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Channel: 録画人間の末路 -
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ウィルスそのもの以上の恐怖

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神は死んだ!!!!!
と思わず叫んだ一番最近の出来事。それは前から休暇のスケジュールを調整してまで楽しみにしていた某所のゴジラ上映会&スタッフトークショーが中止になったことを知ったとき。腰から崩れて文字通りorz←こんな風になってしまいました。足が痛いのですぐポーズが崩れましたけど。中止の理由は一切明かされていません。「察してね」というところなんでしょう。結局は映画館でやるものだし、当然毎日観客を入れて映画は上映されている。映画もトークショー中もそれほど観客は騒ぎ立てないし、例の新型コロナウィルスの影響も少ないだろ・・・と高をくくっていたのですが・・・。かなりギリギリになって映画館のサイトにこっそり掲載された(万が一を恐れてほとんど毎日アクセスしてた。それでもショックだった)発表、おそらく映画館側より上映会主催者側の意向でしょう。通常の上映より観客が多いことが予想されることや長時間同じ館内に滞在するということもあるでしょうし、ビビる気持ちはわからなくもないのですが、そこまで言っていたら何もできないかと。と、いうより、今は「とりあえずイベントは中止しておくのが無難」な空気があまりに世間に蔓延しすぎています。わたしの友人の話ですが、なんと会社の定期健康診断がコロナウィルスの影響を考えて、を理由に中止になったとか。第三者の視点だと、だからこそ健康診断はしたほうがいいんじゃないかと思うのですが、友人の言うにはやはり通常の勤務より多くの人が一か所に集まるから、と経営側が考えたらしいとかなんとか。ちょっとだけ「社内から病気の人間が発見される」ことを恐れて健康診断しないことにしたんじゃないか、などと考えたのですがそれはないか。現状、少なくとも地元の経済はガタガタです。実のところ、経済にダメージを与えた影響はコロナウィルスそのものより昨年の消費税増税の方が大きいと思ってます。始まったのはそちらですから。だからこそせめてパーッとイベントや各種催し物をいろいろやって、人に来てもらってなんとか街を盛り上げよう、そう画策していたところにこのコロナウィルスによる自粛ムードの押し付けで不安の声が出てきて全部パー。使った金は全部は元には戻らないのに効果はむしろマイナス、打つ手がなくなった、の方が大きい気がします。ここ最近、イヤというほどコロナウィルスが恐ろしいものとして扱われてきました。例のクルーズ船に大勢の人が隔離され、どんどんウィルスに感染していく様を報道で見て恐怖を感じなかった人はいなかったと思います。そこに来て全学校の休校の要請やイベント自粛の要請が総理大臣自らの口から出されたことによる追い打ち。もはや最低限の経営を行えるレベルへの回復の目途が立たない店や会社は少なくないでしょう。ウチなんかまだ「えー、休むの?」という問い合わせをいくつもいただいている分マシな方かも知れません~それでも、今まで数だけは保っていた商売内容がついに数までも前年同月比割れになり始めているのですが~。なのに、むしろ政府はこの経済の悪さを全部コロナウィルスの悪影響のため、と位置づけ、消費税増税の悪影響をなかったことにしようとしているようにしか見えません。キャッシュレス還元が終わったら食品の税率を上げる、がわたしの予想でしたが、「コロナウィルス対策のための予算確保のため」として、消費税そのものをもう一段階くらい上げてきそうな気さえします。あくまで素人による被害妄想ではありますので、当たらないのを祈るばかりです。これだけあらゆるものが落ち込んでいるのに、総理はオリンピックだけはやる、と言っているのはさすがに賛成できません。金はタップリつぎ込んでいるのでもう後戻りはできない、せいなんでしょうが、そんなのオリンピックだけじゃない、自粛ムードでつぶされた小さな商店街や有志のイベントだって同じことです。それに今の日本の対応ぶりじゃ他国が続々と参加を辞退しそうです。明らかに初動は間違えてましたし、今更何をやっても早期の収束は無理、それなりに時間がかかります。中止がダメならせめて延期を表明(ただ、オリンピック・パラリンピックは都市開催なのであまり国が前面に出るべきではないと思うのですが)して、決断力を見せてほしいところです。今、「この先ちゃんと生活できて生きられるのだろうか」という身近な恐怖を肌で感じています。それはウィルスそのものではない、感情に煽られた人間のとる行動の先行きという未知の怖さです。

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