impressでちょっと面白いアンケートがありました。
読者アンケート結果発表
定額映像配信サービス利用状況の集計結果(2015年10月)
Amazonがトップ。Netflix、Huluが2位、4位はdTV
前半のネット動画サービス全体の方はおいておいて後半の定額サービスの欄を見てみると、表題通りAmazon・Netflix・Huluと、現在はどうあれもともと海外からやってきたサービスが上位にきて、日本内で立ち上ったモバイルのキャリアサービス系などはその後となっています。あくまでこのサイトの利用者の中では、という前提ではありますが、おおむね日本全体としてもこういう傾向でしょう。思ったより多いという印象です。Amazonプライムビデオがトップなのは意外ではありますが、これはAmazonを普段から利用していて登録などの手間が省けるためでしょうね。Amazonの浸透ぶりがうかがえます。
さてわたしはと言いますと、こうした定額配信から見れば前世紀の遺物と言っていい有料衛星放送サービスをなお愛用しています。一度だけHuluに入ってみたことはあるのですが、ウチのネットで回線では360pがやっとだったのを1分ほど見たところで確認してすぐ退会してしまいました。
ネットを通した配信サービスは「録画をする必要もなく、データを手元に置く必要もなくすぐに見られる」ことをウリにしていると思います。ですが、わたしみたいな人間は「録画する必要がない」のではなく「録画して自分のもののようにしたい」んですよ。それを視聴以外の目的に使わせろと言っているのではなく、たとえ番組であったとしても手元に置く所有欲を満たしたいのです。それに、配信と聞くと「いつでも見られる」より「そのうち見られなくなる」方を怖く感じてしまいます。期間限定配信、入れ替えによる一部配信の停止・・・。そうしたものが動画配信サービスの中で頻繁に行われているかどうかを知るほど詳しくはありませんが、少なくとも配信サービスが終了すればそこにアップされていた動画はお金を払っていても永久に見られなくなります。放送の録画はそうではありません。とっくの昔に放送がなくなってしまった番組も録画してあればいつでも見られます。もはやとっくに日本でのサービスを終えた衛星放送、ディレクTVでしか放送していなかったチャンネル、SFチャンネルの番組だって今みることができます。録画という手段が存在する限り、配信より放送の方が自由度は高いと思っています。
「そんな古い録画番組を何度も見るのか」と疑問を持たれるかも知れませんが、見てるんですよ。わたしは数か月に一度くらいのペースで無性に以前録画した番組をほじくり返して見返したくなる衝動にかられることがあるのです。古いし中身もだいたい覚えてますよ。でも、そこがいいんです。わたしの持論なのですが、「人は自分の知っている知識を刺激されることにある種の快感を覚える」傾向があると思っています、たとえばクイズに答えるのが好きなんてのはそういう理由からではないかと。久々に昔録画した番組をほじくり返すのはそれに似た楽しさ、面白さがあるんです。すごく古い雑誌を読み返すのが妙に楽しいように。最新技術で撮影した高画質タレントひな壇トクバラエティより画質ボロボロでも昔好きだった番組を見返す方がずっと楽しいです。
少なくとも動画配信サービスからはこれと同じ楽しみを提供してくれるようには感じません。PCやタブレットで視聴するとつい脱線してしまって集中できませんし、お手軽面白動画くらいならともかく一つの番組をそれらで日常的に見ようという気にならないのも理由です。それらすべてを解決してくれる方法がダウンロードによる永久録画保存を可能にする、ということなんですが、まぁやらないでしょうね。それができる方が回線による差もなくなり、360pでガマンする必要もないので利用者から見ればあらゆる意味で便利なんですが。それがない限り、多分わたしは有料衛星放送から有料動画配信に乗り換えることはないんでしょう。ただ、録画が不便なものになって久しい我が国日本、やがて録画保存してライブラリを作るより人が用意してくれたものから選ぶだけ、の方が便利と思う人が多くなっていくんでしょうね。
読者アンケート結果発表
定額映像配信サービス利用状況の集計結果(2015年10月)
Amazonがトップ。Netflix、Huluが2位、4位はdTV
前半のネット動画サービス全体の方はおいておいて後半の定額サービスの欄を見てみると、表題通りAmazon・Netflix・Huluと、現在はどうあれもともと海外からやってきたサービスが上位にきて、日本内で立ち上ったモバイルのキャリアサービス系などはその後となっています。あくまでこのサイトの利用者の中では、という前提ではありますが、おおむね日本全体としてもこういう傾向でしょう。思ったより多いという印象です。Amazonプライムビデオがトップなのは意外ではありますが、これはAmazonを普段から利用していて登録などの手間が省けるためでしょうね。Amazonの浸透ぶりがうかがえます。
さてわたしはと言いますと、こうした定額配信から見れば前世紀の遺物と言っていい有料衛星放送サービスをなお愛用しています。一度だけHuluに入ってみたことはあるのですが、ウチのネットで回線では360pがやっとだったのを1分ほど見たところで確認してすぐ退会してしまいました。
ネットを通した配信サービスは「録画をする必要もなく、データを手元に置く必要もなくすぐに見られる」ことをウリにしていると思います。ですが、わたしみたいな人間は「録画する必要がない」のではなく「録画して自分のもののようにしたい」んですよ。それを視聴以外の目的に使わせろと言っているのではなく、たとえ番組であったとしても手元に置く所有欲を満たしたいのです。それに、配信と聞くと「いつでも見られる」より「そのうち見られなくなる」方を怖く感じてしまいます。期間限定配信、入れ替えによる一部配信の停止・・・。そうしたものが動画配信サービスの中で頻繁に行われているかどうかを知るほど詳しくはありませんが、少なくとも配信サービスが終了すればそこにアップされていた動画はお金を払っていても永久に見られなくなります。放送の録画はそうではありません。とっくの昔に放送がなくなってしまった番組も録画してあればいつでも見られます。もはやとっくに日本でのサービスを終えた衛星放送、ディレクTVでしか放送していなかったチャンネル、SFチャンネルの番組だって今みることができます。録画という手段が存在する限り、配信より放送の方が自由度は高いと思っています。
「そんな古い録画番組を何度も見るのか」と疑問を持たれるかも知れませんが、見てるんですよ。わたしは数か月に一度くらいのペースで無性に以前録画した番組をほじくり返して見返したくなる衝動にかられることがあるのです。古いし中身もだいたい覚えてますよ。でも、そこがいいんです。わたしの持論なのですが、「人は自分の知っている知識を刺激されることにある種の快感を覚える」傾向があると思っています、たとえばクイズに答えるのが好きなんてのはそういう理由からではないかと。久々に昔録画した番組をほじくり返すのはそれに似た楽しさ、面白さがあるんです。すごく古い雑誌を読み返すのが妙に楽しいように。最新技術で撮影した高画質タレントひな壇トクバラエティより画質ボロボロでも昔好きだった番組を見返す方がずっと楽しいです。
少なくとも動画配信サービスからはこれと同じ楽しみを提供してくれるようには感じません。PCやタブレットで視聴するとつい脱線してしまって集中できませんし、お手軽面白動画くらいならともかく一つの番組をそれらで日常的に見ようという気にならないのも理由です。それらすべてを解決してくれる方法がダウンロードによる永久録画保存を可能にする、ということなんですが、まぁやらないでしょうね。それができる方が回線による差もなくなり、360pでガマンする必要もないので利用者から見ればあらゆる意味で便利なんですが。それがない限り、多分わたしは有料衛星放送から有料動画配信に乗り換えることはないんでしょう。ただ、録画が不便なものになって久しい我が国日本、やがて録画保存してライブラリを作るより人が用意してくれたものから選ぶだけ、の方が便利と思う人が多くなっていくんでしょうね。