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Channel: 録画人間の末路 -
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新ゲーム機、各社より一斉に

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なぜか集中的にゲーム機器のメーカーよりゲーム機の新機種が発売・発表になっています。ゲームショーなどの絡み、年末商戦に十分な量と知名度を確保するためのスケジュールの都合などもあるのでしょうが、任天堂とSIEが同時と言うあたり、どこか意図的なものを感じます。

「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が本日発売。手のひらサイズになった本体を分解しつつ撮影してみた

4K対応のハイエンドPS4「PlayStation 4 Pro」が本日発売。チュートリアルビデオ,そして“映像表現が強化されるタイトル”のリストが公開に


と、言っても片やクラシックなゲーム環境を、片や最新のゲーム環境を提供するというもので、両者の方向性は全く異なるのですが。
注目されているのはニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ。価格も5980円と安いことや、外見が懐かしのファミリーコンピュータにそっくりなこと、任天堂が直接販売したこともあって、すでに入手困難、またしても転売屋の餌食となってネットオークションで割高で出品されているとのことですが・・・。これ、そこまでのものですか? 外見は小さくなっただけでファミリーコンピュータそのものですが、別にかつて多くの人が買い求めた旧ファミコンのロムカセットが使えるわけでもなし。できるのはあらかじめ内蔵された30種類のゲームだけ。その大半は任天堂の自社ゲーム向けサービスであるバーチャルコンソールでも遊ぶことが可能なものです。また、ネットに接続できるわけでもなく、同様のバーチャルコンソールで他のゲームをダウンロード購入するような展開もできそうにないです。ダウンロード購入で30本ゲームを買うよりは割安でしょうが、30本全てをガシガシ遊ぶ、という人は少ないでしょう。確かにラインナップは選りすぐりの有名どころがそろっていますが、それでも古いゲームですし多くの人はよく遊ぶタイトルは半分程度にとどまるんじゃないでしょうか。もちろんなつかしさ、古さに感じる新しさに魅力を覚え、欲しがる人が相当数いることは否定しませんが、万民向けともゲーマー向けとも思えません。売り切れがニュースになったりするほどのものじゃないでしょう。どうしても早く欲しいのは、スピード命のYouTube配信者くらいじゃないでしょうか。そうでないけどゲーム目的でほしいと言う人も慌てる必要はないでしょう。すぐに騒ぎは沈静化する類の商品だと思います。

一方、SIEのPlayStation 4 Pro(PS4Pro)は現行機であるPlayStation 4(Ps4)を4K対応にしたもの。CPUとGPUを兼ねるAPUもそれに合わせて強化され、主にヘビーゲーマー向けとなったようです。先だって発売されたPlayStation VRのグラフィック機能も強化されるとあって新しいことがしたい人はこちらが選択肢となりそうです。ですが、kものPs4Pro、4K対応やHDRと言った機能を持ちながら、残念なことにBDが従来のまま、つまりUltra HD Blu-rayに対応していないのです。せっかく4K・HDR対応となりながら当面はゲームのみ。もちろん動画配信が4K・HDR対応になれば即対応となるのでしょうが、4K素材のフル活用となると全部を賄うことはできないようです。もともとSIEはPS4登場時からAV機能に関してはPS3時と比べて一歩も二歩も引いていた感がありましたし、そういう流れがそのまま出たようです。

ゆえにはたしが注目しているのはもう一つのゲームハード、MicrosoftXbox One Sの方です。

「Xbox One S」の国内発売は2016年11月24日。価格は3万4980円(税別)。「FFXV」のHDR映像対応も明らかに

こちらは同じ同日でも発売ではなく発表、明らかにぶつけてきています。ただ、日本ではXbox Oneがもう一つ売れていないようなので注目度は低いようですが。ただ、こちらはPs4Proと異なり、同じ4K・HDR対応ながらUltra HD Blu-Rayの再生も可能になっている点が注目です。MSはSIEとは逆にXbox OneではAV機能を押し出す傾向にありましたし、こうあるのも自然でしょう。また、4K映像はBDなど映像再生が主であり、ゲームはHDR優先で4K対応は特にうたっていません。Ps4Pro同様、ゲームの4K化はやろうと思えばできる性能を持っていると思いますが、時期尚早と考えているのでしょうか。Ps4とXbox OneはどちらもAMD製のAPU、それもモバイル向けアーキテクチャを改良強化して使っているという点ではそっくりのハード。発売時期もマイナーチャンジ登場もほぼ同じ、機能面でも似ているのに、メーカーの取り組み方が微妙に違うのが面白いですね。

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