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Channel: 録画人間の末路 -
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三品目の珍品、今度は本物!

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何年かに一回、気が向いたように我が家に眠る謎のお宝?を公開しています。過去の公開はこちら

発見? 狩野永徳の絵?

一つ目を書いたとき、「これに匹敵する珍品があと2点ある」と書きました。その二品目が下です。

特別公開

そして、だれも待ってないけどお待たせしました。ついに許可が降りましたので三品目、最後の大物を公開します! 今度のは過去の二作と比べると推定年代は新しく、かつどう転んでも美術的価値は皆無ですがその代わりに高確率で本物という逸品です。こういうものの偽物を作ってもしょうがないですからね。



(クリックでもう少し拡大して読めます)

達筆すぎてほとんど読めませんが、書かれている日付は天保八年。西暦でいうところの1837年ごろ。誰でも知っている日本史では大塩平八郎の乱があった年のもののようです。多分街中におかれたお触書か何かの立て看板を何かの拍子に手に入れてもったいながって保存しておいたものでしょう。虫食いらしき穴が多く、下部の一部は破損しているものの、ほとんどの文字は識別できるレベルです。ただし、字が達筆すぎてほとんど読めませんが・・・。かろうじて拾えるのは地名。一行目に周防之元領分石州濱田松原・・・とありますから現在の島根県浜田市松原町のことだと思います。ただ、周防の国ではないので何が元領分なのか分かりませんが、これは"周防藩"、俗にいう長州藩、毛利氏の元領土だと考えれば納得のいく一文です。そこらへんがどう絡むかは分かりませんが、「海を渡る」「朝鮮国」「異国の都」などもかろうじて読めますのでそこらへんに住んでいた人が朝鮮に行ったか、あるいはその逆で朝鮮から誰かが来たか・・・ということを伝えたものなのでしょうか。一応古い文字を読める、という人に読んでもらった紙が添えてありますが、その人もはっきりしないのか、自信のあるところ以外は崩し字で書いてきたのでこれまた読めない(^^;)自信のある方は解読してみてください。なんか深いことが書いてあるのかも知れません。

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