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Channel: 録画人間の末路 -
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今、下っているわけ

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わたし、中学高校の時に受験受験受験受験のプレッシャーに負けて胃を壊しかけたことがあります。酷い下痢と腹痛に加え、当時患っていた腰痛のダブルパンチで全く楽な姿勢をとれずに苦しむ日も少なからずありました。それでも中学までのイジメの日々に比べればはるかにマシでしたが。おかげで今でも点数だけで能力を判断するやり方は性に合いません。
腹痛と下痢は受験を投げ出すまで続きました。その時は「わたしはこの先一生液状のものしか出ないんだろう」というくらい連日酷い便でしたが、解放されてからはだいぶマシな方向へと向かいました。体調はよくなりましたが体質は元に戻らず、今でもプレッシャーを感じると腹痛まではいきませんが下痢はしやすいままです。なので腹の調子が良くなくてもそれがプレッシャーによる胃痛か、病気や食あたりによるものなのか判断が遅れるのでたまに倒れることもあります。この数年はちょっとそれが悪い方向に向かい続けていたので、トイレをお店の玄関から一直線に見える位置になるよう改造してもらいました。工事の人に「店にお客さんが入ってくるのがトイレの中からでもわかるようにのぞき窓をつけて欲しい」と頼んだのですが全く理解してもらえず、外から中の電気がついているのが分かるだけの役に立たない窓しかつけてくれなかったので、仕方なくいざというときはドアを開けっぱなしで入ることにしています。格好良くはないですけどね。

で、やっとこの一年くらいはそうした新たなプレッシャーから解放され、マシな日々を送っていたのですが・・・。またこの数日、下痢が再発しました。今回のプレッシャーの原因は「税務調査」です。税務署が来月にも「一日調査に来たい」と言ってきたのです。
税務調査、と言ってももちろんお店の納税の件ではありません。相続税の方です。昨年専門機関や会計士に膨大な手間と時間(と、わたしらが払う報酬)を費やしてやっと終わらせた相続税ですが、終わり掛けに「忘れたころ、おそらく5年以内に税務署が調査にやってきますから、覚悟しておいてください」と言われていました。5年どころかわずか一年でその調査が入ることになってしまったのです。
5年以内なのは、相続税の税務調査の期限が5年以内だからだそうです。逆を言えば必ずしも税務調査は行わなければならない、という性質のものではないわけですが、来ることは間違いないだろうといわれていました。税務官にとって税務調査は格好の「仕事」だからです。正直怖いです。
一方で、本気で細かく調査するなら8月以降になる、という話もあります。5月ごろまでは確定申告などで忙しく、7月は人事異動の時期なので調査を行いづらい、したがって6月に行う税務調査は揉めて長期化しなさそうな、簡単に終わりそうな調査だけが行われるそうなので、ウチもそうしたもめごとになりそうにない簡単な調査と思われたのかも。そう考えると安心ではあります。が、「簡単イコール追徴課税などが発生しない」とは限りません。追徴課税を簡単に取れそうだからやってくる、とも考えられます。あちらの要請によると、調査はほぼ丸一日、朝9時から午後5時までを指定してきました。税務官は公務員ですから望んで残業するとは思えないので、その日一日ウチの調査しか仕事をしない腹でしょう。それで追徴課税が発生しないとは考えづらいです。一日もかけたのなら「仕事の結果」を出さないとサボりとみなされそうですし、結構公務員も成果主義と聞いていますし。
かと言ってちょっとでも揉めようものなら後が怖い。相続税だけでなく、店の申告にも目を付けられ、こちらが「節税」「経費」と思っていた金の動きを徹底的に調べられ、「税制度の悪用」や「脱税行為」とみなされて容赦ない課税が行われないとも限らず・・・。いや、父をはじめ、他者から聞いた話を合わせるとこういうイメージになってしまうのですが、さすがに思い込みでしょうか。そう考えると、今日もまたトイレからなかなか離れられないのです。

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