前倒しによって米国の公開日が2か月も早まった新作映画「GODZILLA VS. KONG」の公式予告編がついに公開されました。
今まで気が付かなかったんですが、VSのあとにピリオド入るんですね。なにか意味深に感じます。前作の小出しに時間の短い予告編を複数投入するやり方と異なり、いきなり長編の予告編をぶち込んできた当たり、「時間がない」あわただしさを感じますが、その分濃密です。まずはコングが人類にとらわれ、輸送されている点。もちろんキングコング映画の王道展開ですが、過去のキングコングはすべて見世物にするための輸送でした。が、今回のコングに関しては「ゴジラ(2014)」や「ゴジラ キング オブ モンスターズ」事件のおそらく後日譚でしょうからタイタン(怪獣)に対してそうした扱いを行うとは想定できないので、理由は別にあるのでしょう。「我々にはコングが必要だ」というセリフもありますし。おそらくはその戦闘力、人類ではなくタイタンでなければ対抗しきれない脅威への対抗策、として、タイタンの中で唯一人類に意思疎通の手段があるコングに白羽の矢が当たった、というところを予想しますがはてさて。その脅威とは、地球の割れ目からやってくる異次元の脅威? かな。予告中、一瞬だけですがコングの背後に逆さになった山が映るんです(1:55)。洞窟の中、とも考えられますが、空洞の地球内部より来訪するモンスターを食い止めるため、その裂け目をふさぐまでの間、コングにガードしてもらおうという説をあえてたてます。「キングコング 髑髏島の巨神」の中にそうしたセリフが確かありましたし、当初現在ゴジラとコングの世界を描く「モンスター・バース」には「パシフィック・リム」の世界もクロスオーバーさせる、という話もあったはず。いつの間にかそれは言われなくなりましたが、制作陣の中ではその設定は生きていて秘密にしていた・・・というのもあり得ない話ではないでしょう。「GODZILLA VS. KONG」はパシフィック・リムの前日譚要素ではないでしょうか。だとすると、登場人物の背後に映るコンピュータのパネル(1:42)に表示されているものはイェーガーなのかも知れません。つい足に目が行きがちですが、上を見るとジンジャーの上半身に見えなくもない。
そしてゴジラ。本作のゴジラは明らかに人類を攻撃しています。戦闘機を叩き落し、街の中で熱線を放って建物や人々を焼き払っています。日本のゴジラでは決して珍しくない光景ですが、「モンスター・バース」におけるゴジラの第一の目的は己の生存にとって害になる他怪獣を倒すことであり、むしろそれが結果として人類に味方するというヒーロー扱いになっていました。その過程において興奮のあまり人類をないがしろにし、大被害をもたらすことはありましたが、直接攻撃を仕掛けることはやりませんでした。そこがわたしにとって「ゴジラ(2014)」の大きな不満でもあったのですが、本作はその根底から異なっています。単に監督が日本の、本来のゴジラに倣った性格に変更しただけでは? とも思いましたが予告編中に「ゴジラが人々を狩っている(攻撃ではない?)が、その理由がわからない」というようなセリフもあったので、なんらかの理由があるものと考えられます。上の異次元裂け目説を考慮しますとゴジラはむしろ裂け目を開けて異次元怪獣を地上に招き入れようとしている・・・? それはあまりに前作で王となったゴジラの風格に合わない行動であります。むしろゴジラもまた地球の裂け目が危機につながることを察知し、ふさぐために向かった、そこにはすでに人類の街があり、邪魔になるから焼き払った・・・の方があり得る展開です。そうなるとゴジラとコングがガチでやり合うのもまた不自然になってしまうのですが。実は作中においてそこまで重要な戦いではないとか?
さらにVSのあとにピリオドが入ることを深読みするに、ゴジラとコングの戦いはあくまで前座であり、本命のクライマックスバトルは別にある、「ゴジラVSコング」ではなく「コング~ゴジラとのVSもあるよ」じゃないかと想像しております。そうなると、おそらく両者の戦いの実質的勝利者はコングで、ゴジラの後を継いでキング・コングとなり、王として侵略者に立ち向かう・・・てな展開になる気がします、ゴジラが死ぬかどうかは別にして(おそらくは「コングに従う」程度に落ち着くかと)。少なくとも予告編を見る限り主役として描かれる怪獣はコングであり、ゴジラはわき役・・・とまではいかなくても、一枚以上落ちる存在にしか見えません。バトルの様も、使われたカットは全部コング優勢のものばかりです。かつての日本映画「キングコング対ゴジラ」も名目上は引き分けとなっていますが映画を見る限りキングコングが勝っているようにしか見えませんでしたし、さしものゴジラもコングが相手だと勝たせてもらえないんだろうなぁ、とは最初から思っています。
以上は全部わたしの妄想です。当たっていないことを大いに期待しています。予想を超えてほしいですね。
今まで気が付かなかったんですが、VSのあとにピリオド入るんですね。なにか意味深に感じます。前作の小出しに時間の短い予告編を複数投入するやり方と異なり、いきなり長編の予告編をぶち込んできた当たり、「時間がない」あわただしさを感じますが、その分濃密です。まずはコングが人類にとらわれ、輸送されている点。もちろんキングコング映画の王道展開ですが、過去のキングコングはすべて見世物にするための輸送でした。が、今回のコングに関しては「ゴジラ(2014)」や「ゴジラ キング オブ モンスターズ」事件のおそらく後日譚でしょうからタイタン(怪獣)に対してそうした扱いを行うとは想定できないので、理由は別にあるのでしょう。「我々にはコングが必要だ」というセリフもありますし。おそらくはその戦闘力、人類ではなくタイタンでなければ対抗しきれない脅威への対抗策、として、タイタンの中で唯一人類に意思疎通の手段があるコングに白羽の矢が当たった、というところを予想しますがはてさて。その脅威とは、地球の割れ目からやってくる異次元の脅威? かな。予告中、一瞬だけですがコングの背後に逆さになった山が映るんです(1:55)。洞窟の中、とも考えられますが、空洞の地球内部より来訪するモンスターを食い止めるため、その裂け目をふさぐまでの間、コングにガードしてもらおうという説をあえてたてます。「キングコング 髑髏島の巨神」の中にそうしたセリフが確かありましたし、当初現在ゴジラとコングの世界を描く「モンスター・バース」には「パシフィック・リム」の世界もクロスオーバーさせる、という話もあったはず。いつの間にかそれは言われなくなりましたが、制作陣の中ではその設定は生きていて秘密にしていた・・・というのもあり得ない話ではないでしょう。「GODZILLA VS. KONG」はパシフィック・リムの前日譚要素ではないでしょうか。だとすると、登場人物の背後に映るコンピュータのパネル(1:42)に表示されているものはイェーガーなのかも知れません。つい足に目が行きがちですが、上を見るとジンジャーの上半身に見えなくもない。
そしてゴジラ。本作のゴジラは明らかに人類を攻撃しています。戦闘機を叩き落し、街の中で熱線を放って建物や人々を焼き払っています。日本のゴジラでは決して珍しくない光景ですが、「モンスター・バース」におけるゴジラの第一の目的は己の生存にとって害になる他怪獣を倒すことであり、むしろそれが結果として人類に味方するというヒーロー扱いになっていました。その過程において興奮のあまり人類をないがしろにし、大被害をもたらすことはありましたが、直接攻撃を仕掛けることはやりませんでした。そこがわたしにとって「ゴジラ(2014)」の大きな不満でもあったのですが、本作はその根底から異なっています。単に監督が日本の、本来のゴジラに倣った性格に変更しただけでは? とも思いましたが予告編中に「ゴジラが人々を狩っている(攻撃ではない?)が、その理由がわからない」というようなセリフもあったので、なんらかの理由があるものと考えられます。上の異次元裂け目説を考慮しますとゴジラはむしろ裂け目を開けて異次元怪獣を地上に招き入れようとしている・・・? それはあまりに前作で王となったゴジラの風格に合わない行動であります。むしろゴジラもまた地球の裂け目が危機につながることを察知し、ふさぐために向かった、そこにはすでに人類の街があり、邪魔になるから焼き払った・・・の方があり得る展開です。そうなるとゴジラとコングがガチでやり合うのもまた不自然になってしまうのですが。実は作中においてそこまで重要な戦いではないとか?
さらにVSのあとにピリオドが入ることを深読みするに、ゴジラとコングの戦いはあくまで前座であり、本命のクライマックスバトルは別にある、「ゴジラVSコング」ではなく「コング~ゴジラとのVSもあるよ」じゃないかと想像しております。そうなると、おそらく両者の戦いの実質的勝利者はコングで、ゴジラの後を継いでキング・コングとなり、王として侵略者に立ち向かう・・・てな展開になる気がします、ゴジラが死ぬかどうかは別にして(おそらくは「コングに従う」程度に落ち着くかと)。少なくとも予告編を見る限り主役として描かれる怪獣はコングであり、ゴジラはわき役・・・とまではいかなくても、一枚以上落ちる存在にしか見えません。バトルの様も、使われたカットは全部コング優勢のものばかりです。かつての日本映画「キングコング対ゴジラ」も名目上は引き分けとなっていますが映画を見る限りキングコングが勝っているようにしか見えませんでしたし、さしものゴジラもコングが相手だと勝たせてもらえないんだろうなぁ、とは最初から思っています。
以上は全部わたしの妄想です。当たっていないことを大いに期待しています。予想を超えてほしいですね。