新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年に入って一応わたしも店を休めて休業はしているのですが、休み明けの仕事が気になってちょっと裏方で事務作業はしている始末。休みでもキッチリ休めなくて大変です。まぁしょうがない。新年だけにこれといったニュースもなく、昨年の話くらいしかないのですがBCNの昨年CPU売れ筋ランキングがなかなか予想外でした。
2020年に売れたCPUランキング、AMD vs Intel、AMDが制する
探したのですが、2019年の売れ筋は週間ばかりで年間データが見つからず、比較ができませんでした。で、昨年の売れ筋第一位は、リンク先を見てもらえばわかるのですが、Ryzen 5 3600です! これは予想外でした。まぁZen3は登場して間もないので集計に入るほどの数が出ていないくても当然ですが、週間売り上げだとだいたいRyzen 7 3700xあたりが一位になっていることを見かけることが多かった気がしていたのですが。Ryzen 5 3600はわたしも使っていてAPUが出るまでは一押しのCPUでしたが登場はあくまで一昨年。昨年のRyzenの話題は、低価格モデルでは3600とシングルコアの性能が同じでSMTを無効にしてあるだけで7000円以上も安いRyzen 5 3500、4コア/8スレッドながら全コアを一つのユニットで賄っているために足回りがいいRyzen 3 3300x、旧世代のZen+ながら激安6コア12スレッドのRyzen 5 1600AFあたりが話題の中心でしたし、パフォーマンス重視なら7や9が当然注目されるので3600はその間で中途半端な位置づけになっていると思っていたのですが、そこそこ人気があったみたいですねぇ。もちろんBCNランキングと日本全体のランキングが絶対にイコールであるという保証はないですが、4割の統計で一番人気だったのは間違いないわけで。
にしても、昨年はIntelが本当に弱い一年でした。一昨年の7月あたりに単体CPU部門でAMDに抜かれてからほぼ一年半、たまに抜き返すだけで多くはAMDの後塵を拝していました。AMDのシェアが7割なんて時もあったくらいです。さすがにこの年末年始はZen3のCPUが入手難ということもあっておそらくIntelのシェアが上がっているのではないか、という気がします。なにせいまやIntelの方がコスパで言えば上じゃないかと思うくらいZen3はちょっと高額ですから。Intelともあろうものが他社の供給不足やコスパに助けられるというもちょっと情けないです。ただ、Intelの売り上げ自体は昨年のリモートワーク需要もあって好調だったはずです。ChromebookにもIntelCPUが結構採用されていますし、なんだかんだでAMDのノートPCにおけるシェアは1/4くらいがやっとのはずです。これはAMDの企業規模がIntelより小さいために技術者が少なく、メーカーのサポートを賄いきれないからです。新興メーカーがとがったPCを作りたくても、AMDでは十分なサポートが受けられず、結局Intelを採用した、という話を聞いたことがあります。そりゃそうでしょ。メーカーのサポートができるほど優秀な技術者は育てるのに時間がかかりますし、すでに十分な技術のある人の振り分けは、今になって入ってきたメーカーより不遇扱いのころから途切れずにCPUを採用してくれていてかつ大手のHPやLenovo、それにMicrosoftへの協力を優先するに決まっています。IntelならCPUが枯れていることもあってノウハウが豊富なうえサポート技術者の数も多く、メーカーとしては製品が作りやすいはずです。ただ、その一方でIntelはApple.incという大きな顧客を失いました。MacbookのCPUをIntel製から自社製に変えてしまったからです。これはiOS機器との親和性がARM系アーキテクチャの方がいいからソフト開発がしやすい、などともいわれているようですが、IntelのCPUが待てど暮らせど古いままで自社製ARM系でも同じ消費電力なら同等がそれ以上の性能が出せる体制が整った、とApple.inc側が考えてIntelに見切りをつけた、と言う一面はあるかと思います。さらに今度はかつてはWinelと呼ばれた盟友のMicrosoftもARM用Windows10の開発を進めています。今のところクァルコム製に限られるようですが、64bitソフトも問題なく動くようになってくれば、いつ裾野が広がっても不思議じゃありません。正直Intelの前途は多難としか言いようがありません。だからこそ奮起を期待したいんですけど、期待される新コアのCPUも、とりあえず8コアまでとパフォーマンス競争から一歩引いている印象はぬぐい切れません。それだけ今は無理してやっている、ということなんでしょうか。今年はむしろGPUのXeの普及に努める方向で注力するんでしょうかねぇ。それはそれで楽しみですけど、王道の製品も欲しいところです。奮起に期待しましょう。わたしもそろそろIntel搭載PCを買い替えたいんですよねぇ。
新年に入って一応わたしも店を休めて休業はしているのですが、休み明けの仕事が気になってちょっと裏方で事務作業はしている始末。休みでもキッチリ休めなくて大変です。まぁしょうがない。新年だけにこれといったニュースもなく、昨年の話くらいしかないのですがBCNの昨年CPU売れ筋ランキングがなかなか予想外でした。
2020年に売れたCPUランキング、AMD vs Intel、AMDが制する
探したのですが、2019年の売れ筋は週間ばかりで年間データが見つからず、比較ができませんでした。で、昨年の売れ筋第一位は、リンク先を見てもらえばわかるのですが、Ryzen 5 3600です! これは予想外でした。まぁZen3は登場して間もないので集計に入るほどの数が出ていないくても当然ですが、週間売り上げだとだいたいRyzen 7 3700xあたりが一位になっていることを見かけることが多かった気がしていたのですが。Ryzen 5 3600はわたしも使っていてAPUが出るまでは一押しのCPUでしたが登場はあくまで一昨年。昨年のRyzenの話題は、低価格モデルでは3600とシングルコアの性能が同じでSMTを無効にしてあるだけで7000円以上も安いRyzen 5 3500、4コア/8スレッドながら全コアを一つのユニットで賄っているために足回りがいいRyzen 3 3300x、旧世代のZen+ながら激安6コア12スレッドのRyzen 5 1600AFあたりが話題の中心でしたし、パフォーマンス重視なら7や9が当然注目されるので3600はその間で中途半端な位置づけになっていると思っていたのですが、そこそこ人気があったみたいですねぇ。もちろんBCNランキングと日本全体のランキングが絶対にイコールであるという保証はないですが、4割の統計で一番人気だったのは間違いないわけで。
にしても、昨年はIntelが本当に弱い一年でした。一昨年の7月あたりに単体CPU部門でAMDに抜かれてからほぼ一年半、たまに抜き返すだけで多くはAMDの後塵を拝していました。AMDのシェアが7割なんて時もあったくらいです。さすがにこの年末年始はZen3のCPUが入手難ということもあっておそらくIntelのシェアが上がっているのではないか、という気がします。なにせいまやIntelの方がコスパで言えば上じゃないかと思うくらいZen3はちょっと高額ですから。Intelともあろうものが他社の供給不足やコスパに助けられるというもちょっと情けないです。ただ、Intelの売り上げ自体は昨年のリモートワーク需要もあって好調だったはずです。ChromebookにもIntelCPUが結構採用されていますし、なんだかんだでAMDのノートPCにおけるシェアは1/4くらいがやっとのはずです。これはAMDの企業規模がIntelより小さいために技術者が少なく、メーカーのサポートを賄いきれないからです。新興メーカーがとがったPCを作りたくても、AMDでは十分なサポートが受けられず、結局Intelを採用した、という話を聞いたことがあります。そりゃそうでしょ。メーカーのサポートができるほど優秀な技術者は育てるのに時間がかかりますし、すでに十分な技術のある人の振り分けは、今になって入ってきたメーカーより不遇扱いのころから途切れずにCPUを採用してくれていてかつ大手のHPやLenovo、それにMicrosoftへの協力を優先するに決まっています。IntelならCPUが枯れていることもあってノウハウが豊富なうえサポート技術者の数も多く、メーカーとしては製品が作りやすいはずです。ただ、その一方でIntelはApple.incという大きな顧客を失いました。MacbookのCPUをIntel製から自社製に変えてしまったからです。これはiOS機器との親和性がARM系アーキテクチャの方がいいからソフト開発がしやすい、などともいわれているようですが、IntelのCPUが待てど暮らせど古いままで自社製ARM系でも同じ消費電力なら同等がそれ以上の性能が出せる体制が整った、とApple.inc側が考えてIntelに見切りをつけた、と言う一面はあるかと思います。さらに今度はかつてはWinelと呼ばれた盟友のMicrosoftもARM用Windows10の開発を進めています。今のところクァルコム製に限られるようですが、64bitソフトも問題なく動くようになってくれば、いつ裾野が広がっても不思議じゃありません。正直Intelの前途は多難としか言いようがありません。だからこそ奮起を期待したいんですけど、期待される新コアのCPUも、とりあえず8コアまでとパフォーマンス競争から一歩引いている印象はぬぐい切れません。それだけ今は無理してやっている、ということなんでしょうか。今年はむしろGPUのXeの普及に努める方向で注力するんでしょうかねぇ。それはそれで楽しみですけど、王道の製品も欲しいところです。奮起に期待しましょう。わたしもそろそろIntel搭載PCを買い替えたいんですよねぇ。