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Channel: 録画人間の末路 -
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楽天モバイルの勘違い

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最低でも世界一セコいウチの弟B。楽天モバイルにも一年間無料でサービス開始を行ったと同時に契約し、完全無料期間が済んだあとはモバイルルーター経由で毎月1GBきっちりまで使って0円運用していました(電話の方は「ビジネスでは役に立たない」と使っていなかったらしい)。やつはいわゆる「楽天経済」にも入っていたのでポイントの付加の恩恵も受けられる立場なので楽天モバイルの0円運用廃止に伴い、どうするのか聞いてみたところ、迷わず「10月いっぱいで解約する」と返答がありました。Bいわく「ポイント還元アップの恩恵を受けるにはそれだけ楽天で買い物をしなきゃいけない。と、いうことは結局金が掛かる。金は使わないのが一番お得だ」だそうです。1GB使えるモバイルパケットが減る分には、わたしの紹介でやつもmineoを使っているのですが一年間楽天モバイルで代用してためたパケットの蓄積があるので当分困らないそうです。
正直楽天モバイルの一番の失敗は、無料期間にユーザーが使っているパケット量を見て収入を計算したことにあるのではないでしょうか。おそらく無料期間が終わっても使うパケット量は変わらないだろうからこれだけ収入があって・・・、ならごく小容量なら無料で使えるようにしておいた方が顧客を呼び込めて都合がいいな、って考えて0円を全面に押し出して宣伝をしたのでしょう。ところが、無料期間が終わったと同時に使う用量が大幅に減り、1か月1GB未満しか使わない0円ユーザーが思った以上に多かった、だから0円をやめた・・・と言うところなんでしょう。もちろんMNP弾として使われる問題もあるでしょうが、1000円ちょいなら転売で儲ける分に上乗せして払ってもいい、と考える転売屋も少なくないでしょうから原因としては一番ではないだろうな、と。正直楽天モバイルは最初の完全無料キャンペーンだけやって、通常料金になった時にUnlimitVIIの料金にしておけば良かったんですよ。それなら無料目当てで申し込んだ人は多くが一年でスムーズにやめたでしょうし、別に怒りも買わなかった。ところが、最低料金0円で継続して使えると発表してしまったために、「これからも無料で電話番号が持てるのか。じゃぁ電話だけ使うのに楽天モバイルに一本化しよう」と楽天モバイルにMNPしてしまった人がかなりいたようですね。それなのに一年も持たずに最低料金0円を撤回してしまった。結果怒りを買い、現在の騒ぎになっているのです。実際のところ、そこまでスマホのパケット依存の人って多くないはずです。外ではメールとかメッセージのやり取り・若干の暇つぶしのWEB閲覧くらいで、落ち着いて使う時は家で家族共有の光回線にWiFi経由でつなぐ・・・なんて場合は一か月1GBもあれば十分です。いざと言う時の連絡用に電話番号だけ維持できればいい、無料なら最高と楽天モバイルにMNPして他をやめてしまった人にとってはまさに裏切り。いくら「それでも他社と比べれば安い」と言っても無料から有料への"強制移行"は「罠だったんだ!インチキだ!」と怒りの思いを強く抱かせるには十分な要素ですから、0円廃止以外の改定部分がすべて無視されて「改悪!改悪!!」と連呼されて、povoやIIJMIOのサーバーが込み合う状況になったのも仕方ない話です。特にpovoはau系で楽天モバイル公認の端末はパートナー回線の関係上auのSIMとの相性がいいのも大きいですからね。それ以外の回線サービスもこれはチャンスと踏んだのか、あちこちで「実質〇か月無料」くらいのMNPキャンペーンを展開してますね。大抵ポイント還元での「実質無料」である程度契約を持続しないと還元を受けられないものも多い印象ですが、楽天モバイルからMNPするなら一時的なキャンペーンだけでなく、終了後に継続して払う料金面も考慮して選ぶのがいいと思います。手続きを面倒と感じない人ならキャンペーンを渡り歩いてMNPしまくる方がいいかも知れませんが。
わたしは7月くらいで解約かな、と考えてます。もともと実用性は考えておらず、一時mineoと容量確保用に三回線契約していてスマホは二台(+ルーター一台で三契約)持つのが当然だったのを料金改定に合わせて二回線に整理した穴埋めとして契約しただけで、「なんとなく持つ安心感」「お楽しみ用」でしかありませんでした。使うのも外でこちらから他者に電話する用があるときだけ(ゆえに完全無料期間も1GBを超えたことはない)でMNPもしてません。RakutenLinkの仕様に合わせてデュアルSIMで使う用になり、持ち出すスマホも一台だけになりましたから手持無沙汰感もなくなり、解約して困ることは別にありません。一年余り遊べましたからそれで充分です。今および8月後半になるとまたサーバーも混むでしょうからその手前の7月くらいに解約手続きをする予定です。電話無料のために楽天モバイルを継続する手もありますが、多分そう遠くない将来にRakutenLinkは廃止される気がします。そもそも楽天モバイルの改悪第一号はiPhoneでのRakutenLink受信機能廃止でした。後で発覚した送受信できない場合がある、と言われ始めたのはそれに伴う仕様の変更が追い付かずにバグが発生したからだとわたしは考えています。iPhoneだけでの仕様改悪を楽天側がわざわざ自主的に行ったとは思えず、間違いなくApple.incからの改悪要請でしょう。現在の送受信失敗問題を回避する一番手っ取り早い方法はRakutenLinkをアンインストールして通常の電話をする方法です。だから近い将来RakutenLinkは廃止される可能性が高いと思っているのです。iOS版だけ廃止してAndroidだけ残すというのも、楽天は外資じゃありませんからやらないでしょう。新料金で電話掛け放題プランの強化が押し出されているのがその証拠と思います。なので電話目的の人でも他への移籍は考慮に入れた方がいいです。
わたしは別に楽天へ怒りも失望も抱いていません。ガッカリで残念ですが、もともとモバイル以外の楽天のサービスは使っていませんでしたし、未練はないです。仮に不評を踏まえてさらなる料金改定が行われたとしても、もういいや、と思うでしょう。十分楽しませていただきました。唯一の失敗は楽天SIMのテュアルSIM利用の相方として使いやすいようmineoのモバイルルーター用として使っていたMicroSimを手数料を払ってnanoSIM対応版に変えたことくらいかな。その気はなくなったので結局アダプターを経由して同じモバイルルーターで使う意味のない行為になってしまいました。0円廃止の発表がもうちょっと早ければ手数料払わなくて済んだのに・・・とそこだけが残念。

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