前回、東京までやってきて日本AMDに向かったわたし。そしてそれを待ち受けていたのは
![]()
地元じゃありえない高層ビル。
![]()
そして34FのAMDのロビーでした。
ビルは昼間撮影したものですから夜ついたときとはだいぶ印象が異なりますし、AMDのロビーも当然受付の人がいます。ちなみに名前(本名)を言うだけで、簡単に通してもらえました。思ったより簡単。会議室はすでに何人か人がいましたが、シーンとして誰も口を利きません。もう少しブロガーどうしのやり取りとかあるのかな? と予想していたのでちょっと肩透かしな気分でしたが。席は適当に座ります。目の前には山のようなおみやげ・・・というわけでもなく、お弁当と飲料水の他はほとんどが勉強会用の資料です。それ以外にAMD特性ボールペンとノートが用意されています。念のため筆記用具は持ってきたのですが、要らなかったみたいですね。あとは使い方のよくわからないバンド?とか・・・。
![]()
お約束、お弁当の中身。サンドイッチとフライドポテト、それにお水です。結構お腹が膨れるボリュームがあります。
さて、19時30分となり、AMDスタッフの方々も入ってきて勉強会が始まります。席はほぼ満席でしたが、ひとつ空いていたかな?
その中で、今回のエントリーでは「APUの省電力機能」について取り上げたいと思います。ただ、ここで取り上げるAPUは全項目にわたってモバイル用、つまりノートパソコン用のものを差します。それだけAMDはノートへの進出にかけているのです。質疑応答の中で「AMDAPU搭載のノートパソコンがあまり市場で見かけない」というものがありました。日本AMDとしてはそれなりの種類は出ていると解釈していたようですが、我々から見ればとてもそうは思えません。実際、通販専用機などがその多くを占めるようです。日本AMD側も認めていましたが、ノートPCにおけるAMDの国内シェアはせいせい4%ときわめて低く、それにしては多い、という意味なのでしょう。今回のモバイル用第二世代APUに省電力機能を盛り込んだのは、この状況を打破したい気合の現れでしょうか。
言うまでもないことですが、APUは単体CPU+GPUと比べて消費電力を少なく抑えることが出来ます。余計なバスのやり取りを大幅に抑えることが出来るわけですから。ただ、「APUだから省電力」というだけではダメでなわけです。PCにおける発熱の2大原因であるAPUとGPUをひとつのパッケージとし、ひとつのクーラーで冷やすわけですから相当の工夫がないとひとつのクーラーではまかないきれません。
そのため、モバイルAPUではターボコア機能が積極的に使用されます。普段はなるだけ抑えておき、必要なときだけCPUのクロックをあげ、本来のパフォーマンスを引き出すというわけです。デスクトップのターボの発想とは、やっていることは同じでも原点は異なるのですね。「如何に余分な時に電力を使わないか」これが大事なのです。
第2世代APUではこれがもうひとつ進んでいます。AMDではコンピュートユニット(以下CU)と呼ぶモジュール単位でターボコアを調整できるため、その調整のハブとなるNorthBridge(2チップ構成のノースブリッジがAPUパッケージに入っているようなもの)の消費電力が少なくすみます。また、GPU部分もCUと同等の扱いとし、たとえばCUが2個入っているAPUではCU2個+GPUの3つでTDP調整を行い、休んでいる分の熱量を他のユニットにまわしているのです。そうなると、ソフトエンコード時などGPUの利用は極端に少なくなっているのに対しCPUには可能な限りパフォーマンスをまわしたい、などのような場合、CPUよりAPUの方がターボが利きやすくなることも考えられるわけです。CPUとGPUが独立している場合、いくらGPUの熱があまっていてもCPUにまわすことは出来ませんからね。その逆もまたアリで、CUをあまり消費せず、GPUにパフォーマンスを振り分けたいゲームなどの場合もAPUのターボコアが威力を発揮します。それでいて電力消費はそれほど上がらない・・・という理想的な環境が実現できることになります。
ここでAMDさん、もっと具体的に見てもらおうと、こんなPCを出してきました。
![]()
第2世代APU用ノートPCの試作型の一番古いものだそうです。でかいです。ノートというより一体型デスクトップ機という面構えです。動いているOSは、英語版のWindows7と思われます。普段から開発用は英語版なのか、説明のスタッフさんは、日本語版のWindowsに書かれている用語を知らなかった場面が見受けられました。なお、左上に写っているクーラーファンの部分はRADEON、つまり単体GPUで、miniPCI-Expressでつながっています。右側クーラーファンの下にあるのはAPUなので本来GPUは不要なはずですが、さまざな状態を検証するために必要ということで用意されているとのことです。そして、この部分がこのあと実験に使われることになります。
その前にAMDスタッフさん、一度ターボコアの動きと省電力の関係を見てもらおうとしたのですが、引っ張り出してきたのがAMD愛好家にはおなじみのフリーソフト、K10Stat。ところが第2世代APUはまだ世に出たばかりなので、K10statは対応してないんですよねぇ。事前のテストでそれは分かっていたはずなんですが、少々悪あがきでもう一回やってましたが、案の定うまくいかず。しょうがないので、本来は社外秘である社内用ツールで試すことに。社外秘ツールなので撮影は遠慮してくれ、といわれていたのでカメラを構えていなかったのですが、
いきなりツールが落ちてプロジェクターに表示された画面がいわゆる"ブルスク"に(会場内爆笑)
しまった、撮影しそこねた。あわてて他のスタッフさん、「試作機なのでこうなっただけで、製品版はちゃんとしてますから」と言い訳してました。
さて、APUの省電力機能としてもうひとつ実験がありました。おそらく発売中のASUSのノートパソコン、K55DRで使われているものと思われますが、APUとは他にGPUを搭載しているノーパソでの利用の際の省電力機能です。
モバイルでのAPUとGPUの両搭載のことを"スイッチャブルグラフィックス"とAMDでは呼んでいるとのことです。デスクトップ機でのクロスファイヤのときは特に気にも留めず両方のGPUがうなりますが、モバイルの場合デュアル化だけでなく、切り替えを想定して設計されています。それをスイッチャブルグラフィックスの、現在のバージョン4.0ではプロファイルに登録することで、APU単体か、デュアルで使うかをアプリケーション単位で自分で決められるというわけです。自動より気が利いていますね。
それに加え、POWER Express5.0と呼んでいましたが、この切り替えの際にそのうちのDynamic Zeroが使われるとのことです。先の試作機でも書きましたが、別GPUはminiPCI Expressで接続されています。こっちが使われない間はGPUの電源を切るのはもちろんPCI Expressの電力も無駄、ということで、そこへの電力もカットすることで、APU単体で動作するときは、GPUが入っていないと仮定した時と同じ消費電力まで落とそうという技術がDynamic Zeroです。
これは実験が行われました。まず、GPUを抜いてしまってから起動し、電力をチェックします。確か15.7Wくらいでした。「もっとガシガシ設定すると8Wくらいまで落とせるんですけど」と、少々自慢げに語るスタッフさん。15Wでも、サイズを考えたら十分省電力な気がします。
続いてGPUを差しなおして起動、GPUファンがうなりをあげます。正直言ってやかましい。電力も50Wちょいくらいまで上がったでしょうか。その間、なにやらWindows上から設定項目を弄り回していましたが、突然ガクンとGPUファンが止まってしまいました、壊れたんじゃないかと思うほど劇的に。もちろん壊れていません、消費電力も15.7〜8に戻っています。Dynamic Zeroが発動した瞬間でした。
これらの技術により、第2世代モバイル向けAPUは第1世代と比べワットあたりのパフォーマンスを2倍に高めたと語っていました。当然ですが性能を2倍に引き上げられるということではなく、ほぼ同等の性能ならAPU部分の消費電力を半分にまで落とせるという意味でしょう。また、もっとも低いTDPの17Wで動作する第2世代モバイル用APUは、はっきり「ウルトラブック対抗」といっていました。UltraBookはIntelの登録商標なのでUltraThinとAMDでは呼びますが、いずれ登場することでしょう。思ったよりモバイル用第2世代APUは高機能である印象を受けました、もちろんそうなるように構成してあったからなんですが。
ただ、今回集まったブロガーは全員PCを自分で組み立てている人間です、参加資格に「PCを自分で組み立てられる」ことが求められていましたから。つまり、参加者のメイン機はデスクトップやタワーであり、ノートにパフォーマンスをそれほど求めていません。GPUを2個つんでゲームをサイズや価格の割りにパワフルに動かすノートより、GPUはAPU内蔵で十分なサブPCとしての利用や出先で使うためのUltraThinのノーパソの方が今後利用するだろう環境に近いはずなのです。ところが、AMDの説明はほぼパフォーマンスの高いノートパソを省電力で動かすための技術の説明に終始していました。これはわたしらとの意識のズレを感じます。わたしらのようなタイプの方が普通のノーパソユーザーよりもそういう技術に関心を持ち、噛み砕いて説明できると考えてのことなのでしょうが、せっかくの勉強会なのですから、集まったユーザーの利用環境を想定した内容であって欲しかったように思います。「新製品」に関しての部分は、その期待に立派に沿うものだったのですけど、これは後の楽しみに。
ちょっとどうでもいい話。日本AMDのスタッフさん、何人か出てきてしゃべられたのですが、みなさん第1世代APUを「リャノ」と発音しておられていました。第1世代APUのコードネーム表記はLlano。2文字目をIと読み間違えてLianoやLIanoと書き、リャノと読むケースはAPU登場当初はよくありましたが、すでに2文字目がLの小文字であることは知られた事実。資料の中にも"LLANO"と書かれていた部分がありますので、それは間違いないはずです。つまり、Llanoと書きますが、読み方は「ラノ」ではなく「リャノ」が日本AMDの解釈というわけです。これからは我々もLlanoと書いて「リャノ」と読みましょう、もう遅いかも知れませんが(^^;)

地元じゃありえない高層ビル。

そして34FのAMDのロビーでした。
ビルは昼間撮影したものですから夜ついたときとはだいぶ印象が異なりますし、AMDのロビーも当然受付の人がいます。ちなみに名前(本名)を言うだけで、簡単に通してもらえました。思ったより簡単。会議室はすでに何人か人がいましたが、シーンとして誰も口を利きません。もう少しブロガーどうしのやり取りとかあるのかな? と予想していたのでちょっと肩透かしな気分でしたが。席は適当に座ります。目の前には山のようなおみやげ・・・というわけでもなく、お弁当と飲料水の他はほとんどが勉強会用の資料です。それ以外にAMD特性ボールペンとノートが用意されています。念のため筆記用具は持ってきたのですが、要らなかったみたいですね。あとは使い方のよくわからないバンド?とか・・・。

お約束、お弁当の中身。サンドイッチとフライドポテト、それにお水です。結構お腹が膨れるボリュームがあります。
さて、19時30分となり、AMDスタッフの方々も入ってきて勉強会が始まります。席はほぼ満席でしたが、ひとつ空いていたかな?
その中で、今回のエントリーでは「APUの省電力機能」について取り上げたいと思います。ただ、ここで取り上げるAPUは全項目にわたってモバイル用、つまりノートパソコン用のものを差します。それだけAMDはノートへの進出にかけているのです。質疑応答の中で「AMDAPU搭載のノートパソコンがあまり市場で見かけない」というものがありました。日本AMDとしてはそれなりの種類は出ていると解釈していたようですが、我々から見ればとてもそうは思えません。実際、通販専用機などがその多くを占めるようです。日本AMD側も認めていましたが、ノートPCにおけるAMDの国内シェアはせいせい4%ときわめて低く、それにしては多い、という意味なのでしょう。今回のモバイル用第二世代APUに省電力機能を盛り込んだのは、この状況を打破したい気合の現れでしょうか。
言うまでもないことですが、APUは単体CPU+GPUと比べて消費電力を少なく抑えることが出来ます。余計なバスのやり取りを大幅に抑えることが出来るわけですから。ただ、「APUだから省電力」というだけではダメでなわけです。PCにおける発熱の2大原因であるAPUとGPUをひとつのパッケージとし、ひとつのクーラーで冷やすわけですから相当の工夫がないとひとつのクーラーではまかないきれません。
そのため、モバイルAPUではターボコア機能が積極的に使用されます。普段はなるだけ抑えておき、必要なときだけCPUのクロックをあげ、本来のパフォーマンスを引き出すというわけです。デスクトップのターボの発想とは、やっていることは同じでも原点は異なるのですね。「如何に余分な時に電力を使わないか」これが大事なのです。
第2世代APUではこれがもうひとつ進んでいます。AMDではコンピュートユニット(以下CU)と呼ぶモジュール単位でターボコアを調整できるため、その調整のハブとなるNorthBridge(2チップ構成のノースブリッジがAPUパッケージに入っているようなもの)の消費電力が少なくすみます。また、GPU部分もCUと同等の扱いとし、たとえばCUが2個入っているAPUではCU2個+GPUの3つでTDP調整を行い、休んでいる分の熱量を他のユニットにまわしているのです。そうなると、ソフトエンコード時などGPUの利用は極端に少なくなっているのに対しCPUには可能な限りパフォーマンスをまわしたい、などのような場合、CPUよりAPUの方がターボが利きやすくなることも考えられるわけです。CPUとGPUが独立している場合、いくらGPUの熱があまっていてもCPUにまわすことは出来ませんからね。その逆もまたアリで、CUをあまり消費せず、GPUにパフォーマンスを振り分けたいゲームなどの場合もAPUのターボコアが威力を発揮します。それでいて電力消費はそれほど上がらない・・・という理想的な環境が実現できることになります。
ここでAMDさん、もっと具体的に見てもらおうと、こんなPCを出してきました。

第2世代APU用ノートPCの試作型の一番古いものだそうです。でかいです。ノートというより一体型デスクトップ機という面構えです。動いているOSは、英語版のWindows7と思われます。普段から開発用は英語版なのか、説明のスタッフさんは、日本語版のWindowsに書かれている用語を知らなかった場面が見受けられました。なお、左上に写っているクーラーファンの部分はRADEON、つまり単体GPUで、miniPCI-Expressでつながっています。右側クーラーファンの下にあるのはAPUなので本来GPUは不要なはずですが、さまざな状態を検証するために必要ということで用意されているとのことです。そして、この部分がこのあと実験に使われることになります。
その前にAMDスタッフさん、一度ターボコアの動きと省電力の関係を見てもらおうとしたのですが、引っ張り出してきたのがAMD愛好家にはおなじみのフリーソフト、K10Stat。ところが第2世代APUはまだ世に出たばかりなので、K10statは対応してないんですよねぇ。事前のテストでそれは分かっていたはずなんですが、少々悪あがきでもう一回やってましたが、案の定うまくいかず。しょうがないので、本来は社外秘である社内用ツールで試すことに。社外秘ツールなので撮影は遠慮してくれ、といわれていたのでカメラを構えていなかったのですが、
いきなりツールが落ちてプロジェクターに表示された画面がいわゆる"ブルスク"に(会場内爆笑)
しまった、撮影しそこねた。あわてて他のスタッフさん、「試作機なのでこうなっただけで、製品版はちゃんとしてますから」と言い訳してました。
さて、APUの省電力機能としてもうひとつ実験がありました。おそらく発売中のASUSのノートパソコン、K55DRで使われているものと思われますが、APUとは他にGPUを搭載しているノーパソでの利用の際の省電力機能です。
モバイルでのAPUとGPUの両搭載のことを"スイッチャブルグラフィックス"とAMDでは呼んでいるとのことです。デスクトップ機でのクロスファイヤのときは特に気にも留めず両方のGPUがうなりますが、モバイルの場合デュアル化だけでなく、切り替えを想定して設計されています。それをスイッチャブルグラフィックスの、現在のバージョン4.0ではプロファイルに登録することで、APU単体か、デュアルで使うかをアプリケーション単位で自分で決められるというわけです。自動より気が利いていますね。
それに加え、POWER Express5.0と呼んでいましたが、この切り替えの際にそのうちのDynamic Zeroが使われるとのことです。先の試作機でも書きましたが、別GPUはminiPCI Expressで接続されています。こっちが使われない間はGPUの電源を切るのはもちろんPCI Expressの電力も無駄、ということで、そこへの電力もカットすることで、APU単体で動作するときは、GPUが入っていないと仮定した時と同じ消費電力まで落とそうという技術がDynamic Zeroです。
これは実験が行われました。まず、GPUを抜いてしまってから起動し、電力をチェックします。確か15.7Wくらいでした。「もっとガシガシ設定すると8Wくらいまで落とせるんですけど」と、少々自慢げに語るスタッフさん。15Wでも、サイズを考えたら十分省電力な気がします。
続いてGPUを差しなおして起動、GPUファンがうなりをあげます。正直言ってやかましい。電力も50Wちょいくらいまで上がったでしょうか。その間、なにやらWindows上から設定項目を弄り回していましたが、突然ガクンとGPUファンが止まってしまいました、壊れたんじゃないかと思うほど劇的に。もちろん壊れていません、消費電力も15.7〜8に戻っています。Dynamic Zeroが発動した瞬間でした。
これらの技術により、第2世代モバイル向けAPUは第1世代と比べワットあたりのパフォーマンスを2倍に高めたと語っていました。当然ですが性能を2倍に引き上げられるということではなく、ほぼ同等の性能ならAPU部分の消費電力を半分にまで落とせるという意味でしょう。また、もっとも低いTDPの17Wで動作する第2世代モバイル用APUは、はっきり「ウルトラブック対抗」といっていました。UltraBookはIntelの登録商標なのでUltraThinとAMDでは呼びますが、いずれ登場することでしょう。思ったよりモバイル用第2世代APUは高機能である印象を受けました、もちろんそうなるように構成してあったからなんですが。
ただ、今回集まったブロガーは全員PCを自分で組み立てている人間です、参加資格に「PCを自分で組み立てられる」ことが求められていましたから。つまり、参加者のメイン機はデスクトップやタワーであり、ノートにパフォーマンスをそれほど求めていません。GPUを2個つんでゲームをサイズや価格の割りにパワフルに動かすノートより、GPUはAPU内蔵で十分なサブPCとしての利用や出先で使うためのUltraThinのノーパソの方が今後利用するだろう環境に近いはずなのです。ところが、AMDの説明はほぼパフォーマンスの高いノートパソを省電力で動かすための技術の説明に終始していました。これはわたしらとの意識のズレを感じます。わたしらのようなタイプの方が普通のノーパソユーザーよりもそういう技術に関心を持ち、噛み砕いて説明できると考えてのことなのでしょうが、せっかくの勉強会なのですから、集まったユーザーの利用環境を想定した内容であって欲しかったように思います。「新製品」に関しての部分は、その期待に立派に沿うものだったのですけど、これは後の楽しみに。
ちょっとどうでもいい話。日本AMDのスタッフさん、何人か出てきてしゃべられたのですが、みなさん第1世代APUを「リャノ」と発音しておられていました。第1世代APUのコードネーム表記はLlano。2文字目をIと読み間違えてLianoやLIanoと書き、リャノと読むケースはAPU登場当初はよくありましたが、すでに2文字目がLの小文字であることは知られた事実。資料の中にも"LLANO"と書かれていた部分がありますので、それは間違いないはずです。つまり、Llanoと書きますが、読み方は「ラノ」ではなく「リャノ」が日本AMDの解釈というわけです。これからは我々もLlanoと書いて「リャノ」と読みましょう、もう遅いかも知れませんが(^^;)