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Channel: 録画人間の末路 -
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8Kは2020年に導入か 総務省方針を固める

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少しサボってました。これ以上サボるとブログの書き方を忘れそうなので、書きましょう。実際書くのを忘れてましたし。

2020年に8Kスーパーハイビジョン本格放送開始へ


4Kが2014年ですから、ずいぶん早い展開です。総務省は世界的にデファクトスタンダードになりそうな4Kは完全に踏み台にする腹のようです。もっとも、そうでないとSHVに技術と資金をつぎ込んできた日本放送協会が浮かばれませんからね・・・。そんな無理しても、と思うんですが。
4Kは現在のBDの超解像表示という使い道があり、そっち目的で買う人も出るかと思いますので、最低限の普及は見込めます。というより、4K超解像でもしないとBDの価値が出ませんから。この間BD+DVDのセット販売の映画買ったんですけど、最近のデジタルバリバリの映像だったせいもあってBDとDVDの画質の差を大きく感じたのは主に思いっきりカメラを引いた遠景のシーンで、作品中のほとんどを占める役者さんの演技シーンはDVDと比べてそれほど・・・と言う印象しか持てませんで。使ったDVDプレイヤーやモニターテレビの性能もあるでしょうが、映画で重要なのは面白いかどうかであって、画質はその要素の一部に過ぎないということがよくわかりました。それはさておき。

8Kはそういう下地になりそうなものがないわけですよ。フルHDに過ぎないBDを8Kまで上げてもほとんど意味ないですし。4KのBD(かそこらへんのメディアソフト)が出て、その超解像でもやるのならまぁわかりますが。何度もいいますが、8Kは家庭にはオーバースペックだし、8K表示ができるほど巨大なテレビは部屋に入りませんし、入ったとしても圧迫感がありすぎです。個人的には4Kが限界と考えていますが、"「視聴者の本当にニーズに応えなければいけない。スケジュールが大幅に前倒しされ、『奇跡を起こそう』というぐらいの話だが、やらなければいけない」"などと書いてある以上、8Kこそ本当の視聴者のニーズだ、と信じているんでしょう。そう信じているんだからこっちでゴチョゴチョ言っても無駄なわけです。ちなみに無料放送にスクランブルを入れることや録画に制限がかかることは視聴者のニーズでは絶対にないんですが、そこらへんはテレビ業界の方はどう考えているんでしょうか。

放送時期やモニターの普及はおいておいても、この記事他にも注目に値する部分があります。
・SHVの中核となる映像圧縮技術「HEVC」については国際標準化が1月に完了
どうやらSHV(8K)はHEVCで決まりのようですね。先日の実験ではAVCと聞いていたのでどうなるかと思っていたのですが、無難な選択と思います。また、CSは124/128度を前提として検討をしているという表記があったことで、どうやら2014年の4K放送も124/128度の利用が濃厚になってきました。個人的には録画しやすい110度CSの方がよかったので、この辺少し残念です。

なんか韓国が地上波での4Kを進めているためか、総務省を含む日本の放送業界に少しあせりが見えてます。日本でなければできないSHVで世界をリードしようという気合はいいんですが、その8Kが生きる巨大テレビの需要は、おひざ元の日本ではたぶんほとんどありません。32型テレビなんていまだにフルHDですらないんですから。あちらとしてはどうしてもSHVは放送用でなければならない理由でもあるんでしょうが、地上デジタル放送の時のような選択肢を奪う無理やり移行は二度と起こさないようにしてほしいものです。

いまだこんなことやっているスポーツ新聞がある

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わが父は長年"スポーツ報知"を購読している。主に野球と競馬の情報を得るためである。あくまで父の趣味なので、わたしが読むことは滅多にない。が、今朝たまたま見て、驚いた。



上の写真は昨日のWBC練習試合の記事の一部である。試合の結果報告、ではない。というか結果が書いてない6回表までしか掲載されていないもちろん本文も試合途中経過だけで書いているのである。
父が言うには、以前はここまでのことは滅多になく、あっても昔たまにあった記録的長さの試合が延長戦の途中までしか掲載されていないというのがせいぜいだったそうである。ところが、去年あたりからこのような記事がしばしばかかれるようになった、ということだ。昨日の試合は確かに少し長い試合だったが、それでも6回の表終了時なんでまだ試合の中盤を少し過ぎたばかりじゃないか。最初から試合の結果を書く気がスポーツ報知にはなかった、ということではないか?

これはひょっとしたら地方版だけの措置なのかも知れない。だが、記事を地方に送るのに時間がかかった数十年前ならともかく今ならほとんどタイムラグなしで日本の隅々にまでデータを転送できるはずだ。いったいどれだけ旧態依然とした体制で新聞を作っているのだろうか? ここは。ついでに言えば地方をなめている、ってことにもなる。仮に東京など大都市圏でも同じような記事になっているのだとしたら、ひど過ぎて何もいえないけど。

それにしても、呆れて声も出ない(だからテキストに書いている)。インターネット当たり前のこの時代に、前日の野球の結果を掲載せずに配達してくる新聞が存在するとは・・・。スポーツ紙なんだから正確な情報を求めるのは間違っているかも知れないけど、スポーツ紙だからこそせめてスポーツ記事くらい正確に書きましょうよ、と言いたい。仮にも売り物なのに恥ずかしい存在だし、それよりなにより試合の途中までで記事を書く方が大変だとわたしなど思ってしまうのだが、どんなもんなんだろうか。

マイクロソフトのSurface、日本登場間近

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デジタル業界である意味特別扱いされている日本。ゆえにマイクロソフトがはじめて自社ブランドで販売するパソコン、Surfaceも売り出されたのは他国ばかりで、日本では一部の店が輸入販売したのみでした。「日本ではタブレット市場がまだ立ち上がっていないから」とわたしは勝手に分析していましたが、いよいよ、ようやく日本でもSurfaceが発売されることになった模様です。

【超速報】Surface発表会 Windows RT 32GB版は4万9800円

ただ、まったくワクワクするものを感じないのはわたしだけでしょうか。だってWindows8搭載のpro版ではなく、RT版ですよ。
発売前こそ「ARM版Windows8」と呼ばれてそこそこ話題になったWindowsRTですが、発売されて以後は全く鳴かず飛ばず。ショップでWindows8搭載のタブレットだと思って持ち上げてみたらRTでガッカリ、なんて経験をお持ちの人も多いのでは? なまじっか見た目がWindows8と同じなだけにその無視されっぷりも尋常じゃないように感じています。Windows8のタブレットもそう大した普及はしていないようですが、それでもWin8タブレットによく使われるZ2760の性能が思ったよりはいいので注目くらいはしている人は少なくないはず。一方WindowsRTはというと、それすらないように思います。なにせWindowsストアのアプリは全く充実する気配を見せないため、使い道がありませんから。ネットに接続して多少アプリが使える程度のタブレットで十分なら、激安のAndroidタブの選択肢がいくらでもあります。そこそこ値が張るうえ、大きなWindowsRTは問題外でしょう。

マイクロソフトがそのRT版をまず出す、ということは、忘れられかけているWindowsRTのテコ入れの一環でもあるんでしょう。でも、RT版と比べればまだ売れそうなpro版というカードがあるのに、同時に出したら売れなさそうな方を先に出す、というのは明らかに敗者の発想ですよ。でも、これが売れないと、「RTだから売れない」という判断より「日本では大型タブレットはウケない」と判断されそうで、pro版の発売の可能性は低くなるんだろうなぁ。もちろん別にマイクロソフトが出さなくたって、日本では大量のWindows8搭載PCが存在するんで、そこから選べばいいんですが。ただ、タブレット(MSはスレートって呼んでましたっけ?)の選択肢は少ないので、そっちの有力なものはもっと欲しいんですが。

出せばウケるはずのアンダー10インチクラスのWindows8スレートPCの、一日も早い発売を熱望します。

siinamonさん報告、ゲーム向けキャプチャーボードAVT-C985の手ごたえ

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最近PS4が自前でえサポートすることを発表したほどゲームにおいて重要な要素となっているプレイ映像の録画と配信。ただ、現状ではPCにキャプチャーボードやユニットを経由して録画するのが一般的です。その用途を押し出したAverMediaの新型キャプチャーボード、AVT-C985の使用レポートをsinamonさんがコメントしてくださいましたので、ここに転載させていただきます。

(ここから)
4GAMERでも最近特集されていたAVT-C985を入手。
早速使ってみました。
COLOSSUSとの比較になります。

メリット
1.COLOSSUSであった左端2ラインのズレはない。
2.HWエンコなのにPC画面上での遅延があまりない(ビューワー程度なら実用的)。
3.音声のビットレート設定が可能。

デメリット

1.H264だがCBRのようで、設定したビットレートそのままでキャプチャする。
COLOSSUSはどちらでも設定出来、VBRで圧縮が効く動画では4〜5割ほどまで小さくなる(最小1/4程度を経験したことあり)。
画質が破綻しない(個人的主観)12Mビットレートで録画すると、H264の意味あるのか疑問。
例えばGV-D4VRみたいなMPEG2 12Mで録画して画質が同じくらいならばH264のメリットがない(GV-D4VRは使ったことないので画質わかりません;;)
2.マルチモニタ環境で使ってますが、なぜかキャプチャ始めた途端に音が出なくなる現象あり。音が出ない場合は録画ファイルでも音無。
キャプチャ画面をマルチモニタ上で移動すると音が出るようになり、録画ファイルにも音が入る。
音が有る無しの切替が発生した場合はファイルも分割され、音無ファイル、音ありファイルが出来る。
つまり録画中のキャプチャソフトの移動は録画失敗に繋がる。
まあ端的にいって録画開始しにくいです;;

同じ点
1.どちらもAAC5.1CHのキャプチャはできず、AAC2CHになる。

気づいた点
1.AVT-C985で録画ファイルがインターレースのまま記録され画質が上がらなかった。
よくよく調べると1080iに対応しているわけでなく、1080Pを30Fで録画するということに気づいた。
このため、再生機を1080Pにすることで問題解消。
2.COLOSSUSは1080i対応で、1080P非対応。AVT-C985を購入するまでは気にしていなかったが、ファイルのプロファイルを調べると59.xxxFになっている。
再生アプリでデインタレース入れなくても画質変わらず。
録画時点でデインタレースやってくれていた模様。気づかなかった・・・
(追記:これは勘違いで、録画時はやはりインターレースで行われるそうです)

画質
好みの範囲だけどAVT-C985の方がシャープネスが高い気がする。画面がパンするようなときも1080iからデインタレースしたCOLOSSUSより、1080Pを30Fで取り込んだAVT-C985の方がスムーズ。ただしこれは再生機側の性能に依存すると思われる。

以上ですが、ファイルサイズと使い勝手が痛い・・・
ファイルサイズはCOLOSSUS平均のファイルサイズになる8Mbpsでキャプして画質が維持できるか確認してからになりますが、2ライン削れるだけならCOLOSSUSの方がメリット大きい気がします。

余談ですが、出張ついでに秋葉原に探しに行ったんですが・・・ない。
結局アマゾンから買いましたが、メーカーダイレクト通販の模様で小売店には卸していないのかもしれません。
でアマゾンのこの商品を買われている方はこちらも買われています、の1位がGSwww
まあそうだよね、と思った次第です。
(ここまで)

どうもありがとうございました。遅延の少なさ、1080p対応はうれしいですが、その一方で1080i"非"対応はなかなか意外ですね。ファイルサイズが少々大きめになるのは目的がわたしらとははっきり異なるためでしょう。われわれはなるべくサイズを落として画質を維持することを求めますが、ゲーム録画、それもネットにアップする目的となると、確実にアップできることが最重要視されますから。

一大勢力となりつつあるゲーム録画用キャプチャーボード。すっかり停滞した録画環境と比べると製品競争の激しい面白い分野ではありますが、如何せんわたしにゲーム録画の趣味がないからなぁ。テレビ録画だと、どうしても直接録画のほうが便利ですしね。

漢字もそうだけど別のものも忘れてた

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また東京に来ています。今回は日程に余裕がなくて10日には帰らなければいけないのですが、9日にでも例によって秋葉原でもうろついてこようと思ってます。
今回に備え、アレルギー対策はしてきました。かかりつけの耳鼻咽喉科の先生にも「鼻の調子が悪いと耳にも良くない」といわれていたので、かなり効果が高いという薬をかなり前から飲み続けていたのですが・・・。ヘの役にも立ちませんでした orz 
東京に降り立って数時間で鼻はグズグズ、夜になったら目がかゆくなってゴロゴロ。なんなんですが、この凶悪な密度のスギ花粉は! 一度発生すると花粉が飛び交っている間中は少量でも過敏に反応するようになるタチなので、今シーズンいっぱい悩まされること決定。もう春に東京来るのやめようかいな。


と、それはおいといて。
電車に乗っている時につい見てしまう車中広告。電車内に広告はなく、せいぜいバスに万年ほとんど変更の無い広告が張ってあるだけ、な地域に住んでいるものとしては、アレは結構面白く、目に残るものがあります。東京近辺に住んでいる人は見たことがあると思いますが、その中にこんな言葉が大きく書いているのを見つけました。

・漢字の書き方を忘れました 67%

どこかの予備校の広告だったと思います。多分パソコンや携帯電話でばかり文章を書いている人はこのようになる、という文脈が前後に存在するのだと思います。チラリと見ただけなのでそこまで見てませんが。
じゃぁわたしはどうかと言うと、実は日々パソコン以外にも手でちゃんと漢字を書いています。これは我が家の古くからの習慣なのですが、なんといまだに日常的に毛筆と墨を使って字を書いているのですよ、ヘタですけど。
ある日のこと、普段の家や店の記録でなく、手紙を書くために筆〜といってもこのときは万年筆でしたが〜を取りました。そして紙に文字を書いていて・・・。

"ね"の字が書けなかったんです・・・。

もちろん気をつけて意識すれば書けますよ。でも、子供のころみたいに考えもせずに自然に"ね"の字をはじめとするひらがなを書くことがすっかり出来なくなっていたんです。
考えてみたら、普段記録に使っている字は漢字ばかり。漢字は直線的な筆遣いばかりですから、ひらがなのような丸みを帯びた文字とは性質が異なります。よって体がすっかり書き方を忘れていたのでしょう。いや、これはマズイ、とちょっと練習したのですが、いちいち字を思い出しながら書くひらがなの面倒なこと面倒なこと。なにせひらがなは表音文字で一文字でひとつの発音(場合によっては二文字でひとつの発音)しか表現できないんですから。手紙も最終的にはなんとか書き終えたのですが、当初予想していた労力の何倍も疲れたような気がしましたね、あの時は。

ここ最近「ひらがな」を手で書いた覚えがない方、一度自分を試してみてはいかがでしょうか。ひょっとしたら漢字の能力がどうのこうの以前の能力になっちゃってるかも知れませんよ、わたしみたいに。

秋葉原でSarfaceに会う

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今回の高級時計の売り上げは思った以上に高値で、景気がだいぶよくなったことを思わせた・・・のですが、よくよく考えてみたら高級時計のほとんどは輸入品ですから、円安で新品の価格が上がった分中古品の価格も上昇しただけのことでした。当面はそれにあわせて引き取り値も高くてもいいですが、国内消費や各自の収入より円安を優先し、価格の高騰を放置している現状では素直に喜べません。手が届かないとなればすぐに見捨てられるのがぜいたく品というものだからです。それにいまはわたし一人の勝手な杞憂に過ぎない"消費税の事実上の付加価値税化"がなされ、食料品(と、なぜか新聞)の税率が下げられると同時にぜいたく品の税率が引き上げられるという悪夢が実現したら・・・。金・白金の枯渇に続く第二収入源を断たれ、中古業界は絶滅危惧種になるでしょうな、まぁ財務省の望むところでしょうが。


さて、そんな後の心配はおいといて、今を楽しむのもまた人生です。

今日はとりあえずいつもどおり秋葉原へ。一上京につき一度はこの街へこないと、どうも東京に来た気になりません。ダメですね、わたし。
と、言っても海外製品は昨年より値上がりが続き、完全な新製品はともかく従来から売られている品(HDDとか)にはもうひとつ食指が伸びないところ。今日のお目当ては、ヨドバシ秋葉原店に今日から置かれているらしいMicrosoft製タブレットPC、SurfaceRTを見ることにありました。と、言っても機能的には大体の想像はつくので、むしろ周りの反応がどうか、を見たかったのです。もちろん自分でも触りますが。
SurfaceRTの発売は15日から、ということで予約受付は始まっていましたが、MSとしてはやはり現物を実際触って欲しいということもあって一部店舗で先行展示が行われることとなったわけです。ヨドバシカメラ秋葉原店はそのひとつです。
さて、早速たずねてみましょう。タブレットの1コーナーもまるまる占領し、確か6台ものSurfaceRTが設置されていました。全機種に本来オプションであるタッチカバーがつけられていました。そのためにタブレット部分単体を持ってみることは出来ず、残念というところ。注目度はまぁまぁで、おおよそ6台すべてを誰かが触っていましたが、土曜日で客も多く、初日という条件の割には各自の「触りたい」という気合は感じられない印象でした。使っている人もタッチ操作で画面をなぞって見たり、タッチカバーのキーボードのたたき具合を試す程度の人がほとんどで、日本版SurfaceRT最大の特徴であるWordとExcelを試している人をわたしは見ることは出来ませんでした。普段WordもExcelも使っていないわたしは比較になる感触を持っていないので試してもしょうがありませんが、もし普段WordやExcelを使っている人でSurfaceRTを触ったあるいはこれから触りに行こうという方はぜひそっちの感触を試してみてください。
タッチカバーのキーボードは、正直キーの書いてあるラバーをバシバシたたいているような感じで、正直とても長文を書く気にはなりません。カバーの役目も備えているためしょうがないのですが。まともに文章を書くのに使うのなら、他のしっかりしたキーボードを使ったほうがいい気がします。指タッチによる操作は画質は、ほんの数分しか触っていませんが良好と感じました。つくりは良さそうです。ただ、問題はなんと言ってもこれのOSがWindowsRTであることでしょう。MicrosoftとしてはWindowsRTはWindows8の一種という認識でしょうが、わたしらPCユーザーから見ればWindoesRTはWindowsCEやWindowsPhoneのようなWindowsファミリーの別OSでしかありません。なにせ従来のWindowsソフトが使えないわけですから。必然的に比べるのはiOSやAndroidではなく、Windows8タブレットのほうです。MSはSuefaceRT発表のときに「パートナー(他のメーカー)と一緒にWindowsのパソコンやタブレット市場を盛り上げていきたい」と言ってましたが、MSがなんと言おうと消費者心理としてはSurfaceRTはWindows8タブレットと比べられるしかありません。そうなると、やはりもうひとつ魅力に欠けます。OS以外の問題点はやはり値段。今日は触っている人はほとんど見ませんでしたが、すぐ横には大して変わらない値段でWindows8のタブレットPCが置かれています。CPUにx86アーキテクチャのATOM Z2760を搭載したそれはデスクトップモードで従来のWindows7のソフトの多く(と、言っても結構動かないソフトも見かけますが)が動かせるものです。一万円程度の差でどちらを選ぶか、と問われたら、わたしならWindows8タブレットの方を選んでしまいます。ただ、SurfaceRTには先にも書いたWordとExcelがプリインストールされており、他のWindowsノーパソもOFFICEプリインストールモデルはそうでないものよりも格段に値段が高いことを考えると、決して単純な値段を比較できるものではありません。ただ、昔のように平気で会社の書類の続きを家で出来たころならともかく、今はそんなことを許す会社などないはずですから、個人がWordやExcelが入っていることにどれほど魅力を感じるのか、正直疑問です。ただ使うだけなら他にも使い勝手のいいソフトやはるかに安いソフト、あるいは無料のものまで存在しますから、Windows8ならそれらを選ぶことも出来るのですから。
ただ、MicrosoftとしてはWindowsRTが失敗したらイコールWindows8の失敗も意味します。そうでなければ、8のデスクトップモードの能力をわざわざWindows7より劣ったものにするわけはありません。MSはそうまでしてModenrUIに主力を移行したかったわけですから。多分日本ではproの発売は送らされ、RTのプロモーションに全力が傾けられるでしょう。RTが成功しなければproの発売は見送られるでしょうから、見ものと言えます。
ただ、前途多難ではあります。わたしの見た限りでは、SurfaceRTを触っていた多くは、おそらく「知っている人」たちでした。その次に多かったのが「中途半端に知っている人」たちです。お客の一人がこんなことを言っていました。

「iPadやNEXUSも検討したけど、やっぱりWindowsがいいんだよねぇ」

対応した店員さん、少し困ってました。この人、WindowsRTがWindow7と互換性が無いことを知らないんです。でも、タブレットには興味あるし良く調べている。ただ、市場では注目度の低いWindowsRTに関しては情報がないため、その知識がポッカリ空いていたのでしょう。後でいろいろ問題を起こしそうな気がします。
そこそこ混んでいたせいもあって、「よく知らない人」がSurfaceRTを触る姿は、わたしには見つけることが出来ませんでした。おそらくMSが一番触って欲しいのはそういう、それこそiPadを触っているうち半分を占める人たちではなかったでしょうか。でも、カバーとは言え、キーボードがついているSurfaceRTは彼らにはただのノートパソコンにしか見えないでしょう。それに、すでにタブレットの主戦場が8インチ以下に移行している現在、10インチオーバーのSurfaceRTがどれだけ競争力があるかの問題も含め、やはりSurfaceRTの道は険しいと思われます。安いOFFICE付PCで、それ以外はネット関係しか使わないと割り切れる人ならいいんでしょうけど、かつての「ネットブックブーム」のように割り切らない人が買うような気がするんですよね、当初は。


あとは街をブラブラ。開店したばかりというユニットコムの統合店、BUY MOREに寄ってきました。開店祝いをかねていくつかここで買い物をしましょう。レジへ持っていくと店員さん
「この商品、同じものが特売扱いで売られてますのでそちらを買ったほうがお得ですよ」
と交換してくれました。もちろん同じ商品です。特売があるのなら通常価格の置いておくなよ、と思わなくも無いですが、対応は良かったです。ユニットコムというと、過去にTWOTOPでお釣りをぶつけられたり、Faithにクレジットカードの情報を流出させられたりとあまりいい印象を持っていなかったのですが、BUY MOREに関しては考えを改めてもいいかも知れませんね。

誤算いろいろ

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※ただの日記です

k「おお、これはプラズマテレビ、それももはや市場から消えかけてる日立のiVDR付き42型!(いいなぁ、ひきとろうかなぁ)、これ、わたしがいない間に取ったの?」
父「ああ、それもう売約済みだから」

グア! たった数日の間に貴重なテレビが。不覚・・。
てなわけで、故郷へ帰って参りました。こういっちゃなんですが、今年の東京の花粉はちょっと酷すぎ、長くいたいと思う場所じゃありません。その点我が街の花粉量はまだまだ少なく、湿っているので粉が飛びにくいというちょっとひんやり感の空気が今のわたしにはとてもすてきです。すばらしきかなわがふるさと! ただ、東京の数日間ですっかり過敏になったわたしの花粉症はこの空気の中でも十分反応するんですけどね、ああ、目がかゆい・・・。

今回最大の誤算、それは東京滞在時の宿泊先である姉Tのマンションで、独立UチャンネルのTOKYO MXが受信できなくなっていたことでした。東京番組の録画用にパソコンを設置してあるのですが、ある日を境にTOKYO MXが受信できなくなって録画に失敗してエラーを起こしてから、それに引っ張られて他のチャンネルの録画も全滅・・・という悲惨な状況になってました。ちなみに家電テレビでもどんなに設定をやり直してもまともに受信出来なくなっていたため、マンションの共同アンテナが最近東京向け放送の送信元になったスカイツリーに合わせて調整されていないためでしょう。そっちが原因ではわたしには手も足も出せません。ちなみにTOKYO MX以外の、日本放送協会チャンネルを含むキー局の放送の受信は全く問題がないため姉Tはそれに気がつかず、マンション住人の組合でも話題になったことがないとか。くれぐれも次の機会にテレビアンテナの件を触れておくように、と釘は刺しておきましたがいつになることやら。なんで東京は地上波のデジタル化完了のあとに電波送信元を変更するという不合理なことを平気でやるんでしょうか。

スカパー!衛星を利用した4K送信実験

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わたしが東京にいる間にこんなことやっていたとは! 見たかった・・・と言っても入れてもらえなかったでしょうが。2014年に4K放送の実施を発表しているスカパー!が、衛星回線を利用した4K放送の実験映像を、東京の映画館を利用して400型スクリーンで公開したとのことです。

スカパーが4K映像ライブ伝送実験。映画館で体験した
Jリーグを高画質で劇場観戦。4K放送実現に向けた課題も


Jリーグの試合中継としたのは、おそらく最初の本格4K放送となるだろうワールドカップサッカー中継を仮想してのことと思われます。コーデックはH.264/AVC、ビットレートは120Mbps! 既存の機材を使って実現した、とのことですので、書かれてはいませんが124/128度衛星を使ったものと思われます。
これは実験ですので、かなり即席に作ったシステムらしくこのまま放送に使えるものではない、とのことです。そりゃ120Mbpsですから将来チャンネルを増やすことも出来ませんし、家庭向けとは言い難いものです。コーデックがこのままAVCになるにせよ、HEVCを使うにせよ、1/4の30Mbps程度までは落としたいところでしょう。だからこそ、一度見てみたかったんですよねぇ、妥協一切なしの本気の4K放送。

今回のおみやげ、PX-W3DVR1000

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AMDが新型APUと称する、Richlandの発表を行いました、Trinityと同じくモバイル先行ですが。

AMD,「Richland」こと新世代A-Series APUを発表。電力効率と性能の向上を図った“Trinity+”的な存在

AMDひいきのわたしでも、これは盛り上がりようがないです。だって、Trinityと性能一緒ですから。一時はGPUのみ先行して切り替え、なんて話もどこかにあがってましたが、実際には製造プロセスの熟成によるクロックの上昇と、モバイル版に限っての話ですが省電力部分に改良を加えたのみのようです。たとえデスクトップ版が出たとしても、今使っているA10-5800Kから交換する意味はなさそうです。体感できるほどのスピード差か、新機能が追加されるまでは今のままでいいですね、次のKaveriに期待します。

ただ、面白いのはAMDが追加機能とうたう各種機能群です。これ、全部ソフトウェアの追加なんですね。Trinityのときも少しありましたが、AMDは「ウチのAPUに機能を搭載しても、なかなかソフトメーカーもPCメーカーもその機能を使ってくれない」ことに痺れを切らしたように見えるのです。たとえば、リンク先で紹介されている"AMD Screen Mirror"は、APU内蔵機能の一つであるVCEのエンコード機能を使って実現しているわけです。ご存知のとおりVCEの潜在能力は決して悪くはないのですが、その機能をサポートするソフトがほとんどなく、使い道がありません。当初は対応をうたったCyberLinkすら全くその気を見せないようですから。現状でVCEが使えるのはAviUtl向けプラグインとA'sVideoConverterくらい(まぁわたしが使う分には十分ですが)。なので、AMD自らソフトを開発して使い道を示すことにしたように見えるのです。ここら辺やっぱりAMD苦しいなぁと思うんですね。Trinityは良い製品なのに採用例が極端に少ないのも、新製品をうたわざるを得なかった理由のひとつでしょうし。


先日の東京行き、おみやげとしては当然HDDを内蔵3TB・外付け2TBの計5TB買って来ました。うん、これで年内くらいはどうにかなるでしょう。しかし、仮にPCによる自由な録画が法律で厳罰化・単純所持すら禁止されるようになったとすると、わたしのHDD消費速度は激減するんでしょうね、おそらく数百分の一くらいにまで。たぶん128GBのSSD1個でも、いっぱいになるのが先か、寿命で壊れるのが先か、くらいになるでしょう。それ以前にPCもデスクトップ一台にサブのノート一台で十分、それもハイクラスどころかロークラスの製品しか使わなくなるでしょうし、利用する金額も激減。いや、PC録画を失ったら、わたしは何を楽しみにしてこれからの人生を生きればいいのでしょうか? 映画のDVD買いも好きですけど、毎日何本も見ていたら疲れてしまいます。手ごろに数十分ごとに気分を入れ替えられる規模の番組を見るのが楽しいのですから。ああ、これからの希望をすべて失う・・・。

暗い話にしかなりませんね。気を取り直しましょう。

もうひとつのおみやげが、PLEXのレコーダー、PX-W3DVR1000です。USBの外付けHDD録画専用のチューナータイプのレコーダーですね。最近すっかりPC用チューナーを買うのがご無沙汰になってしまいました。でも、これ、という製品も出ないしなぁ、じゃぁちょっと変わったところに手をつけようか、という思いで買ってみたものです。ちなみに似たような製品にAKBチューナーがありますが、以前なんだかなぁさんが何度か苦労されておられるレポートを下さったので、じゃぁわたしはPLEXにしようか、と。
さて、BS/CSの契約済みB-CASカードを入れ、地上デジタル放送受信用とCATVとBSアンテナケーブルをつないで起動させます。とりあえず接続は黄色いコネクタでおなじみのコンポジットで。初期設定は大変時間がかかりましたが、CATV環境でも(もちろんパススルー)地上波は映りました。地上波に関しては問題ないようです。

ここで、「デバッグ」モードへ変更を試みましょう。このPX-W3DVR1000はデバッグモードにしないと利用する意味が半分ありません。その前にファームウェアをアップデートしておきましょう。Androidをサポートしない0.98にします。が、PX-W3DVR1000にインストールしたあとのシステムはなぜか0.97という表記でした、不思議。ファームウェアをアップデートすると、バックのOSがAndroidらしくドロイドくんの表示される立ち上げ画面にまたされますが、我慢。終わったところで電源を落とし、一度電源ケーブルを引っこ抜いて完全にリセットします。それから起動させると、いかにもOSが立ち上がっているっぽいグルグル待ちうけ画面が表示され、そのあと「しばらくお待ちください」のメッセージが・・・。

今です!

すばやくリモコンのボタンを"1"、"2"、"3"、"4"と押しましょう。うまくいけば「通常」と「デバッグ」の切り替え画面が出ますので、当然デバッグを立ち上げます。これで初期準備は終了。
もう一度まとめますと

・ファームウェアはアップデートしておく
・アップデートが確認できたら、電源ボタンで切るだけでなく電源ケーブルを一度抜く
・電源をいれ直し、「しばらくお待ちください」のメッセージが出たらその間にリモコンのボタンを"1"、"2"、"3"、"4"と押す
・「通常」と「デバッグ」の切り替え画面が出たら成功、「デバッグ」を選ぶ。

基本的に電源の差しなおしごとにこれは実行しておく必要があります。

さて、録画モードですが、今のところキーワード入力などには対応しておらず、EPGから選ぶのみのようです。毎週や毎日予約も選べますが、時間のズレなどにどの程度対応してくれるかどうかは不明。まぁ使い始めたばかりですし。

ですが、ここで困った点が2点。ひとつは、まぁこれで困るのはウチくらいなものでしょうが、HDMIの出力が1080p固定なのですよ。よって、ウチのHDMI1080i出力をコンポーネント→D端子と変換して表示しているHDブラウン管テレビではHD表示は無理、ってことになっちゃうんです。最初にコンポジットでつないだ理由はそれでした。PX-W3DVR100はコンポーネントもD端子も持っていないので、ウチのテレビにHD出力は無理ってことになりました。しょうがないのでコンポジットでつないでます。これで気軽なレコーダー代わりにするのは無理になっちゃいましたが、その代わりにPX-W3DVR1000のHDDはLANとつないでおけばWindowsPCから録画フォルダにアクセスすることができますので、それで録画ファイルを取り出すことができます。これは録画ファイル取り出し専用レコーダーとしておきましょう。

ここで困ったのが第2のポイント。今回差したB-CASカードは有料チャンネルの契約をしたものです。ですが、なぜか映すことができたのは無料チャンネルとWOWOW(もちろん有料番組)だけ。スカパー!系チャンネルはBS/CSとも選ぶと「B-CAカードを挿入してください」というメッセージしか表示してくれません。もちろんRD-X8にカードを戻せば、普通に映ります。まぁこのチューナーで有料番組を録画する気はなかったので未契約のカードと差し替えましたが、どうにもすっきりしません。ちなみに未契約のB-CASカードだと「スクランブルが解除できません」とでました。なお、地上波の適当な番組を録画してみましたが、PCにコピーして再生すると動画が飛びまくりで今回に関してはまともに録画できていませんでした。ちなみにHDDはアイオーの一応「テレビ録画向け」として販売されているものです。

わたしの設定がまだ甘すぎるのかも知れませんが、前者の問題はともかく後者は何が悪いのかさっぱり分かりません。いろいろ遊んでみるのはこれからですが、どうにもつくりが甘い気がします。

有料放送の対策か、BLACKCASカードで"2038年化"解除報告相次ぐ

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昨年一年間の話題をさらった「改造B-CASカード」問題、逮捕者も出るなど一時は緊迫した状態になりましたが、それ以降目立った動きはなく沈静化、すでに半ば忘れられた存在となっていました。
が、最近また動きが出てきたようです。それはネット上での話ではなく、有料放送の業者側の動きです。一昨日から、一部で「有料放送が見えなくなった」という報告が出てきているからです。その時点では真偽を判断出来るような段階ではなかったのですが、どうやら本当らしいのです。ウチに来ている報告や2ちゃんねるなどの書き込みを見ると

・13日の時点でWOWOWが、14日になってからスカパー!から契約情報更新の電波が一部カードのID向けに送られるようになり、カードに記録された情報が「2038年」から「2013年3月」になってしまった
・現在のところ、報告があるのはBLACKCASというこの話が出たときの最初期に販売された販売元のカードのみ

と、いうことのようです。BLACKCASのカードが更新された、ということは記録されているID番号が有料放送の業者側になんらかの方法で知れ渡った、ということなのでしょうか? ただ、BLACKCAS側は、昨日より"毒電波(BLACKCASサイト上での表記)"対策パッチを公開しているようです。ということは、BLACKCAS側から放送業者に情報が伝わった可能性は低そうです。やっていれば対策パッチなど公開するわけがありませんから。考えられるのは、最小限度の情報からIDの当たりを付けて手当たり次第に電波を送信しているやり方です。もしそうならば、近い番号がいくつか誤爆を受け、やってもいない有料放送のお試し期間がいつの間にか終わっている、なんて状態になっていることも考えられます。そこだけ調べてみたいですが、あいにくとウチにあるB-CASカードはお試し期間の終わった物ばかりで不可能なんですが。別の説としては、ネット配信で書き換えたのでは?とも言われていますが、定かではありません。

そのうち有料放送側もなんらかの対策は取る、という話は何度か聞いてはいました。その方法はカードの交換になる、という話で、どんなカードと交換になるのか個人的に楽しみにしていたのですが、とりあえず一番原始的な手段を取ることにしたようです、残念。やはりあらゆるテレビに必須になり、配布数数千万枚(一億枚以上?)は確実なB-CASカードというシステムの足枷は、われわれの想像以上に重い物があるようです。しかも、そこまでしてもたった1日で対策を施されてしまったのですから、バカみたいな話です。ヘタをすると誤爆の被害の方が大きかったのではないでしょうか。と言っても実際に効果があったのかどうかは分からないんですけど。

もしBLACKCAS側の対応が完璧なものだとしたら、原始的な手段ではどうしようもないほどB-CASはボロボロになっているということです。やはり根本的に解決するには、地上波・BSとも無料放送に関してはスクランブル放送をやめてカードを有料放送専用システムとし、専用新カードを作るしかないと思うのですが、どうでしょうか。

※この記事はBLACKCASなどのカードを購入することを推奨するものではありません。くれぐれもご注意ください。

ジュラシック・パーク4、監督決定してた

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少々遅れましたが。

いまだに「ジェラシックパーク」と呼んでいる人が専門家にすらいるという、たぶんタイトルを間違えて覚えられている映画としてはベスト10に入ると思われる、VFXの威力をしらしめた恐竜映画、「ジュラシック・パーク」ですが、その最新作、「ジュラシック・パーク4」の監督が決まりました〜!

「ジュラシック・パーク4」が来年公開へ、若手監督を起用


監督云々より、製作がこれで本決まりになり、撮影が始まるのがうれしい。やっぱり楽しみです。これまで
第1作・恐竜が出てきてグワー
第2作・都市の真ん中で暴れまわってウギャギャ
第3作・巨大恐竜同士で戦ってギャオー
と、恐竜というより怪獣映画ののりで続いてきたこのシリーズ、4作目はやっぱり都会の真ん中で恐竜同士あるいは恐竜の大群と人間の大バトルとか。ただ、人間は死んでも恐竜はあまり死なないのがこのシリーズだから、恐竜と人間の戦いは控えめかな?

ただ、前作3から12年という機関は少々長すぎました。この間に恐竜に関する学問は余計な方向に進化してしまっています。ヴェロキラプトルは羽毛が生えてほとんどニワトリみたいになり、ティラノサウルスは生きた生物を食べるより他の恐竜が食べ残した死骸をあさる方が得意で、しかも頭には中途半端に毛が生えていて腹ばいに座り、前足をついてよっこいしょと起き上がるという、完全なおっさん恐竜へと変化・・・なぜじゃ!
そんな最新の研究成果が反映されると、全然かっこよくないのっそり恐竜たちがウダウダしてるだけ、という映画になりかねません。まぁ「映画はフィクション、あくまで娯楽」ってことで都合の悪いところはごっそりなかったことにしてくれるでしょう。

ちなみにあたくしのお気に入り恐竜で、ぜひそろそろ出てほしいのが、アンキロサウルス。「ゴジラの逆襲」に登場するアンギラスのモデル、というのもお気に入りの理由の一つですが、数少ない「最新の研究成果の犠牲になっていない恐竜」でもあるからです。鎧のような体と脇のトゲで身を守り、いざとなればしっぽのハンマーでドスンと相手をKO。うーん、強そう。草食なんであまり凶暴ではなく、大暴れのシーンには使えないでしょうが、過去の恐竜映画にもほとんど出たことがない逸材。ぜひ使ってほしいものです。

販売開始したSurfaceRTの状況

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地元も東京並みにスギ花粉がひどくなってきました。外をうろついているといつの間にか携帯電話に黄色い粉がついていて、恐ろしくなります。朝からくしゃみが止まらず、耳がボロボロ・・・。そんな状況ですが、貴重なお休みです、出かけましょう。

やはり今日の目的は販売されたばかりのMicrosoft純正のタブレットノートPC、SurfaceRTです。Windows8を搭載し、性能も解像度もみるものがあるSurfaceProが海外では販売されていますし、もうしばらくすると現行機より小型化されたRT2が発売されるという噂もあるためにネット上では圧倒的に「待ち」という意見になっているSurfaceRTですが、これが成功しないと先はない気がします。発売前の反応はイマイチでも、いざ販売が開始されたとなると違うものがあるのかも知れません。発売店舗は限られていますが、様子を見に行ってみましょう。

さて、お店に入ってみますと・・・意外や意外、と書くと失礼かもしれませんが、お試し待ちの列ができています。地方店ということもあって展示機が2機しか置かれていないというのもあるでしょうが、普段ならそれなりの人がいじっているiPadminiやNexus7の前に人はなく、みなSurfaceRTを見に来ていて常に数人待ちの状態です。係の店員さんも嬉々として触っている人に説明しています。先行展示機を触りに来たような「説明不要、つーかじゃま」な空気を醸し出している人はあまりおらず、素直に説明に耳を傾ける人ばかり。その中でも熱心に店員さんとやり取りしている人の話に耳を傾けてみました。
その人いわく、「従来のWindowsとRTの違いは承知している。それでもMicrosoft純正のOFFICEが最初から入っているから問題ないし、そのうえでタッチ操作もできるノートパソコンと考えれば安いし、欲しい」と、Microsoftの人が聞いたら涙を流しそうなほどターゲットど真ん中な方でした。ただ、「IMEはMSのものでなく使い慣れたATOKがいいから、それが使えるようになるまでは様子見」だそうです。RT向けのATOK、出るんですかねぇ。

さて、他の人もSurfaceRTを一度は触りたいと思っているようで、わたしが触れるには少し時間がかかりそうですが・・・。
うぉーーーーー、これはすごい! 画期的な操作性です! わたしはノート・デスクトップともプライベート用にはLenovoのトラックポイント付キーボードを愛用しています。アームレス部分より低いキートップ目当てに買ったのですが、その次くらいに気に入っているのがトラックポイントというポインティングデバイス。あくまで右手用トラックボールと併用ですが、右手を休めたいときに左手一本でも気軽にWindowsを操作できるのが、中途半端とはいえ左右両利きのわたしには最高です。ただ、操作に少々力がいるのと少々でっぱっているのが難点で、特に後者は長文を打つ際にたびたびHキーを打ち損ねる難点がありました。ソニーも一時似たようなデバイスをノートPCに採用しており、実際仕事で使っているノーパソVAIOに搭載されているのですが、引っ込んでいてタッチの邪魔にならないのはいいのですがそれだけに使いにくく、力もLenovo以上に必要でまったく使うことはありませんでした。
しかし、このVAIO Duo 11は違います! おそらくスライドパッドを搭載するスペースがなくてしょうがなくポインティングデバイス復活となったのでしょうが、今度のはスライドパッドと同じ光学方式を採用しており、指を上で滑らすだけでいいので余計な力を入れる必要はありません。キーボードとの配置も工夫されているのかキータッチの間ほとんどひっかかることはありませんでした。稀に触ってマウスカーソルが"ぶれる"ことはありましたが、問題はないでしょう。キーボードの真ん中にあるおかげでキーボードから手を離さずにマウスカーソルを使うこともできます。言わばトラックポイントとスライドパッドのいいとこどりです。タブレット形態になるスライド変形や、専用ペンで画面に書き込む機能ばかりソニーはアピールしていますが、このトラックポイント型デバイスだけでも十分魅力的なPCになっています。むしろタブレット形態に変形させてデバイスを隠してしまうなんてもったいない!とすら思います。残念ながら現状のVAIOでこのデバイスが使われているのはVAIO Duo 11だけ。あとのノーパソは全部変わり映えしないスライドパッドです。ソニーさん、このデバイス全機種標準装備にしましょうよ〜!
ソニー(VAIO) VAIO Duo 11 (W8 64/Ci5/11.6FHD/タッチ/4G/SSD128/WLAN/BT/WiMAX/Office) ブラック SVD11219CJBソニーソニー

いやー、これに出会えただけで満足満足・・・いやいや目的を忘れてます、VAIO Duo 11を見に来たのではありません、SurfaceRTを見に来たんでしたっけ。すいてきたので使いましょう。

特徴の一つであるタッチカバー、さすがに機械式のキーボードほど使いやすくはありません。が、スマホやタブレットのような画面をタッチする入力方式と比べると安心して力を入れながら叩けますし、そこそこはいけます。長文は難しいですが、短いブログ程度の文章なら十分書けるでしょう。わたしは日ごろから「これからのネット接続はスマホやタブレット」という風潮にしたがっている空気に反対でした。これらは気軽に見たり調べたりするだけなら便利ですが、自分で情報を発信するには向いていません、しょせんタッチパネルのキー入力は手ごたえがなくて力を入れるのが怖く、Twitterのようなごく短い文がせいぜいです。これらが当たり前でPCを使う人が少なくなり、能力はあるのに自分で情報を発信しようと考える人が減ってしまったらどうなるでしょう。今ブログを書いている人がなんらかの事情で継続できなくなったりして引退し、それに代わる人が出てこなくなったらいつの間にかネットは"もともと有名人"と"プロ"の、なにより"マスコミ"のものになってしまうのではないかと考えているからです。自分が本当に欲しい情報をかけるのは、その本人しかいないんですから。
SurfaceRTがその点、最低限をクリアしていたのは歓迎すべきことです。さすがにWindowsの販売元だけあってWindowsRTでタブレットと言ってもパソコンの基準を崩す気はなかったのでしょう。機械式の専用キーボードも用意され、これを使えばもうワンランク快適な入力も行えます・・・が、専用コネクタのライセンス供与はしないとのことで、サードパーティーから別のキーボードが出てくることが期待できないのは残念でなりません。ひょっとしたらUSBを使えばWindowsPC向けキーボードが使えるかも知れませんが、収まりは悪くなっちゃいますしね。

Surface日本版の特徴である搭載してあるWordやExcel、てっきりModernUIで動くのかと思っていたら、デスクトップモードで動くんですね、これ。従来のOFFICEユーザーに違和感なく使ってもらえるよう、マウスとキーボードを主体にしたのでしょうか。これもちょっとガッカリ。進まないModernUIのアプリを進めるには、Microsoft自ら重量級アプリを用意してその使い方を示すべきかと思ったのですが。
ネット上では「iOSのOFFICEを出さないのはiPadをこれ以上売れさせないようにしたいと考えるMSの陰謀だ」みたいなことを言っている人もいますが、単にタッチ操作だけで使えるExcelなどMSには思いつかないだけかも。

プラズマテレビはまだ続けるべき

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この話、一定期間を経過するたびに飛び出してくるので、「またかよ」と少々ウンザリさせられているので、反論会見の方で紹介します。

パナソニック、プラズマテレビ撤退報道に「決定した事実はない」

言いだしっぺは日本経済新聞でしたが、その後を追うように、どの新聞(夕刊とかWEBとか)もテレビのニュースも、パナソニックのプラズマテレビを決定事項のごとく取り上げているようです。わたしの父親なども「聞いたか? パナソニックのプラズマテレビ撤退が決まったってよ」と言いだす始末。てっきり正式な発表でもあったのかと思いましたら、単にニュースが勝手に半ば断言していただけでした。マスコミはよほどプラズマテレビをつぶしたいようです。
もちろん火のないところに煙は立ちませんから、パナソニックにとってプラズマがお荷物になっていることは確かなんでしょう。プラズマの不利な点は小型化が難しく大型テレビ以外に使えないこと、明るすぎる量販店の店頭では液晶より暗く、画質で劣って見えること、静止画の解像感が劣ること、4Kなどの高解像度パネルの開発が行われていないこと、液晶より省電力で不利な点が挙げられます。一方、利点としては、視野角の広さ、残像が少なく動画が自然に見えることがあります。少なくともブラウン管を見慣れた目には液晶よりプラズマの方が自然に見えるはずです。プラズマが「競争力がなくなった」と言われる理由の一つに、もうブラウン管テレビの画質を忘れた人が多いことも挙げられるでしょう。

一部報道では、「プラズマから撤退するだけでなく液晶も今以上に縮小させる」などとも書かれています。ここまでやったらパナソニッククラスの企業のやり方としてはあまりに極端でしょう。日本はB-CASによって大半の海外企業をテレビ市場から追い出してしまいました。その責任を日本メーカーは果たす必要があるのです。仮にプラズマ撤退・液晶縮小をやるとしたら、それはプラズマや液晶に代わる手段が登場した場合のみ許されることです。つまり、有機ELの量産に目途がたった場合のみプラズマ撤退が可能になるのです。そういう前提なら、わたしは歓迎しますが、それまではプラズマテレビは絶対必要です。

そもそも、どうせ液晶だろうがプラズマだろうが、テレビはもうあまり売れないんです。だから「どうせ売れないんだから少しでも一台ごとに高く売りたい。同じ値段で売るなら液晶の方が利益を出しやすい」って発想で、日経あたりはパナソニックにプラズマをやめさせたいんでしょうが、わたしに言わせれば「どうせ一般には売れず、ターゲットはマニアになるんだから、"プラズマ"であることは他の液晶テレビに対する差別化になる。ターゲットを絞るからこそプラズマテレビは作るべき。少なくとも液晶しかなくなったらテレビマニアはパナソニックには見向きもしない」です。だって他のメーカーの液晶にはなんとなく"顔"が感じられますけど、パナソニックだけは液晶に顔、持ってないですから。有機ELテレビをパナソニックが作るかどうかはわかりません(開発はしてるようです)が、それまではプラズマをなくすのは、地上デジタル放送移行の恩恵を受けたメーカーとして、やるべきではない行為です。

日立マクセル、このご時世にBDレコーダー市場に新規参入

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先日購入して使い始め、WOWOW以外の有料放送が映らない、と報告したPX-W3DVR1000ですが、さすがにどうしようもなくなったのでPLEX SHOPに問い合わせてみました。返ってきた返事は、「初期化してくれ」とのこと。ちなみに初期化の手順は

・電源差し直し
・裏にあるリセットボタンを押しながら電源ボタンを長押し
・電源ランプが点滅したら成功

だそうでこの通りにやってみて点滅まではいったのですが、そのあとリモコンをどう操作してもうんともすんとも言わず
どうしたらいいのかわからなかったのでもう一度電源を差し直し(こうしょっちゅう入れなおすのならスイッチ付コード必要だわな)したところ、初期化はされたようで地上波・BS・CSともチャンネルスキャンと番組表の読み直しになりました。これでよいのかな・ と待たされること数十分、ふつうのチャンネルは映りました
が、やっぱり有料放送はWOWOWしか映りません。あとのスカパー!系は契約・未契約を問わずB-CASカード挿入を促すメッセーzが出るだけ、例外的にスターチャンネルだけは未契約でスクランブル解除ができないというメッセージが出る状態です。手ごたえとしては、WOWOWとスターチャンネル以外の有料チャンネルはそもそもB-CASカードを読みに行っていないように見えるのです。これは初期不良なのか、初期化のやり方がまずかったのか、はたまたB-CASカードの相性か。再び問い合わせて来た返事は「開発元に問い合わせているので待ってくれ」だそうです。アレ? 初期不良ではない・・・のでしょうか? もう少し待つしかないようですが。仮にB-CASカードとの相性だとすると困ってしまいます。わたし、有料契約しているB-CASカードは一枚しか持ってないんで。
ついでに言うと、有料放送録画はPCでやりたいのでPX-W3DVR1000でやる気はないんですけどね、できないのが気持ち悪いというだけで。それでもPX-W3DVR1000側のソフトの発覚していない不具合だったら、今のうちになんとかしておいた方がいいのも確かでしょう。原因が早くわかることを期待します。

SANWA SUPPLY TAP-B7-1 中間スイッチ付延長コード(1m)サンワサプライサンワサプライ
  ↑こんなの必須?


さて、少々不具合が出ようともわたしが買いたくなるのはPX-W3DVR1000のようなレコーダーで、大手メーカーが発売するレコーダーにはまったく買う気が起こりません、したいことが全然できないので。わたしらがターゲットになりきらないのなら一般ユーザーは・・・とこれも「どうせタイムシフトにしか使わないんだから」と本体+USB-HDDだけですませてレコーダーを買う人は激減。メーカーは"全録"に道を開こうとしていますが、うまくいっているとは思えません。そもそも全録を欲しがるのは限られた人で、一般ユーザーに幅広く受け入れられる機能じゃないですからね。昨年あたりから映像ソフトの売り上げが伸びなくなっており、BDの伸びも頭打ちになりつつあるようですが、そりゃそうでしょう。再生に使うレコーダーが売れてないんですから、再生環境が整わないのにソフトだけ売れるわけはありません。アナログ放送のDVDレコーダーの時はそのあまりの便利さに(当時としては)よく売れ、再生専用機が(ゲーム機を除いて)存在感を失ってしまったのも今となっては大きかったでしょうね。
メーカーも多くが撤退し、パナソニック・ソニー・シャープ・東芝がやっているだけ。三菱は昨年の5月が最後でもう一年近く新製品を出しておらず、事実上撤退とみていいでしょう(ここもウリのCMカット機能を禁止されてトドメを刺されましたから)。VHS時代には王者だったビクターは一昨年のVHS一体型BDレコーダーが最後で、これも撤退状態。DXブロードテックももう2年以上は新製品をやってませんが、ここはもともとむやみに新製品を出すほど熱心じゃありませんからそんなものなのかも知れませんが。

これだけ悪条件がそろえば盛り上がらないのは当たり前。もちろんそうなるように録画規制という世界初の試みを全放送に対して行ったのですから当然の結果ですが。ところが、このどうしようもないご時世に、火中の栗を拾いに来るメーカーが現れました。日立マクセルです。今まではBDのないiVDR+内蔵HDDというレコーダーを販売してきましたが、それにBDを追加して「ふつうのレコーダー」っぽく仕上げた、「アイヴィブルー」というシリーズを投入してきたのです。

スカパー!プレミアム録画にも対応:初のiVDRスロット搭載BDレコーダー「アイヴィブルー」、マクセルが発表

親会社の日立も以前はWoooブランドでDVDレコーダーを出してましたが、もちろん撤退しています。PS3をちょっと連想させる曲面を持ったデザインが特徴的でしたねぇ、確か1TBHDDを他メーカーに先駆けて搭載していたような。マクセルもそれが続いていたらやらなかったでしょうが、上がやらないんだから自分らでやろうということになったのでしょうか。ちなみにスカパー!プレミアム対応となってましたからてっきりチューナー内蔵かと思ってましたが、専用チューナーからネットワーク録画ができるだけだそうです。

マクセルがこれを発売しようと決意させたのはシャープのあの製品でしょう。独自形式で自己再生しかできない専用HDDカートリッジを搭載した昨年から発売しているBDレコーダーです。わたしはもちろん、多くの人が「なんで独自形式じゃなくてiVDRを採用しないの?」と憤りを感じたはずです。が、いまだにシャープはその路線を歩んでいます。これが日立マクセルに火をつけたんじゃないでしょうか。USB-HDDは安くて手軽だけど規制のおかげで他のテレビやレコーダーに番組を移せない、非手軽さと規制を兼ね備えたシャープのSHDDは言わずもがな。そこに汎用性のあるiVDRの使えるBD付レコーダーを出せば、それなりに存在感を示せるし、iVDRの優位性を示すことができる。そんな風に考えてもおかしくはありません。と、いうより今まで全くなかったことがヘンなのです。

もう一つこのiVDR付BDレコーダーの良い点として、iVDRに記録した録画番組をBDに移せるところがあります。今まではiVDRに録画した番組は、iVDR搭載機では機種を選ばずに使えましたが、「どうにかする」ことができませんでした。個人が「どうにかする」方法を開発しようにもそれほど売れていないので技術のある人が入手しようと思わなかったのも一因でしょう。おまけに先日の"違法化"もありますしね。ですが、iVDRの録画をBDに書き出せば、「どうにかする」ことも可能なわけです。これでBDからiVDRへの書き戻しができればさらにいいのですが、そこまではメーカーの製品情報ページにも載っていないみたいです。書かれていないということはできないということなのでしょうか。それだと残念ですが。

もちろんわたしはPC録画が一番だと思っています。が、iVDRでカートリッジを注ぎ足せば容量をどうにかできる、iVDR対応機種なら買い換えても番組を移すのが比較的楽というのは独自の魅力があります。大変なんですよねぇ、レコーダーの乗り換えって。スカパー!プレミアムにも対応してますし、値段もそれほどではありません。プラスアルファの画質などはそれほど期待できないでしょうが、あえてより確実な録画のためにメーカー製レコーダーを買うというのなら、選択肢に加えてもいいんじゃないでしょうか。

V-Lowマルチメディア放送参入希望調査実施

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冒頭ネタに困るほど最近平々凡々とした日常を送っています。あまり長期間ウケ狙いの文章を書かないのも気が引けるのですが、無い袖は振れないので、普通に行きましょう。

日課の総務省サイトチェックを行ってますと、

電波利用料の見直しに関する検討会(第2回)開催案内

ってのがありました。ご存知のとおり、電波使用帯域の大半を占めるテレビはわずかな、一部を使わせてもらっているだけの携帯電話がほとんどの電波使用料を負担しているのが日本という国の電波事情です。この状況を打破しない限り、時々話の出る電波オークションなども絶対実現しないわけですから、ここをどうにかしたくなる、というも当然ではありますが、肝心の総務省が電波利用権を自由競争ではなく手元で管理して離さない当事者ですからまず改善はないでしょうなぁ。総務省管理だけ続行してテレビ局負担を増やそうものならマスコミの総力を挙げて問題視してつぶしにかかるでしょうし、まぁよくて現状維持が決まるのが関の山でしょう。

注目はもう一点。

V-Lowマルチメディア放送に係る参入希望調査等の実施

V-Low。人によるでしょうが聞きなれない言葉です。イメージだけで勝手に「弱い電波を最大限活用して最低限の放送を行えるシステム」とかと思っていたら、アナログ地上波放送で1〜3チャンネルが割り当てられていたVHF波のことだそうです。確かVHF波って、使い道がないので帯域キープのためにドコモがモバキャスとして使っているんですたっけ。これまで国民のほとんどが使っていた電波をドコモのモバキャス契約者だけが視聴できる放送電波にしてしまうのはいかがなものか、と毎度ながら思ってしまいます。で、開始から一年がたとうとしていますが、相変わらずNOTTVくらいしかコンテンツは無いんでしょうか? 全くその後を聞かないもので。
で、このV-Lowってのはどうなのよ。VHF波ってことは結局モバキャスのコンテンツ募集ってこと? いやいや、よくよく思い出してみればテレビ地上波放送では1〜3チャンネルと4〜12チャンネルの間には大きな周波数の違いがありました。テレビ放送に使わなくなったのを機会に別扱いにすることにしたのでしょう。
さて、このV-Lowの放送用帯域(と、言ってもモバキャスと同じく携帯端末が大前提とのことですが)、どうやら総務省としてはラジオのデジタル化にでも使いたかったようですが、肝心のラジオ側が乗り気ではないので場合によっては別業者に使わせようということにでもなったのでしょうか。まぁラジオ側が乗ってこないのは当然です。ラジオもデジタル化させることで効率よくデータを載せたり音質を上げたりすることはできるかも知れませんが、それには設備投資が必要です。投資に見合った業績の改善が見込めるとはとても思えません。それに、ラジオは災害時などは情報収集最後の切り札として必要となるもの。テレビのようにヘタにデジタル化して「よく聞こえるか、全く聞こえないか」の二択となるより、アナログのまま「ノイズまみれでよく聞こえなくても、音声が届くほうがよい」と思われるものでしょう。ユーザーとしてもどうしても音質改善したラジオ放送を受信したければインターネットによる再配信のラジオ放送を受信すればいいわけですから。
なのでV-Lowマルチメディア放送にわれこそは!と思わんものはと募集をかけていますが、この項目、「参入希望調査等」となっており、もうひとつ力が感じられません。おそらくあくまでラジオ優先、やっぱり気が変わってラジオ側がやります、となれば参加表明業者だろうとなんだろうとあっさり振ってしまってラジオに帯域を渡す腹なんでしょう、総務省は。だから"調査"なのでしょうね。でも、何かしら総務省側も行動しないといつまでたってもV-Lowは使われないまま、ほうって置くのももったいないので一応参加する意思を持っている企業があるか、だけ聞いておこうというところなんでしょうね。

諸外国がどう管理しているのかは知りませんが、総務省による電波管理もなんか行き当たりばったりという風にしか見えません。テレビ放送のデジタル移行直後という電波再編の最後のチャンスなのですから、ここらでずばっと鋭いメスでも入れてほしいものです。正直もう携帯端末専用放送波なんて要らないと思うのですが、どうしてもそうでないと困るのなら、かつて任天堂が衛星放送を使ってゲームを配信したみたいに放送と同時にデータ配信、みたいな使い方、できないですかね。

ドラえもん、シリーズ映画初の一億人突破おめでとう・・・へ特撮派として負け惜しみを言ってみる

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今朝の朝刊あありから載ってますが、現在公開中の映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」を持ってシリーズ累計観客動員数一億人を突破したと言う発表がありました。

ドラえもん映画、1億人見た シリーズ34作目で突破

その引き合いとして今まで類型最高とされてきたのが怪獣特撮ものの「ゴジラ」シリーズ。累計観客動員数約9900万人でした。ギリギリ一億人に届かなかったんです。もともと1999年に再開された、「ミレニアムシリーズ」自体ゴジラシリーズ観客動員数一億人突破を目指して始まったシリーズの感はありましたから。ちなみにそれ以前の「VSシリーズ」はその前座となった84年度版「ゴジラ」を除いた6作品だけでも2000万人以上の観客を動員しており、昭和期作品群と合わせてすでに9000万人以上。3〜4作品もあれば1億人突破は充分可能だったはずなんです。
ところがVSシリーズ終了後わずか3年で特撮はすっかり注目されない分野になってしまい、VSシリーズの一番下とミレニアムシリーズの一番上がほぼ同水準というありさま。それでもあと一息というところまできたため、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」でははっきりと一億人という数字を雑誌などで語るところまで来ていました。が、内容は東宝側も自信があったものの観客は伸びず、背水の陣とばかりに「これで最後」を謳った「ゴジラ ファイナルウォーズ」はさらにそれを下回ってしまいます。最後といった以上一億人を狙っただけの続編を作ることも出来ず、ゴジラシリーズの累計観客は9900万人にとどまってしまいました。原因はいろいろあるでしょうが、観客の上澄みだけを考えた策、例えば「とっとこハム太郎」との同時上映や、東映が成功させていた路線であるイケメンヒーローの採用と言った策が、逆に怪獣オタの足を遠ざけてしまった、なんてこともあるかと。ミレニアムシリーズで3本の監督を担当した手塚昌明監督は自他共に認める怪獣オタで、オタによるオタのための作品作りをしてきていましたからね。作品内容とターゲットとする観客層がズレていたのがひとつの原因と見ています。

ただし、負け惜しみと知りつつあえてこう断言しておきましょう。「ゴジラシリーズはすでに累計一億人を突破していた」と。
と、言っても再上映を含めて、の話なんですけどね(^^;)ただ、1969年より始まった"東宝チャンピオン祭り"は再上映と言っても全国規模で行われたため、無視していい観客ではないと思ってます。かつて論争したアニア氏も「チャンピオン祭りシリーズは再上映の短縮版も含めてひとつのシリーズとみなすべき」といってましたし。
ちなみに前にも書いた覚えがありますが、ドラえもんの映画シリーズは実質的に東宝チャンピオン祭りの後継です。1975年の「メカゴジラの逆襲」を最後に新作が作られなくなり、興行自体も76年度のアメリカ映画「キングコング」に負ぶさるように「キングコング対ゴジラ」の再上映を行った程度。そして事実上チャンピオン祭りの香りを残す最後の全国ロードショーとなった旧作の再上映が「モスラ対ゴジラ」、同時上映はくしくも"映画ドラえもん"の第一作、「ドラえもん のび太の恐竜」でした。と、言うより「のび太の恐竜」の同時上映が「モスラ対ゴジラ」なんですが、まぁこの時点では東宝も「ドラえもん」の映画の効果にまだ疑問があったので、ゴジラをくっつけたのだと思います。

この最後の「モスラ対ゴジラ」だけでも観客動員数は100万人はいったはずです。と、言うわけで、最初に一億人を突破した映画シリーズはゴジラシリーズなのでした(笑)。

なぜ動かなくなったPCは突然動くようになるのか

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どこかで「28日こそパナソニックが正式にプラズマテレビから撤退を表明する」と完全に断定していたので、その発表が本当にあるのか待っているのですが、これを書いている現在その様子がないのでこの数日かかっていたことを書きます。

確かWindows3.1のころからですから、パソコンを使い始めて20年は経っているわたしです。が、未だにパソコンに関して解決方法もその条件も全くわからないことが一つだけあるのです。それは、「急に電源が入らなくなったパソコンがなぜ復旧するのか」ということです。不思議です、普通の電化製品で電源が入らなくなったら、それは「壊れた」というのです。ところが、パソコンの場合単に"電源が入らなくなった"だけで壊れたと断言することは出来ません。放っておくと突然蘇り、何事もなかったかのように作業が出来るようになることがまま、というよりわたしの経験では多々あるのです。

こんなこと書いているようにウチのPCが先日一台突然電源が入らなくなりました。もちろんわたしのミスが原因ですが。そのPCで作業中に部屋で捜し物などを初めてしまい、その際にうっかりプラグを差し込み口から抜いてしまったのです。そのPCがバッテリーでも動くノートPCならなんのダメージもないのですが、あいにくタワー型ケースに入っているデスクトップPCでした。
というよりノートPCでしばらく放っておいても良い作業をやらせることなどわたしにはないのですが、それはともかく必然的にPCの電源は落ちてしまいました。しょうがないのでプラグを同じ差し込み口へ挿し直し、電源ボタンを押します・・・うんともすんともいいません。
もちろん同様のケースは過去に経験済み。半日ほど放っておくことにしましょう。そして電源ボタンを押し・・・なんともいいません。ひょっとしたらケース側の電源ボタンが壊れただけかも知れません。マザーボードにテスト用についている電源ボタンを押しましょう、もちろん動きません。じゃぁ電源の交換・・・ダメ。CPUやメモリの挿し直し・・・ダメ。差し込み口を他のPCが動作していた口に変更・・・意味なし。CMOSのクリア・・・なんかやらなくても良いことをやった気さえします。ならばプラグを差し込まずに半日放置・・・これも効果がありません。そんなことを3日繰り返しました。もちろんこんなこともあろうかとウチでは複数のPCがあるために一台くらい動作しなくなっても大きな支障はありません。なのでそれから一日半、電源プラグは挿しっぱなしのまま動かなくなったPCを放っておいて他のPCを使ってました。そして先日の休日、一度メインボードをケースから外して、一から組み直そうと考えました。最初に動かなくなってからもう五日もたっています。これでダメならメインボードだけでも買い直す必要があるでしょう。まずは最後の確認として電源を入れ・・・

ウィィィィン

この数日、全くこいつから聞こえてこなかった音が聞こえ、ディスプレイには文字が表示されました orz いや、別にそれが悪いわけじゃないんですがなんか気をそがれたようで。せっかくなので面倒だからやってなかったケーブルの結束とかHDDの交換とかやりましたけど。

一体なぜ再び動いたのでしょうか。最後にやった作業から考え、動いた原因は

・五日たった
・一日半電源プラグを差し込んだまま放置した
・離れた別の部屋の差し込み口から電気を供給した

あたりでしょうか。ああいうふうに動かなくなる原因は「静電気かなにか」とどこかで読んだことはありますのでいずれでも効果があることは考えられますが、実際どうなんでしょうか。ちなみにわたしの経験ではもっとも極端な例として"半年放置しておいたら一日だけ動いた"というものがあります。さすがにそのあと捨てましたけど。

ちなみに蘇生に成功した今回のPCですがなぜか100%の状態ではなく、OSはWindows8なんですが最初に起動した際の「Windowsを起動しています」画面が映らなくなっています。不具合はそれだけでOSが動いてしまえば今のところソフトも動きますしデータもそっくり残っているんですが、ちょっとだけ怖いですね。

パナソニック、「可能性はゼロでは無い」がプラズマテレビ撤退報道を肯定せず

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新聞もテレビも、マスコミ関係はほとんど決定事項扱いにしていたパナソニックのプラズマテレビ撤退話。本日、津賀一宏社長による説明会で「可能性はゼロでは無い」と、すくなくとも現状では肯定しない発言をしたそうです。

パナソニック、「プラズマ撤退可能性はゼロでは無いが頑張る」
事業部制導入の新中期経営計画。大坪会長退任


新聞あたりは「日本企業の落日」とか銘打って、日本のメーカーはもうだめだ、みたいな記事を大々的に書く材料にしたかったのでしょうが、サラリとかわされた格好になりました。正しい判断と思います。
仮に「プラズマテレビ撤退!液晶に注力」と発表したとしても、いままでパナソニックのプラズマテレビの購入を考えていた顧客がそのまま同社の液晶テレビに関心を移す、など考えられません、パナソニックテレビの顔はプラズマであり、他社の液晶と同じではありませんから。プラズマテレビを検討してパナソニックのテレビを調べたけど、やっぱりここの液晶にしようと考えることはあるでしょう。が、プラズマ撤退を大きく謡ったら、むしろ積極的にパナソニックを敬遠し、他社に流れていくことでしょう。縮小し、少々無理をしてでもプラズマを続けた方が、将来のテレビ事業の再編に希望を残せるのです。

もちろんだからと言ってわたしもプラズマテレビの開発がこれからも続けられ、高性能化するとは思っていません(現状のHD解像度が続く限りその必要もないですが)。おそらくラインナップに存在する、ほとんど飾りのように量販店にはおかれる程度の存在になり、4Kが当たり前になったり有機ELテレビの量産が可能になったりした時点で、いつの間にか製品が投入されていないことに気が付く、というような道がとられると思います。それは年末かもしれませんし来年かもしれません。ひょっとしたら3年くらい先かもしれません。プラズマが欲しい人は早い段階で決断すべきでしょう。



欲しいなぁ・・・。

PLEXSHOPのレコーダー、PX-W3DVR1000の新ファームウェアで不具合解消

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先日買ってきたPX-W3DVR1000で「WOWOW以外の有料放送が視聴できない(スターチャンネルはできそうだけど契約してない)」こと書き、二進も三進もいかなくなったのでPLEXSHOPの方に問い合わせました。その音沙汰がなかなかなかったのですが、昨日いつの間にか新ファーム0.9.9が上がっていることを確認したのでインスダウンロード&インストールしてみました。チャンネルのスキャンや番組表の取得にだいぶ時間がかかったので先ほどやっとそれが全部終了、試すことができる段階になりました。

さっそくB-CASカードを入れ替えて、BSやCSに合わせてみましょう・・・おお、ちゃんと映る! WOWOWはもちろんですが、スカパー!で契約している基本チャンネルが一通り映るようになりました。なお、未契約のチャンネルに合わせると「スクランブルが解除できません」と、実に正しい表記になってます。

今回のファームウェアの不具合修正は、添付のドキュメントによると

■機能追加・HDMI 720P、1080i、1080Pを選択可能。
■機能修正・東芝製B-CASカードを使用しているとBS/CSの有料放送が見られない問題を修正
・予約録画が指定された時間より数秒前に終了する問題を改善
※ただし、連続した時間で録画が開始する場合は、指定された時間より前に録画が終了する場合があります。
・繰り返し録画で、2回目以降、ファイル名に番組名が付加されない問題を修正。

だそうです。確かにウチの契約カードは"T"カードでした。"T"と"M"は端子の形状が異なるなど若干の違いがあるため、その分を考慮に入れていないとこういうこともあるのでしょう。
それにしても、1080iや720pのサポートは本当にうれしい! おかげでHDFury経由でHDブラウン管テレビに出力ができるようになりました。ただ、ふつうの人は1080pだけあればほとんど用が足りるわけで・・・まるでウチのブログを見て修正項目を決めたようです(^^;) たまたまかもしれませんが。

これでバリバリ試すことができるようになりました。安定して動くようなら、本気で従来型レコーダーは不要になるかも知れません、大変うれしいです。

放送通信連携システムの狙い

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先日、「スマートテレビ」の名を久々に見たとき、正直ウンザリとした気分しか出てきませんでした。だいぶ前に総務省サイトで見た議事録でのスマートテレビは「日本から国際標準を」と鼻息こそ荒いものの、その中身はといいますと「アプリがインストールできるテレビ」などという極めて安直なもの。こりゃダメだ、むしろ余計な機能なんかない画質に注力したテレビが欲しい(ある意味こっちの方がずっと"スマート")という感想を述べるにとどまっていました。

スマートテレビ標準化に向け「Hybridcast ver.1.0」公開
HTML5準拠/スマホ連携など。'13年末の実用化へ


だからこの記事も、まったく検証する気にならなかったんです。ですが、よく見ると発表は総務省やテレビ局のお偉いではなく、IPTVフォーラム。記事タイトルこそ"スマートテレビ"ですが、本文中ではあまり出てこず、リンク先のIPTVサイトでも"スマートテレビ"は語られていません。どうやらあくまでIPTVフォーラムからの提案であり、これが「日本のスマートテレビ」と決定したというわけではなさそうです。

それゆえか、データ配信にHTMLを採用しています。デジタル放送規格導入時はイケイケで、「デジタル放送ではパソコンは排除、触れさせない」「テレビの地上波放送が最も知識情報の頂点に立つ存在。だから何をしてもいい、民衆は結局これを選ぶ」と言わんばかりに好き勝手。データ放送もわざわざHTMLではなく、機能が劣って開発も期待できないBMLを採用しました。パソコン排除のためです。デジタル放送のデータ放送や双方向通信がろくに機能していない原因の一つがこのBML採用にあるのは明白ですから、今度の統合ではHTMLを使いましょうよ、と提案しているわけです。放送波に乗るわけではなく、あくまで放送とデータ配信を連動して行う技術の元でネットを通して別に配信されるわけだから放送にPCが入り込むわけではないということなのでしょう。
また、IPTVフォーラム提案ゆえの限界なのが、放送と連動同時にデータを別配信する技術にとどまっている点でしょう。本音を言えば、多分IPTVで地上波やBSの配信もしたいはずなんですよ。BSはともかく地上波は例によって「区域外放送を受信させない」が絶対なため、地上波放送局が許さないでしょう。BSをやらないのは、地上波をやらないのが不自然に見えるからだと思われます。

その他、細かいところで放送局やメーカーへの配慮もみられます。放送と配信を同時にすることで、"リアルタイム視聴"の価値を上げようとしているのもその一つです。最近、ちゃんとその番組が見たくて視聴する場合、その番組は録画してみるのが当たり前になってしまいました。原因としては
・テレビに時間と集中力を注ぎ込むほど暇じゃない、オンデマンド当たり前なライフスタイルの確立
・番組表から選ぶだけの簡単録画が当たり前。わざわざメディアを管理する必要がない
・リアルタイムでみるとCMのはさみ方がウザったい
などがあげられるでしょう。その傾向のために良い番組ほど視聴率が上がらず、逆にくだらなくてまじめに見る価値のない番組ほど「付けっぱなしながら見テレビ」の対象にされ、視聴率がそこそこ取れているという指摘がなされているくらいです。ところが、テレビ局は相変わらず"視聴率"しか番組を判断する基準を持っていませんし、持とうともしません。番組の質の低下の原因の一つでしょう。そこをデータ配信や書き込みを利用することでリアルタイム視聴の価値を高め、録画視聴を減らそうというわけです。テレビ画面内が番組やデータでゴチャゴチャすることで、今までより一回り大画面のテレビが欲しくなる効果もあるでしょう。その割に既存のテレビに対する技術要求がIPTV対応くらいしかないのは、日本ローカルのテレビなど開発する余力がメーカーにないことへの配慮でしょう。

もちろん最大の目的はIPTVの普及です。同法人サイトによるとIPTVは「初めて独り暮らしを始める子に進めたくなる話題のテレビ」だそうですが、わたしですら話題にあげたことなどこれが初めてという(笑)くらい存在感はありません。むしろアクトビラとかもっとTVとかサービス名の方がまだ知られてますねぇ、使われているかどうかは別にして。

さて、テレビ局や総務省は「スマートテレビ」をどう定義するのでしょうか。間違ってもわたしの提案する「スマートなテレビ」のようなものは採用されないでしょうが。
ただ、APPLEもGoogleもテレビに関してはうまい提案をしている、とはとても言えない状況なので、結局「外圧はない、余計なことをするカネなどない」で結局白紙になるかも知れません。そういう意味では最低限の注目くらいしてもいいかも知れないですね。
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