ウチで扱う話題としてはちょっとズレてますが、総務省でこの10月までの放送産業の売上高の見通しが公開されていたので、報告します。「速報」の名のあるとおり、非常に簡単なもので物足りませんが。通信事業も一緒に公開されていますが、放送だけに焦点をあてましょう。
平成23年10月「通信・放送産業動態調査」の結果(速報)
別紙(PDF)
もともととてもいいとは言えない放送業界全体の見通し指数ですが、特に今年の第1半期がひどい・・・とは言え、これは東日本大震災によって広告料が入ってこなかったためでしょう。ところが、これまでボロボロのマイナスだった売上高見通し指数が第2半期にはプラスに推移しています。ハレ〜?
すぐ考えられる理由は地上波のアナログ放送の大半が停波に成功したことですが、そのくらいでマイナスがプラスに転じるとも思えません。何があったのでしょうか? 儲かってないところは回答しなかった、なんて可能性もありますが。なんにしても、意識がプラスに転じて儲かり始めたのなら、今後は地上波も「予算がなくてまともな番組を作ることが出来ない」というお約束の言い訳も通用しなくなるということです。どういう番組を用意してくるか、いろんな意味で楽しみですね。まさか「儲かっていると回答出来るのは地方局とかだけでキー局は別」というあらたな言い訳はない・・・ですよね?
逆にケーブルテレビのプラス回答は減ってきており、第4半期はマイナスになると予測されています。推測される理由は
・デジアナ変換のための余計な出費
・BS放送の拡大、個別チャンネルのHD化についていけず、顧客が離れた
・CS相当のHD化を含め、機材の入れ替えなどに投資している
によってマイナス思考に転じた、とこんなところでしょうか? ケーブルテレビの規模からしてこのくらいのことでも容易にマイナスになりかねませんから。
わたしとしては、放送局ごと、出来ればCSも個別の売上高とか知りたいです。
平成23年10月「通信・放送産業動態調査」の結果(速報)
別紙(PDF)
もともととてもいいとは言えない放送業界全体の見通し指数ですが、特に今年の第1半期がひどい・・・とは言え、これは東日本大震災によって広告料が入ってこなかったためでしょう。ところが、これまでボロボロのマイナスだった売上高見通し指数が第2半期にはプラスに推移しています。ハレ〜?
すぐ考えられる理由は地上波のアナログ放送の大半が停波に成功したことですが、そのくらいでマイナスがプラスに転じるとも思えません。何があったのでしょうか? 儲かってないところは回答しなかった、なんて可能性もありますが。なんにしても、意識がプラスに転じて儲かり始めたのなら、今後は地上波も「予算がなくてまともな番組を作ることが出来ない」というお約束の言い訳も通用しなくなるということです。どういう番組を用意してくるか、いろんな意味で楽しみですね。まさか「儲かっていると回答出来るのは地方局とかだけでキー局は別」というあらたな言い訳はない・・・ですよね?
逆にケーブルテレビのプラス回答は減ってきており、第4半期はマイナスになると予測されています。推測される理由は
・デジアナ変換のための余計な出費
・BS放送の拡大、個別チャンネルのHD化についていけず、顧客が離れた
・CS相当のHD化を含め、機材の入れ替えなどに投資している
によってマイナス思考に転じた、とこんなところでしょうか? ケーブルテレビの規模からしてこのくらいのことでも容易にマイナスになりかねませんから。
わたしとしては、放送局ごと、出来ればCSも個別の売上高とか知りたいです。