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Channel: 録画人間の末路 -
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スターチャンネル、二度目の改造CAS対策か

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数日前から"スターチャンネル"絡みで検索されることが増え(と、言っても総計で数十アクセス程度ですが)、なにかあったのかと調べてみたら、どうやらスターチャンネルで9月6日以降、一部のユーザーがレコーダーで予約録画を入れることができなくなっているとのことです。その一部のユーザーとは数年前に話題となった"改造B-CASカード"を使用している人たちのこと。つまり、以前行われた改造対策が再び実行されたようなのです。
B-CASカードは契約情報を書き込むため、一部が放送波から書き換え可能になっていますが、それを利用して登録ユーザーにのみ一部分を新しいデータに書き換え、古いデータのままの視聴者は視聴ができないようにする、という対策は以前も行われました。最初に実施したWOWOWは2015年の2月10日、スターチャンネルは同じ年の6月15日、それ以外のスカパー系は翌日の16日に行われています。大手掲示板をよく利用する熱心なユーザーは数日ともたずあっさりと新しい書き換え方法を実行して書き換えてしまったようですが、そうでない改造カード利用者の大半はここで篩にかけられ、改造カードの利用が事実上できなくなりました。また、B-CASカードを書き換えたものを高値で販売するサイトも多くが継続不可能となり、大多数は閉鎖しているようです(一部残っていますが、近寄らないように)。それで目的の大半は達せられたわけですから、これ以上はないんじゃないかと言う気がしていたのですが、ここにきて再び行われたようです。

「データの更新は簡単だしその都度どんどん不正な利用者は篩にかけられる。ならたびたびやればいいじゃないか」と思う人もいるでしょう。ただ、それがむやみにできないのは正規の無料視聴可能期間までつぶしてしまうからです。B-CASカードは有料チャンネルに初めてチャンネルを合わせたときから一週間はWOWOW系・スターチャンネル系・スカパー系の三系統の放送を自由に視聴することができるようになっています。有料チャンネルに加入するかどうか検討するお試し期間というわけです。改造カードはこの期間を期限最大まで伸ばしているもので、放送波から見れば無料期間利用者と変わりません。改造カードを利用不可にするということは、まだ一度もその有料チャンネルを見たことがなく、これから加入者となってくれるかも知れない人が無料期間を利用できなくなることを意味します。ゆえに無暗に行えないのです。特にスターチャンネルは最近流行り(と思う)のネット配信系有料チャンネルと競合しやすく、お試し期間が自らなくしてしまうのは不利ではないかと思われるのですが・・・。
と、考えたところで思い出したのが、ちょっと前に「B-CASカードなしで有料放送が視聴できるプログラムを配布した罪で逮捕された17歳の少年」の話。わたしは、このプログラムをただのファイル、それも以前騒ぎになった時に公開されたファイルを新情報に合わせるように改造しただけ、と推論したわけですが、マスコミ系サイト上では「少年が自分で解析して作成した」と報道されていました。それが今年の6月のことです。これがキッカケかなぁと思わずにいられません。前回と違って今回はWOWOWはまだ動いていませんし、他のスカパー系の動きもみられていないようで、スターチャンネルの単独行動のようですし、過敏に反応した結果かなぁと。

まぁすでに書き換え情報は大手掲示板に上がっているとかいないとか。以前にも増してその真偽がはっきり書かれていないのでどっちか分かりませんが、基本的に前回と方法が変わっていないようなのでなんとなく今回も書き換え方法は出てしまう感はあります。新しいやり方でない限りこれ以上の効果は期待できず、今回ばかりはスターチャンネルの勇み足だったように思います。だからと言って改造カードの利用を推奨するわけではありませんよ、念のため。

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