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Channel: 録画人間の末路 -
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最近の動向いろいろ

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親戚でゴタゴタがあったりして間が空いてしまっています。その間にいろいろあったようなのでちょっとたどってみましょう。

BD/DVDの「アンチリッピングキャンペーン」をJVAが開始

念願かなって著作権業界の大好きな著作権保護法によって違法行為扱いとなった市販のBDやDVDソフトのリッピング。ダウンロード違法化と抱き合わせにした強引な手続きには批判が集まりましたが、そろそろそのほとぼりも冷めてきたと判断しのか、こういうキャンペーンを始めたり市販DVDソフト向けリッピングソフトのオークション販売を摘発したりといろいろ動いてきています。しかし、大本のリンク先にあるTwitterでの意見を見るとJVAの活動に対する好意的な意見が一件もありません。不便で楽しみを奪うことにばかり熱心な業界のやり方に対する不満ばかり。違法化行動のほとぼりは冷めても不便に対する不満が消えることは決してないわけです。当たり前ですね。
ちなみに違法化が決まった時はそういう不満をかわそうとしてか、

「DVDリッピング違法化」にまつわる誤解を読み解く

"今後、「リッピングしてスマートフォンなどにダビングできる」ことを謳い文句にして、CSS技術を使用していないDVDが販売される可能性も存在する"
わたしの知る限りそんなDVD一本も存在してないですね。パッケージでは「技術保護が使用されています」と書きながら全く使ってないソフトならありますけど。
ちなみにこういう違法化の後押し(?)があり、かつ特大のヒット作があってなお、パッケージソフト全体の売り上げは大きく落ちている模様です。

'14年のBD/DVD売上は前年比91.3%。「アナ雪」ヒットも全体の押し上げには至らず



民放5社共同の番組ネット配信は10月スタート。CM付き無料で見逃し配信

ちょっと前に書いた民放による公式配信が10月からだそうです。いつもの「地域限定」はどうなるんでしょうね? radikoみたいに区域をIPから読み取って放送している番組しか見られないようにするとか? 配信の中身よりもそういう利用者からすればやらなくてもいいところに総力を挙げるのが放送業界ですから、何もしない、というのは少し考えづらいのですが。
しかし、実際に利用者はそれほど伸びないと思います。動画サイトへの投稿を防ぐための公式配信、とはいいますけど狙いは結局次週の放送を見てもらおうという視聴率アップのための戦略のための一環でしょうから、視聴率を上げたい番組だけが配信され、動画サイトで見て違法ダウンロード扱いにならないのか?と危険を感じてでも見たいような番組は決して配信されないでしょうからです。


V-Low放送のCATV再配信を目指す「CATV連携WG」設立
デジアナ変換終了後の周波数活用。MVNOサービス連携も


一時は大変注目していましたが、中身が出るたびにガッカリして「もうどうでもいいよ」なシロモノとなってスタートすることが決定したV-Low放送。なぜかデジアナ変換終了(一部をのぞき3月いっぱい)後にCATVで放送することを考え出したそうです。確かV-Low放送って結局カーナビもどきみたいな中身ばかりでわざわざ据え置きのテレビにつないでみようと思うような中身じゃなかったはずなんですが、なんで据え置きテレビ前提のケーブルテレビで? なんでやるのかさっぱり分からないです。NOTTV(結局モバキャスは全部”NOTTV"で行くことになったようですが)も4月1日からチャンネルを増やして有料放送を始めるようですが、せっかくのVHF波なんだから4Kなり8KなりさっさとSHVに回してしまえばいいのに。2020年までに半分の家庭にSHVを、なんて総務省は言ってますけど衛星放送だけじゃ10年たってもせいぜい10%、なのはBS放送が証明しています。テレビ=地上波の概念を守ることを貫き続ける日本のテレビ業界だからこそ、VHF波はSHVに活用するべきだと(映っても1chくらいでしょうが)思うのですよ。そういう話も無きにしも非ず、な感じなんですが有料放送が始まった以上、少なくとも2020年までに地上波でSHVやる可能性はほぼなくなったと言っていいでしょうね。つまりどうオールジャパン体制で煽っても普及は頭打ちすると思うのです、ウルトラCでもない限り。

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