APPLEがサムソンのスマートフォン・GALAXYを訴えた件が全面勝訴し、逆にサムソンがAPPLEのiPhoneを訴えた件がすべて退けられた話が飛び交っていますが、あれは当たり前じゃないですか。だって、アメリカでの話ですよ。民間人の陪審員が加わるアメリカでの訴訟で、他国の企業に対してアメリカの企業が全面的に勝つのは、日本の企業が良かった(過去形)ときにアメリカの裁判でさんざんやられたときに証明済みじゃないですか。今も同様の訴訟がどれくらいあるのかわかりませんが、そういう相手に日本の企業は選んでさえもらえないところに、日本の衰退を感じます。
それでもAPPLEは全面勝訴によって一時過去最高の株価を記録しました。日本の企業はといいますと、本日はシャープが株価を上げています。ただ、その材料が他国企業への譲渡だか資本の注入だかの話があるから、という少々情けない状況です。もっとも、投資家はひねくれてますから「話がある」という時点では株価は上がっても、本当に「話が出る」と下がるんでしょうが。
そんな日本企業にとってもはや足手まといになっているように見えるのがのがテレビ。市場から撤退したがっているメーカーすらあるように感じますが、日本のテレビ市場は日本企業保護のために多くの海外メーカーを追い出してしまったために日本メーカーがこれ以上撤退すると市場が混乱に陥る可能性が高く、引くに引けないのが現状でしょう。そのため、海外での販売と共通点の多い50型以上の超大型サイズに新製品を集中し、そちらに販売の比重を移すことでダメージを和らげようとしているように見えます。その効果が現れたのかどうか知りませんが、最近ウチに入るテレビに47型以上の大型サイズが増えてきたのです。製品が出回らないと中古市場には来ませんから、ウチにくるということは世間的にもテレビを買う人の中で大型に目を向ける人の割合が増えてきたということ。多少は効果があったようです。ただし、あくまで「割合が増えた」のみで全体的な数が増えたわけではないようです。その証拠に、一時かなり取り扱った37〜42型がバタリと止まってしまいました。そのため、結果として取り扱うテレビの数は減ってしまっています。
ただし、そんな状況でも例のサイズだけは相変わらず出入りが激しく、いまやウチで取り扱うテレビの7割を占めています。そのサイズはもちろん32型です。この2日に取り扱ったテレビは「引き取ってくれますか」の問いあわせまで含めたすべてが32型でした。
32型テレビはメーカーとしては小型の扱いで、性能もそちらに順ずるものでしかありません。が、購入者は大型と思って買うサイズで、間違いなく人気は一番です。手放す人が多いのも事実ですが、サイズが小さくて手放すのなら37型〜42型が代わりに取扱量が多くなってしかるべきですが、全くそうなっていないところを見ると、サイズに不満を持っている人は少ないようです。むしろ最初から40型以上を買う人の方がサイズに不満を持つ傾向がありそうです。
50型未満のテレビを強化する道をあきらめたかに見えるテレビメーカーですが、こと日本において32型というサイズはやり方しだいで需要を引き起こせるように思えるのです。32型の需要があるのは、それ以下のサイズと比べてサイズコストが安く、お買い得に見えるからというのもあるでしょうが、これ以上のサイズを置きたくないからというのも大きいように思われます。アナログ時代から32型というのは16:9テレビの一つの基準でしたから。32型最高画質最高性能のテレビ、なんてのが出たら、案外ウケるんじゃないかという気がしてますが、甘い考えでしょうか。それができる余裕のあるメーカーはもう日本にはないかも知れませんが。
それでもAPPLEは全面勝訴によって一時過去最高の株価を記録しました。日本の企業はといいますと、本日はシャープが株価を上げています。ただ、その材料が他国企業への譲渡だか資本の注入だかの話があるから、という少々情けない状況です。もっとも、投資家はひねくれてますから「話がある」という時点では株価は上がっても、本当に「話が出る」と下がるんでしょうが。
そんな日本企業にとってもはや足手まといになっているように見えるのがのがテレビ。市場から撤退したがっているメーカーすらあるように感じますが、日本のテレビ市場は日本企業保護のために多くの海外メーカーを追い出してしまったために日本メーカーがこれ以上撤退すると市場が混乱に陥る可能性が高く、引くに引けないのが現状でしょう。そのため、海外での販売と共通点の多い50型以上の超大型サイズに新製品を集中し、そちらに販売の比重を移すことでダメージを和らげようとしているように見えます。その効果が現れたのかどうか知りませんが、最近ウチに入るテレビに47型以上の大型サイズが増えてきたのです。製品が出回らないと中古市場には来ませんから、ウチにくるということは世間的にもテレビを買う人の中で大型に目を向ける人の割合が増えてきたということ。多少は効果があったようです。ただし、あくまで「割合が増えた」のみで全体的な数が増えたわけではないようです。その証拠に、一時かなり取り扱った37〜42型がバタリと止まってしまいました。そのため、結果として取り扱うテレビの数は減ってしまっています。
ただし、そんな状況でも例のサイズだけは相変わらず出入りが激しく、いまやウチで取り扱うテレビの7割を占めています。そのサイズはもちろん32型です。この2日に取り扱ったテレビは「引き取ってくれますか」の問いあわせまで含めたすべてが32型でした。
32型テレビはメーカーとしては小型の扱いで、性能もそちらに順ずるものでしかありません。が、購入者は大型と思って買うサイズで、間違いなく人気は一番です。手放す人が多いのも事実ですが、サイズが小さくて手放すのなら37型〜42型が代わりに取扱量が多くなってしかるべきですが、全くそうなっていないところを見ると、サイズに不満を持っている人は少ないようです。むしろ最初から40型以上を買う人の方がサイズに不満を持つ傾向がありそうです。
50型未満のテレビを強化する道をあきらめたかに見えるテレビメーカーですが、こと日本において32型というサイズはやり方しだいで需要を引き起こせるように思えるのです。32型の需要があるのは、それ以下のサイズと比べてサイズコストが安く、お買い得に見えるからというのもあるでしょうが、これ以上のサイズを置きたくないからというのも大きいように思われます。アナログ時代から32型というのは16:9テレビの一つの基準でしたから。32型最高画質最高性能のテレビ、なんてのが出たら、案外ウケるんじゃないかという気がしてますが、甘い考えでしょうか。それができる余裕のあるメーカーはもう日本にはないかも知れませんが。