AMDの次世代と言えばZENコアを使ったCPU/APUというのがイメージですが、一方でBristol Ridgeという名も時折出てきていました。これは第7世代APUのコードネームとのことですが、その二つを中心とした発表が6月1日におこなわれた模様です。
AMD、次世代CPU「Zen」は8コア16スレッドのハイエンド
【速報】AMD、Kaveriより56%速い第7世代AシリーズAPUを正式発表
~GPUも最大1GHzに達成
AMDの新APU「Bristol Ridge」のパフォーマンスアップ手法
Bristol Ridgeは現行のノートPC向けAPUであるCarrizoのマイナーチェンジ版ということですが、TrinityにおけるRichlandやKaveriに対するGadavariよりはパワーアップしている印象です。とはいえZENが掲げられた以上、やはり影の薄い印象です。なによりノーパソ向けのようですし。やはり我々としてはデスクトップにも採用されることが確実視されるZEN採用CPU、Summit Ridgeこそ注目すべき存在でしょう。
"40%以上のIPC向上に加え、8コア16スレッド"この一言がZENの全てを物語っていると言って過言ではありません。比較対象がPiledriverを使ったVisheraなのかCarrizoのExcavatorなのかでだいぶ違いますが、まぁ前者としておきましょう。シングル性能がそれだけ上がってコア数はFXと同等、それでいてHT相当の技術によって16スレッド使用可となれば、どう計算してもFX比2倍以上の性能アップと考えられますが、多分その分クロックを落とすでしょうから実際にはもう少し控えめな性能になるかと。また、16スレッドというのはIntelでも一般ユーザーがあまり手を出さないハイエンドクラスのスレッド数というわけで、一般ソフトがそれだけのスレッドを使ってくれるかどうか・・・は大いに気になります。ベンチマークはともかく今我々が使いたい重いソフト~主にエンコーダーになるでしょうが~では当面どこまで性能を発揮できるかどうか疑問です、AMDのSMTは初めてなのでIntelのHTほど洗練されてない可能性もありますし、その場合余力を残してしまうことになるでしょうし。いずれは完全対応するでしょうが。
また、おそらく8コアモデルはCPU単体でしょう。APUのCPUコア数は以前と同じく4コア、多くて6コアというところでしょうか。IntelがCore i5のようなミドルクラスのCPUにはHTを有効にしていないように、AMDもAPUではしてこない可能性も否定できません。ただ、代わりにかつてのPhenomIIで使用できないようにしてあるコアをBIOSレベルから有効にできたように、裏技的復活を用意してくるかもしれません。PC組み立てを愛するユーザーならむしろそうしたやり方の方が面白がられて歓迎されるでしょうから、もしSMTが全CPU・APUで解放されないのなら自己責任のそういう裏技をぜひ用意してほしいです。
少々気になるのが、Intelが内蔵GPUコアを使ったOPEN CLの活用を進めようとしていること。APUはもちろんIntel以上にそれに対応するでしょうが、それを持っていないCPU単体モデルがある意味時代遅れになりかねません。そこを例によってベンチマークで叩かれないといいのですが。
まぁやっとどうどうとスペックを書ける段階にまでZENが来たことはいいことです。ただベンチが速いだけでなく、面白い製品が出てくれることを期待しましょう。ぜひ次々世代APUはFluidMotionやアップコンバートをさらに強化してくださいね、AMDさん。
AMD、次世代CPU「Zen」は8コア16スレッドのハイエンド
【速報】AMD、Kaveriより56%速い第7世代AシリーズAPUを正式発表
~GPUも最大1GHzに達成
AMDの新APU「Bristol Ridge」のパフォーマンスアップ手法
Bristol Ridgeは現行のノートPC向けAPUであるCarrizoのマイナーチェンジ版ということですが、TrinityにおけるRichlandやKaveriに対するGadavariよりはパワーアップしている印象です。とはいえZENが掲げられた以上、やはり影の薄い印象です。なによりノーパソ向けのようですし。やはり我々としてはデスクトップにも採用されることが確実視されるZEN採用CPU、Summit Ridgeこそ注目すべき存在でしょう。
"40%以上のIPC向上に加え、8コア16スレッド"この一言がZENの全てを物語っていると言って過言ではありません。比較対象がPiledriverを使ったVisheraなのかCarrizoのExcavatorなのかでだいぶ違いますが、まぁ前者としておきましょう。シングル性能がそれだけ上がってコア数はFXと同等、それでいてHT相当の技術によって16スレッド使用可となれば、どう計算してもFX比2倍以上の性能アップと考えられますが、多分その分クロックを落とすでしょうから実際にはもう少し控えめな性能になるかと。また、16スレッドというのはIntelでも一般ユーザーがあまり手を出さないハイエンドクラスのスレッド数というわけで、一般ソフトがそれだけのスレッドを使ってくれるかどうか・・・は大いに気になります。ベンチマークはともかく今我々が使いたい重いソフト~主にエンコーダーになるでしょうが~では当面どこまで性能を発揮できるかどうか疑問です、AMDのSMTは初めてなのでIntelのHTほど洗練されてない可能性もありますし、その場合余力を残してしまうことになるでしょうし。いずれは完全対応するでしょうが。
また、おそらく8コアモデルはCPU単体でしょう。APUのCPUコア数は以前と同じく4コア、多くて6コアというところでしょうか。IntelがCore i5のようなミドルクラスのCPUにはHTを有効にしていないように、AMDもAPUではしてこない可能性も否定できません。ただ、代わりにかつてのPhenomIIで使用できないようにしてあるコアをBIOSレベルから有効にできたように、裏技的復活を用意してくるかもしれません。PC組み立てを愛するユーザーならむしろそうしたやり方の方が面白がられて歓迎されるでしょうから、もしSMTが全CPU・APUで解放されないのなら自己責任のそういう裏技をぜひ用意してほしいです。
少々気になるのが、Intelが内蔵GPUコアを使ったOPEN CLの活用を進めようとしていること。APUはもちろんIntel以上にそれに対応するでしょうが、それを持っていないCPU単体モデルがある意味時代遅れになりかねません。そこを例によってベンチマークで叩かれないといいのですが。
まぁやっとどうどうとスペックを書ける段階にまでZENが来たことはいいことです。ただベンチが速いだけでなく、面白い製品が出てくれることを期待しましょう。ぜひ次々世代APUはFluidMotionやアップコンバートをさらに強化してくださいね、AMDさん。