長らく液晶以外の選択肢が奪われ、国内メーカー寡占によるぬるま湯市場に陥っていた日本テレビ市場において、黒船襲来と言っても過言ではないLG電子による有機ELテレビ投入のニュースは一部のテレビオタを久々にテレビに関して「数字」ではなく「質」において語るものとしてくれる衝撃を与えてくれましたが、その有機ELテレビの先行展示が量販店の店頭で開始されました。残念ながら大都市圏の一部だけとなっているためわたしのような中途半端な地方都市に住んでいる人間にはまだ見ることができませんが、よくコメントをくださる帰ってきた"なんだかなぁ"さんから実際に現物を見た興奮直後のコメントをいただきましたので、こちらに転載させていただきます。
(ここから)
・LGの55型曲面4K有機ELテレビは5月8日発売。一部店舗で先行展示も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150424_699435.html
本日よりLG OLED TV 55EG9600の一部店舗での先行展示が開始されました。
対象店舗
エディオン→豊田本店・広島本店
ノジマ→イオンモール幕張新都心店
ビックカメラ→池袋本店・有楽町店
ヤマダ電機→LABI1 なんば店・LABI1 日本総本店池袋
ヨドバシカメラ→マルチメディア Akiba店・マルチメディア梅田店
さっそくヨドバシカメラ梅田店にて視聴してまいりました。
「圧倒的ではないか、有機ELは!!」
こう叫びたくなるくらいの圧倒的なまでの画力。("どこが"ではなく"すべてが"である。)
これを見た後で液晶テレビを見ると、もはや液晶に金など払うべきではないと本能が訴えかけてきます。
ブラウン管時代に普通に表現できていたのに液晶に変えることによって失った多くの感動要素が戻ってきた、そんな感じさえします。
経済の世界では失われた20年などと言いますが、テレビの世界も液晶に変わったことによって失われた10年の損失を改めて大きく感じます。
5月8日の発売日以降、画質を論じるもしくは画質にかかわる仕事をしている人間は、嫁を質に入れてでも導入すべきであると確信します。
正確にはPSVitaなどを含む有機ELパネルにありがちな、シアンからライトグリーン、レモンイエローにかけて見受けられる違和感は本機でも若干ありますが、
従来のものに比べればその違和感は大きく減少しているため、常用したとしてもほとんど問題にはならないかと思う。
他社によくある6軸補正などが可能であれば後でユーザー自身にて補正することは可能な範囲かと思われるが、6軸補正が可能かどうかは不明。
カーブドスクリーンについては、デモ素材だけを見る限りにおいてはしばらく見ていると違和感はほぼなくなる。
これはIMAXシアターなどと同じような感じで慣れ次第だと思いました。
パネル表面は光沢パネル+低反射コートのため、細部までしっかり見通せました。
ヨドバシ価格で679,100(税込)、ポイント67,910ポイント(10%還元)と、かなり高額ですし、55インチをどうやって導入するかという問題も考えないといけないわけですが、
導入に向けて真剣に検討してみたいと思います。
※今月のHiViによると、秋に発売予定の65インチモデルは発売当初よりHDRに対応させるべく検討している模様。
55EG9600をのちほどHDRに対応させるアップグレードサービスはしないのか気になるところ。
(ここまで)
ありがとうございました。「液晶によって失われた10年」の損失を埋められるほどの画質、いや画力は、動く平面でしかない液晶とは別次元の動画を我々に提供する底力をもっているようですね。もちろん4Kということもあるのでしょうが、だからこそ液晶との違いがはっきりと分かるというものなのでしょう。国内メーカーにやる気がないのが残念ですが、わたしも自分の眼で早く実物を見てみたいものです。有機ELと言っても全く弱点がないわけではないですが、だからこそパネルだけに頼らない画つくり、テレビとしての完成度が注目です。
(ここから)
・LGの55型曲面4K有機ELテレビは5月8日発売。一部店舗で先行展示も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150424_699435.html
本日よりLG OLED TV 55EG9600の一部店舗での先行展示が開始されました。
対象店舗
エディオン→豊田本店・広島本店
ノジマ→イオンモール幕張新都心店
ビックカメラ→池袋本店・有楽町店
ヤマダ電機→LABI1 なんば店・LABI1 日本総本店池袋
ヨドバシカメラ→マルチメディア Akiba店・マルチメディア梅田店
さっそくヨドバシカメラ梅田店にて視聴してまいりました。
「圧倒的ではないか、有機ELは!!」
こう叫びたくなるくらいの圧倒的なまでの画力。("どこが"ではなく"すべてが"である。)
これを見た後で液晶テレビを見ると、もはや液晶に金など払うべきではないと本能が訴えかけてきます。
ブラウン管時代に普通に表現できていたのに液晶に変えることによって失った多くの感動要素が戻ってきた、そんな感じさえします。
経済の世界では失われた20年などと言いますが、テレビの世界も液晶に変わったことによって失われた10年の損失を改めて大きく感じます。
5月8日の発売日以降、画質を論じるもしくは画質にかかわる仕事をしている人間は、嫁を質に入れてでも導入すべきであると確信します。
正確にはPSVitaなどを含む有機ELパネルにありがちな、シアンからライトグリーン、レモンイエローにかけて見受けられる違和感は本機でも若干ありますが、
従来のものに比べればその違和感は大きく減少しているため、常用したとしてもほとんど問題にはならないかと思う。
他社によくある6軸補正などが可能であれば後でユーザー自身にて補正することは可能な範囲かと思われるが、6軸補正が可能かどうかは不明。
カーブドスクリーンについては、デモ素材だけを見る限りにおいてはしばらく見ていると違和感はほぼなくなる。
これはIMAXシアターなどと同じような感じで慣れ次第だと思いました。
パネル表面は光沢パネル+低反射コートのため、細部までしっかり見通せました。
ヨドバシ価格で679,100(税込)、ポイント67,910ポイント(10%還元)と、かなり高額ですし、55インチをどうやって導入するかという問題も考えないといけないわけですが、
導入に向けて真剣に検討してみたいと思います。
※今月のHiViによると、秋に発売予定の65インチモデルは発売当初よりHDRに対応させるべく検討している模様。
55EG9600をのちほどHDRに対応させるアップグレードサービスはしないのか気になるところ。
(ここまで)
ありがとうございました。「液晶によって失われた10年」の損失を埋められるほどの画質、いや画力は、動く平面でしかない液晶とは別次元の動画を我々に提供する底力をもっているようですね。もちろん4Kということもあるのでしょうが、だからこそ液晶との違いがはっきりと分かるというものなのでしょう。国内メーカーにやる気がないのが残念ですが、わたしも自分の眼で早く実物を見てみたいものです。有機ELと言っても全く弱点がないわけではないですが、だからこそパネルだけに頼らない画つくり、テレビとしての完成度が注目です。