当初は2020年度中に公開予定とされていた米国怪獣映画「Godzilla VS Kong」が、3月26日になる、という報道がありました。
『ゴジラ VS コング』米国公開日が前倒し、2021年3月26日に ─ 米HBO Maxで同時配信へ
記事内ではこのカタカナタイトルで決まり、な空気で書いてますが、日本における公開の正式な発表がないため、当ブログではアルファベット表記とさせていただきます。5月21日公開、とされていた本作ですが、2か月もの前倒しとなりました。これは映画自体はとっくに完成していたものの、制作側のレジェンダリーと配給側のワーナーの、おそらく「同時配信」に関して折り合いがつかず、とりあえず5月公開になっていたということなのでしょう。その配信に関して何も言わず、公開日の前倒しのみ情報が流れたというのは実質「同時配信」をすることにレジェンダリー側が折れた、ということなのではないでしょうか。まぁ製作側が「配信は公開終了してからに二次使用という扱いにして、公開中は劇場まで見に来てほしい」と思うのは当然でしょう。映画製作はそれだけこだわりをもってやるものでしょうから。配給側としては、そうした旧態依然とした考え方では、このご時世では十分な配給収入が見込めず、配信を行ってでも収益を確保したい、というのもわからなくはないのですが・・・。個人的にはそれだけならまだいいんですが、こうした同時配信方式によって「劇場公開は都心部のみ、地方は配信だけ」という公開の仕方をとるようになると最悪だと思っています。小規模映画ならこうした配給もあるでしょう、実際多くの映画が都心部などごく一部の地域でしか公開されず、地方在住者だと後悔している地域まで遠征するか、ディスクの販売・あるいは配信や衛星放送まで来るのを待つか、の選択しかないのが当たり前ですから。それを、過去の例なら全国多くの劇場公開で当たり前、な製作規模の映画まで地方は配信で対応、になったら地方在住の映画好きにとっては悪夢、とまではいかなくても非常に喜ばしくない事態になってしまうわけです。現状「Godzilla VS Kong」が日本でどうなるかはまだ分かりません。まぁ公開をしない、ということだけは考えられないですし、それなりの観客動員が期待できるゴールデンウィークより前に公開を開始できる、というのは映画界にとっては望むところだと思いますので、おそらく4月半ば過ぎあたりからの公開になるんじゃないかと思います。ひょっとしたらもっと遅くなるかも知れませんが。お願いですから「状況を鑑みて地方は配信で対応」だけはやめてね。どうしてもやりたいなら劇場公開規模は今まで通りで配信はそれとは別、にしてほしいです。さて、前作「ゴジラ キング オブ モンスターズ」では公開前にいくつものパターンで予告編が公開され、わたしの期待度を高めてくれていました。一方、「Godzilla VS Kong」はいまだ予告編も公開されず、米国で発売もしくは発売が予告されているおもちゃのリリース状況からの推測のみが駆け回っている状況です。しかし、内容云々より公開の仕方の方が気にあるという珍しいパターンになってしまった本作。無事地元の劇場でも見られるようになってほしいです。最悪のことになったら、その時は日帰りでもいいから東京まで行こうか。
『ゴジラ VS コング』米国公開日が前倒し、2021年3月26日に ─ 米HBO Maxで同時配信へ
記事内ではこのカタカナタイトルで決まり、な空気で書いてますが、日本における公開の正式な発表がないため、当ブログではアルファベット表記とさせていただきます。5月21日公開、とされていた本作ですが、2か月もの前倒しとなりました。これは映画自体はとっくに完成していたものの、制作側のレジェンダリーと配給側のワーナーの、おそらく「同時配信」に関して折り合いがつかず、とりあえず5月公開になっていたということなのでしょう。その配信に関して何も言わず、公開日の前倒しのみ情報が流れたというのは実質「同時配信」をすることにレジェンダリー側が折れた、ということなのではないでしょうか。まぁ製作側が「配信は公開終了してからに二次使用という扱いにして、公開中は劇場まで見に来てほしい」と思うのは当然でしょう。映画製作はそれだけこだわりをもってやるものでしょうから。配給側としては、そうした旧態依然とした考え方では、このご時世では十分な配給収入が見込めず、配信を行ってでも収益を確保したい、というのもわからなくはないのですが・・・。個人的にはそれだけならまだいいんですが、こうした同時配信方式によって「劇場公開は都心部のみ、地方は配信だけ」という公開の仕方をとるようになると最悪だと思っています。小規模映画ならこうした配給もあるでしょう、実際多くの映画が都心部などごく一部の地域でしか公開されず、地方在住者だと後悔している地域まで遠征するか、ディスクの販売・あるいは配信や衛星放送まで来るのを待つか、の選択しかないのが当たり前ですから。それを、過去の例なら全国多くの劇場公開で当たり前、な製作規模の映画まで地方は配信で対応、になったら地方在住の映画好きにとっては悪夢、とまではいかなくても非常に喜ばしくない事態になってしまうわけです。現状「Godzilla VS Kong」が日本でどうなるかはまだ分かりません。まぁ公開をしない、ということだけは考えられないですし、それなりの観客動員が期待できるゴールデンウィークより前に公開を開始できる、というのは映画界にとっては望むところだと思いますので、おそらく4月半ば過ぎあたりからの公開になるんじゃないかと思います。ひょっとしたらもっと遅くなるかも知れませんが。お願いですから「状況を鑑みて地方は配信で対応」だけはやめてね。どうしてもやりたいなら劇場公開規模は今まで通りで配信はそれとは別、にしてほしいです。さて、前作「ゴジラ キング オブ モンスターズ」では公開前にいくつものパターンで予告編が公開され、わたしの期待度を高めてくれていました。一方、「Godzilla VS Kong」はいまだ予告編も公開されず、米国で発売もしくは発売が予告されているおもちゃのリリース状況からの推測のみが駆け回っている状況です。しかし、内容云々より公開の仕方の方が気にあるという珍しいパターンになってしまった本作。無事地元の劇場でも見られるようになってほしいです。最悪のことになったら、その時は日帰りでもいいから東京まで行こうか。