今年もあと一か月ですねぇ。それはただの経過した日数と日付の話なので大したことはないんですが、年末には一年のまとめを書きたいと考えるといよいよ来たか、となって切羽詰まった気になってしまいます。特に今年はブログもさぼりまくりましたから何書いていいか全くわからん。まぁそれどころじゃなかった、ってのがあるんですが。
またimpressの記事からネタをいただきます。
1TB以上でダブルチューナ以上が主流に。縮小傾向のBDレコーダ市場
記事内では「縮小傾向」とありますが、いまだ200万台を超す台数が販売され、2011年度のほぼ1/3に達している"多さ"のほうが驚きです。テレビは相変わらず32型を中心にそこそこ当店への持ち込みもあるのですが、レコーダーは今年一年数台しか見かけないほど少なくなりました。不景気という問題を考慮に入れても印象では2011年度より前の1/5がいいところだと思っていたのです。これは買い替え需要がまだ起こっていないが故の緩やかな現象、実質横ばいと見ていいかと思います。録画規制による録画趣味の人間が離れていったこと、お手軽タイムシフト視聴用をテレビ+HDDや見逃し配信に奪われていると思われるこの状況では大健闘でしょう。DVD時代から日本では市販ソフト視聴用として再生専用機のプレイヤーよりレコーダーを好む傾向があるため、そっち用途で一定の需要はあるものと思われます。
ただ、まぁわたしの周りでは買った人はほとんどいません。わたし同様録画趣味を捨てられない知人もいますが、同じく録画環境をPCに移しており、録画に使用したHDDをタワーのごとく山積みにしています。あまりエンコードして容量を縮めるのは好みでないようなのでHDDの消費量が膨大になってしまっているためです。そこはわたしと意見の分かれるところですが、まぁあちらの主義にも一理ありますし、そこはお互い追及していません。別の人間は、アナログ放送用としてDVD+HDDレコーダーが登場してしばらく「世の中にこんな面白い機械があったなんて!」と夢中になり、レコーダーを複数使いまわし、作ったディスクをコピーして自分の好きな話だけ一本につなげたり、ドラマの主題歌集を作って音声を取り出してCD-Rに焼いたりとバリバリ使っていたのですが、デジタル放送によって録画が規制され、書き戻しもできなくなり、カット編集するたびにカウントが減っていく”ダビ10”にも嫌気がさし、「どんどん数字が減っていく作業は恐怖を感じて楽しくない」とレコーダーを全く使わなくなりました。PC録画を進めてみましたが環境構築が面倒なせいかやる気は全く起こってくれず、現在はテレビ+HDDに、ゲーム機を再生機代わりに使うのみです。
そしてまた別の友人。これは今年の話です。ライトなヲタであるその友人はゲーム機のPS3を再生機として使用するのみで、テレビ放送には興味ないので録画は全くしないという生活でした。ところがPS3が突然壊れたので代用をと考えたところ、なぜかBDレコーダーの購入に至ったのです。「せっかくだから録画もできるのにしてみたい」からとのことですが。そしてしばらくしてわたしに連絡が。
「手持ちのBDソフトの一枚がレコーダーで再生できない。そっちで再生できるかどうか調べてくれ」
とのこと。2時間ものの映画も市販BDで、作品のだいたい真ん中くらいで一度止まり、数分飛んでから再生が始まるという怪現象が起こったとか。当然まず汚れを疑って裏面をクリーニングしてみたのですが変わらず。なお、再生できないのはその一枚だけで、他のBDやDVDは再生できる、市販だけでなくBD-REに保存した動画も問題ないとのことでした。一番考えられるのはその市販BDが何らかの理由で劣化して一部読めなくなったのでは・・・と疑いを持ってそのBDを借りて手持ちのPC環境で再生してみたところ、所有BDドライブ8台のうち5台では全く問題ありませんでした。逆を言えば、3台で所有者の友人と全く同じ、ほぼ中央あたりで再生が止まってしまう現象がおきたのです。止まってしまうだけならいいほうで、OSが落ちたこともあれば、一番悪い例では該当箇所を再生させたとたん画面が真っ黒になり、なんとPOのマザーボードのBIOSの復旧作業が始まってしまった、というのもありました。最近のPC用マザーボードは当然のようにBIOSのバックアップを保存し、万が一のときは自動で修復してくれる機能がついているので助かりましたが、そうでなければ友人とは言っても他人のBDを調べるためにパソコン一台ダメにするところでした。ちなみにその3台のドライブのメーカーは製造年には数年の開きがありますが全て同じメーカーであり、残りの5台は全部それとは別の複数のメーカー製のものです。わたしはこういう事態を想定して光学ドライブはなるべくメーカーをばらして買うようにしているのですが、ここまで大当たりは初めてです。もちろん特定のメーカー製だけ読めない、がたまたまである可能性もゼロではないのでどのメーカーのものかは書きませんが、その特定のメーカー製でなければUSB給電で動作するモバイル用でも再生できましたので、所謂"相性問題"の可能性は高く、おそらく友人のレコーダーに使用されているドライブもそのメーカー製を使用しているのではないかと。ちなみにそのBDソフトのメーカーサイトを見ても、ネット上の書き込みを見ても同様のケースは全く見つけられませんでした。友人は本当に運悪く、ものすごく低い確率で相性の悪いドライブが存在するプレスに当たってしまったようです。しかも購入してからそれなりの月日がたっており、それまでさんざん再生しておいていまさら交換してもらえる可能性は低そう。そうでなくても最近のBD/DVDメーカーはそうした再生不良に関する交換には冷たい印象がありますし。そう報告してBDを返却したところ、結局友人はレコーダーを処分して再生機としてPS4を購入したようです。今回の事件は別にレコーダーのせいではありませんが、信用が地に落ちたのは事実。もうやつがレコーダーを買うことはないでしょうね。
てな感じでわたしもBDレコはいまや業界の圧力で廃止になってしまったCMカット機能付きのものを一台使用しているだけで今後も買う予定はなく、もはや終わった、衰えるだけの家電と考えていたのでまだ年間200万台も売れているのは意外でした。今年業界最大の話題として4K8K放送は録画禁止になることが盛り込まれている、というものもありますし、いずれ強制的に終わらせられる分野ではあるのでしょうが、PCに逃げてこられない人のためにまだまだ頑張ってほしいものです、陰ながら応援してます。陰ながらの応援しかしませんけど。
またimpressの記事からネタをいただきます。
1TB以上でダブルチューナ以上が主流に。縮小傾向のBDレコーダ市場
記事内では「縮小傾向」とありますが、いまだ200万台を超す台数が販売され、2011年度のほぼ1/3に達している"多さ"のほうが驚きです。テレビは相変わらず32型を中心にそこそこ当店への持ち込みもあるのですが、レコーダーは今年一年数台しか見かけないほど少なくなりました。不景気という問題を考慮に入れても印象では2011年度より前の1/5がいいところだと思っていたのです。これは買い替え需要がまだ起こっていないが故の緩やかな現象、実質横ばいと見ていいかと思います。録画規制による録画趣味の人間が離れていったこと、お手軽タイムシフト視聴用をテレビ+HDDや見逃し配信に奪われていると思われるこの状況では大健闘でしょう。DVD時代から日本では市販ソフト視聴用として再生専用機のプレイヤーよりレコーダーを好む傾向があるため、そっち用途で一定の需要はあるものと思われます。
ただ、まぁわたしの周りでは買った人はほとんどいません。わたし同様録画趣味を捨てられない知人もいますが、同じく録画環境をPCに移しており、録画に使用したHDDをタワーのごとく山積みにしています。あまりエンコードして容量を縮めるのは好みでないようなのでHDDの消費量が膨大になってしまっているためです。そこはわたしと意見の分かれるところですが、まぁあちらの主義にも一理ありますし、そこはお互い追及していません。別の人間は、アナログ放送用としてDVD+HDDレコーダーが登場してしばらく「世の中にこんな面白い機械があったなんて!」と夢中になり、レコーダーを複数使いまわし、作ったディスクをコピーして自分の好きな話だけ一本につなげたり、ドラマの主題歌集を作って音声を取り出してCD-Rに焼いたりとバリバリ使っていたのですが、デジタル放送によって録画が規制され、書き戻しもできなくなり、カット編集するたびにカウントが減っていく”ダビ10”にも嫌気がさし、「どんどん数字が減っていく作業は恐怖を感じて楽しくない」とレコーダーを全く使わなくなりました。PC録画を進めてみましたが環境構築が面倒なせいかやる気は全く起こってくれず、現在はテレビ+HDDに、ゲーム機を再生機代わりに使うのみです。
そしてまた別の友人。これは今年の話です。ライトなヲタであるその友人はゲーム機のPS3を再生機として使用するのみで、テレビ放送には興味ないので録画は全くしないという生活でした。ところがPS3が突然壊れたので代用をと考えたところ、なぜかBDレコーダーの購入に至ったのです。「せっかくだから録画もできるのにしてみたい」からとのことですが。そしてしばらくしてわたしに連絡が。
「手持ちのBDソフトの一枚がレコーダーで再生できない。そっちで再生できるかどうか調べてくれ」
とのこと。2時間ものの映画も市販BDで、作品のだいたい真ん中くらいで一度止まり、数分飛んでから再生が始まるという怪現象が起こったとか。当然まず汚れを疑って裏面をクリーニングしてみたのですが変わらず。なお、再生できないのはその一枚だけで、他のBDやDVDは再生できる、市販だけでなくBD-REに保存した動画も問題ないとのことでした。一番考えられるのはその市販BDが何らかの理由で劣化して一部読めなくなったのでは・・・と疑いを持ってそのBDを借りて手持ちのPC環境で再生してみたところ、所有BDドライブ8台のうち5台では全く問題ありませんでした。逆を言えば、3台で所有者の友人と全く同じ、ほぼ中央あたりで再生が止まってしまう現象がおきたのです。止まってしまうだけならいいほうで、OSが落ちたこともあれば、一番悪い例では該当箇所を再生させたとたん画面が真っ黒になり、なんとPOのマザーボードのBIOSの復旧作業が始まってしまった、というのもありました。最近のPC用マザーボードは当然のようにBIOSのバックアップを保存し、万が一のときは自動で修復してくれる機能がついているので助かりましたが、そうでなければ友人とは言っても他人のBDを調べるためにパソコン一台ダメにするところでした。ちなみにその3台のドライブのメーカーは製造年には数年の開きがありますが全て同じメーカーであり、残りの5台は全部それとは別の複数のメーカー製のものです。わたしはこういう事態を想定して光学ドライブはなるべくメーカーをばらして買うようにしているのですが、ここまで大当たりは初めてです。もちろん特定のメーカー製だけ読めない、がたまたまである可能性もゼロではないのでどのメーカーのものかは書きませんが、その特定のメーカー製でなければUSB給電で動作するモバイル用でも再生できましたので、所謂"相性問題"の可能性は高く、おそらく友人のレコーダーに使用されているドライブもそのメーカー製を使用しているのではないかと。ちなみにそのBDソフトのメーカーサイトを見ても、ネット上の書き込みを見ても同様のケースは全く見つけられませんでした。友人は本当に運悪く、ものすごく低い確率で相性の悪いドライブが存在するプレスに当たってしまったようです。しかも購入してからそれなりの月日がたっており、それまでさんざん再生しておいていまさら交換してもらえる可能性は低そう。そうでなくても最近のBD/DVDメーカーはそうした再生不良に関する交換には冷たい印象がありますし。そう報告してBDを返却したところ、結局友人はレコーダーを処分して再生機としてPS4を購入したようです。今回の事件は別にレコーダーのせいではありませんが、信用が地に落ちたのは事実。もうやつがレコーダーを買うことはないでしょうね。
てな感じでわたしもBDレコはいまや業界の圧力で廃止になってしまったCMカット機能付きのものを一台使用しているだけで今後も買う予定はなく、もはや終わった、衰えるだけの家電と考えていたのでまだ年間200万台も売れているのは意外でした。今年業界最大の話題として4K8K放送は録画禁止になることが盛り込まれている、というものもありますし、いずれ強制的に終わらせられる分野ではあるのでしょうが、PCに逃げてこられない人のためにまだまだ頑張ってほしいものです、陰ながら応援してます。陰ながらの応援しかしませんけど。