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Channel: 録画人間の末路 -
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文化庁の移転は歓迎

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東京の一極集中を避けるため、一部の庁を他の地方に移転させる話がいろいろ出ていますが、その先頭を切って文化庁が京都へ移動することが正式に決まり、それに関する記事が掲載されています。

<文化庁京都に>古都の悲願 実現へ場所は費用は…残る課題

なんと10年以上も前、今回の地方創生が言われるずっと前から京都は文化庁の移転を希望していたというではないですか。経済政治の中心は東京でも、日本文化の中心は長年首都であった京都である、という自負があるからでしょう。こうして実現に持っていったことに敬意を表します。

また、それとは別に個人的に文化庁の移転、というより東京から離れることを強く喜び、歓迎します。わたしの視点の話ではありますが、ここ数年の文化庁は文化は文化でも著作権とかそっちで著作権業界やそれを利用して利益を出そうとする組織の肩を持って望み通りの資料を作成したりフォローしたり・・・そういうことばかりやってきたイメージがあるんですよね。著作権法改定のおり、無理やり資料でB-CASカードや放送番組を市販DVDと同じ扱いにしてあったことをわたしは決して忘れません。そういう業界・団体に所属する人間のほとんどはテレビ局や音楽系企業に地理的に近い東京に集中していることは間違いないでしょう。その文化庁が京都とはいえ、地方に移されるということは、今後文化庁を通してのロビー活動は非常にやりにくくなることを意味します。上からみても文化庁は本来の分からはみ出して余計なことばかりやりたがっているように見えたのではないでしょうか。京都への移転を決めたことに、「文化庁が本来やるべきことは京都に代表されるような文化であって、そっちじゃないんだ」という意思表示にも見えます。悪く言えば左遷ですし、文化庁職員の多くは東京から離れたがらないかも知れませんが、本来の職に専念していただこうではありませんか。その方が我々のためです。

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