あまり書きたくはないのだけど、ここでちょっと愚痴。身内の話に終始してますのでご注意を。
Tと言う姉がいる。上京の際には家を宿にさせてもらうなど世話にはなっている。が、常に悩みの種でもある。
趣味は転職。と、しか思えないほど転職を繰り返して今に至る。大卒で入った会社をすぐにやめ、最初の転職先は数日と持たずにやめてしまい、契約で次の会社に移る。以後、次々と転職を行い、そのたび契約と正社員を繰り返す。なぜか正社員となるとすぐにやめてしまい、契約社員の方がまだ長続きする傾向があるほどだ。たぶん自ら積極的に動いたり、責任を持ったりするのが煩わしく思うたちなのだろう。わたしは姉が職を変えるたび、特に正社員をすぐにやめてしまうたびに怒ってきた。「中途採用は他にも応募者がいたはずだ。それを差し置いて奪った正社員の座なのだから、すぐにやめてしまうのは相手の会社はもちろん追い出された他の応募者に対しても失礼だ」と。勝ち取った座なのだから投げ出そうと個人の自由だ、などの反論もあるだろうが、わたしはこういう考えである。もちろん姉Tは全く気にしない。ちなみに就く職内容も就職・転職絡みばかりである。
で、現在は契約社員の身分。ご存知のとおり、就職対策と称して行われた中途半端な法律のため、契約社員の立場は一段と低くなっている。時の政府の「これで契約社員に甘んじている人がどんどん正社員になるはずだ」という世間知らずの考えで導入された法律により、契約社員は三年以上続けさせることができなくなった。そのため、どんなに優秀な人でもすぐに首を切られる事態が続出している。話は飛ぶが、弟Bの会社でも同法律によってものすごく優秀な人(通称おばちゃん)を首にせざるをえなくなったそうな。で、代わりの人を募集したところ、仕事が大変なのでみんなすぐにやめてしまう。「新しい人が十人束になっても前のおばちゃん一人の足元にも及ばない」ことはもともと分かっていたが、会社の方針は「キチンと正社員募集の形でとった大卒の人じゃないとダメ」だから呼び戻すこともできない。結局契約社員の募集を一時やめてしまって正社員の負担が増えるだけになり、今に至る。そもそも契約社員だからこそ任せられる仕事というのもあるのだから。
さて姉のほうに話を戻す。現在の立場では三年どころかその前に首を切られかねないので転職希望のサイトに登録してあったのだ。ここら辺だけはぬかりがない。で、先日実際に転職案内のメールが来たのである。会いに行ったところ、まだ設立して数年の若い会社で、会社も建物などというものはなく、ワンルームマンションに毛の生えたような一室に事務所を構えるという、姉Tにはなじみのないタイプ。業務内容は、聞いたところ悪くない形態のようである。販売している物品もサンプルを見せてもらった限りはなかなかよさそう。ただし、業務内容は多岐にわたり、朝から晩まで働き通しになるのは目に見えている。ある程度のノウハウはもちろん新しい会社に賭ける情熱がないと難しそうだ。人によってはむしろ働き甲斐を感じる絶好の場所だ、ともいえる。
ただ、肝心の姉Tは難色を示している。気に入らないのはなんとトイレ。廊下もない事務所なので、誰がトイレに入ったとか、自分がトイレに入ったとかが分かってしまう。それがイヤだ、とこういうのだ。それに「小さな会社なので、清掃も自分たちでやるみたい。ってことは、わたしにトイレ掃除をやれ、ってことだろ?」とも言い出した。さらには「事務所をざっと見たけど、水道が見つからない。ってことは、お茶を入れる水もトイレの洗面所も水を使うってこと!?」とまで言ってきた。もちろん相手先にではなく、後で愚痴を聞かされているわたしに対して、の話だ。当然最後のひとつは言いがかりだろう。簡単なキッチン設備もないマンションの部屋など、わざわざそう作らなければありえないからだ。
つまり、内心こんな小さな事務所より清掃は外部の人に委託している大きな会社がいいということなのだろう。仮に正社員になれたとしても、すぐにやめそうな気配が濃厚・・・。なんて気もする。ただし、本人不満はそこだけで、それ以外の面ではやる気はあるようなので、それは救いなのだが。まだまだわたしの苦悩は続くのかも知れない。
ちなみに、今回のエントリーは本人の許可を得て・・・と、いうより本人が書くことを強く希望したので書きました。
Tと言う姉がいる。上京の際には家を宿にさせてもらうなど世話にはなっている。が、常に悩みの種でもある。
趣味は転職。と、しか思えないほど転職を繰り返して今に至る。大卒で入った会社をすぐにやめ、最初の転職先は数日と持たずにやめてしまい、契約で次の会社に移る。以後、次々と転職を行い、そのたび契約と正社員を繰り返す。なぜか正社員となるとすぐにやめてしまい、契約社員の方がまだ長続きする傾向があるほどだ。たぶん自ら積極的に動いたり、責任を持ったりするのが煩わしく思うたちなのだろう。わたしは姉が職を変えるたび、特に正社員をすぐにやめてしまうたびに怒ってきた。「中途採用は他にも応募者がいたはずだ。それを差し置いて奪った正社員の座なのだから、すぐにやめてしまうのは相手の会社はもちろん追い出された他の応募者に対しても失礼だ」と。勝ち取った座なのだから投げ出そうと個人の自由だ、などの反論もあるだろうが、わたしはこういう考えである。もちろん姉Tは全く気にしない。ちなみに就く職内容も就職・転職絡みばかりである。
で、現在は契約社員の身分。ご存知のとおり、就職対策と称して行われた中途半端な法律のため、契約社員の立場は一段と低くなっている。時の政府の「これで契約社員に甘んじている人がどんどん正社員になるはずだ」という世間知らずの考えで導入された法律により、契約社員は三年以上続けさせることができなくなった。そのため、どんなに優秀な人でもすぐに首を切られる事態が続出している。話は飛ぶが、弟Bの会社でも同法律によってものすごく優秀な人(通称おばちゃん)を首にせざるをえなくなったそうな。で、代わりの人を募集したところ、仕事が大変なのでみんなすぐにやめてしまう。「新しい人が十人束になっても前のおばちゃん一人の足元にも及ばない」ことはもともと分かっていたが、会社の方針は「キチンと正社員募集の形でとった大卒の人じゃないとダメ」だから呼び戻すこともできない。結局契約社員の募集を一時やめてしまって正社員の負担が増えるだけになり、今に至る。そもそも契約社員だからこそ任せられる仕事というのもあるのだから。
さて姉のほうに話を戻す。現在の立場では三年どころかその前に首を切られかねないので転職希望のサイトに登録してあったのだ。ここら辺だけはぬかりがない。で、先日実際に転職案内のメールが来たのである。会いに行ったところ、まだ設立して数年の若い会社で、会社も建物などというものはなく、ワンルームマンションに毛の生えたような一室に事務所を構えるという、姉Tにはなじみのないタイプ。業務内容は、聞いたところ悪くない形態のようである。販売している物品もサンプルを見せてもらった限りはなかなかよさそう。ただし、業務内容は多岐にわたり、朝から晩まで働き通しになるのは目に見えている。ある程度のノウハウはもちろん新しい会社に賭ける情熱がないと難しそうだ。人によってはむしろ働き甲斐を感じる絶好の場所だ、ともいえる。
ただ、肝心の姉Tは難色を示している。気に入らないのはなんとトイレ。廊下もない事務所なので、誰がトイレに入ったとか、自分がトイレに入ったとかが分かってしまう。それがイヤだ、とこういうのだ。それに「小さな会社なので、清掃も自分たちでやるみたい。ってことは、わたしにトイレ掃除をやれ、ってことだろ?」とも言い出した。さらには「事務所をざっと見たけど、水道が見つからない。ってことは、お茶を入れる水もトイレの洗面所も水を使うってこと!?」とまで言ってきた。もちろん相手先にではなく、後で愚痴を聞かされているわたしに対して、の話だ。当然最後のひとつは言いがかりだろう。簡単なキッチン設備もないマンションの部屋など、わざわざそう作らなければありえないからだ。
つまり、内心こんな小さな事務所より清掃は外部の人に委託している大きな会社がいいということなのだろう。仮に正社員になれたとしても、すぐにやめそうな気配が濃厚・・・。なんて気もする。ただし、本人不満はそこだけで、それ以外の面ではやる気はあるようなので、それは救いなのだが。まだまだわたしの苦悩は続くのかも知れない。
ちなみに、今回のエントリーは本人の許可を得て・・・と、いうより本人が書くことを強く希望したので書きました。