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Channel: 録画人間の末路 -
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MIAU著作権法改定に対し意見書、だが・・・

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あまり関係のない話から入るのがウチのコンセプトですが、それは今回なしで。

「VLC PlayerでDVDを見たら違法」となる恐れも、TPPに伴う著作権法改正で

当ブログでも少し書きましたが、TPP同意の中に著作権に関する取り決めがあったことに従い、改定が審議されています。その中身があまりにひどいため、一般社団法人インターネットユーザー協会、略称MIAUによって今回も意見書が提出されました。表題にVLC Playerが取り上げられているので一見同ソフトだけの問題のようにも見えますが、単に委員会で名指しされただけで、実際にはMPC-HCでもGOM Playerでも同じ取扱いだと思われます。もちろんですがDVDソフトが海外で作られた無料ソフトで視聴できなくなる、が本改定の本質ではありません。「違法の反対は合法」理論で、もっとも基本的な映像ソフトの扱いであるDVD視聴制限を違法に取り込むことにより、あらゆる映像に関する業界の勝手な規制を無制限に合法化するのが目的と思われます。視聴が法律で制限を受けるのなら、それ以外のものは自動的にすべて違法という扱いですね。

しかも具合の悪いことに、日本ではこの手の映像ソフト規制が取り沙汰される場合、必ず放送映像をDVDやBDと言った市販ソフトと同列に扱い、どさくさに紛れてそれらと同じレベルで法律の保護を受けようとしています。おそらく発端のアメリカでは裁判所の過去の判断の例から無料の放送がこうした規制範囲に入ることは考えられず、日本独自の方針と考えるのが自然でしょう。TPPはまさに渡りに船、格好の錦の御旗なんです。
これが通ったら、映像業界の談合による規制に従わないものはすべて違法行為として堂々と扱うことができるようになるでしょう。当面は刑事罰なし、としてまず規制の合法化に努め、時を見て刑事罰を加えた厳罰化する、ダウンロードの時に見られた二段階方式が取られることになるでしょう。それによってさらに強化された規制と録画制限が取られるようになると思われます。先日取り上げた「録画禁止」は盛り込まれるものの名目上は使用しないことにする、代わりに「複製の全面禁止」「視聴期間と回数の制限制導入」「早送り・スキップ機能の禁止」が採用されるのではないでしょうか。「録画を可能とした点で視聴者の権利と著作権の保護の兼ね合いを取った」が名目になるでしょうね。

それだけに、MIAUが何を言おうが、一部の有識者がどう反対しようが、強引かつ強行的にまず「映像におけるアクセスコントロールの回避」が違法行為となる改定案は、他の無数の改定案の影に隠すように入ってくるでしょう。まぁ今の野党にそれを廃案に追い込むことは不可能ですから、簡単に成立、我々のやりたいことに対してすべて「違法行為」という影が覆う、暗黒の時代がまた一歩近づいてきた感はありますね。


以上の考察は、わたしの妄想による最悪の事態を想定しただけにすぎないものです。この予言が一つでも多く実現しないことを祈るしかないですね。映像業界が市販映像ソフトと無料放送を同列に扱わせたがっているのは事実ですし、多分他者の意見を反映しない改定案の盛り込みだけは行われるでしょうから。

PT3ついに生産終了!

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22日にすでに報告があったようですが、アースソフトのPC用チューナーボード、PT3の受注が終了、実質的に生産終了となるようです。

アースソフト「PT3」の取り扱いがついに終了。今なら間に合うアキバの在庫ショップを調べてみた

早くも転売屋が動いているという話ですが、今さらターゲットになるのかなぁ・・・。考えてみたらPT3ってものすごく長く売られていましたね。調べると発売はなんと2012年6月13日の深夜! 3年半以上もあまり値崩れせずに新品が売られ続けていたわけです。仮にPCパーツ単体という単位でもっともロングセラー製品の順位を付けたら、間違いなくPT3がトップですよ(単に長いだけならPX-W3PEもありますが)。個数だけでもトップクラスの争いをしてもおかしくありません。そろそろ終わっても仕方ないですね。

問題は、また同様のパーツが欲しくなったときは我々はどうすればいいのか、です。一番期待したいのは、PT1の次に見た目ほとんど変わらないPT2が出たように、PT3のマイナーチェンジ版のPT4が出ることですが・・・。さすがに今後は難しいかなぁ。簡単に壊れるパーツでもないですし、とりあえずギリギリまで使い続けるのが我々の取る道でしょうね。

アキバコンピューター使ってみた 視聴用

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たびたびブログの「メッセージ」欄から情報をいただくことがあります。基本的にいただいたメッセージは全て検討の対象としていますが、ちょっとこれは書けないなぁ、あるいは他は書いているけどちょっとまずいんじゃないか、と思う系統のものにはリアクションを起こせないため、大半の情報に応えることはできません(メッセージ送ったけど無視された、と思っている方、本当にすみません)。ただ、今回は「ちょっと面白いらしい」話をいただき、かつ高い興味を覚えたため、久々に裏ものデジタル機に手を出してみることにしました。アキバコは出てしばらく立つにも関わらず、ネット上の評価が極端に少ないようです。誰も書かないのならわたしが書きましょう。

アキバコンピューター(ABC-o33)HDMIデジタル入力レコーダー&多機能メディアプレイヤー 【アキバコ】 HDMIキャプチャーABIKAABIKA

秋葉原でちょっとイカしたアビカ製オリジナル商品を展開する店、アキバガレージより販売されているアキバコンピューターことABC-o33です。略称は「アキバコ」このちょっと抜けた感じが好感度高めです。
この製品の珍しいところは、「録画」と「再生視聴」を両立させているところにあります。もちろん市販の大手メーカー製レコーダーなら当たり前のことですが、裏モノデジタル家電の世界ではたいてい片方だけで、録画専用機は録画するだけ、再生できても自己録のもののみ、が普通ですよね。アキバコンピューターはその「自己録以外の動画ファイルの再生」と「複数の素材の録画」の二機能を一台で行っているところが従来になかった点です。それゆえにちょっと一回では書ききれないため、視聴と録画、二回に分けて紹介させてただきます。
販売はショップですが、取扱いそのものはアマゾンをはじめ、いくつかの通販サイトでも取り扱っています。ただ、ひょっとしたらパスワードとか本店直じゃないと教えてもらえないかも、という余計な気を回したため、アキバガレージで直接注文して取り寄せています。事前の予想ではSTBのような外部チューナーくらいかと思っていましたが、予想より小さ目でした。



ちょうど手元にあったカップうどんが大きさ比較にピッタリ(^^;)

まずはなんと言っても視聴。出力はHDMIとCVBS(映像と音声のコンポジットをさらにまとめたもの)の二つですが、いまさらコンポジットもないでしょう。CVBSはテスト用と考え、解像度の高いHDMI出力一択です。ただし、例によって我が部屋で使う場合はHDMI→コンポーネント変換を行ってアナログテレビにつないでますが・・・。

視聴ソフトはホーム画面の「ケーブルTV」。他にもホーム画面には「メディアセンター」というソフトが貼られていますが、なぜか何度やっても「問題が発生したため、VideoPlayerを終了します。」のメッセージとともに落ちてしまうので、使ってません。「ケーブルTV」と銘打ってはいますが、中身はWindows版も存在するKodi。なかなか汎用性の高い視聴ソフトです。ちなみにアキバコにおける表題通り、ケーブルTVの視聴もB-CASカードさえ差し込めば(半分以上はみ出ますが)受信視聴も可能です。と、言っても我が家で視聴できたのはBS11の再送信のみ。あとは地上波すら映りませんでした。有料チャンネルの一部も検索はできましたがB-CASカードではお試し視聴すらできません。おそらく周波数が対応してません。ケーブルのBS無料放送だけでも全部視聴できれば便利さは格段に増したでしょうに、なんとか調整したいものですが、難しそうです。
基本的に再生できるのはUSBもしくはeSATAに接続されたHDDに収録されているローカルファイル。ただし、そのHDDに外部のPCからLAN経由で動画ファイルを書き込んだりすることはできないようです。そのため、見たい動画ファイルをローカルディスクに置きたい場合は、いちいちPCとつなぎなおす必要があります。配置がPCから離れている場合、ケース入りの外付けHDDを使うより裸のHDDを交換できる差し込み型HDDアダプタを使うか、電源を必要としないモバイルタイプの方が便利そう。HDDフォーマットはFAT32でもNTFSでも読み込めるため、この機種に合わせてフォーマットしなおす必要がないのは便利。なお、DLNA経由で再生も可能ですがなぜか初期設定では無効になっており、使うにはKodiのシステムからサービスを選び、uPnP/DLNAの項目を全部有効にしてやる必要があります。一回やってしまえば終わりなので大した手間でもないですが。
現状、ローカルディスクおよびDLNA経由で再生が確認できた動画ファイルは
・拡張子mpg、tsのMPEG2
・拡張子mp4、tsのH.264/AVC(24fps/30fps)
・BDMV/DVD-Video準拠のISOファイル(ローカルのみ、DLNA不可)
と、普通の利用には困らない程度に一通り再生できます。なお、今回用意したISOファイルは以前FluidMotionVideoのテスト用に作った自前ISOであり、市販ソフトなどをリッピングしたISOが再生できるかどうかまでは確認できていません。理屈で言えばできるでしょうが、やらないでおきます。ちなみにUSBのDVDドライブをつなげて市販DVD-Videoの再生ができないか試しましたが認識されず。これ以外にH.265/HEVCの動画も一応再生できますが、1440x1080くらいの解像度になるとガクガクトビトビになってまともに再生できません。おそらく搭載GPUの再生機能がH.265/HEVCに対応していない可能性が高いです。ここはちょっと期待していただけに残念。
再生画質は、解像感にちょっと欠けるハッキリ系のもの。人によってはキレイに見えるでしょうが、個人的にはちょっと物足りなく感じるところもあります。少しノイズ多めですが、画質はおおむね素直、可もなく不可もないラインをあえて選んでいるように見えます。ただ、インターレースの解除の精度はイマイチなのか、映像によってはカクカクとしたものを感じます。もっとも残念だったのは60fpsでエンコードした動画がH.265/HEVC同様カクカクでまともに再生できなかったこと。わたし、エンコードは割と当たり前に60fpsを選んでいる分野があるので、それが再生できないというのは残念でなりません。インターレース保持派に転向しようかいな。
再生ソフトのKodiは少々クセのある仕様です。他のソフトはあらかじめインストールしてあるものも後で追加するものも含め、リモコンの「取り消し」で終わらせるのですが、このKodiだけ一度Kodiのホーム画面に出た後、左下の電源ボタンにカーソルを移動させて「終了を実行しないとアキバコホームに戻れません。さらに、リモコンの一時停止ボタンはKodiでは有効にならず、再生ボタンもしくは「決定」ボタンで一時停止をおこなうなど、慣れないと戸惑います。ただ、操作が分からなくなってホーム画面に戻ることに関して言えばKodiを含むすべてのソフトがリモコンのホームボタン(家のアイコンのボタン)で行えるようになっているため、それに慣れれば問題ないかもしれません。ただ、裏で直前まで使っていたソフトは実行中なので、その点だけ注意しておきましょう。

ただの動画ファイル再生だけでなく、アキバコではインターネット経由での動画再生も可能です。とりあえず試したのはもっともメジャーなYouTubeと有料配信のNetflix。いずれも専用ソフトがプリインストールされています。Youtubeソフトを立ち上げてみたところ、バージョンアップを促すメッセージが出ました。アキバコは普通のAndroidを搭載した端末として作られており、アカウントを入れればGooglePlay経由でソフトを導入したりバージョンアップが可能です。まぁバージョンアップをしろと言うので仕方ありません、手持ちのGoogleアカウントを入れて指示通りにバージョンアップしたのですが、Youtubeの動画にアクセスしても肝心の動画が再生できず、サーバーから拒否されてしまいます。先のKodiならYoutubeの再生は可能(検索に日本語が使えませんが)なのでネット接続の設定は間違ってないはずなのですが・・・。ここで数日つまづき、本気で分からなくなって仕方なくアキバコ自体を初期化。もう一度YouTubeを立ち上げてバージョンアップの指示を無視して動画にアクセスすると・・・あらら、今度は普通に再生できます。どうやらプリインストールバージョンはアキバコに最適化したカスタマイズバージョンであり、バージョンアップするとそれが上書きされてダメになってしまうみたいです。バージョンアップの指示は無視して使いましょう。
しかしまたまた問題が発生します。YouTubeからキーワード検索などで動画の一覧を出しても、リモコンでその動画を選ぶことができません。どうやったらいいのか途方に暮れてしまいましたので、面倒になって本来HDD接続用に用意されているUSBにマウスを挿してみたところ、マウスカーソルが出現したのでこれで動画を選ぶことができました。事実上マウス必須です。と、いうより、アキバコはそれなりのリモコンが付属しているのですが、ほとんどの操作がリモコンよりマウスの方が格段に快適になります。リモコンにもマウスモードはついているのですが、これは簡易的なもので快適な操作とはほど遠いものです。ただ二つしかないUSBをふさぐのもイヤだったのでBlueTooth経由でマウスが使えないかどうか試したのですが、BlueTooth機能はないらしく、ONにできませんでした。USBを多く開けるためにもHDDはUSBよりeSATAでつないだ方がよさそうです。ただそのeSATAコネクタ、フロントにUSBと並ぶように設置されているのでUSBへのアクセスがしにくくなる位置にあるのですよ。わたしならeSATAは背後、フロントはUSB二つにしたいところですが、何か不都合でもあったのでしょうか。またマウス以外にキーボードも使用可能でした。

YouTubeがバージョンアップしないほうがいいことを考えるとGoogleアカウントは登録しなくても・・・と考えるところですが、Netflixはプリインストールされているバージョンではダメで、GooglePlay経由でバージョンアップする必要があります。既存のアカウント流用だとYouTubeを勝手にバージョンアップする危険性があります(一回なった)ので、アキバコ専用に適当な新規アカウントを作るのが良いでしょう。

わたしの手元の環境では試したのは無料動画サイトのYouTube、有料のNetflixだけでしたが、先も書きましたようにAndroid機ですから他の動画サイトのソフトを導入すればアキバコで再生が可能で、テレビにフルスクリーン表示もできます。もっともそれだけではPCやタブレットの方が手軽さで優るので、アキバコを選ぶ利用にはならないのですが・・・。

と、いうところで後半に続く。

アキバコンピューター使ってみた 録画用

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アキバコンピューター(略称アキバコ)レビュー後編。もう一つの機能である録画も見てみましょう。その一部は内蔵チューナーの録画機能ですが、我が家では1チャンネルしか認識しないので使い道がなく、省略させていただきます。

それ以外の録画機能は大きく分けて2種類ありますが、まずは「HDMIレコーダー」の方見ておきましょう。なお、ホーム画面右下の□が9つ集まったアイコンにはアプリケーションソフトの一覧が乗っており、ここにも”HDMI Recorder"がありますが、必ずホーム画面の"HDMIレコーダー"から立ち上げるようにしないといけません。この場合、初回起動時にパスワードの入力を求められます。添付されていたマニュアルによれば「2580」と入力しろ、とのこと。リモコンテンキーの真ん中のボタンを上から下へ順番に押していくだけ、の簡単なパスワードですね。
HDMI入力が2つ、リモコンで切り替え可能。開発元のアビカの公開している仕様によると、入力信号はHDMI1.4aとなっています。1.4aとなると、24/30止まりではあるものの、4Kの入力を受け付けることが可能、ということになるのですが本当でしょうか。ただ、手元の機材で試すことができなかったので本当に4Kが使えるか詳細不明ですが・・・。もっとも、できたとしてもPCの画面を取り込むのがせいぜいでしょう。
HDMIレコーダーの名が示す通り、ここではHDMI経由で外部キャプチャーが可能です。ちなみにシークレット機能扱いではありますが、画面に映っているものならば静止画だけでなく音声付きの動画をキャプチャー録画が可能でした。"なんでも"です。ぶっちゃけ言いますと、市販のBDソフトの再生時ですら可能です。フォーマットはH.264/AVCのts。解像度は"720x576"、"1280x720"、"1920x1080"の3つ、ビットレーとは0.8M~8Mから選べますが、基本はAutoのままでいいでしょう。その場合最大解像度/ビットレートになりますが、平均ビットレートは6Mいかないくらいです。画質はやや細部が潰れるベットリ系、少々無駄な浮き沈みも見られますが、ハードウェアエンコードのものとしては平均的、妥当なラインでしょう。気になったのは、取り込む映像の仕様に関係なく、フレームは30fpsと言うことです。それもわたしらのイメージする30fpsである29.97fpsではなく30fpsなのです。したがって正確な取り込みにはなりません。
録画はリモコンの、再生ボタンの左上にある赤丸ボタン、RECボタンを"長押し"するとできました。その際、アキバコ本体のパネルの文字の中に一瞬":"が加わり、そのあとゆっくりと文字が点滅をはじめます。この点滅が続く限り、録画は行われているのですが、画面に映っているものは全部取り込んでいるので、画面内で録画中を示す赤丸ボタンまで録画した画面に映ってしまっています。これを消すには、リモコンの停止ボタンを"軽く"押す必要があります。”長く"押すと録画そのものもも停止してしまうため、そこはフロントパネルの点滅具合をみて、ちゃんと録画中か判断するしかありません。わたしはあまりHDMIレコーダーというものを使ったことはないのですが、他の機種は取り込み用HDDがFAT32止まりのものが多く、4GBまでの連続録画までしかできないのに対し、アキバコはNTFS対応なので事実上HDDいっぱい、接続できるHDDの最大容量である4TBまで録画が可能だとか。これはどちらかというとビデオカメラによる長時間録画を想定したものでしょうか。先のビットレートを調整すれば、膨大な時間の撮影が可能になりそうです。
HDMI入力は、ゲーム機を接続してプレイ画面を取り込むことに需要があるようです。その機能を使う分にはもちろん問題ないのですが、分配器を使わずアキバコの出力端子からテレビにつないでプレイする場合、所謂「遅延」が発生するかどうか、という問題が別に発生します。原理上遅延は絶対に起こるのでタイムラグはわずかであっても生ずる(もっともそれを気にするのならデジタルテレビを接続先として使うべきではないのですが)のは避けられません。わたしはゲーム機を接続して試せる環境にないので断言はできませんが、あきらかな遅延、というものは感じませんでした。この"HDMIレコーダー"モードだけアキバコは通常と異なる動きをしています。アナログテレビ向けの機能として画面の周囲を無効化し、映像の映る範囲を狭めることができるのですが、同じことをデジタルテレビでやると周りが黒くなる額縁画面になります。が、HDMIレコーダーモードだけはその設定を無視してフルスクリーンになっているのです。可能な限り、HDMIレコーダーモードでは手を加えない、素の映像のままが表示されるよう工夫が施されている印象です。なお、アキバコは「画像安定装置」として売っている店もあり、PCへの動画取り込みにこだわりたい人にも役に立つようですよ。

この赤丸ボタン長押し録画、実はHDMIレコーダー実行時だけではなく、他のモードの時も使えてしまいます。つまり、再生中の動画ファイルの同時録画~トランスコード~がアキバコ一台でできてしまうのです! ただし、HDMIレコーダー時のように設定を選ぶことはできず、1920x1080の約6Mbpsに固定されています。これはアキバコの画面の解像度の設定をもっと低いものに変えても変わりません。また、画面の周囲を無効化して額縁画面にした場合、その額縁も一緒に取り込まれてしまいます。その代わり、録画中の赤丸表示は一切出ません。ゆえに録画が実行されているか否かは本体のフロントパネルのゆっくりとした点滅で確認するしかないのは仕方ないでしょう。これを利用すれば、Androidのゲーム画面をプレイしながら同時に録画、という作業も可能ですが、「モンスターストライク」などはインストールできない、とGooglePlayで拒否されてしまいましたので実行できませんでした。多分GPSが入っていないので、SNSゲームは難しいでしょう。スタンドアロンタイプのゲームなら可能だと思いますが、その需要はどれだけあるか・・・。ちなみにこの機能を利用して動画配信サイトの動画を録画することも可能です。前回書いた2サイトの動画はいずれも可能でした。販売側としてはその配信動画の録画が可能である点をアキバコの重要な機能と位置付けているようです。気軽に動画サイトのキャプチャーができるようになれば、動画の削除におびえる必要はなくなります。ただし、TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4でのスマートレンダリングはできなかったのでカット編集は事実上無理みたいです。
HDMIレコーダーを含め、これら録画されるファイルはts形式でHDDに保存されるのですが、そのフォルダが"_capture"と"_video"の二つあり、どちらに入るのか条件が全く分からずじまいでした。HDMIレコーダーはvideo、通常モードキャプはcapture、という分け方なら分かりやすいのですが、わたしが試した時はどちらのモードでもどっちのフォルダにも保存される場合があり、未だに謎です。ただ、後で全部captureフォルダに移しておいた方がいいでしょう。というのも、アキバコと連携できる"どこでもアキバコ"というソフトがGooglePlayにアップされており、これを使うことで手持ちのAndroid端末でアキバコの画面を見たり中に入っている動画ファイルにアクセスして視聴したりできるのですが、その参照フォルダがcaptureの方だからです。なお、じゃぁ手持ちの動画ファイルをここに入れておけば、アキバコの電源を入れっぱなしにしておけば・どこでも動画配信が受けられるんじゃないか、なんて考えたのですが、残念ながら全滅でした。実質アキバコで録画したファイル以外無理と考えた方がよさそうです。「どこでもアキバコ」はなかなか面白いソフトで、アキバコの実行中の画面と音声やつながったチューナーを操作してテレビ放送を受け取ったりできます。我が家の環境ではBS11しか映らないのであまり使い道はないですが・・・。


機能豊富でできることは大変多く、やりたいことは全部詰め込みたくて作られた感があふれるアキバコですが、ケーブルTVチューナーの不完全さ(おそらく東京の環境に調整してあるためかと)、さすがにRADEONには及ばない動画画質、LAN経由で外部のPCからHDDにアクセスができない、インストールできるAndroidソフトに限界があるなど物足りない面も少なくありません。録画機能もやや物足りませんが、これは仕方ないでしょう。正直これ以上だとちょっと気軽に紹介しづらいもので、ギリギリな性能かと。それでも29.97fpsでの取り込みに対応してほしかった思いはありますが。
個人的には再生中の動画がそのまま録画できてしまうことに感動しました。ビデオデッキを二台つなげて不器用に編集していたころから、「再生と録画が一台で同時にできればいいのに」と願っていた夢がついにかなった気さえします。ただ、温めていた夢が実現するまでに時間がかかり過ぎ、その必要があまりないPCという機械がすでに存在してしまっていますが。珍しい入力機能を持っている点など昨今のレコーダーが失ってしまった便利さ、楽しさを持っている、「現代の技術で古い希望をかなえた、現代版ビデオデッキ」、と言うとほめ過ぎでしょうか。
本機の能力の多くはWindowsPCでも可能なことと言えばそれまでです。が、残念ながら昨今は「個人ユーザーはPCよりスマホを使っている」とやたら報道されているのをいいことにいくつかの動画配信サイトでWindowsPCへのサービスを限定的なものとし、スマホでのアクセスに比べるとできることを減らす傾向にあります。近い将来便利であるがゆえにWindowsPCは排除されてしまう動画配信サイトが増えるような予感さえ漂っています。アキバコはAndroidですから、そこらへんWindowsPCと比べると排除の対象になりにくく、ソフトさえ追加できれば多くの動画配信サービスをスマホと同等に受けられる可能性が高いです。WOWOWのように事実上大手キャリアの一部スマホおよびiOS機以外排除なんてところもありますが、そこまで極端でなければアキバコの方がいろんな意味で動画配信サービスを楽しめるようになっていきそうなのです。まぁまだ先の話なので手を出すのは早すぎたかも知れませんが、考えておくのはいいでしょう。操作は誰でも簡単にできるとは言えませんが、PCになれている人ならそこそこ弄っていれば使いこなせるでしょう。
最大のハードルは値段。HDMIキャプ、動画配信のテレビ出力、メディアプレイヤー、ケーブルテレビのチューナーの4つが欲しい人ならどれが一台で済むアキバコは優良ですが、一つあればいい人には機能が多すぎて値段が跳ね上がっている分お得感はありません。ましてチューナーは使ってみなければ分からないものですし、わたしは見事滑りましたし。使う人を選ぶ製品と思いますので、ツボにはまりそうな人なら検討してみてもいいでしょう。

Photon2、正式販売より先に値下げ

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わたしも愛用しているbungbungameのAMD製APU採用タブレット型PC、Photon2。いまだに正式販売の様子が見られませんが、なんとその前に値下げという発表が公式サイトでありました。

「PHOTON2 A6モデル」価格引下げのお知らせ

公表だったんでしょうか? それにしても数か月で1万5千円の値下げか・・・。やや忸怩たる思いはありますが、値下げを待っていたら情報記事書けませんしね。手間は少々かかりますが激安になりましたので、興味のある人、この機会にいかがでしょうか。

ここまで使った身としては、カバー付キーボードは買わず、別途揃えることをお勧めします。手元のものでは使っている充電端子が緩み過ぎちゃって、現在充電するのが非常に困難になっています。

話題のハイレートSD・BDはありか

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ようやくジュラシック・ワールドのBDを購入して視聴。最後の切り札、ティラノサウルスら凌駕し、追いつめるインドミナス・レックスに立ち向かっていくヴェロキラプトルの雄姿はやっぱり何度見ても心が熱くなるなぁ。ぞティラノサウルスの頭の上からインドミナス・レックスに飛びかかるラプトルとか、投げ技をやってのけるティラノサウルスとか、どう見てもたたき台は日本の怪獣映画、それも「三大怪獣地球最大の決戦」。フィニッシュがちょっと不満だけど、それを考慮に入れてなお、バトルシーンが1933年度版「キング・コング」より熱くなれた洋画は初めて。こいつは近年の最高傑作だわ。果たして「シン・ゴジラ」の怪獣バトル(あるのかどうか知らないけど)はこれよりわたしの魂を熱くさせることができるか? 現状出回っているゴジラらしき写真を見る限り、あまりかっこいいバトルが映えるデザインではないので、そういう路線は期待すべきではないのかも知れませんが・・・。腕細いし。

ジュラシック・ワールド ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]クリス・プラット,ブライス・ダラス・ハワー,ヴィンセント・ドノフリオ,タイ・シンプキンス,ニック・ロビンソンNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

えー、最近ちょっとコメント欄で話題となっていますので少し取り上げますが、ジュラシック・ワールドもそうですがBDと言えば1920x1080、HD解像度のものという認識が我々の中にあります。ですが、ソフト用のBD規格であるBDAVでは、少なくとも4種類の解像度規格が存在することが確認されています。
・1920x1080
・1440x1080
・1280x720
・720x480
と、言っても一番上の1920x1080以外のソフトはほとんど見かけません。BD化する前の映像段階ではもっと低い解像度であったとしても、わざわざアップコンバートしてファイルサイズを増やし、1920x1080で出すソフトがほとんどです。これは当然「テレビやレコーダーでリアルタイムで補正するより高精度な補正をかけてくれるのだから総合的にみて画質が良くなる」と解釈する人もいるでしょうが、個人的には「容量の無駄遣い」と解釈しています。これのせいでBOXの枚数が増えたり、1層で済む容量が2層になったりと買うときの値段に跳ね返ってくるのですから。それに高精度のアップコンバートと言っても「超解像度リマスター版」と銘打ってスカパー!で放送されている番組の画質を見ると、やらないほうがマシ、と言えるものが少なくなく、ちょっと勘弁してほしいありさまであります。まぁスカパー!の場合SDとHDを混合させて放送するわけにいかないので仕方ない面もあるのですが、BDはパッケージソフトなんですから自由に変更できるでしょうに、無理やりのアップコンバートは親切半分、値段のつり上げ目的半分ってところでしょうか。

しかし、最近は「ハイレートSD」の肩書付で本来のSD解像度のまま、放送時の映像に近い形で少ない枚数のBDに納められ、登場するケースがボチボチ出てまいりました。と、言っても現状検索してみた限り、ハイレートSDはアニメのBOXくらいにしか活用されていないようですが。まぁ古い作品でも良いフィルムで撮られていれば高い解像度が期待できる映画にハイレートSDが利用されることはないでしょうしね。
ハイレート、と言っても定義はないのでしょうが、2層のBDに24話のアニメ作品が収録されているものなど、まぁ収録11時間、1話24~25分で1GB強、音声も考えると1話のビットレートは8Mbpsくらいでしょうか。ビットレートだけならDVDと同程度ですが、おそらくフォーマットはMPEG2ではなく、H.264/AVCでしょうからその圧縮率の分画質に還元されている、ということなのでしょうね。収録時間を6時間におさえているものもあるようですが、それだと推定ビットレートは16Mbps。正直これは少し多すぎではないかという気がします。
なお、BDと言っても720x480にはプログレッシブ規格がなく、インターレースのみになります。アナログテレビでの視聴を考慮に入れたか、DVDと同じ基本データを使えるからか、と言ったが理由と思われますが、実際のところSDだからと言ってDVDと同時発売されるパッケージはなく、アナログテレビでもプレイヤーの性能次第で24pをキレイに出力することは可能ですから、ちょっと余計な気を回しすぎな感もあります。ひょっとしたらHDとSDの画質の差をよりはっきりさせるため、SDの規格を意図的に低いものにとどめたのかも知れませんが。

ハイレートSDのBDが今後も出るとしても、ソフトはテレビ放送のソフト化、それも80年台後半のビデオ撮りが始まったころから2000年台半ばのアナログ放送からデジタル放送への過渡期までに限られると思います。しかも今パッケージ化してある程度売れるものとなると、本当に一部のアニメ作品くらいしか需要はないのかも知れません。この26日にはついに4KのUltra HD Blu-rayソフトが発売されることを考えると、なんでいまさらSDなんだ、と言う意見もあるでしょうが、少なくともわたしは画質が見たいのではなく、作品が見たいのですよ。たくさん買う人にとってはより場所を取らないハイレートSDのパッケージ、需要それなりにあると思うのですが、今後もリリースされることはあるのでしょうか。

UltraHD Blu-ray 4K 夜景 <HDR> ~長崎・神戸・東京・横浜・函館~ビコム 4K HDR UltraHD Blu-rayビコム株式会社

初の4KBDことUltra HD Blu-rayソフト。そういえば初のHDソフトは「桜」でしたっけ。確かフォーマットはもうだれも使ってないVC-1。なんで日本ってこういう環境ソフトから入るんでしょうね? 個人ではなく店頭で使うデモを想定したソフト展開から入る決まりでもあるのでしょうか。

モバイル通信の容量がピンチ!

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わたしは現在MVNO業者のmineoと契約し、モバイル通信を使える環境を持っています。mineoの独自サービスであるフリータンクに感銘し、自分の容量のうち余りそうな2GBを入れましたた。ところがこのフリータンク、複数の契約をシェアリングしていると、先月の繰り越し分ではなく今月配布されたばかりの容量をつぎ込んでしまう仕様になっているため、来月の使用分へ繰り越される分が2GB少なくなっただけ、という結果に終わりました。それでしらないうちにケチケチ精神になったのかわたしの平均使用量である6GBどころか3GBも使わながったためにあっという間に繰り越し分が上限にたっし、今月は繰り越し6GB+SIM容量3GBx2(繰り越し分だけどちらのSIMからも使用可能)、つまりルーターに挿してあるSIMでは最大9GB使える状態になったのです。「9GBもあればもうケチらずに普通に使っていいよね」と一切容量を気にせず使っていたら、まだ月の半分を過ぎたばかりだと言うのに使用分が8.9GB!にもなってしまいました!! これに気が付いたときには大いに焦り、ルーターのSIMを外して、普段常時「節約モード」でパケットを一切消費せずに使っている6インチSIMにささっているSIMと物理的に交換することにしました。容量超過で制限を食らった状態より「節約モード」の方が少し速いですしね。どうしても少しだけモバイルPCからネットをしたかったので急遽この状態にしたのですが、これまた半日で500MBも使ってしまいました。これ以上今の調子で使うと来月に繰り越せる分がなくなってしまいますので、ルーターも「節約モード」にしてしばらく凌ぐことにします。一体先月の使用量たった2.8GBというのはどういう使い方をしていたのでしょうか、自分でももう分からなくなってます。さすがにルーターまで「節約モード」にはしてなかったはずですが。こうなったら仕方ありません、フリータンクから1GB引き出して使わせてもらい、残りをしのいで少しでも多くのパケットを来月に残すしかないでしょう。それでも来月はケチケチ利用するしかないですが。

こう予想以上にパケットを使ってしまっていると、フリータンクの使えるmineoで良かったと思うところですし、あらかじめ少しでも入れておいて、精神的にどうどうと引き出せる立場になったおいて良かったと思います、引き出せるのは21日にならないとダメですが。
と、気を抜くとあっという間に容量を使いきってしまう程度に現状mineoのアクセス状況は快適です。最近「速度が落ちた」と以前と比べて悪くなっているという意見がネットで目立ち、mineo自身もそれを自覚していて増強を行っているという話です。もちろん回線が悪くなったというわけではなく会員数が増えたためにmineoの現状の回線では速度をキープするのが難しくなったというだけの話で、かつそれは東京などの大都市の話でしょう。少なくとも我が地元ではわたしが主に利用する夜においてストレスを感じない速度である4Mbps以上をキープし、利用しない12時30分ごろの速度を除けば全く問題ありません。簡単に月間量を使いきったのがその証拠です。世の中には月間制限なし・3日制御も緩い、を唄っているサービスもありますが、代わりにつながり難い帯域に限定、3日制御時でも十分な速度といいながら実際にはギリギリストレスを感じる4Mbps未満しか出させない、なんてところもありますしね。それと比べればつながりやすいし3日制限はないし、総合ではずっと快適です。
そういえば同じMVNOのFREETELが、「ベンチマークソフトだけ帯域を開放し、それ以外のネット利用時はそれなりに絞っている」という噂がたっています。そりゃそうでしょ、ちょっと前までのFREETEL、特に昼間、他のドコモ系MVNOが1Mbps台出れば言い方、という魔の時間帯、12時30分前後の中でFREETELだけ10Mbpsを超える速度を平気で出していたのですから、何かあると思わない方がおかしい。そもそもFREETELはソフトごとに速度を最適化させることを明言していますし。ベンチマーク詐欺をやりたくてそれをやっていたか、は別の話ですよ。「回線の最大の力を計測する時間に関係なく試してもらえる」ことを重視していたのかも知れませんし。まぁ最大速度にうるさいのはサービス提供側の話だけで、利用者からすれば必要なのは体感速度であって理論値や瞬間最大速度なんてどうでもいいんですけどね。
キャリアの0円スマホの事実上廃止、全然お得感のない低容量コースの設置によってMVNOへの影響も避けられない状況になってきています。今まではある程度知っている人が利用するものでしたが、今後はよく分かってない人も平気でMVNOの門をたたくようになるかと。なんとなくインターネット普及当時のプロバイダの乱立を思い出す状況でいろいろカオスで面白いですが、それだけにそのうち大手の前にみんな撤退・・・となるんじゃないかと危惧してます。一人一人の利用容量は今後増えることはあっても減ることはないでしょうし、そうなると提供できる規模に限界のあるMVNOはいずれジリ貧になるでしょうから。容量を食うネットサービスと言えば動画配信。便利さと限りある電波の節約の行きつく先として、やはり映像は放送波で録画して視聴するのが一番だと思う今日この頃です(強引)。

あ、ちなみに今月使いすぎたのは動画配信の見過ぎが原因ではない、と、思います、多分、どうしてもみたかった生配信以外あまり見てないはずだし。

民放連会長の口から「4K放送録画禁止」に関して発言あり

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高精細「4K」録画不可の検討を
民放連の井上会長


今までは、書類の中にそういう項目があった、というだけで悪い意味で話題となり、注目を集めた「4K放送録画禁止」問題ですが、とうとう民放連の会長より発言がありました。しかもすでに「電機メーカーなどとつくる業界団体に対し、既に申し入れた」という言葉まであり、すでに検討の段階を通り越して勝手に既成事実としているようです。

この発言を見ると、「ネットに流される」がありますが、これは間違いなくタテマエ上での発言のみ、ネットに上げる人がいるというのは都合のいいゴマカシのための立て看板であり、実質が「CM見させないとスポンサーからCM料集められない」「自分らの番組が自由にされるのが気に入らない」「有料のネット再配信に誘導することで、視聴料とCM料の両得をしたい」「放送してしまったが後で嘘がバレたなど残したくない映像を残させない権利を得たい」「すぐに地上波が対応できない4K放送など当分普及させたくない」など、まぁ実際理由はいろいろ、どちらにしてもテレビ放送側のわがままでしかないでしょう。

あくまで民放側の言い分としては「録画禁止はできるようにもしておく、だけでほとんど使わない予定である」ですが、現在のデジタル放送を見てわかる通り、番組単位の調整は絶対にしません。おそらく全番組録画禁止に、世界で日本だけなるでしょう。これに対する我々一般人が意見を言う場は設けられていないので、苦情を言うこともできません。対抗措置は「4Kテレビは買わない「4Kテレビしか売っていなくて仕方なく買ってしまっても、4K放送はどんな形であれ見ない」これしかないでしょうね。

文化庁の移転は歓迎

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東京の一極集中を避けるため、一部の庁を他の地方に移転させる話がいろいろ出ていますが、その先頭を切って文化庁が京都へ移動することが正式に決まり、それに関する記事が掲載されています。

<文化庁京都に>古都の悲願 実現へ場所は費用は…残る課題

なんと10年以上も前、今回の地方創生が言われるずっと前から京都は文化庁の移転を希望していたというではないですか。経済政治の中心は東京でも、日本文化の中心は長年首都であった京都である、という自負があるからでしょう。こうして実現に持っていったことに敬意を表します。

また、それとは別に個人的に文化庁の移転、というより東京から離れることを強く喜び、歓迎します。わたしの視点の話ではありますが、ここ数年の文化庁は文化は文化でも著作権とかそっちで著作権業界やそれを利用して利益を出そうとする組織の肩を持って望み通りの資料を作成したりフォローしたり・・・そういうことばかりやってきたイメージがあるんですよね。著作権法改定のおり、無理やり資料でB-CASカードや放送番組を市販DVDと同じ扱いにしてあったことをわたしは決して忘れません。そういう業界・団体に所属する人間のほとんどはテレビ局や音楽系企業に地理的に近い東京に集中していることは間違いないでしょう。その文化庁が京都とはいえ、地方に移されるということは、今後文化庁を通してのロビー活動は非常にやりにくくなることを意味します。上からみても文化庁は本来の分からはみ出して余計なことばかりやりたがっているように見えたのではないでしょうか。京都への移転を決めたことに、「文化庁が本来やるべきことは京都に代表されるような文化であって、そっちじゃないんだ」という意思表示にも見えます。悪く言えば左遷ですし、文化庁職員の多くは東京から離れたがらないかも知れませんが、本来の職に専念していただこうではありませんか。その方が我々のためです。

カウンター1000万突破

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大した話ではないですが、設置してあるカウンターのスコアが1000万の桁に到達しておりました。と、言ってもこのカウンターは第二カウンターの名の通り、サブのカウンターです。本来メインのカウンターは別にあったのですが、それは途中でサービスをやめてしまったため、一度カウント値を飛ばされてしまったためにサブに落としたこのカウンターを置くしかなかったという、正規のカウンターすら持っていないgooブログのサービスのイマイチ振りがよく分かるというシロモノでしかないですが。
10年やってこれですから、これより上の一億の桁に到達するにはあと90年・・・はかからないにしても、さすがにその前にブログサービスかカウンターのサービス自体が終了するだろうし、桁を増やす必要はなさそうです。最後の大台突入に変わりはないので、セコセコ好き勝手にブログ書いているだけの人間には身に余る光栄です。もうしばらくはマイペースかつ適当な加減で書いていきますので、よろしければたまにはアクセスしてくださいませ。

四月一日だからデタラメ前提で書いてみる

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悪のりの好きなネット界において今日出てくる情報は基本一日おかないと信用できず、何も信じられない一日ではありますので基本何も書かない日にしていたのですが、こういう日だからこそ何書いてもいいんでない? 最悪悪のりで書きすぎたで許されるでしょ、でちょっと腹にたまっていた話を好き勝手書かせて頂きましょう。

ここ最近我々にとって一番許し難い話と言えば4K放送、さらには8K放送に録画禁止を盛り込む話であります。地上波の惨状を見ても分かるように放送は番組ごとに信号を変更するということを後のトラブルを恐れて、ようするに面倒がってやりませんので一番悪い中身に合わせられて全部が最悪の信号で流されます。つまり、録画禁止が可能になるようになれば、確実に全番組が録画禁止となります。だからこそ関係者は「あくまでできるようにするだけで実際にはほとんど使用することはない」というエイプリルフールも真っ青の笑えないジョークを一言必ず盛り込んで置くわけです。「オレは嘘は言わないよ」「騙される方が悪いんだろう」はバレバレな詐欺をやろうとする人間の言動の変化によくあるパターンですが、その時と全く同じ臭いがしますね。ただ、「ネットは過剰反応しすぎ」などの発言が出てきたことからも分かるように、さすがにマズイかも知れないとは思っているようです。
「録画禁止」を一度叩き台にしておけば、仮に「あれはあまりに不自由だと思われるので、消費者に不便を感じさせないよう規制を緩和した」というタテマエでやりたい放題出来るわけです。例えば
・ディスクへの移動を含む保存の一切禁止、HDDでのタイムシフトのみ
・早送り・スキップ・チャプター振りの全面禁止
・視聴期間・回数の制限導入。例えば同じ番組を繰り返し見てもいいのは3回まで、視聴可能期間は10日間
・視聴機器にインターネットの認証制を導入。それによって放送局や芸能事務所・権力者にとって都合の悪い内容が後で発見された場合、テレビ局側の指示により制限内でも放送番組の再視聴を停止させられる
・これらの制限を回避できる視聴機器の開発販売の違法化。単純所持に対してでも刑事罰を与えることが出来る法律の導入
などが考えられます。わたしの発想能力ではこの辺が限界ですが、実際にはもっとはるかにえげつない制限を盛り込んでくると考えておいた方が良いでしょう。もちろんだからと言ってネット配信を充実させて補うなどはしないでしょうね。会員制の有料化サービスを導入したうえで最低限の配信を行うに留まると思います。もちろん飛ばせないコマーシャルはたっぷりと貼り付けられるでしょう。こうなるのがイヤなら録画は全部禁止、とかになるでしょうし。

ただ、こうした最悪の事態を考えていても地上波デジタル化の時ほど激しい怒りを自分が感じないのが不思議です。多分「4K8K放送を見ない」という選択肢が残されているからでしょう。地上デジタル放送の時はそういう選択肢すらありませんでしたから。なので録画禁止問題に関してわたしらが口を出す余地を用意してもらっていない以上、わたしにできることは4K8K放送対応機普及の足を少しでも引っ張ることくらいなものです。というわけで、4K8Kの新情報に関してはあっても書かないようにしていますし、ご近所では「テレビ関係で最初に相談したい人」と思われているので、テレビの購入相談を受けるときは「放送は録画禁止になるそうですから4Kテレビなんて買っても楽しめませんよ。それよりBDの再生が余計な補正なしで視聴できるテレビを買った方がいいですよ」と言って4Kテレビを薦めないことにしていますし、4Kテレビの持ち込みに関しても渋くしています(おかげで今のところ買い付けはゼロです、まぁほとんどありませんが)。これらの抵抗にもなっていない嫌がらせは録画禁止を全面的に撤廃するまで続ける予定です。
そもそもこういう図々しい要求をたかが民放キー局ができるようになったのは、地上デジタル放送の際に古くて今更なところは変えず、せっかく良くなった部分を不便にしか使えないよう資するために技術の進歩を悪用する仕様を総務省をまんまとだまして導入したことに由来しますからね。あれで勘違いしたわけです。そういう意味で、最近「停波もありうる」発言があったのは裏まであるのなら悪くない話と思いますが、放送局はどうも裏を読まずに自粛することにでもしたのか、最近の報道番組は観光地の紹介ばかり。多分そのうちそういう宣伝と記者クラブでの大本営発表だけになるでしょう。それなら国の認可制でしか電波を得られず、放送ができない日本では一番平等な放送だ、と胸を張れますから。そうやって批判しない代わりに要求を呑んでくれ、とでもするつもりなのでしょうか。いやぁどう転んでも今後地上波の放送は衰えるしかないなぁ、どうせ4K8Kにはついていけないだろうし。

と、書いてきて当初予定していたより笑えない話になってしまいました。やはりわたしにエイプリルフールは向いてない。

これは初期不良・・・か?

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ほとんどの商品の配送料を無料にすることで日本社会にネット通販を根付かせたAmazonが、この4月6日より条件を満たさない注文においては送料350円とする、という新制度に移行したそうです。

Amazon.co.jp、「全商品送料無料」が終了 2000円未満は送料350円に

最近は他の通販総合サイト、特に量販店大手のヨドバシカメラが通販部門で台頭してきてAmazonの立場を脅かしつつあるというのに何故サービスを低下させ、顧客離れを招きかねない行為をするのか? という風にも見えますが、その一方で「通販の場合、"○○円以上なら送料無料"とした場合、結果ほとんどの顧客がその○○円以上を基準に買い物をするため、結果利益につながる」という話も聞いたことがあります。Amazonは新勢力の対抗策として顧客サービスをアップさせるのではなく、固定客への販売量を増加させることで増収を狙ったものと思われます。悪く言えば「通販なしで生きられなくなった客の足元を見ている」ということですね。無料の基準は2000円ですからせめてそれくらいは買ってよ、というのも分からなくもないですし。
とはいえ、これで困る人種も当然いるわけです。当然ながらわたしはそういう困った人間の一人。なにせ注文する品の過半数がDVDソフトで、その大半が2000円以下のB級映画、という人間ですから。近所にDVDやBDを大々的に扱うショップはないし、それなのに安いレーベルからしか登場しないような古典B級映画収集が好き、という困った趣味の持ち主ですし「あ、これもう出ているのか。500円だしとりあえず買っちゃお」とかるーく買えるAmazonは重宝していたんですけどねぇ。ただ、ためしにちょっとだけ注文してみたのですが、"一回の注文の総額が2000円以上だと、送ってもらう日が別になってそれぞれの単価が2000円に届かなくてもも送料無料の対象となる場合がある"ようです。具体的にはすでに発売されている商品1300円+これからでる商品の予約注文1800円、という組み合わせで注文したのですが、少なくとも決算の画面では送料割引の対象となっていました。実際に送られてくる時もちゃんと送料無料になっているかどうかはまだ分かりませんが、まぁ気軽にひょいひょい買わず、ある程度欲しいものがまとまってから買え、ってことですね。


もちろん2000円にもならないようなDVDばかり買っているわけではないですよ。たとえばこんなのも昨年買いました。

帰ってきたウルトラマン Blu-ray BOX名古屋章,円谷一,斎藤進,橋本洋二バンダイビジュアル

わたしはテレビ怪獣物の中でこの"帰ってきたウルトラマン"をもっとも高く評価しています。映画のような王道怪獣ものの展開から宇宙人+侵略怪獣タッグのヒーロー的展開まで、ブレまくってはいますが一本一本の質は高く、退屈せずにいつまでも見ていられる素晴らしいシリーズだと思っています。買ったのは昨年ですが全51話、20時間以上にもおよぶ収録時間がありますから一気視聴はできないし楽しみを持続させたいので、休日を中心に少しずつ見て楽しんでいます。画質面で、しばらく前にWOWOWで放送された時にも、他の第二期ウルトラシリーズよりも高画質であったことで安心して注文することができ、実際の商品も期待を裏切らぬ画質と、一部効果音がステレオ化されていることで迫力が増し、帰りマンをぞんぶんに楽しませてもらっています。
ところが、そのうちの一枚に収録されていたエピソードの再生を始めた途端、映像が止まってしまいました。ご存知かも知れませんがわたしは主にWindowsPCをBDの再生用に使っています。何か相性でもあったかと思いちと古めBDレコーダーを再生機として使用すると、該当部分で止まりこそしませんでしたが映像も音も数十秒ほど飛んでしまいました。これはひょっとして不良品? 一台ならともかく二台の再生機で映像と音が飛んでしまうのですからそう考えるのが自然でしょう。ただ、飛ぶ箇所は本編中ではなく、主題歌部分なんです。主題歌は出演者などスタッフの紹介以外はほぼ毎回同一であり、人によってはどうでもいい部分かも知れません。わたしもちょっとだけそういう考えが頭をよぎりましたが、考え直してとりあえず問い合わせ。販売元であるバンダイビジュアルに「同様の報告は来ているのか? もし不良品だったら交換してくれないか」と聞いてみたのですが、「製造は円谷プロだからそっちに聞いてくれ」とケンもホロロ。
しょうがない、円谷プロに聞いてみるか・・・と該当ディスクの裏面を見ると、なにやら油膜の乾燥したようなものが付着しています。ひょっとしたら・・・、と細心の注意を払いながらそれをふき取り、再生してみると・・・。無事再生できてしまいました。原因はこの汚れだったようです。
いくらわたしでも、直前までケースに入っていたディスクの裏面にふき取らないと読み込みエラーを起こすような汚れを付けることは無理ですから、製品パッケージ化の際に偶然付着したものでしょう。原因分かって良かった良かった・・・と言いたいところですが、これも一種の初期不良ですよね? ディスクの裏面なんてできれば絶対触りたくない部分ですし、もしふき取った際に傷でもつけて読めなくなれば、わたしの不注意による製品の破損、ってことになりましたし。今回はついやってしまいましたしが、本来ならば初期不良品としてチェックさせるべきだったかも知れません。もうふき取ってしまった証拠は残っていませんし。ただ、購入してからだいぶ時間がたっていますし、「利用者の不注意で汚れが付着した可能性もある」として却下されたかも知れませんが。

未来のテレビ放送の形、AbemaTV

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どうも、友人と組んだSNSゲームグループが忙しすぎて録画番組の消化が追いつかなくなってきたkrmmk3です。気がつくと一年くらい前の単発番組がみないままほったらかしです。しかも今見ると、当時なんで録画しようと思ったのがさっぱり分からないという番組がポロポロ、特に地上波番組はその傾向が強いです。多分番組紹介欄やキーワードは「とりあえず録画しておくか」程度には引っかかるものがあったんでしょう、で、実際にはそんな琴線に触れる箇所は番組内にほとんどなくて、芸能人の内輪トークばかりの番組だったりと。まぁそれでいいんですけどね。とりあえず録画しときゃ良いんです、地上波の単発番組なんて。BSやCSのものは単発でも消化率がいいんですが。


その地上波のキー局の一つ、テレビ朝日がサイバーエージェントと組んで、この11日に"AbemaTV"のサービスを開始しました。

「AbemaTV」が本開局。テレ朝とCA共同運営の無料ネットテレビ局

AbemaTV

サイバーエージェントと言えば、ブロガーの間では有名人がブログを開設しているAmebaブログを経営するなどAmebaブランドを掲げることで知られるIT企業です。独立系のようですからそのブランドをそのまま使わず、ひねってAbemaTV、なんでしょうが、なんとなく意味の良く分からない名称となっています。地上波キー局によるネットへの参入は徐々に進んできており、日テレが参加におさめたHuluや、フジテレビによるCSの番組の再送信などが知られていますし、先日は合同によるTVerもありました。いずれにも共通しているのは地上波キー局がやっているにも関わらず地上波番組を原則そのまま流すと言うことは決してしないということです。テレビ=地上波の概念を守り、独立性を保つことを最優先しているためと思われますが、却ってテレビ離れを招いているように思えてなりませんが。
それはそれとしてAbemaTV。AndroidおよびiOSは独立のソフトウェアが提供されますが、PCでの視聴はブラウザとなっています。Windows8.1のPCでちょっと試してみたのですが手元のFirefoxとは少し相性が悪く、うまく映らないことがありました。確実に視聴するならInternetExplorerの方が良さそうです。ブラウザを使わないと視聴できないということはせっかくのPCなのに他作業を
しながらの"ながら見"がやりにくいということです。画面のサイズを好きなように変えてデスクトップの好きな場所におくことに制限が出てしまいますからね。多分"わざと"なんでしょうけど、使いにくさを感じます。画質はウチの回線ではいいとは言えないものでした。まだ安定してないのか混んでいたのか、画面が突然ピントがおかしくなったかのようにボケる現象がしばしば見られます。24チャンネルもあるというチャンネルの切り替えを快適にするため、複数のチャンネルを同時に受信できるようにしているように見えますし、ザッピングが一番で画質は二の次という主義なのかも知れません。Android端末では専用ソフト動作ですから当然画面を占拠します。なお、GooglePlayから落とせるということもあって以前紹介した"アキバコ"でもイントール&視聴は可能でした。Androidの端末やバージョンの制限は緩そうです。現状テレビで視聴したい場合はああいった機器を使うのが一番でしょう。

Huluなどと違い、AbemaTVは無料で視聴できます。CM入りですがまぁしょうがありません。配信ゆえにもちろん予約録画は出来ません。経営側がその気になればいくらでも録画可能に出来るでしょうが、当然ながらその気はゼロでしょう。その代わりに有料で放送済番組の配信が受けられるようです。当たり前のようにそれは月額制で、個別の番組の一部だけがみたいからそれだけ安く受信させて欲しいという要望には今のところ対応しないようです。言うまでもありませんが絶対に再配信の対象にならない番組もあるでしょう。無料だが録画出来ない、後でみたければ月額制有料の配信サービスを契約するしかない。これは現在キー局の要望で「録画禁止放送」となることが検討されている4K/8K放送の目指す形と同じではないでしょうか。おそらく録画を禁止し、CM視聴を強制にしたうえで一部の再配信していい番組だけが期間限定でネット経由で視聴できるようにし、月額制でみんな有料会員になって、CM料と会員料のダブル収入でがっぽがっぽ。これが現在地上波キー局が望む未来テレビの形なのでしょう。4K放送に録画禁止を導入(事実上の全番組録画禁止制度)することをキー局が要求していることが最初に報道されたとき、そういう形を想定しているのではと指摘しましたが、AbemaTVはまさにそれそのものでした。

なお、AbemaTVはテレビを見ない層と言われている10~20代を主な視聴者と想定しているそうです。今のところ中身はとても若い人を想定しているようには見えませんが、多分とりあえず用意出来る映像コンテンツがCSの蓄積に頼るしかないからと思われます。将来的にはより若い人向けに移行したいのかも知れませんが、テレビ見る習慣のない若い人ってパソコンも使わないし使えないそうです。そういう人はスマートフォンかタブレットでネットをやるのでそれで見ることを想定しているのでしょうが、そういう人が利用しますかねぇ、こんなパケット&バッテリー喰いのサービス。よく分からないのですが、一人暮らしの人がもう家に電話をおかないように、スマートフォンしか使わない人は家にネットを引いていないのではないでしょうか。パケットでAbemaTVなんて使ったらあっという間に速度制限を喰らいます。外のフリー回線でネットが出来るようなところでリアルタイム配信しかない動画サービスなんて見ないでしょうし、利用状況が思いつきません。ましてパケットを消費しないサービスであったモバキャスも失敗に終わり、あっという間に終了が決まりましたし。仮に家で自由にみられるネット環境があったとしても、AndroidやiOSのスマートフォンやタブレットは机に置きっぱなしにしながら使うに向いた形状ではなく、充電ケーブルを繋ぎっぱなしで見るには向きません。ケーブルを抜いて手で持つとバッテリー消費が激しくてやはり使い物にならないかと。それにSNSゲームにはまると、それ以外で大量にバッテリー消費されるのもったいないと思うようになるんですよねぇ。AbemaTVが想定している人でそういう人は少なくないでしょうし。
そういうわけで、AbemaTVの想定した使われ方にはおそらくならないように思います。仮に生き残れたとしても、結局マニアやもう少し上の年齢が主な利用者となるでしょう。もちろん我々マニアが録画禁止放送に屈するのが前提となりますが。いずれ来るかも知れない全面放送録画禁止時代を先取りしたい方は、有料会員になってみるのも一興かも知れません。

追記:エンターテインメントとしてのAbemaTVには否定的に見ているわたしですが、此度の地震のような緊急事態の時、動画のニュースがみたい、と言った要望にはこのAbemaTVは十分応えられるものと思います。無料ですし、ニュースチャンネルのためにインストールしておくのは悪くありません。

もはや恒例、PowerDVD16を試す

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PowerDVD15に関するコメントをいただいてますが、あれちょうど一年前の記事なんですね。あれは発表された翌日、15日に書いた記事でした。そして、ほぼ一年後、4月13日にまたしてもCyberlinkからPowerDVD16の発表がされています。

サイバーリンク、TVでの視聴に最適化した「PowerDVD 16」


動画・AVソフト界における新機能とか新機軸とか関係なく、一年に一回この時期に新バージョンに繰り越しすると決まっているのでしょうか? まぁ2016年に16と年数とバージョン名が一致していて分かりやすいし、逆に恒例行事にしないとあちらも気が済まないのかも? まぁせっかくなので少し見てみましょう。ウチで使っているPowerDVDは相変わらずFluidMotionVideoに最初に対応したバージョンです。15の時はH.265/HEVCの再生能力のハードデコード対応や4K動画への対応が主なバージョンアップだったのでスルーしたのですが、今回はどんなものでしょうか?とりあえず無料で使える体験版をダウンロードしてきて、A10-7800搭載のWindows8.1PCで試してみます。

記事を読む、あるいは公式サイトで確認する限り、16の最大の特徴は従来の「PCモード」以外に「TVモード」を搭載したことにあります。これはUIをテレビ向きにするというもので、Windowsが10になって事実上消滅してしまったMediaCenterに変わろうというものなのでしょう。残念ながらかつて(7のころあったは)のような専用リモコンは用意されないようで、相変わらずスマートフォンをリモコンの代用にできるソフトが用意されるということです。個人的にスマートフォンをリモコンの代用品にしても直観的操作には程遠い環境としか感じられないので残念ですが、テレビでのマウス操作にも慣れましたのであれでいいです。わたしのようにPCをメディアプレイヤーとしてテレビにつなぎ、PowerDVDを使って再生することのある人にはよい変更点ですが、多くの人にはそれほど重要ではないかも知れません。
普通にPCで利用してみたところ、改めて機能として解説されてはいませんが、AMD製GPUの特徴であるFluidMotionVideo機能は当然搭載されています。ただし、例によってBD利用時にしか対応できません。これはいろいろな理由があるのでしょうが・・・。代わりにPowerDVD独自のソフト方式の再生補正機能であるTrueTheater機能、TrueTheaterMotion(以前はTrueMotionと言っていたような気がしますが)がひそかに強化されており、ローカルファイルの24→60/72fps補間機能がHD動画で使えるようになっていました。15は一年前に体験版を使っただけなのでよく分かりませんが、14は事実上SD動画でしか有効になっていなかったのに対し、16ではHD動画でもあきらかに動きが滑らかになっており、昨日が有効になっています。ソフト方式の補間は他にも方法がありますが、PowerDVDを使うのが一番楽と言えます(お金はかかりますが)。ただ、A10-7800だとちょっと完全ソフト方式でTrueTheaterをHD動画で使うのは少し荷が重い感じもします。

あとは、それほど重要とは思いません。Apple TV、Chromecast、 Rokuへ対応していない動画を変換しばがらストリーミング送信できるサーバー機能やSeeQVault対応といったものもありますが、我々には必要ない機能でしょう。16の特徴は、特に大きくは語られてはいませんが、TrueTheaterMotionをはじめとするTrueTheater機能が従来よりも強化されている面にあります。PowerDVDの補正機能が好みにあっていて、古いバージョンを使っている人ならそろそろバージョンアップを検討してもいい時期かも知れません。わたしも・・・そろそろかなぁ、テレビ接続PC向けに。

バックアップがないことは恐ろしい

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先日のことです。最近手に入れたばかりのfonepad note6の中古品を再起動したところ、Androidが起動画面から先へいかなくなってしまいました。知らず知らずのうちにOSの調子が悪くなっていたのでしょうか。Windowsのように、うまく起動しなかった時はOS側が修復しながら起動してくれないかと何度か電源の入れなおしをしてみたのですが、どれも起動画面から先へ行きません。どうやら今までの状態を復元するのは無理のようです。こうなったらOSを初期化してみるしかありません。fonepadnote6の場合、ボリュームボタンの上を押しながら電源を入れてやると、OSの初期化や出荷状態に戻す完全初期化を可能にするメニュー画面が起動します。BIOSレベルでソフトが壊れていたりハード的な破損があった場合、これも起動しなかったりしますが、幸い立ち上ったところを見ると、あくまでOSの破損だけのようです。もちろんデータは初期化されてしまいますが、動かないよりはマシ、覚悟を決めてOSを初期化しました。あとは任せておくだけで無事初期化再起動は終了しました。

もちろんそれで終わりではありません。少しでも前の環境に近づけるため、設定とソフトの更新・再インストールが必要です。わたしの端末はどこかのキャリアと契約して購入したものではなくあくまで単体で購入し、ほとんど外部のWiFiでしか利用していません。キャリア契約のタブレットやスマートフォンは使ったことはありませんが、多分それよりはやることは少ないでしょう。とはいえ、使っているうちに勝手に行われていたプリインストールソフトのバージョンアップを一度に行わなければならないため、おそろしく時間がかかります。しかも放っておくと省電力のためにスタンバイ状態になってバージョンアップが止まってしまうため、原則付きっ切りで更新作業を行わなければなりません。その代わり、ある程度Googleのアカウントで設定のバックアップが行われていたため、スタンバイモードに戻ってしまった際の再起動という単純作業以外はほとんど任せっぱなしで問題ないのですが・・・。

ほとんどのソフトはそれでなんとかなりましたが、たった一つ復元のしようのないソフトがありました。LINEです。と、いうのもわたし、LINEをFacebookのアカウントで使っていたんですね。LINEを単独アカウントで使うにはショートメールを受信できる必要があるのですが、SIMを入れていない端末はそれ自体でショートメールを受けられず、手元のあるPHSは機能的にはショートメールの受信が可能なはずなのですが、実際に使ってみると少なくともLINEのショートメールは受けられません。LINEを使う気のないメイン端末はMVNOのSIMが入っているものの、ショートメールは毎月別料金を払い続ける必要があって、あまりにコストパフォーマンスが悪いので契約していなかったんです。Facebookアカウントを持っているとショートメールを使わなくてもLINEを使うことができるので、そのためにほとんど使わないアカウントを作ってあったんです。そのFacebook自体は復元できたのですが、LINEをFacebook経由で登録しなおすには、Facebook経由のLINEを利用している端末で機種移動の設定を済ませてから新しい端末で受けなおす必要があるのです。OSを初期化した場合別端末とみなされるため、そのまま使えません。前のソフト環境が消えてしまった以上、Facebookは戻せてもそのアカウントを使ったLINEを復元するのは不可能。やむを得ずいったんFacebookのアカウントを削除(14日ほどかかるということですが)し、改めて作り直しました。Facebookのアカウントはショートメールがなくても携帯電話へ暗証番号を自動通話で音声で教えてくれるので、それを使うことでアカウントを作成できます。もちろん前のアカウントはもう使用不可能ですので、別途携帯電話だのメールだので友人に連絡をとり、LINEグループに入れなおしてもらってやっとほぼ再現することができました。

もちろんこんな状況になったのはAndroid端末の中身丸ごとバックアップをとっておかなかったわたしの責任です。LINEまで含めて完全バックアップが可能かどうかは分かりませんが、ある程度なら戻せる手段はいくつかあるらしいのに全くやらなかったのですから。それでも、WindowsPCならソフトや設定の直しでほぼ完全に元の環境を取り戻すことはできますが、それができないことがあるAndroid端末。最近PCよりモバイル端末重視でそっちに情報も何もかも預けるような人が増えているような印象ですが、正直今回の件でそういう使い方に恐怖を感じます。今回などしょせん顔見知り遠しのグループでしかないので元に戻すことは簡単でしたが、そうでない場合だってあるでしょうし。PCがあればもっと根本的バックアップが可能なのでしょうが、PCなしで大丈夫なのかと。iOS機器はクラウドでかなりの部分で自動バックアップされるようですが、その代わりにAndroidと比べても要求される個人情報が段違いに多いからなぁ。これはこれで怖いです、最近は使ってませんが。

一度逃げた人は決して帰ってこない、を実体験から覚めて語る

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先日はAndroid端末が起動しなくなりましたが、今度はメインで使っているPCがいきなり起動しなくなるハプニングが起こりました。幸い大したことはなく、リカバリーメディアで立ち上げてスタートアップを修復するだけで治りましたが。それでも、このPCを組み立ててだいぶたちますしそろそろ起動SSDを含めて組直した方がいいのか・・・と思う今日この頃。ただメインPCはAPU機なのでAMDがいい加減次を出してくれないと交換しづらいのですが。ただ簡単に直る現象でも動かないとあせりますね。動作を始めさせてから時間が経ちすぎて、動いて当たり前の感覚に支配され過ぎているのかも知れません。

最近他が忙しく、落ち着いてPCの前でじっくり考え事をする事が出来ないこともあって全然更新しなくなっている当ブログですが、他のことが落ち着くまではこのペースを続けるしかない状況です。気にしてるんですけどね。まぁ今はかつてほど書くべきこともないですし、何より4K8K放送の「録画禁止放送化」に絶望し、4K8K関係の機器を紹介したり考えたりすることすらしたくないという心境に駆られています。
さすがにこの録画禁止放送化を容認出来るテレビ好きは地球上に存在しないでしょうし、わたしだって絶対に認めません。昔なら怒って非難文章を書いたりそれに対抗する手段を考えたり紹介したり、いろいろやっていたんでしょうけどね。今はその気すら起こりません。それは年齢的にそれほど熱くなれなくなったというのも当然ありますが、デジタル放送の録画規制の経由をリアルタイムで経験し、我々一般利用者の意見は一切反映されないどころか聞いてももらえないということがハッキリしてしまいましたので何をやってもムダと言う諦めの境地に達してしまったからでしょう。まぁ積極的な活動はしなくても、4K8K放送普及を防ぐため、4Kテレビが一台でも多く売れないように個人レベルで他者の購入相談を受ける際4Kテレビは勧めない、買う気のある人には考えなおさせる、などはしてますこどね。もっとも民放キー局としては地上波がしばらく対応できない4K8K放送にテレビの概念が移るのは避けたいでしょうから、現行の4Kテレビ購入を遅らせてくれるのは願ったり叶ったりでしょうから思う壺、結局掌の上で踊らされているだけのかも知れませんが。

しかし、このまま沈むまま、になっていていいのかと言う思いもあるのです。いくら好きな分野だからって、一度熱が冷めたらなかなか戻れません。戻らない期間が年単位になったら二度と戻らないと言ってよくなります。わたしはかつて映画のサントラ集めのためにCDをよく買っていましたが、音楽業界があのCCCDを導入した際に怒りを覚え、それ移行音楽CDは一切買わなくなっています。DVDとのセット商品でDVDの方が欲しくても、品目の種類が音楽CDであれば買わない、という程度には徹底していました。その禁は昨年解禁し、それこそ十何年ぶりに音楽CDを買いましたが、それで元に戻るかと言ったら全くなっていません。結局その時買ったCDだけでそれ以降は興味すら示すことはなくなっています。一度熱して冷めた分野なんてそんなものです。好きなものが裏切ろうとするのなら最初は怒り、それから一度は絶望し、やがてため息から生暖かい目で見るようになり、次第に気分的に遠ざかって自分とは縁のないものと思うようになり、最後には無関心になって二度と戻ってきません。すくなくともわたしは最終段階二歩手前くらいまで来ていることを感じています。PCをあまり弄らなくなった(あくまで趣味の領域でむやみにパーツを変えたりすることをしなくなった、の意味です)のも一番肝心の録画分野への熱が少し冷めつつあるからですし。録画禁止だけが全てだとはいいませんが、その発端となる録画規制が元凶であるのは間違いありません。かつてなら年齢とともに興味を失った人たちの代わりに新しい若い人たちが新たな下支えとなってくれるものでしたが、今はそれが期待できない「テレビ離れ」と来ています。もっとも、実は離れているどころか最初から近づいてきてもいないのですから、改めて入ってくる可能性は一度逃げた人間よりは高いかも知れませんが。

ベテランには逃げられ、若い人には入ってきてもらえない、魅力のなさは保証付きの精度・録画禁止を導入しようとするテレビ界はこれから何をするつもりなのでしょうか。タレント事務所や映画業界、スポンサーに媚びを売るつもりで録画禁止を導入した結果、誰もみなくなって彼らにも去られたら本当に全て終わりです。まぁそれがはっきりすることには、多分完全に興味を失って耳に入れることもしてないんでしょうね。そのころわたしはいったい何をしているんでしょうか。

Windows10へのアップグレードしたタブレットの使い勝手

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Windows7/8.1を無償でWindows10にアップグレードできるのは確か今年の7月29日まででしたっけ。ウチで利用しているデスクトップ機は、古いWindows7のものはWindows10に、Windows8.1のもの(2200円とかで買えたアップグレード版8を8.1にアップデートしたもの)は10にしてません。これらは10にはしない予定で、次のWindows11?辺りが出たら買い換えるかも知れませんが、とりあえずこの体制でいようかと思ってます。まぁ当面は後の出費が増えてもいいから現状維持ですね。でも、Windows8.1を使うたびにWindows10にしろ~Windows10にしろ~のバナーがウザったいですし、何よりWindowsUPDATEのオプション欄にWindows10が入っていて、しかも普通ノーチェックが基本のオプションの中で勝手に最初からチェックが入っていて、選択済になっていると来ています。もちろん気を付けていれば10にしなくていいですが、半分眠っているような夜更けに間違えてUPDATEやったらかなり高確率でチェック外すの忘れますよ。デスクトップ機ならまだ後で気が付いたときに元のOSに戻せば実害はないですが、ノートPCとかでモバイルルーターでネットにつなげているときにこれやったら悲惨です。一撃でパケット残量食いつぶしますからね。ええ、やられましたとも。ちなみにWiFiルーター接続だとモバイルか有線回線を無線化したものかPCは区別の方法がないので、止めてくれません。まぁ途中で気が付いてあわてて手動で止めましたけど、失ったパケットは戻らないです。

ただ、この時ちょっとモバイル機、特にWindowsタブレットでWindows10を入れた時の使い勝手はどうなるのか気になりまして。Windows8.1を境にタブレットを想定したタッチ操作をWindowsは取り込むことになったわけですが、その二代目もやはり体感しておいたほうがいいのはないかと思い立ち、このWindowsタブレットを10にしてみる気になってしまったわけです。なにせWindows8.1からWindows10になったときに使い勝手に関してはほぼWindows7以前にあったスタートメニューが左下についたこと一色で、それ以外は二の次、特にタブレットで利用したときの使い勝手はあまり見かけなかったものですから。ただ、インターネットはその時強く興味のある分野以外の情報は全く目に入らなくなる欠点のあるメディアですから、わたしが見逃していただけかも知れません。それに使い勝手の良さなんて、自分でやってみなければ絶対わかりませんからね。それに関する限り、他人の記事はその人の感想にすぎず、多くの場合自分のケースに当てはまらないものですから。
実際、わたしにとってWindows8は操作性という点では確実にWindows7より上と感じています。UIが変更になったことが批判を受け、ネット上はその非難しか見つけることができず、多くの人は使いもせずに「ダメOS」とした8および8.1ですが、少なくともわたしの場合はそんなことは全くありませんでした。確かに使い始めた当初はインストールしたソフトの呼び出し方も電源の落とし方も分からず、少し苦労させられましたが、そんなもん調べればよし。数日で慣れました。むしろ右上にマウスカーソルを持っていき、下に卸して必要な呼び出しアイコンがそろっているチャームを呼び出すやり方がすぐに自然に感じられるようになっていったのです。わたしは左右両利きという変な特徴があるためか、右側左側の遠近感というものを誰よりも意識して生活していますので感じるのですが、右利きとして育った人はおそらく無意識のうちに右側にあるものを「近く」左側にあるものを「遠く」感じる傾向があるはずです。Windows8の右チャーム呼び出しになれるとWindows7などの左下にあるスタートボタンが少しですが遠くに感じられるようになり、何か窮屈な思いさえしくるのです。ですからWindowsが8.1になって左下にスタートボタンが追加されたあともそれは全く使わず、右から呼び出すチャームを使っています。そもそも日本で育ったゆえに文字を読むときなど右上から下に視点を移す行為は普通ですから、そっちが自然に感じられるのは不思議でもなんでもないんですけどね。そういう習慣のない文化圏の人間ならともかく、日本人からWindows8の勝手の良さを語る声がほとんど聞こえてこなかったのは不思議です。大勢でなくても少しはあってもいいはずなんですが、インターネットは自由に意見を言おうとすると反対意見者が容赦なくつぶしに来て(実際わたしのところでもWindows8に関してありました)、それを言い続けることに疲れてしまう傾向がありますから、やはりかき消されたのでしょうか。
Windowsタブレットを買った後も、そういう操作になれたWindows8.1ですからそれなりに不自由することなく使っていました。一方10はどうなんでしょうか? 

Windows10はWindows8/8.1がスタートメニューがないことが批判を浴びた最大の理由として作られたOSのためか、左下にほぼ7以前のスタートメニューに等しいアイコンが作られています。が、タッチの場合これは当然左手間近にあるため、普通の人は押しづらいのではないでしょうか。わたしなどは普通の人よりは左手を使える方なのでそれほど違和感はないですが、遠近感の関係上やはり右手側にあるよりワンクッション挟んだような感触は残ります。それなのに必要な機能のほとんどはそのスタートメニューからの呼び出しになるうえに細かい階層を経由するなど7以前の操作方法を受け継いでいるため、Windows8と比べると自然なタッチ操作からは明らかに遠ざかっています。しかも右からスタートボタンを呼び出すチャームは廃止されていると来ています。一応タブレットモードにすることで右からチャームみたいなものが出てきますが、ほとんど使わない機能しか呼び出せません。ModernUI上限定の設定やバッテリー節約モードの切り替えなど気軽に呼び出せなくても構わないものばかりで、なんで右側という扱いやすい場所にこんなものを用意したのか謎です。そのくせタッチ操作してるとちょっとした指の動きで頻繁にひょいひょい出てくるため鬱陶しく感じることさえありました。
正直タッチ操作で使う分には8.1の方が上です。なんでデスクトップモードとタブレットモードを別にしたのに、タブレットモードが非タッチ利用者の視点で作られた部分を引きずらなければならないのか理解に苦しみますが、そうなってしまっいるのは仕方ありません。ただタッチでも動いているソフトの強制終了ができるようになった部分に関しては8での大きな不満だっただけに改善点と言えますが、それでも「しやすい」わけではないのがどうにもこうにも。7やXPを引きずっている人への配慮ばかりでなく8/8.1になれた人への配慮も欲しかったのです。

ただ、8/8.1も良かったところばかりではもちろんありませんよ。8最大の欠点はModernUI上で使う、ARM版WindowsRTとの互換性のある新しいタイプソフトウェアアプリケーションの導入をあせるあまりか 、従来Windowsおよびそこで動くソフトを「レガシー」扱いにしようとしたようにしか見えなかった点にあります。実際8がうまく行っていればいまごろそうなっていたとしても不思議ではありません。10のいいところは少なくとも従来Windowsおよびソフトの形容をModernUIと同等クラスに扱っている点であり、おいそれと切り捨てられないところをMicroSoftが認めた点にあると思っています。左下階層型スタートメニューの導入はその象徴と言えますが、その一方でAndroidやiOSとは競争をあきらめたようにも見えます。ただ、あくまで大急ぎで追いつくのをやめて、徐々にPCに戻ってくるようなもう少し長い目で見る戦略に変えたのかも。実際最近AndroidでWEBを見ると、ポップアップブロックでも消せない広告が記事の上にベタリと張り付いたりまずこっちからは不要な広告サイトに飛ばされたからでないと感じの気記事が見えないとかそういうものが目に付くようになってきており、そういう広告をブロックできる方法がいくらでもあるPCと比べると情報を調べることに関してモバイルOSは使いづらくなってきているように感じています。いずれモバイルだけで通信環境を完結させることに限界を感じる人が多くなる時は近いのかも知れません。
PCユーザーに対しても同様。ハードウェアは最新を求めるくせにOSは古いまま使おうとするPCユーザーは結構いるのですが、次世代のCPUはWindows10以降しかサポートしなくなるという噂が出ています。ドライバが新OSにしか対応しなくなって使えなくなる周辺機器というのは普通に存在しますが、CPUはドライバを挟まず利用するので新OSしかサポートしないというのがどういうレベルなのかまだハッキリしませんが・・・。あくまで新OSでないとすべての性能を発揮できない、という点にとどまる可能性はありますが、割と10はそういう点に敏感なユーザーには受け入れられているとかなんとか。

とはいえ、7はともかく8.1ユーザーは必ずしも10にすぐにでも全部移行する必要はないかと思います。10の問題点として、7/8.1用ドライバが一か月しか動作しないところがあります。10用ドライバが用意されていない古い周辺機器・内蔵デバイスだけど自分には重要、という機器が10で動くかどうか試したら動いたのでそのまま使った、それでいいと思っていたらちょうど一か月で動かなくなる。これはWindows10の仕様ですし、しかもアップグレードの場合10をアンインストールして従来OSに戻す期限切れと同時に行われるため、分かった時にはもう元の環境には戻せない、ということが普通に起こるのです。そういう経験をして10を好まなく思っているユーザーは、大っぴらには決してされないのですが少なからずいるはずです。わたしもそれに近い経験をしましたし、同様に10ドライバが用意された様子のないデバイスを使用しているのでその機種では怖くて8.1から移行できません。いずれ8.1が使えなくなる日は来るのでしょうが、そのころにはそのデバイスも役目を終えているでしょうし、たとえ有料になったとしても10への完全移行はそれからで惜しくないと思ってます。

それにしてもタブレットは8.1のままでよかった。どうせ周辺機器なんてつなげませんしね。戻しても良かったのですが、もし今後出てくるWindowsユニバーサルアプリ(って言うんでしたっけ? 従来でいうところのストアアプリ)が10移行しか動かない、なんて仕様が普通になった場合に備えたほうがいいかと考えてもう戻せる期限を過ぎてしまったのですが、考えてみたらWindowsアプリなんてブラウザ以外使わないし、前に入れたものも誰も使わないせいか、一年かそこらでサポートが切れて利用不可能になってアイコンが残るだけになっているものばかり、最近はストアを覗くことさえしなくなっているのですが。

帰ってきた腰痛地獄

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おひさの更新であります。お元気でしたか。わたしはイマイチであります。
何年ぶりか、少なくとも10年以上は起こっていなかった腰痛になってしまいました。今までは特になんともなかった腰の左側です。

昔患ったのは右の腰だったんです。小学生くらいのころから痛めていて、時々症状が出る程度だったんですが、東京に移って仕事しているうちに慢性になっていって、最後はとうとう歩くのもつらいほど痛くなってしまい、仕事が続けられなくなってしまいました。仕方なく上京前に持っていた夢も希望も捨てて田舎へ引っ込むことにしたんです。ですがそれで腰が治るわけでなし、家にいればとりあえず動かなくても済むというだけで、仕事も始められません。ほとんど実家に寄生状態で、杖をつきつき医者に通う以外は横になってばかり、それでも全然痛みが引かないという始末。そんな期間が一月以上も続いたのち、ある日突然ショックとともに痛みは全部右足のふくらはぎに移動するという不思議な現象が発生して治ってしまいました。それ以降ほぼ毎日10回以上も右足がつる(こむら返りを起こす)という日々は続いているものの、意図的に頻繁につらせては戻して足のふくらはぎ全体をほぐすということを怠らない限り、腰も足も痛むことはなくなりました。怠ると足首が逆関節に折れそうになるほどの強烈なこむら返りが起こったり、多少腰が痛くなったりはしてましたが、それ以前と比べれば管理は楽でした。

てっきり二度とあの腰痛に悩まされる日は来ないと思っていたのですが、先日同様の・・・とまではいかないものの、腰の左側、かつての痛みに似た痛みが発生したのでした。一口に腰痛と言っても人によって原因は違うでしょうが、わたしの場合痛みが移動したことから足から来る疲労の蓄積によるものではないかと勝手に思ってます。今回の腰痛も、朝起きたら左の足首がひどく痛くなるため、右の腰痛と同じ原因による痛みなのでしょう。ただ、左の腰は左足と直結しているので右足をつらせても左の腰は回復しません。かと言って左足は右のようにうまくこむら返りが起こってくれず、痛みが逃げてくれません。これは自然回復を待つしかありませんでした。とはいえ、かつてのようにズキズキ痛いというよりまるで常時刃物で切り付けられているようなキリキリとした痛みと比べれば、動ける分楽と言えるものです。で、ようやく日常生活に支障がない程度にまでは回復しましたので、こうしてパソコンの前に座ってブログを書けるまでになりました。まだ少し痛みは残っていますが、あとはこのまま昔のようにならずに消えていくのを祈るだけです。

腰は文字通り体の要。わたしみたいにならないように気をつけましょうね。

超高精細度テレビジョン放送向け衛星基幹放送免許受け付け結果

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ほぼ最初から免許配布先は決まっていた、と思われますが手続きと名目上は公募の形をとらなければならないのが日本独自の電波制度の面倒なところ。と、いうわけで総務省による衛星での基幹放送を行う免許の受付に2社が公募したことが公開されていました。応募したのは

・スカパーJSAT株式会社
・株式会社放送衛星システム

の2社。前者はいわずもがなですが、後者は日本放送協会関連の衛星放送システムのインフラを運用する会社といます。まぁ実際のところWOWOWおよび他の民放キー局系列の衛星放送も出資しており、実質スカパー以外のBS放送全部を総括するための会社でしょう。かつグーグルアースによる外観を見る限り名前だけのペーパーカンパニーに等しい存在と思われます。どちらも使用目的を超高精細度テレビジョン放送、つまり4Kないし8K放送と限られており、これを平成30年つまり再来年以降に放送を開始するとしています。2020年の東京オリンピックまでに日本中で数十パーセントの普及率を目標としていることを考慮に入れると、2018年以降に本格的放送を開始というのは遅すぎるくらいなので、即始まることは間違いないでしょう。来年には試験放送が始まっているかも知れません。

つまり、例の件、4K8K放送は果たして録画禁止放送に予定通りなるのか、という件も遅くとも再来年になればわかる、ということです。なにせ最初から民放キー局の系列が入っていますからね。ちなみにこの録画禁止はNexTV-Fという組織で検討が始まりましたが、NexTV-Fは今年の4月にDpaと合併・再編成され、A-Pabになりました。これによって「前団体より要件は受け継いだ」と「引継ぎの際に資料が紛失した」を都合によって使い分けられることができるようになったということです。そもそもNexTV-Fの解散間近に録画禁止の検討をはじめたという時期の使い方からして最初から都合のよい資料紛失を活用するつもりだったのは間違いありません。正直4K8K放送が録画禁止になって誰も見なくなり、普及はもちろん世界に売り込むのに失敗しようがなにしようが我々の知ったことではありません。が、最悪なのは4K8Kが録画禁止になることによって録画禁止が制度化し、他の現在録画視聴している放送も録画禁止になり、最後には法律によって放送番組録画が刑事罰付の違法行為となる、ということは十分考えられます。デジタル放送のときのあの"こぴぃわんす"にしても、「制度として用意しておくだけで実際に使われることはほとんどない」を名目に導入しておいて全部の放送をその規制対象とし、最終的にはどんどん制度の法律化の活動にばかり熱心になっていったのですから。放送の録画禁止はむしろ著作権法違反ですが、一度制度化してしまえば「法律が制度にあっていない」として録画の違法化を求め始める。こういう行動に傾くと考える方が、今放送関係者が口にしている「録画禁止は盛り込むだけで実際に活用されることはほとんどないと聞いている」が本当であるより高確率でありうる未来です。

とりあえず恐れつつ再来年どうなるかを待つとしましょう。それでも録画禁止を徹底するなら、最後は我々全員でその世界から離れていくだけです。

TMPGEnc Video Mastering Works 6、AMD VCE対応強化

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動画エンコードの雄、ペガシスも、思ったほどH.265が浸透しない印象や周囲の環境の変化、それにテレビ界のユーザーを蔑ろにし続ける態度への嫌気の煽りを受けた感もあって最近少し影が薄い印象ですが、それでも小まめなバージョンアップがあるのがここのいいところ。その中心ソフトであるTMPGEnc Video Mastering Works 6にも修正を施したバージョンアップがあり、前回実装されたAMDのVCEエンコードへの対応が若干ですが強化されています。
更新履歴によると、その変更点は「AMD Media SDK エンコーダーの出力設定に、アスペクト比率、ビデオフォーマットの設定を追加しました。」とあります。後者はちょっと分からないですね。過去のバージョンと比べてもどこが違うのか不明です。ただ、わたしがインストールしたのはAPU搭載PCなので、単体RADEONだと少し違うのかも知れません。前者は良い変更点・・・というより不具合の修正ですね。最初に搭載されたときはアスペクト比1対1しか出せず、1440x1080を解像度そのまま16対9にできなかったのですが、やっとできるようになりました。まぁそれで当たり前なんですが・・・過去のVCEエンコードの扱いの悪さを考えると、そのくらいできなくても不思議でもなんでもなかったので気に留めてなかったのですが。最近ハイクラス(うちでは)のエンコードPCではAvisynth+MediaCoderでエンコードすることがほとんどでTMPGは使わなくなっていたので、前述したとおりAPU機に移し替えて試してみたのですが、A10-7800だとx264エンジンを使用したソフトエンコードと同程度の速度か、ヘタすれば遅いくらいとガッカリ。ただ、A68Hを使った当システムはちょっとCPU/GPUともに動作速度が普通と違うので、それが原因かも知れません。A88+A10-7850Kの方に移したところ、少なくともx264よりは高速になりました。ただ、こっちだと環境ツールが起動できずにTMPG自体が強制終了したり、動画を読み込むとしばしばエラーを吐いて止まってしまうので、あまり常用したくないのですが・・・。なんとなくRADEONの最近のドライバとTMPGは相性が良くない気がします。
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