最近はもうお金のことばかり考えてます。父の口座が凍結されたのでその手続きしなきゃならない、そこから落とせなくなった公共料金その他の問い合わせがくるから対応して振り込み用紙送ってもらうと同時に新しい口座からの引き落とし手続きも行わなきゃならない、保険の手続きといろいろあるのに、キツイのが税金の支払い。職種や地域によって違うでしょうが、我が地元の市民・県民税の場合、昨年の収入に対して税金の支払い金額が決まるため、父が亡くなってその分給料収入が減っているにも関わらず、支払う税金の金額は今年度いっぱい、全額収入があるのと同じだけ支払わなければならないのです。しかも広告料込みのために店の経費で払っている電話料とわたしが払っている通信料を除いて定期的な支払いは父が担当するということになっていたため、わたしの給料は少なめにしてあるので全部払うのはちょっとキツ目。普段から頼んでいる会計事務所に、そういう支払い分だけ給料アップできないか、と相談しているのですが、やはり税金が先に決まっている以上難しいらしいです。口座凍結解除や保険料の支払いという手続きさえ済めば、来年度の更新までそちらのお金で凌げるのですが、この後まだ「遺産分配」「相続税の支払い」という2大イベントが控えているので手を付けるのは憚れます。来月いっぱいくらいまでは切り詰め&貯金の切り崩しで凌ぐしかありません。もちろん店の収支とかも前以上に気にしなけりゃいけませんが、バタバタし過ぎて業者卸の商品整理(父がさせてくれなかった聖域)を二か月も手を付けておらず、これ以上収入を減らすと会計事務所に怒られるレベルまで来ております。一から十まで現在心配事はお金関係ばかりで目が回りそうです。だったらブログなんて書いてるなよ、なんですがそれはそれ。
で、話はさかのぼって先月頭。父が半ば見捨てられる形で今までいた病院を追い出され、当時はまだ元気ではあったものの仕事の復帰は絶対不可能な状態にはなっていました。今後一人でやっておくのはと思うとかなり先行きが不安で、心配になっていたのです。そしたら、ふらっと訪ねてきた人がいたわけですよ、"かんぽ"の社員でした。保険会社はいろいろありますが、多くの保険会社は訓練された社員だけでなく、委託の外交員を使った営業を行っていますが、それだけにノルマがキツく、トラブルも絶えない印象があります。一方、"かんぽ"は元は親方日の丸ということもあって、他と比べても倒産したり外資に買収されて形態が大幅に変わったりする危険性が少ないだろうという安心感のある保険会社です。一説によると"郵政民営化"に某元首相が異常にこだわったのは、安心感から"かんぽ"に集中する日本の保険市場を外資系に開放するためだった、という話もありますが、真相はどうなんでしょか。なにはともあれ民営化&分社化された"かんぽ"ではありますが、郵便局内に窓口があることもあってまだまだ親方日の丸のイメージは強く、他と一線を画す存在ではあり、ウチもそうした安心感からか、民営化前の郵便局の時代から"かんぽ"に入っており、わたしもそれを続けています。その"かんぽ"の営業が「今までより保険の上限がアップしましたので、上乗せしませんか?」と言ってきたのです。先に書きました通りこの時点では特にこの先に不安を強く感じており、かつお金にそれほどジタバタすることになるとは思っていなかった(どちらかというと父は要介護の状態で生き続けると思っていました)ので、訪問を繰り返されるたびに「追加かぁ、少ししておこうかなぁ」という気にすいすいなっていったのです。わずか数回の訪問でその気になったわたしに営業は気をよくし、上司まで連れてきて説明。「追加なので上限に達していて増えない保証もあります。基本的に給付金が増えるだけと思ってください」などの説明に、まぁそんなもんかと納得。判を押して、増額の契約をしました。そこまではこちらとしてもよかったんです。
後日、終わってから一週間後くらいだったでしょうか。"かんぽ"から電話がありまして
「このたび、k様が新規に保険に入られた、ということでよろしかったでしょうか」とのたまわってきやがりました。
いやいやいや、待て待て待て。わたしは「新規」で入った覚えなど一つもない。あくまで「追加・増額」として改めて契約しただけでしたし、説明も終始追加を前提としたものでした。何より二人の営業から一言も「新規」という言葉を聞いた覚えがありません。なぜなら、「新規に入りませんか」と一言でも言われたら、いくら将来不安な状況でもあそこまでホイホイとそれなりにお金の必要な契約をするとは、我ながら思えないからです。なので「新規じゃないです、あくまで追加増額しただけです」と返事したところ、「新規でお入りになってますよ」との返答。まさかこっちに断りもなく勝手に新規扱いにしたのか!と電話口で怒ったところ、「後日説明係が伺います」と切られてしまいました。
そして月末、もうウチのバタバタは始まっていて正直こんな時に来られると迷惑でしたが、どうしても説明に行きたいということで応対しました。来たのはここ最近営業に来ていたものでもその上司でもない、初めて見る顔でした。とりあえず「新規なんて聞いてない。わたしは以前から"かんぽ"に入っていたし、それに増額できるということで追加契約しただけだ。なのに電話口で新規に入った、と言われた。どういうことだ」と聞くと、それにはほとんど答えず、とりあえず書類を出してくれということでした。書類をよく見ると、確かに「新規」の文字が書かれている部分がありました。ただ、そこを読むことはありませんでしたが。そして今回来た人間は説明のため、ということでしたがわたしの問いには「わたしは直接の担当ではありませんのでわかりませんし、それを答える権利もありません」とだけ回答し、逆にわたしに当時の営業の説明について「これはいいましたか、あれはいいましたか」というばかり。どうやらわたしに説明するために来たのではなく、「営業が会社の規定に従った説明を行ったか」をチェックしに来ただけだったようです。まるで役人のような受け答えと、話せば話すほど勝手に説明なく新規契約にさせられた、ことへの怒り、そして全部を説明しなかった、という事実から、他にも実は説明されていない不利な項目がいくつもあるんじゃないか? という不信感がどんどんたまり、もう「今回の分だけでも解約したい」と宣言しました。が、すでにクーリングオフ期間は過ぎていることと、契約は訪問でできても解約は窓口まで客がいかないとできないと対応され、すぐの解約はできませんでした。わたしは一人で店をやっており、平日の郵便局の窓口へ行くにはタイミングが合わないとできません。まして現在はわずかな休日もさまざまな手続きの日にあてないと回らない状況です。八月末から九月頭にかけて臨時休業ばかりしましたので、これ以上休むこともできません。結局窓口に行けるのは九月の末、来週やっと手続きできる、ということになってしまいました。そして、八月九月の二か月分だけは保険料を取られ、如何なる理由があっても帰ってこないということです。。正直今の状況で金をドブに捨てるのは痛いですが、これが「騙される方が悪い」ということなんでしょう。もう"かんぽ"に対する信用度は地に落ちたので、今の契約も解約しようかと思いましたが、さすがにそっちの担当者が直接飛んできて「いくらなんでも損ですよ」と説得されたので思いとどまりましたが。
"かんぽ"は倒産の危険性は少なく、友人知人のノルマのためのいう押し売りも少なく、そういう意味では安心して使えると考えている人も多いと思いますが、代わりにこちらとしては説明して当たり前、という項目を平気で省略することがよくわかりました。少なくとも、すでに契約している顧客に対し「追加・増額」と説明して裏で「新規」にすることは、"かんぽ"としての会社の方針には全く反していないので、当然のように行われる行為のようです。少なくとも「新規」の説明は営業からはなく、かつ後から来た説明担当の質問項目にも新規説明の義務に関してはなかった、というのは間違いないです。説明なしで新規にしたのは、実はもともともあとからの増額など出来ないのにそう説明してしまったから中途半端に増額っぽい新規にしたとか、だたの追加では営業の成績にならないからとかまぁそこらへんが理由でしょう。どうせ苦情があっても「説明不足でした」と言えばごまかせると思っていたのでしょうが、こういう目にあった人間がいた、という事実だけは公開しておきましょう。
それにしても"かんぽ"はいろいろと無謀なのか、それともこれも工作の一環なのか、「契約者への満足度アンケート」なるものをわたしのところに送ってよこしました。とりあえず全部の項目を"最低"に、自由筆記のところには「うそつき」「騙された」「解約する」などと書きなぐりました・・・が、こんなもん送ってヘタに目つけられたくないなぁと送り返すのをやめておくことにしました。グチはブログで十分です。
今回わたしが不安な時に"かんぽ"がやってきたのは偶然でしたが、現在様々な手続きのために他の金融機関などもやたら来るのですが、だれもかれも二言目には「将来に備えて保険どうですか~?」であります。もちろん加入はしてないので「新規」扱いで、ですが。こちらは完全にこっちの心理と遺産を見込んで、ですよねぇ。やっぱり葬儀ビジネスにはどことなく浅ましさを感じます。
で、話はさかのぼって先月頭。父が半ば見捨てられる形で今までいた病院を追い出され、当時はまだ元気ではあったものの仕事の復帰は絶対不可能な状態にはなっていました。今後一人でやっておくのはと思うとかなり先行きが不安で、心配になっていたのです。そしたら、ふらっと訪ねてきた人がいたわけですよ、"かんぽ"の社員でした。保険会社はいろいろありますが、多くの保険会社は訓練された社員だけでなく、委託の外交員を使った営業を行っていますが、それだけにノルマがキツく、トラブルも絶えない印象があります。一方、"かんぽ"は元は親方日の丸ということもあって、他と比べても倒産したり外資に買収されて形態が大幅に変わったりする危険性が少ないだろうという安心感のある保険会社です。一説によると"郵政民営化"に某元首相が異常にこだわったのは、安心感から"かんぽ"に集中する日本の保険市場を外資系に開放するためだった、という話もありますが、真相はどうなんでしょか。なにはともあれ民営化&分社化された"かんぽ"ではありますが、郵便局内に窓口があることもあってまだまだ親方日の丸のイメージは強く、他と一線を画す存在ではあり、ウチもそうした安心感からか、民営化前の郵便局の時代から"かんぽ"に入っており、わたしもそれを続けています。その"かんぽ"の営業が「今までより保険の上限がアップしましたので、上乗せしませんか?」と言ってきたのです。先に書きました通りこの時点では特にこの先に不安を強く感じており、かつお金にそれほどジタバタすることになるとは思っていなかった(どちらかというと父は要介護の状態で生き続けると思っていました)ので、訪問を繰り返されるたびに「追加かぁ、少ししておこうかなぁ」という気にすいすいなっていったのです。わずか数回の訪問でその気になったわたしに営業は気をよくし、上司まで連れてきて説明。「追加なので上限に達していて増えない保証もあります。基本的に給付金が増えるだけと思ってください」などの説明に、まぁそんなもんかと納得。判を押して、増額の契約をしました。そこまではこちらとしてもよかったんです。
後日、終わってから一週間後くらいだったでしょうか。"かんぽ"から電話がありまして
「このたび、k様が新規に保険に入られた、ということでよろしかったでしょうか」とのたまわってきやがりました。
いやいやいや、待て待て待て。わたしは「新規」で入った覚えなど一つもない。あくまで「追加・増額」として改めて契約しただけでしたし、説明も終始追加を前提としたものでした。何より二人の営業から一言も「新規」という言葉を聞いた覚えがありません。なぜなら、「新規に入りませんか」と一言でも言われたら、いくら将来不安な状況でもあそこまでホイホイとそれなりにお金の必要な契約をするとは、我ながら思えないからです。なので「新規じゃないです、あくまで追加増額しただけです」と返事したところ、「新規でお入りになってますよ」との返答。まさかこっちに断りもなく勝手に新規扱いにしたのか!と電話口で怒ったところ、「後日説明係が伺います」と切られてしまいました。
そして月末、もうウチのバタバタは始まっていて正直こんな時に来られると迷惑でしたが、どうしても説明に行きたいということで応対しました。来たのはここ最近営業に来ていたものでもその上司でもない、初めて見る顔でした。とりあえず「新規なんて聞いてない。わたしは以前から"かんぽ"に入っていたし、それに増額できるということで追加契約しただけだ。なのに電話口で新規に入った、と言われた。どういうことだ」と聞くと、それにはほとんど答えず、とりあえず書類を出してくれということでした。書類をよく見ると、確かに「新規」の文字が書かれている部分がありました。ただ、そこを読むことはありませんでしたが。そして今回来た人間は説明のため、ということでしたがわたしの問いには「わたしは直接の担当ではありませんのでわかりませんし、それを答える権利もありません」とだけ回答し、逆にわたしに当時の営業の説明について「これはいいましたか、あれはいいましたか」というばかり。どうやらわたしに説明するために来たのではなく、「営業が会社の規定に従った説明を行ったか」をチェックしに来ただけだったようです。まるで役人のような受け答えと、話せば話すほど勝手に説明なく新規契約にさせられた、ことへの怒り、そして全部を説明しなかった、という事実から、他にも実は説明されていない不利な項目がいくつもあるんじゃないか? という不信感がどんどんたまり、もう「今回の分だけでも解約したい」と宣言しました。が、すでにクーリングオフ期間は過ぎていることと、契約は訪問でできても解約は窓口まで客がいかないとできないと対応され、すぐの解約はできませんでした。わたしは一人で店をやっており、平日の郵便局の窓口へ行くにはタイミングが合わないとできません。まして現在はわずかな休日もさまざまな手続きの日にあてないと回らない状況です。八月末から九月頭にかけて臨時休業ばかりしましたので、これ以上休むこともできません。結局窓口に行けるのは九月の末、来週やっと手続きできる、ということになってしまいました。そして、八月九月の二か月分だけは保険料を取られ、如何なる理由があっても帰ってこないということです。。正直今の状況で金をドブに捨てるのは痛いですが、これが「騙される方が悪い」ということなんでしょう。もう"かんぽ"に対する信用度は地に落ちたので、今の契約も解約しようかと思いましたが、さすがにそっちの担当者が直接飛んできて「いくらなんでも損ですよ」と説得されたので思いとどまりましたが。
"かんぽ"は倒産の危険性は少なく、友人知人のノルマのためのいう押し売りも少なく、そういう意味では安心して使えると考えている人も多いと思いますが、代わりにこちらとしては説明して当たり前、という項目を平気で省略することがよくわかりました。少なくとも、すでに契約している顧客に対し「追加・増額」と説明して裏で「新規」にすることは、"かんぽ"としての会社の方針には全く反していないので、当然のように行われる行為のようです。少なくとも「新規」の説明は営業からはなく、かつ後から来た説明担当の質問項目にも新規説明の義務に関してはなかった、というのは間違いないです。説明なしで新規にしたのは、実はもともともあとからの増額など出来ないのにそう説明してしまったから中途半端に増額っぽい新規にしたとか、だたの追加では営業の成績にならないからとかまぁそこらへんが理由でしょう。どうせ苦情があっても「説明不足でした」と言えばごまかせると思っていたのでしょうが、こういう目にあった人間がいた、という事実だけは公開しておきましょう。
それにしても"かんぽ"はいろいろと無謀なのか、それともこれも工作の一環なのか、「契約者への満足度アンケート」なるものをわたしのところに送ってよこしました。とりあえず全部の項目を"最低"に、自由筆記のところには「うそつき」「騙された」「解約する」などと書きなぐりました・・・が、こんなもん送ってヘタに目つけられたくないなぁと送り返すのをやめておくことにしました。グチはブログで十分です。
今回わたしが不安な時に"かんぽ"がやってきたのは偶然でしたが、現在様々な手続きのために他の金融機関などもやたら来るのですが、だれもかれも二言目には「将来に備えて保険どうですか~?」であります。もちろん加入はしてないので「新規」扱いで、ですが。こちらは完全にこっちの心理と遺産を見込んで、ですよねぇ。やっぱり葬儀ビジネスにはどことなく浅ましさを感じます。