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Channel: 録画人間の末路 -
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なんとか黒字、でも

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以前坐骨神経痛と書いたわたしの足の調子ですが、あまりよろしくありません。一時はだいぶ良くなってきて、朝ちょっと痛いくらいだったので甘く見て「そろそろ痛み止めなしでも眠れるかどうか試そう。やっぱり痛ければ薬を飲もう」くらいに思って寝たら1時間半くらいでやっぱり足の痛みで目が覚めてしまいます。しょうがないのでいつもの即効性のある痛み止めを飲もうかと立ちあがったら、あまりの痛さに歩けません。やむを得ず這ってなんとか薬置き場までたどり着き、薬を飲んで数分(体感時間では)後、やっと痛みが落ち着いて歩けるようになりました。それからは痛みがぶり返した感じです。昼間はまぁガマンできるし急いで歩けない程度でそれほど支障はありませんが夜寝るときはまだまだつらく、当分痛み止めから離れられそうにないです。
一方、商いはそこそこ順調。わたしが事実上一人で商売をやるようになって三年、今年度決算がようやく黒字になることが確定しました。経営のノウハウも教えてもらえず、店員の時と同じ感覚でとりあえずやっていた一~二年目は不良在庫処分もあってかなりの赤字で銀行から「このまま店の資産食いつぶすおつもりですか!?」とかなりいじめられました。そこらへんの膿は全部出して、経営者としての感覚でお客さん一人一人のバランスがとれるようになって、ようやくの黒字化です。銀行に向かって中指立ててやりたい気分です、やりませんけど。まぁ従業員がいない分経費がかからないから、ってのはありますが、その分お客さんに還元するよう以前より利益ギリギリでやってますから、そこらへんは仕方なく。このご時世、特に昨年10月以降の金額的落ち込みがありながら赤字経営から黒字経営に転換できるとは、本当にありがたい限りです。さらに過去二年の赤字分があるため、少なくとも今年度は法人税は上がらないというのもありがたいことです。ただし、この数日でその黒字分が一気になくなりました。ウチは中古系の商売なんですが、20日を過ぎてから急に高額品の持ち込みが次々とやってくるようになり、5日間で過去一年間の金額の1/10に相当するお金を出しました。それでマイナスです。ただし、この出資はウチとしては将来の利益につながる一時的な赤字でしかないので、こういう動きはむしろ歓迎です。問題はなぜそういうお客さんが急に出てきたか、です。この半年ほどは数はあっても金額は少なくなった、が流れだったのに。高額品の持ち込みが多くなる流れで考えられるのは、もちろん景気が良くなった場合に起こることです。次々と良いものに買い替えるから、ちょっと前の高額品が要らなくなった、というようなバブリーな景気になった時にはあります。が、正直そういう空気が世間にあるとは考えづらいです。20日を過ぎたら急に、という流れも好景気によるものなら不自然ですし。よって考えられるのは別のパターン、不景気が一段と深刻化した場合です。一番あるのは生活費としてまとまったお金が必要な場合。次にあるのは個人経営の店や工場の月末の支払いのための金策。おそらくはどちらかの人がほとんどでしょう。中古品でもそれが可能になるほどの金額が出る品物が買えた人なのに、現在はそうした目の前のことで精一杯、なのが現在の我が街の経済状況というわけです。経営者としてならたとえそうした状況であっても店が利益を出して自分の給料が出ればそれでいいわけですが、一市民としての考えだとこうした状況は一刻も早く救済があって欲しいわけですよ。ただ、現政府および与党は未だ必要なのは「救済」ではなく「景気対策」だと思っている感がありますね。現在話し合っている今後の対策がどうなるかは分かりませんが、実行されるかどうかは別としても現金給付は見送って代わりにお肉券やお魚券、旅行券を発行する、なんて案が出てきたり「みんな銀行にお金が余っている」なんて発言が出てくる時点でああ、ダメだな、これは・・・と力を落とさずにはいられません。多分経済のトップクラスの人の話しか聞いてないんでしょう。そのうちわたしが考えている最悪の可能性の一つ、「現在社会を悪くしているのはすべてウィルスが原因だから、その対策の予算確保のために増税する」が上がってくるかも知れません。

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