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Channel: 録画人間の末路 -
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やっぱり統一スケールは楽しい ディアゴスティーニ東宝怪獣コレクション

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すでに全国発売が始まっているディアゴスティーニの東宝怪獣コレクション。わたしは定期購読なので少し遅れて到着し、かつその到着も少し前だったので今更感はありますが、ちょっと感想などを。現在5号まで届いており、完成した怪獣は4体。シン・ゴジラが未完成で残りのパーツは次号待ち、という状態です。本シリーズの特徴はスケールが全部1/700で統一されていること。そのため、映画の垣根を超えた大きさの比較を楽しむことができるわけなんですが、現在の4体は。えー、明らかになにかがおかしい(笑)やたらポツンと見えるのが初代メカゴジラ。このメカゴジラは当初ゴジラに化けて登場しているので身長はゴジラとほぼ同じ、で50mのはず。50mのゴジラは横のキングギドラおよびガイガンと映画の中で何度も戦い、特に「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」では二匹を同時に相手にしているので同一画面に入ることもあったのですが・・・。こんなに大きさ違ったっけ? むしろ端の80mゴジラの方がしっくりくるほどです。本シリーズとは無関係ですがこのメカゴジラと高さがほとんど同じな東京SOSゴジラが手元にあるのでこちらを50mゴジラの代役にしてキングギドラ・ガイガンと対峙させてみましたら
見上げるようなポーズがとても合うなぁ。無理だろ、勝ち目ないでしょ! 子供が大人と大男相手に喧嘩売るようなもんです。ちなみにガイガンの身長が65mで、キングギドラは「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」でガイガンと同じ画面で映っている際のバランスを参考に100mを想定して作ったものと思われます。もちろん劇中のゴジラとガイガンの身長はほとんど同じくらいです。多分「対戦怪獣は強そうな方がいいからゴジラより大きい数字にしておこう」くらいの思惑でガイガンの身長は後付けで決まったんじゃないですかね。特撮班は50mを想定していたでしょう。VSシリーズ以降はここまで極端に違うことはないんですが、これは1960~70年代、まして東宝チャンピオン祭り向けですからそこらへん大雑把なのは仕方ないのです。ウルトラマンだって40mのウルトラマンと60mのテレスドンが作中ではほぼ同程度の大きさで戦ってますし。シン・ウルトラマンも今思えばそういうところ出してほしかったなぁ。二足歩行で1.5倍くらいの身長の怪獣と戦わせるとかCGの意味がある演出で。でもこういう「明らかにおかしい」ところまで含めて楽しんでくれ、がおそらく統一スケールで作っている本シリーズのコンセプトだと思うので、どうしても揶揄を含んでしまいますが、最後まで集めていこうと思っています。ただ、せっかくの同一スケールなのにマガジンの方に怪獣の想定身長を含むデータが書いてないのがいただけません。84ゴジラは80m、メカゴジラはゴジラと同じだから50m、キングギドラ100m、くらいなら反射的に出てくるんですがガイガンはそこまで身長の扱いがメジャーな怪獣じゃないので少し戸惑ってしまいました。目立つところにちょっと付け加えるだけでいいのでデータの表記をディアゴスティーニさん~から依頼されているだろう編集プロダクション~にはお願いしたいところです。

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