正月休みの分のしわ寄せが来て、例月なら1週間で終わらせる仕事を3日で終わらせる必要があるので天手古舞ですが、CESでいろいろ発表がありました。テレビ関係は4Kばかりなのでパスして、PC用プロセッサに注目してみましょう。
AMD、薄型デバイス向けの新モバイルプロセッサ「AMD Ryzen 4000」シリーズを発表
AMDの注目はGPUでもThreadripperでもなく、APUの方でしょう。残念ながらデスクトップ向けAPUの発表がなく(まぁ現行品もZen2CPUと同時発売なので日が浅い、というのもあるでしょう)、モバイル版のみですがついにZen2搭載、それもCPUが8コア16スレッドという驚異の性能です。しかもそのコア/スレッド数でTDP15WのRyzen 7 4800Uが用意。その分基本クロックは低そうでシングル性能はさほど向上しないかも知れませんが、マルチスレッドで十分補えるという計算なのでしょう。GPU性能の紹介がほとんどされていないのですが、Gigazineの記事では"Vega"とありますので、5700XTのようなRDNAではなく従来のGCN系のGPUということになったようです。まぁこちらの方がAPU向けではありますしね。そこらへんがデスクトップ用が発表されなかった本当の理由なのかも知れません。演算能力を高めた第2世代RDNAが出るあたりではないでしょうか。
また、TDP45Wとモバイル向けとしては高熱になりますが、もっともCPU性能が高くなるRyzen 7 4800Hはなんとデスクトップ向けCPUであるCore i7 9700Kをもしのぐ性能であるとか。試してみたいですが、わたしが買うのはTDPの低いUシリーズになると思います。また、面白いことにUのほうがHよりもGPUコア数が多くなり、GPUの基本性能が高くなっています。これはH系は外部GPUを別途搭載してモバイル環境でもよりゲーム性能を上げることをも目的としていることと、TDPが高い分おそらくGPUのクロックも高くなるのでその分で賄える計算もあるかと思います。製品の登場は第1四半期中、ということですから3月いっぱいには姿を見せるということでしょうか。デスクトップCPUと競わせるのが楽しみです。
一方、同じくCESで発表されたIntelの新CPUですが、なんかパッとしません。モバイルRyzenを取り上げていながらIntel系は取り上げていないサイトも多いですし。記事が間に合わなかったんでしょうか。
【速報】Intel、第10世代Core後継「Tiger Lake」の実機を初公開
~10nm+プロセス/Thunderbolt 4/Xe GPU内蔵で2桁%性能向上
紹介されているのは10nm++という改良製造プロセスを使ったことと、新GPUを使うことでグラフィック性能が向上すること。ですが、10nm++より7nmの方が数字から漂ってくるインパクトは大きいですし、GPUと言っても正直IntelのGPUに「高性能」を期待している人ってほとんどいないと思うのです。一定の水準をクリアし、普段使いには問題のない性能であれば十分で、特にゲームの描画性能を上げたいのなら別途GPUが付いていてくれた方がいい・・・。デスクトップでもモバイルてもIntelGPUに対する期待はそんなものではないでしょうか。だからこそちょっと気になりますが、わたしは現状Tiger Lake搭載ノートパソコンを買う予定はないですし、個人に両方買って比較をするのはキツい話なので、商業サイトに客観的な低能比較を期待するしかないですね。あとはCPUコア数が公開されてないのが気になりますが、モバイルは無理してコア数増やすというわけにいきませんし、また4コア/8スレの可能性が高いかなぁ。もうしばらくintelは我慢の時が続きそうです。個人利用としてはむしろThunderbolt 4の採用が一番恩恵の大きい話かも知れません。AMDにそっちは期待できませんから。
去年の暮は大きな買い物ができずにちょっと不満のたまっているわたし。早くZen2モバイルを使ってみたいですが、Lenovoが予定しているのはYOGAシリーズか・・・。最近ThinkPadの新CPU機は後回しにされるなぁ。LenovoもIBMの遺産であるThinkPadから"脱"したいんでしょうか。モバイルだとトラックポイントが便利なんですけどねぇ。
AMD、薄型デバイス向けの新モバイルプロセッサ「AMD Ryzen 4000」シリーズを発表
AMDの注目はGPUでもThreadripperでもなく、APUの方でしょう。残念ながらデスクトップ向けAPUの発表がなく(まぁ現行品もZen2CPUと同時発売なので日が浅い、というのもあるでしょう)、モバイル版のみですがついにZen2搭載、それもCPUが8コア16スレッドという驚異の性能です。しかもそのコア/スレッド数でTDP15WのRyzen 7 4800Uが用意。その分基本クロックは低そうでシングル性能はさほど向上しないかも知れませんが、マルチスレッドで十分補えるという計算なのでしょう。GPU性能の紹介がほとんどされていないのですが、Gigazineの記事では"Vega"とありますので、5700XTのようなRDNAではなく従来のGCN系のGPUということになったようです。まぁこちらの方がAPU向けではありますしね。そこらへんがデスクトップ用が発表されなかった本当の理由なのかも知れません。演算能力を高めた第2世代RDNAが出るあたりではないでしょうか。
また、TDP45Wとモバイル向けとしては高熱になりますが、もっともCPU性能が高くなるRyzen 7 4800Hはなんとデスクトップ向けCPUであるCore i7 9700Kをもしのぐ性能であるとか。試してみたいですが、わたしが買うのはTDPの低いUシリーズになると思います。また、面白いことにUのほうがHよりもGPUコア数が多くなり、GPUの基本性能が高くなっています。これはH系は外部GPUを別途搭載してモバイル環境でもよりゲーム性能を上げることをも目的としていることと、TDPが高い分おそらくGPUのクロックも高くなるのでその分で賄える計算もあるかと思います。製品の登場は第1四半期中、ということですから3月いっぱいには姿を見せるということでしょうか。デスクトップCPUと競わせるのが楽しみです。
一方、同じくCESで発表されたIntelの新CPUですが、なんかパッとしません。モバイルRyzenを取り上げていながらIntel系は取り上げていないサイトも多いですし。記事が間に合わなかったんでしょうか。
【速報】Intel、第10世代Core後継「Tiger Lake」の実機を初公開
~10nm+プロセス/Thunderbolt 4/Xe GPU内蔵で2桁%性能向上
紹介されているのは10nm++という改良製造プロセスを使ったことと、新GPUを使うことでグラフィック性能が向上すること。ですが、10nm++より7nmの方が数字から漂ってくるインパクトは大きいですし、GPUと言っても正直IntelのGPUに「高性能」を期待している人ってほとんどいないと思うのです。一定の水準をクリアし、普段使いには問題のない性能であれば十分で、特にゲームの描画性能を上げたいのなら別途GPUが付いていてくれた方がいい・・・。デスクトップでもモバイルてもIntelGPUに対する期待はそんなものではないでしょうか。だからこそちょっと気になりますが、わたしは現状Tiger Lake搭載ノートパソコンを買う予定はないですし、個人に両方買って比較をするのはキツい話なので、商業サイトに客観的な低能比較を期待するしかないですね。あとはCPUコア数が公開されてないのが気になりますが、モバイルは無理してコア数増やすというわけにいきませんし、また4コア/8スレの可能性が高いかなぁ。もうしばらくintelは我慢の時が続きそうです。個人利用としてはむしろThunderbolt 4の採用が一番恩恵の大きい話かも知れません。AMDにそっちは期待できませんから。
去年の暮は大きな買い物ができずにちょっと不満のたまっているわたし。早くZen2モバイルを使ってみたいですが、Lenovoが予定しているのはYOGAシリーズか・・・。最近ThinkPadの新CPU機は後回しにされるなぁ。LenovoもIBMの遺産であるThinkPadから"脱"したいんでしょうか。モバイルだとトラックポイントが便利なんですけどねぇ。