昨年登場いらい充実したラインナップと性能でCPU界に君臨し続けたSandyBridgeですが、いよいよその後継となるIvyBridgeが29日から店頭に並ぶことになります。
インテルが第3世代Coreプロセッサーを発表、29日に販売開始
主な違いは、製造プロセスルールが32nmから22nmへと微細化されたことと、GPU性能の強化の二点でしょうか。CPUのパフォーマンスの向上は大きくは無いようですが、プロセスルールの微細化によって消費電力が下がったのか、TDPが77Wに下がっているのも見逃せません。チップセットも初期ロットは欠陥品だったSandyBridgeの時と違い、先行して発売することで熱心なユーザーにテストしてもらっているわけですから問題なし、安心して買えるセットになっていると思われます。消費電力が下がっているという報告の中、「下がっていない」というレビュー記事もありますので期待ほどではない?という気もしますが、少なくとも上がってはいないのでそれだけでも良しとしましょう。
SandyBridgeは考えてみたら不思議なCPUでした。一番最初に発売されたCPUの一つであるCore i7 2600kが結局1年間の間ほぼトップで有り続けたのですから。後の発売で2600Kを超える性能として発売されたのは2700Kですが、クロックが100MHz高いだけでほとんど違いはありませんでした。コアが6つに増加されたSandyBridge-Eはもちろん2600Kよりはっきり高い性能を示しましたが、代わりにパッケージがLGA1155ではなくLGA2011にする必要がありました。ひょっとして、Turboの兼ね合いもあってLGA1155は2600K以上のパフォーマンスを引き出すことが難しいアーキテクチャなんではないか、と疑っておりました。それは最初から分かっていたから真っ先に決定版を出し、下位のラインナップを充実させるにとどめたのではないか、と。
なので、再びLGA1155を採用することに一抹の不安を覚えなくもないのですが、そこは22nmが補ってくれるでしょう。実はSandyは未完成品で、Ivyこそ完成形なのかも知れません。今度はクロックの上昇などもして欲しいものです。
わたしとしてうれしいのは、前回の反省からか、倍率固定解除CPU以外でも内蔵GPU上位モデルが最初から用意されていること。Sandyの時はK付きしかGPU上位CPUが当初存在しなかったため、オーバークロック目的の購入者と争奪戦になってしまいましたが、今回は内蔵GPU派はK付きに拘る必要はなさそうです。
あと気になるのが内蔵エンコーダー。Sandyのものより高速化されているとの触れ込みもありますし。単にトランスコード時の速度を上げるだけでなく、リサイズ時やインターレース解除時の速度や画質の低下という弱点が改良されているか否か、が気になります。せっかくのCPUとの一体化なのですから、そこまで計算に入れてエンコーダーを作ることも不可能ではないはずなのですが、難しいかな?
CPUパフォーマンスを第一に考える人にはイマイチかも知れませんが、内蔵GPU派にはなかなかの魅力なIvyBridge。PCIネイティブなB75のMicroATXマザーあたり(あれば)と組み合わせて早く使って見たいですが、Z2plenueも欲しいのでちょっと先立つものが厳しい・・・。買うのは6月ころかな?
インテルが第3世代Coreプロセッサーを発表、29日に販売開始
主な違いは、製造プロセスルールが32nmから22nmへと微細化されたことと、GPU性能の強化の二点でしょうか。CPUのパフォーマンスの向上は大きくは無いようですが、プロセスルールの微細化によって消費電力が下がったのか、TDPが77Wに下がっているのも見逃せません。チップセットも初期ロットは欠陥品だったSandyBridgeの時と違い、先行して発売することで熱心なユーザーにテストしてもらっているわけですから問題なし、安心して買えるセットになっていると思われます。消費電力が下がっているという報告の中、「下がっていない」というレビュー記事もありますので期待ほどではない?という気もしますが、少なくとも上がってはいないのでそれだけでも良しとしましょう。
SandyBridgeは考えてみたら不思議なCPUでした。一番最初に発売されたCPUの一つであるCore i7 2600kが結局1年間の間ほぼトップで有り続けたのですから。後の発売で2600Kを超える性能として発売されたのは2700Kですが、クロックが100MHz高いだけでほとんど違いはありませんでした。コアが6つに増加されたSandyBridge-Eはもちろん2600Kよりはっきり高い性能を示しましたが、代わりにパッケージがLGA1155ではなくLGA2011にする必要がありました。ひょっとして、Turboの兼ね合いもあってLGA1155は2600K以上のパフォーマンスを引き出すことが難しいアーキテクチャなんではないか、と疑っておりました。それは最初から分かっていたから真っ先に決定版を出し、下位のラインナップを充実させるにとどめたのではないか、と。
なので、再びLGA1155を採用することに一抹の不安を覚えなくもないのですが、そこは22nmが補ってくれるでしょう。実はSandyは未完成品で、Ivyこそ完成形なのかも知れません。今度はクロックの上昇などもして欲しいものです。
わたしとしてうれしいのは、前回の反省からか、倍率固定解除CPU以外でも内蔵GPU上位モデルが最初から用意されていること。Sandyの時はK付きしかGPU上位CPUが当初存在しなかったため、オーバークロック目的の購入者と争奪戦になってしまいましたが、今回は内蔵GPU派はK付きに拘る必要はなさそうです。
あと気になるのが内蔵エンコーダー。Sandyのものより高速化されているとの触れ込みもありますし。単にトランスコード時の速度を上げるだけでなく、リサイズ時やインターレース解除時の速度や画質の低下という弱点が改良されているか否か、が気になります。せっかくのCPUとの一体化なのですから、そこまで計算に入れてエンコーダーを作ることも不可能ではないはずなのですが、難しいかな?
CPUパフォーマンスを第一に考える人にはイマイチかも知れませんが、内蔵GPU派にはなかなかの魅力なIvyBridge。PCIネイティブなB75のMicroATXマザーあたり(あれば)と組み合わせて早く使って見たいですが、Z2plenueも欲しいのでちょっと先立つものが厳しい・・・。買うのは6月ころかな?