放送は始まっていますがおそらく見た人はほとんどいないであろう4K放送、無理矢理もってきたワールドカップサッカー日本戦も負け試合ですからわざわざリピートしてみようという人はあまりいないでしょうしね。これによってNEXTv-Fからもワールドカップサッカーの放送権料が支払われることになったのでしょうか? それとも国?
まぁ124/128csですしチューナーは高価であまり出回ってませんしタイムシフトのための一時的保存までしか対応せず録画保存出来ませんし4kテレビ持っていても使おうという気にならない内容ではあるのですが。これだけあったところでUHDTVの普及には全く繋がらないのは明らかなところ。そういうわけで2016年にもBSで4K放送を始めようという動きが本格化し始めたようです。
BSでの4K放送 16年に早める方向 総務省
当初の予定では2016年には110CS、2020年にBSという話でしたので、BSが前倒しになるということです。110でもCSでは有料放送が前提となりますのでそれでは普及しないという判断からでしょう。しかも6チャンネルを予定。1チャンネルしかなくて普及しなかったMUSEの失敗を踏まえて数だけでも増やしておこうということなのでしょうか。4K放送はHEVCと決まっていますから、4倍の解像度になっても圧縮率がMPEG2の単純計算で4倍としてほぼプラマいゼロとなり、現状のBS放送と同等のスロットの割り当てでいいはずです。日本放送協会やキー局系列のスロット割り当ては1チャンネル24スロットですから24x6で144。これだけ用意しなければなりません。
まずはリンク先でも上がっている現在の難視聴向け放送分をそのまま回すこと。ただ、あれは1チャンネル6スロットしかないので7チャンネル(キー局x5+日本放送協会x2)つぎ込んでも42スロット。あと102も必要です。"BS放送を行っているキー局系〜電波帯域の一部返上を要請"とあるのでそこから均一に削ったとしましょう。102を7で÷と14.57・・・となってしまいます。キー局系でないBS11(割り当ては18)とBSTwellVe(同じく15)を入れて9分割しても11.33333・・・。放送をキー局系で13、独立系にいたっては7〜4というSD局なみの割り当てとなってしまいます。そこで有料放送系の16を基準に計算しなおしてみましょう。だとすると7局で56スロットはまず用意出来ますので残り46。11と12もそれなりに取られるとして割り当てから考えると11が5、12が3返上して残り38、まだ足りません。
4Kの方を見直します。1チャンネル24のx6から18x6に変更しましょう。すると108スロットですから、42+56+8で106スロット。かなり近くなりました。あとは予備領域とか使えばなんとか収まりそうなので大体こんなものかと。16x6にすれば96で済みますから11と12の8スロットはいらなくなりますけど、11を最高割り当てとするわけにもいかないでしょうから多分18になるでしょう。無理矢理計算してみましたがそれでも圧縮苦しくなるなぁ。なにせ"4K放送"を謳うには水平解像度を落とすわけにはいきませんから。地上波やBSと同じ手を使うと3K放送になっちゃいますしね。BS放送もこれだけ削ると2016年以降は1440x1080が中心になるかも知れません。少なくとも現状一番少ないスロット数で現在1920x1080放送をしているBS11の1440化は避けられないでしょう。
(おわび:スロットの計算ミスしてましたので大幅に書き直しました。どうもすみませんでした。)
とここまで無理矢理やっても4Kの分しかキープ出来ません。2020年にはどうしても8K放送を始めるというのは総務省と日本放送協会の方針です。こちらもHEVCと決まっていますから圧縮率は細かい技術の進歩くらいしか期待出来ず、となると最低でも16x4で64スロット以上・・・。もう新衛星打ち上げるしかないですね。
ただ、地上デジタル放送での革新を拒んだためにほとんどの消費者からはいまだ「テレビ=地上波」なんで、BSで4Kやろうと8Kやろうと無視されますよ。やってもごく一部のマニア、それもどうにかこうにかなる場合くらいしか見向きもされないのは確実です。地上デジタル放送への移行の時に導入した物、守った物がさらに次世代への移行のとてつもなく大きな障害として立ちはだかることでしょう。やっぱり携帯電話から帯域を取り上げて4K8Kにまわするしかない?のでは。
まぁ124/128csですしチューナーは高価であまり出回ってませんしタイムシフトのための一時的保存までしか対応せず録画保存出来ませんし4kテレビ持っていても使おうという気にならない内容ではあるのですが。これだけあったところでUHDTVの普及には全く繋がらないのは明らかなところ。そういうわけで2016年にもBSで4K放送を始めようという動きが本格化し始めたようです。
BSでの4K放送 16年に早める方向 総務省
当初の予定では2016年には110CS、2020年にBSという話でしたので、BSが前倒しになるということです。110でもCSでは有料放送が前提となりますのでそれでは普及しないという判断からでしょう。しかも6チャンネルを予定。1チャンネルしかなくて普及しなかったMUSEの失敗を踏まえて数だけでも増やしておこうということなのでしょうか。4K放送はHEVCと決まっていますから、4倍の解像度になっても圧縮率がMPEG2の単純計算で4倍としてほぼプラマいゼロとなり、現状のBS放送と同等のスロットの割り当てでいいはずです。日本放送協会やキー局系列のスロット割り当ては1チャンネル24スロットですから24x6で144。これだけ用意しなければなりません。
まずはリンク先でも上がっている現在の難視聴向け放送分をそのまま回すこと。ただ、あれは1チャンネル6スロットしかないので7チャンネル(キー局x5+日本放送協会x2)つぎ込んでも42スロット。あと102も必要です。"BS放送を行っているキー局系〜電波帯域の一部返上を要請"とあるのでそこから均一に削ったとしましょう。102を7で÷と14.57・・・となってしまいます。キー局系でないBS11(割り当ては18)とBSTwellVe(同じく15)を入れて9分割しても11.33333・・・。放送をキー局系で13、独立系にいたっては7〜4というSD局なみの割り当てとなってしまいます。そこで有料放送系の16を基準に計算しなおしてみましょう。だとすると7局で56スロットはまず用意出来ますので残り46。11と12もそれなりに取られるとして割り当てから考えると11が5、12が3返上して残り38、まだ足りません。
4Kの方を見直します。1チャンネル24のx6から18x6に変更しましょう。すると108スロットですから、42+56+8で106スロット。かなり近くなりました。あとは予備領域とか使えばなんとか収まりそうなので大体こんなものかと。16x6にすれば96で済みますから11と12の8スロットはいらなくなりますけど、11を最高割り当てとするわけにもいかないでしょうから多分18になるでしょう。無理矢理計算してみましたがそれでも圧縮苦しくなるなぁ。なにせ"4K放送"を謳うには水平解像度を落とすわけにはいきませんから。地上波やBSと同じ手を使うと3K放送になっちゃいますしね。BS放送もこれだけ削ると2016年以降は1440x1080が中心になるかも知れません。少なくとも現状一番少ないスロット数で現在1920x1080放送をしているBS11の1440化は避けられないでしょう。
(おわび:スロットの計算ミスしてましたので大幅に書き直しました。どうもすみませんでした。)
とここまで無理矢理やっても4Kの分しかキープ出来ません。2020年にはどうしても8K放送を始めるというのは総務省と日本放送協会の方針です。こちらもHEVCと決まっていますから圧縮率は細かい技術の進歩くらいしか期待出来ず、となると最低でも16x4で64スロット以上・・・。もう新衛星打ち上げるしかないですね。
ただ、地上デジタル放送での革新を拒んだためにほとんどの消費者からはいまだ「テレビ=地上波」なんで、BSで4Kやろうと8Kやろうと無視されますよ。やってもごく一部のマニア、それもどうにかこうにかなる場合くらいしか見向きもされないのは確実です。地上デジタル放送への移行の時に導入した物、守った物がさらに次世代への移行のとてつもなく大きな障害として立ちはだかることでしょう。やっぱり携帯電話から帯域を取り上げて4K8Kにまわするしかない?のでは。