そういえば最近PC用ソフトを買ってません。ふりむくと使っているのはブラウザと動画関係ばかり。それが主目的ですから仕方ないのですが。まぁ最近は電気量販店のPC売り場とか行っても元気なのは年賀状ソフトの時期だけだしなぁ。去年は年賀状も出せなかったけど、今年は出そう。
そんな市販ソフトですが、PCの動画ユーザーなら比較的多くのユーザが使っているのが、DVD系再生ソフトとPEGASYSの動画処理ソフトではないでしょうか。そんなPEGASYSの看板ソフトであるTMPGEnc Video Mastering Worksがメジャーバージョンアップして7になって登場しました。
新製品「TMPGEnc Video Mastering Works 7 (ティーエムペグエンクビデオマスタリングワークス 7)」発売のお知らせ
従来の6との違いは、この告知を見る限り、やはりHDR対応らしいです。ただ、現状我々のようなテレビ録画ものを動画のメインとするユーザーにとってPEGASYSのソフトで扱うようなHDRを入手する手段はありませんし、テレビ録画もの以外のHDR映像を入手する方法があったとしても、わざわざ有料のソフトを使ってどうこうしようとも思わないでしょう。4K8K放送も規制が強化され、Friio以前のデジタル放送並みかそれ以上に自由な形で録画するのは難しいでしょうから、まぁ興味の対象外となるでしょうし、需要もないわけです。PEGASYSのソフトを愛用するユーザーは少なくない割合でテレビ録画ユーザーがいる、それをPEGASYSが重々理解していることは、コマーシャル検知プラグインを用意していることやフォーマットの対応状況からも明らかです。需要のないHDR対応に踏み切ったのは、もうテレビ録画ユーザーは有料ソフト購入のターゲットとしてはそれほど期待できない、という見切りをしたのかもしれません。なんとなくですが、動画配信サイトなどでそれなりに需要があるゲーム実況の動画作成市場に期待を寄せての新バージョンという気がします。AdobeやCyberLinkなどのソフトが比較的使われる市場ではありますが、ゲームユーザーは(わたしは別ですが)テレビ録画をPCで楽しむユーザーとなんとなくですが被る気がしますし、慣れたPEGASYSのソフトを選んでください、ということなのかも。
7が出たことで、おそらく今後6のバージョンアップはあまり行われなくなり、近い将来完全に停止してしまうことでしょう。特にエンコーダーエンジンがバージョンアップしても今後6で更新は期待できないことになります。ただ、TMPGで今主に使われるエンジンはx264とx265、いずれも無料のエンコードソフトでも使えるエンジンです。TMPGEnc Video Mastering Worksは多彩なフィルターがあることもウリですが、TSが直接使えるようになってからは昔ほど魅力はなくなっています。慣れてくとAvisynthでスクリプト書いて無料のエンコードソフトでエンコードしても十分手元に残せるエンコード動画が作れますし、もうそれほどTMPGEnc Video Mastering Worksにこだわる必要もないような気がします。わたしも、最近はTMPGEnc Video Mastering Worksを使う機会は減っています。その代わりに同じPEGASYSのTMPGEnc MPEG Smart Renderer(ただしすでに更新の途絶えた4)は便利なので手放せず、ガンガン使っていますが。
TMPGEnc Video Mastering Works7は現在体験版がほぼフル機能で使えます。普通こうした体験版はロゴを付与したりしてエンコードに余計な時間がかかり、購入の参考にならないところも多いのですが、7はそうしたこともなく購入後とほとんど同じ環境で使えるようなので、Ryzen2400GのPCにインストールして使ってみました。すぐわかるのは、TSファイルの読み込みの速さ。6と比べると画像解析がかなり短い時間で終わります。また、フレーム番号がデフォルトでプレビュー画面に出てくるようになりました。こうした変更がテレビ録画ユーザー以外へのアピールを思わせるのですが。あと、出力からDivXのHEVCがとうとう廃止になりました。まぁわたしも使ってませんでしたし、仕方ないですね。DivXは昔ながらの6ベースのものがとりあえず残っていますが、まぁこれももう使わないでしょう、多スレッドへの対応が甘くて速度も上がりませんし、もはや圧縮率も高いとは言えませんから。
とりあえず、いつもの1440x1080で49分のMPEG2-TSファイルをデフォルトのH.264/AVC出力、VBR1パスの9.3Mbpsで出力し、2400Gを導入した当時の6での出力と時間を比べてみました。
TMPG6 1時間04分29秒
TMPG7 1時間03分38秒
わずかに速くなっていると言えばなっていますが、エンコードエンジンのバージョンアップのせいかも知れない程度の差しかありません。読み込みに比べると大差ないです。同じx264ですから当然ですけどね。
私見ですが、まぁ6のままでほとんどの人は十分じゃないかと思います。かつてのMPEG1/2エンジンのような買わないと使えない独自エンジンのような切り札がないPEGASYSのソフトもちょっと苦しいのかもしれません。ですがお金を払う側としてはとりあえず保留にして今まで通り6を使い、録画環境の変化を見てから7を検討しても遅くないかと思うのです。
そんな市販ソフトですが、PCの動画ユーザーなら比較的多くのユーザが使っているのが、DVD系再生ソフトとPEGASYSの動画処理ソフトではないでしょうか。そんなPEGASYSの看板ソフトであるTMPGEnc Video Mastering Worksがメジャーバージョンアップして7になって登場しました。
新製品「TMPGEnc Video Mastering Works 7 (ティーエムペグエンクビデオマスタリングワークス 7)」発売のお知らせ
従来の6との違いは、この告知を見る限り、やはりHDR対応らしいです。ただ、現状我々のようなテレビ録画ものを動画のメインとするユーザーにとってPEGASYSのソフトで扱うようなHDRを入手する手段はありませんし、テレビ録画もの以外のHDR映像を入手する方法があったとしても、わざわざ有料のソフトを使ってどうこうしようとも思わないでしょう。4K8K放送も規制が強化され、Friio以前のデジタル放送並みかそれ以上に自由な形で録画するのは難しいでしょうから、まぁ興味の対象外となるでしょうし、需要もないわけです。PEGASYSのソフトを愛用するユーザーは少なくない割合でテレビ録画ユーザーがいる、それをPEGASYSが重々理解していることは、コマーシャル検知プラグインを用意していることやフォーマットの対応状況からも明らかです。需要のないHDR対応に踏み切ったのは、もうテレビ録画ユーザーは有料ソフト購入のターゲットとしてはそれほど期待できない、という見切りをしたのかもしれません。なんとなくですが、動画配信サイトなどでそれなりに需要があるゲーム実況の動画作成市場に期待を寄せての新バージョンという気がします。AdobeやCyberLinkなどのソフトが比較的使われる市場ではありますが、ゲームユーザーは(わたしは別ですが)テレビ録画をPCで楽しむユーザーとなんとなくですが被る気がしますし、慣れたPEGASYSのソフトを選んでください、ということなのかも。
7が出たことで、おそらく今後6のバージョンアップはあまり行われなくなり、近い将来完全に停止してしまうことでしょう。特にエンコーダーエンジンがバージョンアップしても今後6で更新は期待できないことになります。ただ、TMPGで今主に使われるエンジンはx264とx265、いずれも無料のエンコードソフトでも使えるエンジンです。TMPGEnc Video Mastering Worksは多彩なフィルターがあることもウリですが、TSが直接使えるようになってからは昔ほど魅力はなくなっています。慣れてくとAvisynthでスクリプト書いて無料のエンコードソフトでエンコードしても十分手元に残せるエンコード動画が作れますし、もうそれほどTMPGEnc Video Mastering Worksにこだわる必要もないような気がします。わたしも、最近はTMPGEnc Video Mastering Worksを使う機会は減っています。その代わりに同じPEGASYSのTMPGEnc MPEG Smart Renderer(ただしすでに更新の途絶えた4)は便利なので手放せず、ガンガン使っていますが。
TMPGEnc Video Mastering Works7は現在体験版がほぼフル機能で使えます。普通こうした体験版はロゴを付与したりしてエンコードに余計な時間がかかり、購入の参考にならないところも多いのですが、7はそうしたこともなく購入後とほとんど同じ環境で使えるようなので、Ryzen2400GのPCにインストールして使ってみました。すぐわかるのは、TSファイルの読み込みの速さ。6と比べると画像解析がかなり短い時間で終わります。また、フレーム番号がデフォルトでプレビュー画面に出てくるようになりました。こうした変更がテレビ録画ユーザー以外へのアピールを思わせるのですが。あと、出力からDivXのHEVCがとうとう廃止になりました。まぁわたしも使ってませんでしたし、仕方ないですね。DivXは昔ながらの6ベースのものがとりあえず残っていますが、まぁこれももう使わないでしょう、多スレッドへの対応が甘くて速度も上がりませんし、もはや圧縮率も高いとは言えませんから。
とりあえず、いつもの1440x1080で49分のMPEG2-TSファイルをデフォルトのH.264/AVC出力、VBR1パスの9.3Mbpsで出力し、2400Gを導入した当時の6での出力と時間を比べてみました。
TMPG6 1時間04分29秒
TMPG7 1時間03分38秒
わずかに速くなっていると言えばなっていますが、エンコードエンジンのバージョンアップのせいかも知れない程度の差しかありません。読み込みに比べると大差ないです。同じx264ですから当然ですけどね。
私見ですが、まぁ6のままでほとんどの人は十分じゃないかと思います。かつてのMPEG1/2エンジンのような買わないと使えない独自エンジンのような切り札がないPEGASYSのソフトもちょっと苦しいのかもしれません。ですがお金を払う側としてはとりあえず保留にして今まで通り6を使い、録画環境の変化を見てから7を検討しても遅くないかと思うのです。