ちょっと驚いた話。BCNによると2019年6月におけるCPU単体の売上シェアでIntelが50%を切って49.5%に、AMDが50.5%になって逆転した、という話が出ています。
インテル首位陥落、年内に巻き返しなるか
ただ、あくまでBCNのカバー率はネットショップを含めた日本の店頭販売の4割にとどまるため、誤差の範囲程度の差が生じ、実はIntelの方が上だった、という可能性もゼロではありませんが、それでも横に並ぶのが精いっぱいでしょう。CPU単体のシェアにおいて、まして世界的に見てもIntelが強いといわれてきた日本市場においてAMDがIntelと同等以上のシェアを確保した、それも新CPU発売直前というむしろ売上が落ち込む時期において、というのは驚きです。この時期に買う、もしくは買い替えるとしたら新CPUだけでなく新チップセット搭載のマザーも同時発売されるAMDよりしばらくメジャーモデルチェンジの予定がないIntelの方が安心して買える気がしますが。
この一因とされているのがIntel製CPUの供給不足。もっともそれが一番の理由だとすると、単体CPU自体が先月は全然売れなかった、ということになります。いくら在庫処分のために値段を下げたとは言え、ボーナスシーズンでもないこの時期に世代交代寸前のAMD製CPUが爆発的に売れるわけありませんからね。リンク先の記事に関連記事として6月中旬の単体CPU売上ランキングのリンクがありますが。
インテルよりAMDのCPUが今売れている! 6月10日から16日のCPU週間売れ筋ランキング
なぜか1位が抜けてます。まぁ写真が計算されているRyzen7 2700xでしょうね。一方Intelだけを見ると一番順位が高いのはCore i7-8700です。わたしも使っていますし、いいCPUだとは思ってますが、それでも一世代前のCPUですよ。これがトップに来るというのはそれだけ現世代が品不足という証だと思われます。
それでもAMD側も世代交代前、というハンデを抱えながら同等以上シェアを取った、というのは事実です。7日にも出ると思われる新Ryzenは内部構造も新しくなっていたり、コア数がさらに増えた上位向けがラインナップに加わったりと新鮮味があり、どう考えても当分Intelのシェアを削り続けるのではないでしょうか。一方、Intelは若干クロックの上がるリフレッシュ版くらいしか当面登場予定がなく、このまま放っておいていいのか、という気がします。まぁしょせん単体CPU市場なんて大したことはない、完成形やメーカー製、特にノートパソコンにIntel製CPUがちゃんと採用されていさえすればビジネス上は全く問題ないとは思いますが。AMDのノートパソコン向けCPU(というかAPU)のシェアも上がっているとはいえ、7%がいいところらしいですし。
ならば、Intelも少々思い切って値下げを断行してほしいものです。同じ性能で同じ値段ならやはりIntelが売れるでしょうし。AMDのAPUにはRADEONが使われているという点には太刀打ちできませんが、IntelCPUの内蔵GPUにはUHD BDの再生ができる利点があります。しばらく見ていないIntelの泥臭い販促活動を、そろそろ見てみたいものです。
インテル首位陥落、年内に巻き返しなるか
ただ、あくまでBCNのカバー率はネットショップを含めた日本の店頭販売の4割にとどまるため、誤差の範囲程度の差が生じ、実はIntelの方が上だった、という可能性もゼロではありませんが、それでも横に並ぶのが精いっぱいでしょう。CPU単体のシェアにおいて、まして世界的に見てもIntelが強いといわれてきた日本市場においてAMDがIntelと同等以上のシェアを確保した、それも新CPU発売直前というむしろ売上が落ち込む時期において、というのは驚きです。この時期に買う、もしくは買い替えるとしたら新CPUだけでなく新チップセット搭載のマザーも同時発売されるAMDよりしばらくメジャーモデルチェンジの予定がないIntelの方が安心して買える気がしますが。
この一因とされているのがIntel製CPUの供給不足。もっともそれが一番の理由だとすると、単体CPU自体が先月は全然売れなかった、ということになります。いくら在庫処分のために値段を下げたとは言え、ボーナスシーズンでもないこの時期に世代交代寸前のAMD製CPUが爆発的に売れるわけありませんからね。リンク先の記事に関連記事として6月中旬の単体CPU売上ランキングのリンクがありますが。
インテルよりAMDのCPUが今売れている! 6月10日から16日のCPU週間売れ筋ランキング
なぜか1位が抜けてます。まぁ写真が計算されているRyzen7 2700xでしょうね。一方Intelだけを見ると一番順位が高いのはCore i7-8700です。わたしも使っていますし、いいCPUだとは思ってますが、それでも一世代前のCPUですよ。これがトップに来るというのはそれだけ現世代が品不足という証だと思われます。
それでもAMD側も世代交代前、というハンデを抱えながら同等以上シェアを取った、というのは事実です。7日にも出ると思われる新Ryzenは内部構造も新しくなっていたり、コア数がさらに増えた上位向けがラインナップに加わったりと新鮮味があり、どう考えても当分Intelのシェアを削り続けるのではないでしょうか。一方、Intelは若干クロックの上がるリフレッシュ版くらいしか当面登場予定がなく、このまま放っておいていいのか、という気がします。まぁしょせん単体CPU市場なんて大したことはない、完成形やメーカー製、特にノートパソコンにIntel製CPUがちゃんと採用されていさえすればビジネス上は全く問題ないとは思いますが。AMDのノートパソコン向けCPU(というかAPU)のシェアも上がっているとはいえ、7%がいいところらしいですし。
ならば、Intelも少々思い切って値下げを断行してほしいものです。同じ性能で同じ値段ならやはりIntelが売れるでしょうし。AMDのAPUにはRADEONが使われているという点には太刀打ちできませんが、IntelCPUの内蔵GPUにはUHD BDの再生ができる利点があります。しばらく見ていないIntelの泥臭い販促活動を、そろそろ見てみたいものです。