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Channel: 録画人間の末路 -
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「ゴジラをつくる」完成

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思い起こせば二年余り前、ディアゴスティーニから刊行された週刊「ゴジラをつくる」を購読して完成させようとなぜか思い立ち、地道~に組み立てを続けてきました。ゴジラそのものは80号で完成したものの、通巻100号にするためか75号からはそのゴジラを飾るディオラマのパーツが提供されるようになりました。ただ、ほとんどメカだったゴジラをつくるのとはまた違う技術を要求されるようになるため、その難度から何度もくじけそうになりましたが

ついに完成しました!!! パーツそのものはとっくに全部届いていたんですが、組み立てに時間がかかったので完成したのは昨日です。映画のシーン再現や迫力を追求するのなら向きを逆にして鉄塔の手前にゴジラを置く状態の方がいい気がしますが、ディオラマベース内にしっぽまで収めることを優先するとこっちの向きになります。まぁできた、とは言ってもチラシにあったサンプル写真とは雲泥の差。こういう模型作りを趣味としている人から見ればゴミを重ねているだけに等しい出来でしょう。もちろんその自覚はあります。なにせわたしは生まれつき関節が逆方向への"しなり"がほとんど無い先祖返りした骨格の持ち主。しなやかな動きが全くできないため、細かい工作においてはマイナス才能の持ち主なのです。おかげで人の二倍時間がかかり、かつ大雑把な作業しかできません。それでも毎日毎日、仕事が終わっては一時間ほど作業を行い、塗装や接着剤の渇き待ちが出たら作業をやめてまた明日を待つ、そういう日々を最後まで続けられたのは、根性がなくてやめる決断ができなかったことと、こういう工程を楽しいと思ってしまう性癖からです。塗料や聞いたこともない素材はディアゴスティーニから指定のものを通販で購入しましたが、道具や接着剤などは久々に模型取扱店に休日のたびに足を運んで自分で吟味して使っておりました。そして思い知らされた木工ボンドの凄さ・・・。なんであんなに安いのにあんなに便利なんだ、木工ボンド。接着に時間がかかることと、はみ出すと目立つ以外はほとんど万能だったぞ。まぁそれはおいておいて。振り返ってみると正直やり直したい、という気でいっぱいです。壊れてない方の鉄塔とかかなり手探りでやったので細部が適当になっており、ある程度組み方が分かった今の知識で一からやり直せばもう少しはマシになるかも知れません。ベース全体に持った砂の配分も、丘の上はグリーパウダーでごまかせたのでもっとベースの方に回すべきでした。指定通り丘の上に家を三棟置いたはいいのですがちょっと狭く、せっかく家の周りに配置した小道具が見えにくくなってしまいました。二つにとどめて広々と使った方が良かったように思います。と、反省点は多いですが完成を見たことで大満足です。この状態でわたしの不器用さで手を加えるとむしろ壊して取返しが付かなくなってしまう危険の方が高そうですし。二年間、長かったですが一つの作業が終了し、一つ思い残しがなくなりました。これで来月万が一のことがあっても悔いはないなぁ。

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