Quantcast
Channel: 録画人間の末路 -
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1580

ゴジラ新作、監督決まる

$
0
0
4月1日に発表という非常に無粋なことをしてくれたので即日書けなかった(まぁプライベートでもそれどころではなくて、やっと余裕ができたということもありますが)この件、やはり取り上げておきましょう。

日本版『ゴジラ』総監督に庵野秀明!『進撃の巨人』樋口真嗣とタッグ!

庵野秀明氏と言えば、ここ最近特撮博物館の規格や"日本特撮に関する調査報告書"の件で特撮の保護を訴えていた人物です。ただ、そのやり方はどことなく特撮を「過去のもの」「古き良き時代の象徴」と言わんばかりのもので、わたしは以前そういう動きを批判したこともありました。その言動の責任・・・というわけでもないでしょうが今回「ゴジラ」というこれ以上はない特撮分野で製作に直接かかわることで特撮を"旧"から"新"時代のものとする立場にたったわけです。鬱だとか言ってないで躍進を期待したいものです。

実際に映画を撮るのは樋口真嗣監督。正直言ってあまりのサプライズのなさに逆に驚いています。樋口真嗣監督と言えば「日本沈没」を数年前に取りましたよね。これはリメイクでオリジナルの「日本沈没」はありましたよね。この監督が森谷司郎氏。黒澤明監督の弟子らしく、空を見て「太陽がじゃまだからなんとかしろ」とスタッフに無茶をいい、古タイヤを大量に燃やして黒煙を発生させて太陽を遮らせた(今なら確実に怒られます)という逸話の持ち主ですが、その後手腕を買われて「さよならジュピター」の監督も依頼されたらしいのですが急逝されたため、日本沈没の助監督橋本幸治氏が代わりに監督、そのままスライドのように84年度版「ゴジラ」に・・・という流れがかつてありました。つまり「日本沈没」→「ゴジラ」というのは東宝特撮の王道の流れなのです。そういう意味でも無難な人選ではありますが、なんか特技監督も兼任という話が出ています。ずいぶん本編監督ばかりやってきていたので大丈夫かいな?という気もしますが、少なくとも安易にCGに頼ったVFXという作りはしないでしょう。公開当日はなんとなく気分が盛り上がりませんでしたが、こうして書いているとちょっと期待感が増してくる気がします。

まぁ映画の公開はもうしばらく先ですから、期待を上げていくのはこれから少しずつで十分です。今度こそ映画のクライマックスにわたしのテンションがピークに来る、そんなゴジラが見たいです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1580

Trending Articles