Youtubeの円谷プロ公式チャンネルで、10月より放送開始予定のテレビアニメ、「SSSS.GRIDMAN」のPVが公開になっています。
SSSS.GRIDMANは1993年にテレビで放送された特撮ドラマ、「電光超人グリッドマン」がベースになって作られるアニメで、以前書きました「日本アニメ(-ター)見本市」の企画の中で作られたアニメ版「電光超人グリッドマン boys invent great hero」が出発点になっているようで、そちらのスタッフがメインとなって作られています。正直、特撮「グリッドマン」を見ていた人間としてはアニメ「GRIDMAN」は、現状のPVで見る限りでは、キャラデザイン・演出とも気に入りませんが、そもそも媒体が違いますし何より時代が違うのですから仕方ないといえば仕方ありません。ただ、企画の時のアニメグリッドマンの出来は一部の悪乗りを除いてなかなか満足のいくものでしたので、そちらの良さが出ることを期待しましょう。
ここで少し(笑)特撮ドラマのグリッドマンをおさらいしておきましょう。
「電光超人グリッドマン」は時代を先駆けていた設定を採用していたことで特撮マニアの間では知られる作品です。敵は剛という名の内向的な少年のパソコンにとりついた魔王カーン・デジファー。魔王は剛の人を恨む性格に付け込んでパソコンで怪獣のデザインをさせるとそれに命を吹き込み、街のコンピュータの内部にある「コンピューターワールド」に侵入させ、そのプログラムを破壊して書き換え、人々に混乱を巻き起こす。一方、そのカーン・デジファーを追ってやってきたハイパーエージェントは直人・ゆか・一平の三人が所有する組み立てパソコン、ジャンクに住み着いてグリッドマンとなり、彼らの協力を得てカーン・デジファーの繰り出す怪獣と戦い続ける・・・。というものでした。
今の視点で見れば怪獣はコンピュータウィルスのような存在であり、グリッドマンはそれを打ち倒すセキュリティソフトのようなもの、コンピューターワールドもコンピューターごとのOS・システムとしてそれほど違和感なくとらえることができますが、放送当時は1993年。Windows3.1がやっと出てきた程度で、インターネットはごく限られた人しか使っていなかった時代です。使っていたとしても遅いうえに(速度制限くらった現代のモバイル通信のほうが十倍以上速い)接続料金も高い従量制の電話回線経由、という固定料金で常時接続で当たり前の現代からは考えられない環境でした。まして特撮ドラマですからターゲットは基本子供です。正直「よくわからない」人が大半だったのではないでしょうか。わたしも半分以上概念がわかりませんでしたし。特に他のコンピュータに侵入するのに電線や電波を経由しているのが理解不能でした。ただ、一般的パソコンやサーバーならともかく車載ナビや電気掃除機の内蔵コンピュータに侵入するにはそれしかなかった、というのが理由としては大きかったのではないかと。39話・3クール分しか作っていないにも関わらず放送回数は52回で、最後の13回は傑作選と称した再放送が行われましたし、放送終了後は雑誌の写真ストーリーで後日談が展開したところを見ると、評判はそこそこよかったのではないかと思います。
今見るといろいろグリッドマンは衝撃的です、なにせ弱い! 敵である魔王カーン・デジファーとは比較にならないほどグリッドマンが弱いのです。カーン・デジファーは最初から自分の姿を持ち、パソコン内で自由に動けるだけでなく剛に対してお仕置きすることもでき、PCでデザインさせた怪獣に命を吹き込んで暴れさせることもできました。最後は自ら動いて世界を混乱に陥れます(その能力の割にフロッピーディスク一枚に収まる小容量)。一方のグリッドマンはそもそも電子生命体にすぎず、姿さえ持ってないのでジャンクにたまたま入っていたグリッドマンという一平が遊びで書いたヒーローの姿と名前を借り、三人組とのコミュニケーション能力はPCの環境に依存します。怪獣と戦うにはまず契約した三人組の一人、直人にアクセプターを装着してもらい、キーワード「アクセスフラッシュ」とともボタンを押してもらう。それによって直人は人間世界と直結したコンピューターワールドに入ることができ、そのうえでグリッドマンと合体。これでようやくグリッドマンはコンピューターワールドで自由に動くことができる肉体を手に入れ、電線経由で怪獣の暴れる世界に移動することができますが、大きさが怪獣と比べて圧倒的に小さく、何もできません。そこでジャンクから巨大化プログラムを送ってもらい、それと結びつくことで怪獣と同等のサイズに巨大化。ここまでやってやっとカーン・デジファーが作った怪獣と互角に戦うことができるのです。が、巨大化している間は常時ジャンクの制御を受けていることになり、しかもジャンクの制御能力ではギリギリなので数分間も戦っていると熱暴走、あちこちから煙を吹き始めてパワーダウンが起こります。どうやら複数のPCをつなげて処理しているらしく一度もシステムダウンやフリーズしたことはありませんでしたが、もしフリーズしたらグリッドマンと合体している直人もコンピューターワールドで消滅してしまう危険性がありました。それを避けるためにも、おそらく毎回出動のたびに壊れるジャンクを直すためにも、グリッドマンを戦闘でサポートするアシストウェポンを使うためにもジャンクの修理と強化を繰り返す必要があったでしょう。ですが三人は中学生、収入減は原則お小遣いのみです。そうした描写が頻繁にあったわけではありませんが、この「電光超人グリッドマン」の世界の秩序と平和は、中学生のお小遣いと一平のパーツ屋での値切り交渉術にかかっていたのです! なんという不安定さ。しかも三人組は無報酬でしたから子供の正義漢に付け込んで金と命をかけさせているという点で、グリッドマンのやり方はかなりブラックです。これもグリッドマンが弱いせいですが、戦い自体はグリッドマンとアシストウェポンが怪獣との戦闘に特化した能力であったため、基本全勝でしたが。放送当時はアシストウェポンの使い方がまどろっこしく、「なんで複数のアシストウェポンをつぎ込まないんだ」と憤慨したものです。特に巨大ロボット、ゴッドゼノンとダイナドラゴンは同時に投入して一方はグリッドマンと合体・もう一方は共に肉弾戦をしたり分離して戦闘機体系になって攻撃したりすればもっと戦闘は楽になったはず・・・。などと思ってましたが、今考えるとそれらアシストウェポンもジャンクの処理能力に直結しているわけですから、そんなの当時のPCでは無理であります。特に一番大事なグリッドマン巨大化プログラムの制御は最優先だったでしょうから無理は出来なかったでしょう。1993年当時のPCというと、i486が普通に使われていたころです。Pentiumはまだちょっと手の届かない存在でした。作中でも「1677万7216色、フルカラーだぜい」とか「(メモリの増量を)8メガくらいかな」など恐ろしく時代を感じさせる数値が飛び出します。鉄腕アトムのコンピューターが真空管と言われてもピンときませんが、グリッドマンのコンピューターは数値で語られるだけに理解でき、ニヤニヤさせられます。
で、アニメですが当然ながらネットが常識となった現代の視点で作られると思われます。時代が追い付いて分かりやすくなった分、今度はそうした近未来の概念やある種のファンタジー性が通用しません。PVなどをみた感じ、どうやら特撮ドラマでは2回ほどなりかけただけで実行はされなかった「コンピューターワールドを破壊して三次元との境界線を崩壊させ、巨大怪獣を人間界に送り込む」方がメインになるのではないでしょうか。まぁ特撮ドラマの方はイタズラの延長のような事件が多く、スケールは小さかったですからそれは良いかと思います。アニメなら特撮のように破壊場所の設定によって予算が大きく異なるということはないでしょうしね。
特撮ドラマで破壊されるコンピューターワールドは積み木細工のようなセットであり、現実の街のような緻密なミニチュアを作る必要はありませんでした。怪獣のぬいぐるみは使いまわしが多く、かなり低予算であったことがうかがえます。メカ〇〇と称して前の怪獣を復活させる分かりやすい使いまわしだけでなく、アノシラスをニセアノシラスを経由していたずら怪獣テレボーズに改造させた手腕は、特撮系雑誌宇宙船から「脅威」と称賛されたほど見事な予算節約も行われていました。ただ、撮影がフィルムでなくビデオで行われたのは当時の視点での今の視点でもいただけません。先日BD-BOXが出たので買いましたが、やはり画質は褒められたものではないボケボケのものでした、超解像と称して細部をつぶすよりはマシでしたが。
今回はアニメでの復活でしたが、むしろ今だからこそ特撮でやるべきなのが「グリッドマン」だと思うのですが。最近は特撮と言ってもCGに頼ったものが多く、CGで描かれているのがわかりやすいものをわたしは「CG臭い」と称して嫌っています。ところがグリッドマンの描くコンピューターワールドはしょせん三次元の隣に過ぎず、こちらからあちらを見るにはPCを通して映像化させるしかありません。つまりCGで描かれた仮想世界なので、どんなにCG臭くなっても問題はない、むしろその方がリアルなのです。当時のデジタル技術は特撮に使えるほどのものではなかったので、グリッドマンの特撮シーンはアナログの技術を駆使してデジタルっぽく見せていました。今ならデジタル技術でデジタルに見せればいいだけ、その分演出を魅せるものに特化させることができるので、世界観にあったより良いものができると思うのですが。
電光超人グリッドマン Blu-ray BOX小尾昌也,服部ジュン,須藤丈士,菅原剛,緑川光ポニーキャニオン
日本アニメ(-ター)見本市版のグリッドマンの特典映像収録は見送られてしまいました。おそらく新アニメのDVDやBDに回されることになるのでしょう。もうテレビアニメのDVDとかBDとか買いたくないんだけどなぁ。代わりにノンクレジットのOPとEDが収録されていますが、「電光超人グリッドマン」は毎回その回の特撮シーンを使ってOPの冒頭・EDの全編の映像に使っているので、毎回OP・EDが違うんです。そのため、全話のOP・EDがノンクレジットで収録されています。個人的趣味で言えばOP・EDはクレジットが入ってナンボだと思っているのでノンクレジットがいいとは思わないですが、グリッドマンのそれはクセになります。眺め続けていたい。
SSSS.GRIDMANは1993年にテレビで放送された特撮ドラマ、「電光超人グリッドマン」がベースになって作られるアニメで、以前書きました「日本アニメ(-ター)見本市」の企画の中で作られたアニメ版「電光超人グリッドマン boys invent great hero」が出発点になっているようで、そちらのスタッフがメインとなって作られています。正直、特撮「グリッドマン」を見ていた人間としてはアニメ「GRIDMAN」は、現状のPVで見る限りでは、キャラデザイン・演出とも気に入りませんが、そもそも媒体が違いますし何より時代が違うのですから仕方ないといえば仕方ありません。ただ、企画の時のアニメグリッドマンの出来は一部の悪乗りを除いてなかなか満足のいくものでしたので、そちらの良さが出ることを期待しましょう。
ここで少し(笑)特撮ドラマのグリッドマンをおさらいしておきましょう。
「電光超人グリッドマン」は時代を先駆けていた設定を採用していたことで特撮マニアの間では知られる作品です。敵は剛という名の内向的な少年のパソコンにとりついた魔王カーン・デジファー。魔王は剛の人を恨む性格に付け込んでパソコンで怪獣のデザインをさせるとそれに命を吹き込み、街のコンピュータの内部にある「コンピューターワールド」に侵入させ、そのプログラムを破壊して書き換え、人々に混乱を巻き起こす。一方、そのカーン・デジファーを追ってやってきたハイパーエージェントは直人・ゆか・一平の三人が所有する組み立てパソコン、ジャンクに住み着いてグリッドマンとなり、彼らの協力を得てカーン・デジファーの繰り出す怪獣と戦い続ける・・・。というものでした。
今の視点で見れば怪獣はコンピュータウィルスのような存在であり、グリッドマンはそれを打ち倒すセキュリティソフトのようなもの、コンピューターワールドもコンピューターごとのOS・システムとしてそれほど違和感なくとらえることができますが、放送当時は1993年。Windows3.1がやっと出てきた程度で、インターネットはごく限られた人しか使っていなかった時代です。使っていたとしても遅いうえに(速度制限くらった現代のモバイル通信のほうが十倍以上速い)接続料金も高い従量制の電話回線経由、という固定料金で常時接続で当たり前の現代からは考えられない環境でした。まして特撮ドラマですからターゲットは基本子供です。正直「よくわからない」人が大半だったのではないでしょうか。わたしも半分以上概念がわかりませんでしたし。特に他のコンピュータに侵入するのに電線や電波を経由しているのが理解不能でした。ただ、一般的パソコンやサーバーならともかく車載ナビや電気掃除機の内蔵コンピュータに侵入するにはそれしかなかった、というのが理由としては大きかったのではないかと。39話・3クール分しか作っていないにも関わらず放送回数は52回で、最後の13回は傑作選と称した再放送が行われましたし、放送終了後は雑誌の写真ストーリーで後日談が展開したところを見ると、評判はそこそこよかったのではないかと思います。
今見るといろいろグリッドマンは衝撃的です、なにせ弱い! 敵である魔王カーン・デジファーとは比較にならないほどグリッドマンが弱いのです。カーン・デジファーは最初から自分の姿を持ち、パソコン内で自由に動けるだけでなく剛に対してお仕置きすることもでき、PCでデザインさせた怪獣に命を吹き込んで暴れさせることもできました。最後は自ら動いて世界を混乱に陥れます(その能力の割にフロッピーディスク一枚に収まる小容量)。一方のグリッドマンはそもそも電子生命体にすぎず、姿さえ持ってないのでジャンクにたまたま入っていたグリッドマンという一平が遊びで書いたヒーローの姿と名前を借り、三人組とのコミュニケーション能力はPCの環境に依存します。怪獣と戦うにはまず契約した三人組の一人、直人にアクセプターを装着してもらい、キーワード「アクセスフラッシュ」とともボタンを押してもらう。それによって直人は人間世界と直結したコンピューターワールドに入ることができ、そのうえでグリッドマンと合体。これでようやくグリッドマンはコンピューターワールドで自由に動くことができる肉体を手に入れ、電線経由で怪獣の暴れる世界に移動することができますが、大きさが怪獣と比べて圧倒的に小さく、何もできません。そこでジャンクから巨大化プログラムを送ってもらい、それと結びつくことで怪獣と同等のサイズに巨大化。ここまでやってやっとカーン・デジファーが作った怪獣と互角に戦うことができるのです。が、巨大化している間は常時ジャンクの制御を受けていることになり、しかもジャンクの制御能力ではギリギリなので数分間も戦っていると熱暴走、あちこちから煙を吹き始めてパワーダウンが起こります。どうやら複数のPCをつなげて処理しているらしく一度もシステムダウンやフリーズしたことはありませんでしたが、もしフリーズしたらグリッドマンと合体している直人もコンピューターワールドで消滅してしまう危険性がありました。それを避けるためにも、おそらく毎回出動のたびに壊れるジャンクを直すためにも、グリッドマンを戦闘でサポートするアシストウェポンを使うためにもジャンクの修理と強化を繰り返す必要があったでしょう。ですが三人は中学生、収入減は原則お小遣いのみです。そうした描写が頻繁にあったわけではありませんが、この「電光超人グリッドマン」の世界の秩序と平和は、中学生のお小遣いと一平のパーツ屋での値切り交渉術にかかっていたのです! なんという不安定さ。しかも三人組は無報酬でしたから子供の正義漢に付け込んで金と命をかけさせているという点で、グリッドマンのやり方はかなりブラックです。これもグリッドマンが弱いせいですが、戦い自体はグリッドマンとアシストウェポンが怪獣との戦闘に特化した能力であったため、基本全勝でしたが。放送当時はアシストウェポンの使い方がまどろっこしく、「なんで複数のアシストウェポンをつぎ込まないんだ」と憤慨したものです。特に巨大ロボット、ゴッドゼノンとダイナドラゴンは同時に投入して一方はグリッドマンと合体・もう一方は共に肉弾戦をしたり分離して戦闘機体系になって攻撃したりすればもっと戦闘は楽になったはず・・・。などと思ってましたが、今考えるとそれらアシストウェポンもジャンクの処理能力に直結しているわけですから、そんなの当時のPCでは無理であります。特に一番大事なグリッドマン巨大化プログラムの制御は最優先だったでしょうから無理は出来なかったでしょう。1993年当時のPCというと、i486が普通に使われていたころです。Pentiumはまだちょっと手の届かない存在でした。作中でも「1677万7216色、フルカラーだぜい」とか「(メモリの増量を)8メガくらいかな」など恐ろしく時代を感じさせる数値が飛び出します。鉄腕アトムのコンピューターが真空管と言われてもピンときませんが、グリッドマンのコンピューターは数値で語られるだけに理解でき、ニヤニヤさせられます。
で、アニメですが当然ながらネットが常識となった現代の視点で作られると思われます。時代が追い付いて分かりやすくなった分、今度はそうした近未来の概念やある種のファンタジー性が通用しません。PVなどをみた感じ、どうやら特撮ドラマでは2回ほどなりかけただけで実行はされなかった「コンピューターワールドを破壊して三次元との境界線を崩壊させ、巨大怪獣を人間界に送り込む」方がメインになるのではないでしょうか。まぁ特撮ドラマの方はイタズラの延長のような事件が多く、スケールは小さかったですからそれは良いかと思います。アニメなら特撮のように破壊場所の設定によって予算が大きく異なるということはないでしょうしね。
特撮ドラマで破壊されるコンピューターワールドは積み木細工のようなセットであり、現実の街のような緻密なミニチュアを作る必要はありませんでした。怪獣のぬいぐるみは使いまわしが多く、かなり低予算であったことがうかがえます。メカ〇〇と称して前の怪獣を復活させる分かりやすい使いまわしだけでなく、アノシラスをニセアノシラスを経由していたずら怪獣テレボーズに改造させた手腕は、特撮系雑誌宇宙船から「脅威」と称賛されたほど見事な予算節約も行われていました。ただ、撮影がフィルムでなくビデオで行われたのは当時の視点での今の視点でもいただけません。先日BD-BOXが出たので買いましたが、やはり画質は褒められたものではないボケボケのものでした、超解像と称して細部をつぶすよりはマシでしたが。
今回はアニメでの復活でしたが、むしろ今だからこそ特撮でやるべきなのが「グリッドマン」だと思うのですが。最近は特撮と言ってもCGに頼ったものが多く、CGで描かれているのがわかりやすいものをわたしは「CG臭い」と称して嫌っています。ところがグリッドマンの描くコンピューターワールドはしょせん三次元の隣に過ぎず、こちらからあちらを見るにはPCを通して映像化させるしかありません。つまりCGで描かれた仮想世界なので、どんなにCG臭くなっても問題はない、むしろその方がリアルなのです。当時のデジタル技術は特撮に使えるほどのものではなかったので、グリッドマンの特撮シーンはアナログの技術を駆使してデジタルっぽく見せていました。今ならデジタル技術でデジタルに見せればいいだけ、その分演出を魅せるものに特化させることができるので、世界観にあったより良いものができると思うのですが。

日本アニメ(-ター)見本市版のグリッドマンの特典映像収録は見送られてしまいました。おそらく新アニメのDVDやBDに回されることになるのでしょう。もうテレビアニメのDVDとかBDとか買いたくないんだけどなぁ。代わりにノンクレジットのOPとEDが収録されていますが、「電光超人グリッドマン」は毎回その回の特撮シーンを使ってOPの冒頭・EDの全編の映像に使っているので、毎回OP・EDが違うんです。そのため、全話のOP・EDがノンクレジットで収録されています。個人的趣味で言えばOP・EDはクレジットが入ってナンボだと思っているのでノンクレジットがいいとは思わないですが、グリッドマンのそれはクセになります。眺め続けていたい。