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イタダキモノAPU-PC検証・組み立ての章

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さて、ようやく充電完了しましたので具体的にAPUなPCを使ってみたいと思います。

と、言っても最初にやるのは組み立てなんですが。あまりTrinityとは関係ないのですが、例によってノートラブルとは行かなかったので書いておきましょう。本当は昨日この件まで書くつもりだったんですけどね。

APUのA10-5800KとマザーのGA-F2A85X-UP4が届いたのは、勉強会から12日たった25日のことでした。10日を過ぎたあたりから、もっとギリギリまで届かないんじゃないかと少々あきらめていたので喜びしかり。今見るとこのマザー、APUとの同時発売の中では一番高価な品なんですね。はったなぁ、日本AMD。電源回路周辺の品質を考慮して作られた製品で、オーバークロックなども比較的しやすいマザーとのことです。わたしはそっちはあまりやらないのですが、安定性が高いのは好みなので歓迎。マザーボードのケースは開けたあとがありました。念のため確認でもしたのでしょうか。
それと、AMDのシールが貼ってあるケースの中にはA10-5800Kが。他に印刷ですが手紙が添えてあり、10月3日まではくれぐれも公開しないように、と念を押す内容でしたそこまでしなくても・・・と思います。その代わりに、何か別のものが入っていないような・・・。

あ、CPUクーラーが同梱されていない。

ちょっと意外でした。てっきり製品版のパッケージが来ると思っていたのですが、APUは単独で、まるでバルク品扱いです。実験・検証その他もやる必要がある場合は別途クーラーを用意するより純正クーラーの方がいいと考えていたのでちょっと困りましたが、まぁいいか。じゃぁしょうがないので取り寄せようか・・・。まてよ? そういえばあのクーラー使えるんじゃね? と思い出して引っ張り出してきました。前にFX8120を買った時に同梱されていた、ある意味純正CPUクーラーです。FXはどうせオーバークロックするつもりだったので別途クーラーを買って使い、純正クーラーは未使用のまま放っておいてあったのでした。これでいいや、TDP125W用だし、実際についてくる純正クーラーの性能に近いでしょう。AMDのCPUソケットはAM系とFM系(こう書くとラジオみたいだ)に分かれていますが、クーラーは共通で使えるように設計されているはずです。問題なく・・・つく・・・はず・・・・・・・・・すさまじく付け難い。最近のIntelCPUクーラーが「これで大丈夫なの?」と心配になるくらい簡単な付け方なのに対し、AMDは往年のAthlonXPを思い出すほど付け方にコツのいるCPUクーラー接続方法を採用してるんですね。まぁ別のクーラーを使えばもっと簡単に付けられますが。結構苦労させられましたがなんとか接続に成功しました。本当の純正クーラーはどんなものなのでしょうか。

なお、今回の組み立てに及んで起動用のSSDは新しくしました。購入したのはIntel SSD 330の240GB。これは「AMDシステムにあえてSSDだけIntel使うとシュールだよね」とかの理由ではなく、プレゼントキャンペーンをやっていたからです。籤運を追求するにはこういうのを見逃さず、こまめに取り組まないといけません。もちろんすでに応募済みです、当たるといいなぁ。

面倒なCPUクーラーの取り付けさえ終わってしまえば後は楽なもの。関心したのはバックパネルです。裏側にクッションが着いているので、マザーの嵌め込みの際にコネクタが壊れる危険性が少なく、指も傷つきにくくなってます、さすが高級マザー。さて、全部組み込んで起動テストをしましょう、ディスプレイにつなげて電源をいれ・・・あれ? 起動しないぞ。どうしたことでしょう。APUですからグラボの接触不良は考えられません。壊れているか、APUの接触不良か、メモリかです。「壊れている」の判断は最後にして、一番簡単なメモリのチェックにしましょう。一枚抜いてみたら、ほら、起動した。少なくとも壊れていないことを確認。さぁ、メモリをしっかり挿し直して・・・やっぱり起動しない。
これ、原因はメモリとマザーの物理的な相性でした。あらかじめ用意しておいたメモリはPATRIOTのDDR3-1800メモリ4GBx2のパッケージです。が、この2枚のうち1枚が、どのスロットへ挿しても起動しなくなるのです。もう一枚はちゃんと認識され、起動しますし、このマザーを起動させてくれないメモリも、他のマザーへ挿せば問題なく動きます。完全に運の問題でした。仕方ありません、PATRIOTのメモリはあきらめて、UMAXのDD3メモリに交換します。おお、こっちは問題なく起動します。ただし、このメモリはDDR3でも1600までしか対応してないのですが。結局、TrinityはDDR3-1600のデュアルチャンネルで動かすことになりました。つまり、性能を完全に引き出しているとはいえない状態で利用しています。その分は容量で補うため、4GBx2と2GBx2の12GB構成(すべてUMAXのDDR3-1600)で利用することにします。APUなのでメモリが多いに越したことはないですから。PATRIOTは他のマザーで利用することにします。

後はOSを入れて各種ドライバ・Windowsのアップデートやソフトを入れるだけですが、なぜか付属のDVD-ROMのドライバを全部入れても「ドライバがない」とされてしまう項目が残りました。USB3.0のコントローラーです。どうやらチップセット内蔵のコントローラーではなく、追加されたチップのドライバが添付のものではうまく当たってくれないようなのです。かと言って、まだ正式販売前のマザーなのでメーカーサイトに新しいドライバはアップされていません。とはいえ、追加コントローラーはEtronのものと分かっていました。なので、他マザー用ドライバ(具体的にはASROCKの990FX Extreme4、FXで利用しています)をさくっとあてて利用できるようにしました。あまり褒められた行為ではありませんが、仕方ありませんね。

かくしてTrinityなPC(ネットワーク用に"とりとん"と命名)は動き出しました。OSはWindows7 Proffesional64。当分これを8にするつもりはありません。拡張ボードはPT3だけ挿しています。GIGABYTEでAMDというと、アースソフト製品と相性が悪い印象があり、実際遭遇したことがあるのですが。ただBIOSが変更になったのでもうそれは過去のものだろうと思われます。その証明と安定実験を兼ね、ついでに例の調査のための録画も兼ねるために使うことにしました。

さて、まずやるべきは当然CPU能力調べですが・・・それは明日の報告にいたしましょう。

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