Quantcast
Channel: 録画人間の末路 -
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1571

あきらめました

$
0
0
先日からやっているPCの組み立て、あまりにうまくいかなくて仕事を終えてからでは時間が足りず、店の隅において暇な時間(まぁ暇です)に作業を行いつつ仕事もしていたところ、お客さんにそのケースを指さされてこういわれました。

客「おたく、自分でストーブの修理もやってるんだね」

・・・・・・・・・言われてみればATXのタワーケースは一般的なファンヒーターと同じ高さ。体積で言えば少し大きいですが、全く知識のない人から見ればストーブに見えなくもない・・・ですね。もちろん「違います、パソコンですよ」と言ってはおきましたが、なんかむずむず。以前親戚の子に単体キーボードを「壊れたパソコン」って言われた時以来のショックです。一般の人にとってのパソコンってノートパソコンなんでしょうけど、わたしから見ればノーパソはそれほど高性能でなくてもいい事務用で、家庭用はデスクトップ型であるべき・・・と思うのですが。

「廃クラスのデスクトップ機の排熱ってヘタなストーブ並みじゃん」

という突っ込みはあらかじめ自分でやっておきます。


さて、CPUを交換してもらい、改めてなんとかマイケースに組み込んで一台のPCに仕上げたい新PCシステムですが、全くうまくいきません。前に書きました通り、どうにも電源コネクタが緩いらしく角度によっては動かなくなってしまうこのマザーボード、ケースに入れずにむき出しで使えば動くのですが、ケースに入れると途端に動かなくなってしまいます。たまになんとかなりますが、他のHDDの接続とか作業を行うと、また動作しなくなる・・・ここ数日延々とそれでした。こうしたうまく電源コネクタの位置を調整しないとならないマザーというのは過去にもありましたが、今回は過去のものとは比較にならないほど要求がデリケートです。そのうちこのマザーボードに付き合うのがのが億劫になってきました。なまじっか動くので修理してもらえるかどうかも分かりません。かと言って、なんとか使おうとしても動かない・・・。ある意味最悪です。そのうち緩いコネクタがさらに緩くなってきたのか、動かない範囲が少し広がってきました。この時点で完全にこのマザーボードがイヤになり、使用そのものをあきらめることにしました。延長ケーブルを継ぎ足して、それを結束ケーブルか何かで縛り付けて、どうにか動く角度をキープしたとしても、ちょっとした振動で動かなくなりそうだし。パソコンは安心して使えなければなりません。保険までつけてもったいないですが、このマザーボードは一度もまともに動くことなく外すことにします。しょうがないので、通販で別のマザーを取りよせました。今回はASROCKのマザーです。

ASRock Intel Z370 チップセット搭載 ATX マザーボード Z370 Pro4ASROCKASROCK

店頭で最初のマザーボードを買ったとき、購入候補の一つだったマザーです。わたしはGPUはCPU内蔵を使うので上級のZ370や390は必要に感じず、H370で十分だろうと考えて買ったのですが、結局これにすることに。前のマザーの拡張スロット7つには劣りますが6つあり、そのうち一つはやはりPCIです。一つ少ないのはZ370を使うユーザーはグラボを増設することが多いのでx16の真下のスロットは不要という判断からでしょう。

さて、品物が届いて「今度こそ!」の思いでまずはケースに入れずに最小限度の組み立てをしてディスプレイに繋ぎ・・・画面が真っ黒。この時は同時にわたしの目の前も真っ暗になった気がします。さすがに額から脂汗が・・・。神よ、なぜ我にこうも試練を与えたもうか!?
しかし、このトラブルは今までのものと比べれば大したことのない話でした。原因はなんとメモリとの相性。今回買ってきたメモリはcrucialのDDR4-2666の8GBx2=16GBですが、このメモリを挿すと前述の通りに真っ黒。しかし、今までのCore i7 6700に使っていた同じcrucialのDDR4-2133の4GBx2=8GBを挿せば、問題なくUEFIが立ち上がってくれたのです。いや良かった、少なくともこのマザーとCPUは動くのですから。どうせこのDDR4-2133はもう使わないだろうし、このPCに挿そうか・・・とも考えましたが、速度も少しですが落ちるし、なにより容量が半分しかない。いくらなんでももったいなさすぎです。そこでひらめきました。ウチのRyzen1700なPCは確かDDR4-2666の8GBx2=16GBが挿してあったはず。ただ、何も考えず調べずに買ったので両面タイプであり、2666でしか動作しないので2133で動かす、という間抜けな状態でした。ひょっとしたらこれと挿しかえればいいんじゃない? 確か現行のIntel機は両面メモリでも2666で使えたはず、とまずは交換。もちろんcrucialのメモリがRyzenで動いてくれなければ話にならないのですが、こっちは全く問題なく動作しました。しかも片面ですから、なんの設定もしなくてもちゃんと2666で動いてくれます。Ryzen1700はGPUを内蔵していないため、Intel機の内蔵GPU動作時やAPUに比べれば高速メモリの恩恵は少なめですが、それでも少しは速くなるでしょうから嬉しいです。もっと問題なのは、この今までRyzenで使っていたCORSAIRのメモリが8700で動くかどうか、です。最悪2133でもいいから動いてくれ・・・。祈りながら電源を入れると無事画面が! デフォルトでは2133で動作していましたが、UEFIからXMPを読み込ませることでちゃんと2666のデュアルになってくれました!!! や、やっとハードウェアの方はなんとかなった・・・。

結局CPUとマザー、両方を入れ替えるハメになるという酷いトラブルでした。お金も余計に使ってしまいました。ブログには書いていませんが、今月は休みが取れるということで気が大きくなっており、これ以外にもかなり買い物をしています。こんなにお金を使ったのは昔テレビとレコーダーを買った時以来じゃないか? と思うくらい。仕事とは別の個人的収入(念のため言っておきますが、ちゃんと税務署に申告して税金払ったあとのお金ですよ)があったのでそれほど懐は痛まなかったのでいいんですが、さすがに使いすぎた気がします。年末まで散財は自粛しよう。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1571

Trending Articles