCで実行したところ、ちょっと相性が悪いのかフルスクリーンモードは動かなかったので非フルスクリーンで実行すると、約147GFLOPSとまぁまぁな数値が出、動きもスムーズでした。余談ですが、ブラウザを使いながら実行すると43GFLOPSあたりまで容赦なく落ちます。ブラウザってこんなにGPU使っていたんだ、と感心するやら笑えるやらするくらい。
ついでに手持ちのPCもう一台、FX-8120+GeForceGT640でも試してみました。GeForceの場合OPEN CLとCUDAの両方が選べますが、実行内容はやはり非スクリーンでCUDAで197GFLOPS、OPEN CLで184GFLOSとさすがの数字。CUDAの方が数字が高いのはCUDAがOPEN CLより優れているというよりも、GeForcdeやドライバがそちらに最適化されていると解釈すべきでしょう。
この後は質疑応答でしたが・・・。やっぱり書けないので省略
以上、駆け足で書いてみました。この章にいたっては、わたしの理解度が十分でないためにわかりにくいことと、まだ明かせない部分あるためにどこか奥歯に挟まったような書き方になった点をお詫びします。AMDが単にCPUパワーだけを考えてAPUを作っているわけではなく、OPEN CLの普及のためにAPUを押していることだけでも分かって下さい。
勉強会自体は、中身以上に実行されることに意義があったように思います。抽選だろうと選ばれたことは名誉ですし、スタッフの説明を聞き、製品を手に取れば、誰だってAMDが好きになってしまうでしょう。そのうえで、同じCPUメーカーでもIntelとは向いている方向が必ずしも同じではないことも理解出来ました。今までは判官贔屓の面が強かったんですが、これからは胸を張ってAMDを使って行けそうです、Intelも使いますけど。
ただ、その上で苦言を言わせてもらいますと、今回のような「まだ書いちゃダメ」な項目が多岐にわたると書く際にやはり困ります。また、情報解禁日までに時間があるため、せっかく会の時点で感じたインスピレーションも記事に反映しづらくなってしまうでしょう。これはブロガー・AMDお互いの損です。
良い点
・会が実行された、そしてこれからもされるということ
・AMDという存在を身近に感じるようになり、前より好きに慣れた
・人に良い点についてだけでも説明が出来るくらいの知識は身についた
・まだもらってないけど、おみやげはうれしい
良くなかった点
・東京在住者以外は参加が厳しい(これは仕方ないか)
・「まだ書くな」項目が多いため、どこまで書いていいのか分からなくなるので記事を書くのが難しくなる
・パフォーマンスノーパソの技術説明が多く、集まったブロガーの興味と少々ズレがあった
・時間配分に対する配慮が足りない。結果、終盤疲れを感じた
・おみやげが後日発送・・・。これはやはりがっかりですわ
第3部として「AMDにおけるGPGPUとヘテロジーニアスコンピューティングの歴史」と題する講義が行われました。ただ、この時点で時刻は21時を少し回っていました。配られた予定表によると、全部終了するのが21時。ちらと漏れたフタッフさんの発言から考えると、多少の休憩時間を挟んで21時になる予定だったわけなんです。ところがなんだかんだで時間は押し、休憩なんか入れている余裕なし、となって最後のスケジュール突入となりました。正直わたしもそうですが、みなさん少しお疲れ気味の中、話は一気に難しくなったために少々だれてしまったように思います。ここら辺まだ回数が浅いので日本AMDもブロガー向け勉強会の時間進行具合を把握していないのか、時間調整が少し甘いかな? と言う気がします。次回以降は改善して欲しいですね。
なので、わたしとしてももう一つ頭の中に入りきらなかった最後の講義ですが、タイトルこそ「歴史」と銘打っているものの、実際にはAMDとしてのGPGPU、AMDではAPUを使うためにヘテロジーニアスコンピューティング(まぁCPUとGPGPUを両方演算処理に使うような、アーキテクチャのことなるプロセッサを同時に使うようなもののようです)という用語の方を推しだしているようですが、それへの取り組みがメインとなっています。目的はGPGPUの処理をOPEN CLとすること。もともとはBrook+という規格でGPGPUを実現しようとしていたのですが、OPEN CLの1.0が公開されるやいなやBrook+をOPEN CLに対応させています。もちろん簡単にOPEN CL対応と書きましたが、対応機器にはそれぞれアーキテクチャの違いも存在し、そう簡単にはいきません。そこでCALという中間処理を行い、アーキテクチャの違いを吸収する方向をAMDは示しています。その先についてはまだちょっと書けませんが、これからは単にx86アーキテクチャによるCPUパワーだけで全てがまかなわれるのではなく、OPEN CL処理が通常のソフトにおいて普通に利用されるようになり、お互いの得意分野を活かす形で実行される総合力が問われるAPUが重要になっていくであろう未来を、AMDは考えているようです。もちろんCPUにRADEONなどを別に装着してもOPEN CLは使えますが、パーソナル・コンピュータ全体の方向としてはより小型な方向に向いているわけですから、タワー型など大型機はともかく一般に使われるPCやタブレットPCにおいて、APUの重要性は否応無しに増していくことになるでしょう。
ここで軽いデモが行われました。APUでOPEN CLの処理を行っている最中には、GPUは使われていてもCPUがあまり使われていないという姿を目で見てもらおうという物です。と、言ってもノートパソコンを持ってきてデモソフトを走らせただけですが。さらに、持ってきたノーパソがおそらくE-450かE-350を搭載したものだったため、処理は非常に遅く、デモソフトも走っている様子がほとんど分かりませんでした。ただ、これだけ遅いCPUを使ったAPUにもかかわらず、CPU項目の利用率がほとんど上がらなかっただけは分かりましたが。
デモに使ったソフト、一つはAMDシステムモニターというソフトで、これはAMDのサイトからダウンロード出来ます。基本APU向きのソフトで、APUを使った時のみCPU/GPUの利用割合が表示されます。普段GPUの処理がなされていることを気にしないブラウザ利用時に使ったりすると、思った以上にGPUが利用されていることが分かり、なんとなく楽しくなってしまったりします。
もう一つのグラフィックを使ったデモソフトは特にソフト名を聞いた覚えが無く(忘れているだけかも知れませんが)デモ画面もほとんど動いていなかったので確実ではありませんが、おそらくGPGPUベンチマークというソフト。RADEONやAPUの場合OPEN CLが選べ、先のシステムモニターと併用することでCPUとGPU負担の具合を調べられます。
ちなみに手持ちのA8-3850なPCで実行したところ、ちょっと相性が悪いのかフルスクリーンモードは動かなかったので非フルスクリーンで実行すると、約147GFLOPSとまぁまぁな数値が出、動きもスムーズでした。余談ですが、ブラウザを使いながら実行すると43GFLOPSあたりまで容赦なく落ちます。ブラウザってこんなにGPU使っていたんだ、と感心するやら笑えるやらするくらい。
ついでに手持ちのPCもう一台、FX-8120+GeForceGT640でも試してみました。GeForceの場合OPEN CLとCUDAの両方が選べますが、実行内容はやはり非スクリーンでCUDAで197GFLOPS、OPEN CLで184GFLOSとさすがの数字。CUDAの方が数字が高いのはCUDAがOPEN CLより優れているというよりも、GeForcdeやドライバがそちらに最適化されていると解釈すべきでしょう。
この後は質疑応答でしたが・・・。やっぱり書けないので省略
以上、駆け足で書いてみました。この章にいたっては、わたしの理解度が十分でないためにわかりにくいことと、まだ明かせない部分あるためにどこか奥歯に挟まったような書き方になった点をお詫びします。AMDが単にCPUパワーだけを考えてAPUを作っているわけではなく、OPEN CLの普及のためにAPUを押していることだけでも分かって下さい。
勉強会自体は、中身以上に実行されることに意義があったように思います。抽選だろうと選ばれたことは名誉ですし、スタッフの説明を聞き、製品を手に取れば、誰だってAMDが好きになってしまうでしょう。そのうえで、同じCPUメーカーでもIntelとは向いている方向が必ずしも同じではないことも理解出来ました。今までは判官贔屓の面が強かったんですが、これからは胸を張ってAMDを使って行けそうです、Intelも使いますけど。
ただ、その上で苦言を言わせてもらいますと、今回のような「まだ書いちゃダメ」な項目が多岐にわたると書く際にやはり困ります。また、情報解禁日までに時間があるため、せっかく会の時点で感じたインスピレーションも記事に反映しづらくなってしまうでしょう。これはブロガー・AMDお互いの損です。
良い点
・会が実行された、そしてこれからもされるということ
・AMDという存在を身近に感じるようになり、前より好きに慣れた
・人に良い点についてだけでも説明が出来るくらいの知識は身についた
・まだもらってないけど、おみやげはうれしい
良くなかった点
・東京在住者以外は参加が厳しい(これは仕方ないか)
・「まだ書くな」項目が多いため、どこまで書いていいのか分からなくなるので記事を書くのが難しくなる
・パフォーマンスノーパソの技術説明が多く、集まったブロガーの興味と少々ズレがあった
・時間配分に対する配慮が足りない。結果、終盤疲れを感じた
・おみやげが後日発送・・・。これはやはりがっかりですわ