ブログ更新をさぼってます。最近ちょっと仕事(中古品取扱業)面で余裕がなくて・・・。というのも、中国バブルがどうやら本気で弾けたらしくてあっちが買い占めることで回復の兆しがあった金・白金の暴落が、それも尋常じゃないレベルまで下がってまして・・・。まぁ今日は反動で少し回復しましたけど。それはまぁいいんです、円安のおかげで輸入品の値段があがったので高級ブランド品の値段が2〜3割高くみられるようになってますから、金の落ち込みと合わせてトントン程度には補えます。問題は、この数日、金・白金を持ってくる人はみんな昔の値段を引き合いに出して安さをなじるってことなんです。もちろん彼らはこの数日の暴落を知っていて来ているんです。「売り時を確実に見誤った」ことを知っているから、昔の値段を知っている店で古い値段にさせようとした、ってことなわけですよ。だから本当に数年ぶりに来た、って人が結構いてそれはうれしいのですが、皆さんそんな感じで、責められるました。「俺は二十万円欲しいんだよ! なんで十三万円しか出せないんだ!」って怒鳴り散らされ。こっちもかなり無茶はしてますが、1.5倍なんて大昔の一番高い値段は無理なのです。
でも、それもまだいい方。一番落ち込んだのは、値段のつくものつかないもの合わせて50点くらい持ってきた人。玉石混合とはいえ、こっちは頑張って値段つけましたよ。もちろん1時間以上かかりました。こういう量を持ってくる人って金が多いので、こういう安い時に来てくれることが申し訳なく思っちゃうんです。だからかなりサービスしました。そしやっと値段をつけ、申告したらこう言われたんです。
「じゃぁ、その一番安いやつだけおいていって、後は持って帰って考えます」
ごくまれにあると言えばあるんですが、これ言われると本当に目の前が真っ暗になります。値段をつけた一番安いやつというのは、本来なら"石"の方に含めたい値段のつかないやつなんです。値段を切りのいいところまで引き上げるために付けた値段で、先に行ったサービス値付けの最たるものなんですよ。もちろんその旨も言いました。ものすごく集中して長時間頑張って、それなのに「商売はさせませんが、サービスはもらっていきます」っていきなり宣言されたわけです。完全に断られる方が100倍マシですよ、もうガックリ。もちろん唯一おいていく宣言をした品物も持って帰っていただきました。やっぱりグチられましたが。
こんな時はうまいものを食い、酒でも飲んで憂さを晴らすしかないです。あまり酒の飲めないわたしでもたまにはそういう気分になります。「オール時価」というちょっと怖い値段ではありますが、腕の方は老いてなお衰えを知らない親父さんが握る、ガイドブックにも載らない知る人ぞ知る近所の寿司の名店に行きました。年に1〜2回ほど顔を出してます。その親父さんが出してきたのが、その日の白味のおすすめヒラメ。多分〆てありましたが、これを醤油をつけずにかけてある塩だけで食ってくれ、というので食べてみます。
久々に衝撃を受けるほどの味に出会いました。食ってうまいだけでなく、猛烈に日本酒が飲みたくなる後味が残ります。ガブッと日本酒をあおると、このうまいことうまいこと・・・。肴をはさまずにいい塩だけで日本酒を飲む、というやり方は聞いたことがありますが、この寿司はそれとヒラメ寿司のうまさを足したことでさらに日本酒に合う味わいに仕立て上げていたわけなんです。日本酒は飲んでもチビチビ、というのがわたしのやり方でしたが、この時は生まれて初めて酒をガブリと飲んでしまいました。それなのにまったく悪酔いしません。いや、さすがです、値段が高いだけのことはあるすごいお寿司でした。
と、気分がよくなったことで、このところ利用頻度が減っていたPEGASYSのエンコードソフト、TMPGEnc.Video Mastering Works5の最新版、5.4.0.100を試してみます。先月の27日にはもうアップデート版が上がっていたようですが、使ってないので知りませんでした。最近はTVMW5を使うより
・TMPGEnc MPEG SmartRender 4で前後の不要部分をカット
・DGIndexでd2vファイル作成と音声分離
・avisynthの簡単なスクリプトでロゴ除去と24fps化
・XMedia Recodeでエンコード
・YambかTMSR4でで出来上がった映像と元から分離した音声を多重化
のパターンで済ませるほうが速いし音の劣化もほとんど無いし・・・と言ってもわたしの耳はおかしくなってるのでそこまで音の違いを聞き取ることはできないんですが、こっちを使うことが多くなり、TVMW5はH.264/AVCのTSファイルをエンコードしたいときくらいしか使わなくなってます。ただ、今回の5.4.0.100は「インタレース解除やリサイズ、または時間軸映像ノイズ除去が使用されている場合に出力速度が低下する問題を修正しました」と履歴にあるじゃないですか。どの程度速度が早くなっているか、試してみましょう。本バージョン一番の改良点はHaswellで対応したAVX2命令セットに対応したことのようですが、まだHaswellは買っていないのでその改良点を実感することはできません。従来型のマイナーチェンジに過ぎない内蔵GPU/GT2しか入っていない現行LGAパッケージより、BGAでもいいからGT3を搭載したモデルが欲しいですね。それまでHaswelはお預けにしましょう。そういうわけで、今回テストに使うPCのCPUはFX8350です。昔何度も速度計測に使った1440x1080の47分MPEG2-TS動画で5.3.4.96と5.4.0.100の速度を測ってみましょう。CUDAは使わず、"フィルタリングをマルチスレッドで実行する"は当然有効になっています。出力はにTVMW5のMP4デフォルト出力そのままで
5.3.4.96
インターレース解除(適応)
56:07
インターレース保持
57:21
24fps化(動き優先)
47:46
1280x720リサイズ(インターレース解除・適応)
48:58
5.4.100
インターレース解除(適応)
56:08
インターレース保持
56:04
24fps化(動き優先)
45:24
1280x720リサイズ(インターレース解除・適応)
47:35
説明と違ってインターレース解除の速度はまったく変わっていません(誤差の範囲はありますが)。それに対してインターレース保持やリサイズはかなり速度が上がっています。昔の記録では
56分45秒(インタレ解除)
56分47秒(インタレ保持)
50分44秒(リサイズ)
だったので、それと比べると特にリサイズの時の速度がかなり上がっていますね。ただ、先に書いたXMediaRecodeで同じファイルをavisynthのフィルタを簡略化して"インターレース解除"に近い設定でエンコードすると、
31分20秒
まぁこの後音声を多重化する手間はありますけどね。もともとTVMW5は速度優先のソフトではないですし、先の設定も同じPEGASYS製品のTMSR4があってのことなんですが。
でも、それもまだいい方。一番落ち込んだのは、値段のつくものつかないもの合わせて50点くらい持ってきた人。玉石混合とはいえ、こっちは頑張って値段つけましたよ。もちろん1時間以上かかりました。こういう量を持ってくる人って金が多いので、こういう安い時に来てくれることが申し訳なく思っちゃうんです。だからかなりサービスしました。そしやっと値段をつけ、申告したらこう言われたんです。
「じゃぁ、その一番安いやつだけおいていって、後は持って帰って考えます」
ごくまれにあると言えばあるんですが、これ言われると本当に目の前が真っ暗になります。値段をつけた一番安いやつというのは、本来なら"石"の方に含めたい値段のつかないやつなんです。値段を切りのいいところまで引き上げるために付けた値段で、先に行ったサービス値付けの最たるものなんですよ。もちろんその旨も言いました。ものすごく集中して長時間頑張って、それなのに「商売はさせませんが、サービスはもらっていきます」っていきなり宣言されたわけです。完全に断られる方が100倍マシですよ、もうガックリ。もちろん唯一おいていく宣言をした品物も持って帰っていただきました。やっぱりグチられましたが。
こんな時はうまいものを食い、酒でも飲んで憂さを晴らすしかないです。あまり酒の飲めないわたしでもたまにはそういう気分になります。「オール時価」というちょっと怖い値段ではありますが、腕の方は老いてなお衰えを知らない親父さんが握る、ガイドブックにも載らない知る人ぞ知る近所の寿司の名店に行きました。年に1〜2回ほど顔を出してます。その親父さんが出してきたのが、その日の白味のおすすめヒラメ。多分〆てありましたが、これを醤油をつけずにかけてある塩だけで食ってくれ、というので食べてみます。
久々に衝撃を受けるほどの味に出会いました。食ってうまいだけでなく、猛烈に日本酒が飲みたくなる後味が残ります。ガブッと日本酒をあおると、このうまいことうまいこと・・・。肴をはさまずにいい塩だけで日本酒を飲む、というやり方は聞いたことがありますが、この寿司はそれとヒラメ寿司のうまさを足したことでさらに日本酒に合う味わいに仕立て上げていたわけなんです。日本酒は飲んでもチビチビ、というのがわたしのやり方でしたが、この時は生まれて初めて酒をガブリと飲んでしまいました。それなのにまったく悪酔いしません。いや、さすがです、値段が高いだけのことはあるすごいお寿司でした。
と、気分がよくなったことで、このところ利用頻度が減っていたPEGASYSのエンコードソフト、TMPGEnc.Video Mastering Works5の最新版、5.4.0.100を試してみます。先月の27日にはもうアップデート版が上がっていたようですが、使ってないので知りませんでした。最近はTVMW5を使うより
・TMPGEnc MPEG SmartRender 4で前後の不要部分をカット
・DGIndexでd2vファイル作成と音声分離
・avisynthの簡単なスクリプトでロゴ除去と24fps化
・XMedia Recodeでエンコード
・YambかTMSR4でで出来上がった映像と元から分離した音声を多重化
のパターンで済ませるほうが速いし音の劣化もほとんど無いし・・・と言ってもわたしの耳はおかしくなってるのでそこまで音の違いを聞き取ることはできないんですが、こっちを使うことが多くなり、TVMW5はH.264/AVCのTSファイルをエンコードしたいときくらいしか使わなくなってます。ただ、今回の5.4.0.100は「インタレース解除やリサイズ、または時間軸映像ノイズ除去が使用されている場合に出力速度が低下する問題を修正しました」と履歴にあるじゃないですか。どの程度速度が早くなっているか、試してみましょう。本バージョン一番の改良点はHaswellで対応したAVX2命令セットに対応したことのようですが、まだHaswellは買っていないのでその改良点を実感することはできません。従来型のマイナーチェンジに過ぎない内蔵GPU/GT2しか入っていない現行LGAパッケージより、BGAでもいいからGT3を搭載したモデルが欲しいですね。それまでHaswelはお預けにしましょう。そういうわけで、今回テストに使うPCのCPUはFX8350です。昔何度も速度計測に使った1440x1080の47分MPEG2-TS動画で5.3.4.96と5.4.0.100の速度を測ってみましょう。CUDAは使わず、"フィルタリングをマルチスレッドで実行する"は当然有効になっています。出力はにTVMW5のMP4デフォルト出力そのままで
5.3.4.96
インターレース解除(適応)
56:07
インターレース保持
57:21
24fps化(動き優先)
47:46
1280x720リサイズ(インターレース解除・適応)
48:58
5.4.100
インターレース解除(適応)
56:08
インターレース保持
56:04
24fps化(動き優先)
45:24
1280x720リサイズ(インターレース解除・適応)
47:35
説明と違ってインターレース解除の速度はまったく変わっていません(誤差の範囲はありますが)。それに対してインターレース保持やリサイズはかなり速度が上がっています。昔の記録では
56分45秒(インタレ解除)
56分47秒(インタレ保持)
50分44秒(リサイズ)
だったので、それと比べると特にリサイズの時の速度がかなり上がっていますね。ただ、先に書いたXMediaRecodeで同じファイルをavisynthのフィルタを簡略化して"インターレース解除"に近い設定でエンコードすると、
31分20秒
まぁこの後音声を多重化する手間はありますけどね。もともとTVMW5は速度優先のソフトではないですし、先の設定も同じPEGASYS製品のTMSR4があってのことなんですが。