COMPUTEX TAIPEI 2019の前日にAMDが新Ryzenを公開し、発売が近いことを発表しました。本当かどうかは分かりませんが、AMDさんからいただいた資料(一応、かつての縁でまだゆるく繋がってます)によると、新Ryzenの最上位である3900X(12コア、24スレッド)は、Cinebench R20の結果においてIntelのCore i9 9920x(18コア、36スレッド)をシングル性能で+14%、マルチスレッド性能で+6%、それでいてお値段499$だとか。日本円でいくらになるか分かりませんが、14万円以上で売っている9920xに匹敵する値段にはならないでしょう。かつあくまでコンシューマー向けのRyzenの最上位なのでマザーボードは一般的な値段のものが利用できますから、価格性能比は恐ろしいことに・・・。もちろんメーカーの発表なので、ベンチによっては、というだけの気もしますし実際の性能は誰かが使ってみないとわからないですが、ちょっと無理して欲しい、という気になってしまいます。
一方Intelは残念ながらデスクトップはリフレッシュのみで当分しのぎ、新CPUはモバイル特化となる模様。CPU性能はともかく、とうとうPCIeのバージョンでAMDに先に4に対応されちゃったんですが、大丈夫なんでしょうか。長らく続いたAMDのPiledriverしか単体CPUがない時代にはずっと古い仕様のPCIeバージョン2でごまかし続けていただけに、先に4に来たのがよほどうれしかったらしくて、かなり高らかに吠えてますが、Intelの取る手は如何に。
その一方で発表されたIntelの新CPUですが、珍しくもAMDのCPU(APU)を比較対象としてプレゼンしたようです。
Intel製Gen11 GPUは、ユニット3割増で1080pゲームも可能に。Adaptive-Syncにも初対応
今までこうした直接的ライバルと比較するのはPC界においてはAMDのやり方でした。AMDは「PCを買いたい」意志の強いユーザーに訴え、Intel製CPUを買おうと考えていたユーザーにアピールして自社製品を検討・購入してもらえばそれでいいメーカーだからです。一方、Intelは買い替えの意思が薄いユーザーに「PCを買おう」という意欲を掘り起こす製品を開発しなければならないメーカーです。だから自社のプレゼンにおいて他社との比較はやらず、他メディアに比較記事を書いてもらう、という方式を貫いていたのですが、今回はGPU性能とは言え、AMDのRyzenとの比較が行われています。現状のAMD準最上位を上回る、それもGPUがIrisとは言え、eDRAMのドーピング無し(らしい)でゲーム性能で上回る、とアピールしているのはIntelの方針転換が見えて興味深い反面ようやくAMDもここまで盛り返したか、としみじみ思います。まぁ先も書きましたようにしょせんメーカーの発表ですから実際の性能は出てみるまで分かりませんし、なによりIntelのGPUはベンチスコアが実際のゲームの性能を反映しない、少し盛ったものが出るという定評がありますからね、それこそ初代i740の時代から。
気になるのはGPUにおいてほとんどゲーム性能しか語られていないこと。記事がたまたまそういう書き方なのかも知れませんが、ここ最近のIntelは新CPUを語るとき、3Dのゲーム性能よりUHD-BD対応だったりOPEN CLの能力だったりを語ることも少なくありませんでした。しかし、今回はゲーム性能が中心です。これはIntelもCPUとGPUを融合してGPUにもCPUの直接の補佐を行わせる、APU的展開を諦めてしまった、ということなのでしょうか。結局性能を語るのはベンチマークの数字だけ、というPC界の悪しき習慣からは誰も逃れられなかった、ということなのかも知れません。AMDもRyzen世代からはAPUのアピールが弱くなってますしね。
そういえば、今の第9世代ではi7が8コア8スレッドのCPU、ってことになっちゃってますけど、わたしの使ってる第8世代の6コア12スレッドとどっちが性能上なんでしょうね。もちろんベンチマークとかじゃなくて動画のエンコードという実際の性能で。試してはみたいですが、i7は結構高いし、買うのはちょっとキツイもんで(^^;)
一方Intelは残念ながらデスクトップはリフレッシュのみで当分しのぎ、新CPUはモバイル特化となる模様。CPU性能はともかく、とうとうPCIeのバージョンでAMDに先に4に対応されちゃったんですが、大丈夫なんでしょうか。長らく続いたAMDのPiledriverしか単体CPUがない時代にはずっと古い仕様のPCIeバージョン2でごまかし続けていただけに、先に4に来たのがよほどうれしかったらしくて、かなり高らかに吠えてますが、Intelの取る手は如何に。
その一方で発表されたIntelの新CPUですが、珍しくもAMDのCPU(APU)を比較対象としてプレゼンしたようです。
Intel製Gen11 GPUは、ユニット3割増で1080pゲームも可能に。Adaptive-Syncにも初対応
今までこうした直接的ライバルと比較するのはPC界においてはAMDのやり方でした。AMDは「PCを買いたい」意志の強いユーザーに訴え、Intel製CPUを買おうと考えていたユーザーにアピールして自社製品を検討・購入してもらえばそれでいいメーカーだからです。一方、Intelは買い替えの意思が薄いユーザーに「PCを買おう」という意欲を掘り起こす製品を開発しなければならないメーカーです。だから自社のプレゼンにおいて他社との比較はやらず、他メディアに比較記事を書いてもらう、という方式を貫いていたのですが、今回はGPU性能とは言え、AMDのRyzenとの比較が行われています。現状のAMD準最上位を上回る、それもGPUがIrisとは言え、eDRAMのドーピング無し(らしい)でゲーム性能で上回る、とアピールしているのはIntelの方針転換が見えて興味深い反面ようやくAMDもここまで盛り返したか、としみじみ思います。まぁ先も書きましたようにしょせんメーカーの発表ですから実際の性能は出てみるまで分かりませんし、なによりIntelのGPUはベンチスコアが実際のゲームの性能を反映しない、少し盛ったものが出るという定評がありますからね、それこそ初代i740の時代から。
気になるのはGPUにおいてほとんどゲーム性能しか語られていないこと。記事がたまたまそういう書き方なのかも知れませんが、ここ最近のIntelは新CPUを語るとき、3Dのゲーム性能よりUHD-BD対応だったりOPEN CLの能力だったりを語ることも少なくありませんでした。しかし、今回はゲーム性能が中心です。これはIntelもCPUとGPUを融合してGPUにもCPUの直接の補佐を行わせる、APU的展開を諦めてしまった、ということなのでしょうか。結局性能を語るのはベンチマークの数字だけ、というPC界の悪しき習慣からは誰も逃れられなかった、ということなのかも知れません。AMDもRyzen世代からはAPUのアピールが弱くなってますしね。
そういえば、今の第9世代ではi7が8コア8スレッドのCPU、ってことになっちゃってますけど、わたしの使ってる第8世代の6コア12スレッドとどっちが性能上なんでしょうね。もちろんベンチマークとかじゃなくて動画のエンコードという実際の性能で。試してはみたいですが、i7は結構高いし、買うのはちょっとキツイもんで(^^;)