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Channel: 録画人間の末路 -
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AMD、APUに新型投入・・・本当に売ってくれるの?

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戯れに、TMPGEnc Video Mastering Works 5をFX-8120機にインストール、エンコードタイムを計ってみました。Vista64でやっても参考にならないのは理解した上で。

素材:m2ts(H.264/AVC)、1440x1080 約58分
エンコード設定:インターレース保持、リサイズなし、速度標準、VBR1pass、x264、プレビューなし

インストール先PC:
AMD FX-8120
WindowsVista HomePremium 64bit
DDR3-1333 12GB(RAMDISK 4GB) 一時ファイルはRAMDISKに
990FXチップセット
GeForce9800GT(CUDA OFF)
ソフトインストール先はSSD、素材保管元・出力先はHDDでそれぞれ別個体

通常利用時(クロック定格、電圧1.10Vまでダウン、TURBO有効)
1時間16分55秒

偽8150状態(8150相当の3.6GHz、TURBO時3.9GHz、電圧定格)
1時間7分37秒

参考:"Windows7 Proffesional 64bit、Corei7 2600K定格TURBO&HT有効 DDR3-1333 12GB、Z68チップセット、内蔵GPU"なパソコンで同じファイルを同条件でエンコードした時のタイム
1時間6分17秒

これを「結局2600Kにおよばない」と見るか、「ベンチマークテストなどの結果と比べるとずいぶん健闘している」と見るかは人それぞれだけど、Intelに最適化されているTMPGでこの成績はAMDとしては立派じゃないかと思います。まぁ消費電力はだいぶ差があるとは思いますが。


さてさて、そのAMDからAPUの新型が発表されたわけなんですが。

AMD、倍率ロックフリーのA8-3870KなどAシリーズに最上位製品を追加
〜デスクトップは3GHz、モバイルは2GHzに到達


新型の追加は結構ですけど、ちゃんと市販されるか、の方が心配です。それなりに魅力を備えているAPUシリーズですが、現在特に地方ではA6-3650かA4系しか手に入りません。現在最上位のA8-3850はたまに秋葉原に出回るのがせいぜい程度の出荷量でしょう。最初に発表されたとき、一番人気になるだろうと言われたA8-3800に至ってはとうとう国内ではHPなどメーカーむけにしか出荷されませんでした。おそらくもうパッケージ品として市場に出ることは無いでしょうね、新型が出る以上、今更出ても魅力ありませんし。そういうFX-8150と併せて顧客を逃がしまくっているほど品不足状態で、新型の発表だけされてもわたしら顧客予備軍としては困る、としかいいようがありません。「どうせまたTDP65WのA8-3820はメーカー向けのみでしょ?」って嫌味の一つも言いたくなるってものです。ただ、倍率固定を外したA8-3870KとA6-3670Kの二つはメーカー向きのAPUとは思えませんから、これは組み立て市場に出てくるでしょう。でも、またA8-3870Kだけあっという間になくなって、買えるのはA6-3670Kしかないとか、そういう状況にならないとも限りませんが。
いくらIntelのSandyBridgeの内蔵GPUが比較的高機能で、動画再生もこなすと言っても、動画系ユーザーにはRADEONに対する信頼感がありますし、多くの人はまだそれを捨てていないはずです。動画愛好家向けに、どんどんAPUを出荷して欲しいものです、出来ればも少しTDP下げて。

そういう意味では、むしろモバイルの方に魅力を感じたりします。もちろんCPU部分はデスクトップ向けAPUに及びませんが、GPU部分はほぼ同等ですし、TDPは断然低いですしね。デスクトップ向けに手直ししてこっちを出して欲しいくらいです。せめてモバイルAPU組み込み済みMini-ITXマザーやMicroATXマザー、とか出たらそこそこ需要はあると思うんですが。

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