
わたしにはこれが精一杯・・・。
新宿にゴジラ来たらしいですね。例の歌舞伎町に設置されるゴジラヘッドのことなんですが工事が始まったらしく、早くもtwitterなどで写真がいくつも上がっています。
いいなぁぁぁぁぁぁ、わたしも写真撮りにいきてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
物理的に無理ですけど。しょうがないのでGODZILLAのBDボックスに付属してきたゴジラフィギュアを使ってポスター風写真をとってました。ピンボケなのはしょうがないとしても、どうしても首を上向かせるには限界があるので再現しきれないなぁ。

どっちかと言うと後姿の方が決まるんですよねぇ。こっちの背景用衝立欲しかった。
で、すでに届いていていまさらですがようやく昨年公開されたレジェンダリー版GODZILLAのBDを開けました。元々の配送用ケースがダンボール箱二重構造になっているのに配送のAmazonがさらにダンボール箱二重構造で送ってくるものだから計4つのダンボール箱を開けないと写真のゴジラフィギュア入りケースに辿り着かないのですよ。おかげで傷もなく品物を入手できたのは嬉しいのですが、明らかに過剰包装だよなぁと。もちろんAmazonのダンボールはリサイクルに出しますけど。このゴジラフィギュア、「ゴジラvsデストロイア」や「ゴジラ2000ミレニアム」では映画製作にも参加された酒井ゆうじ氏の造形だけあってよくできています。縞模様になっちゃいますがかなり動きますしね。日本のぬいぐるみ方式の怪獣だとここまで動くようにする必要はないんで、ある意味CG化の恩恵と言うべきでしょうか。
しかし、いくらよくできていてもフィギュアはおまけ。本命はBDです。ですが本編の前に特典映像入りのBDの方をみたいと思い、こっちを見たのですが、こっちだけで予定の視聴時間を全部つぶしてしまうほど長かった・・・。特に日本版ゴジラのスタッフの各作品におけるインタビュー収録。まさかそれだけで2時間半もあるとは思わなかったのです。それだけに中身は濃いもので大満足ですけどね。特に軽く扱われるチャンピオンまつり世代の作品は、ほかと違って資料が少ないだけにスタッフの話は貴重です。このBDにもなかなか興味深い話が収録されていました
・「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」 ガイガンの腕は当初木を削った無垢で作られたため、薩摩(中山)でも重すぎて手が上がらなかった
・「ゴジラ対メガロ」 登場するロボット、ジェットジャガーは現場では"レッドアロー"(当初の名前はレッドアローン、これの間違いの可能性も)と呼ばれており、映画もその名前で撮られていた。が、「同じ名前の列車が存在する」として急遽その名前は変更。かといって撮り直しも厳しいのでアフレコで口パクが合う名前として「ジェットジャガー」に差し替えになった
などは関連書籍でもお目にかかれない話。楽しいです。
もう一つの特典映像の目玉は、20年ほど前にサンリオピューロランドで使われた「怪獣プラネットゴジラ」のアトラクション映像。これ一度見たかったんですよ~。アトラクションが行われていたころはとてもサンリオなんていけなかったわたし、映像だけでもと思っていたのですがDVDなどでごく一部分が収録されただけで再録の機会はなく、今回が初の映像ソフト化となったのです。このために高い特典だらけのBDボックスを選んだと言っても過言ではありません。時間つぶし用のクイズは事前の説明映像(三枝未希登場!)は低画質なのですがアトラクション本編の映像はBDにふさわしい高画質収録。3Dテレビと組み合わせるのなら3Dで楽しむこともできます。映像作品はゴジラvsシリーズのスタッフが直接手掛けており、登場怪獣も映画で使用されたものが再び使われたものです。あくまで遊園地用だけに少々迫力不足ではありますが、今もって映画では「ゴジラ FINAL WARS」を除いて実現していない成虫モスラとラドンの競演があっただけでも涙もの。残念ながら両怪獣が同時に画面に登場しているシーンはありませんでしたけどね。
と、大満足だった特典映像と比べると本編BDは・・・。まぁ映画館で何回もみたのと比べれば迫力不足は否めないのは仕方ないのですが、画面が暗すぎてテレビならともかくPCの画面じゃ全然見えないんです。特にクライマックスはVFX表現の怪獣が何やっているのか全くわかりません。PCで見るために作った映画じゃないってことなんでしょうけど、少なくとも日本製特撮映画でPC画面で見るのに支障があるほど暗かった映画は一本もありませんでしたからいろいろと不満。雨中バトルの代わりにCG臭さを消す策の一つなんでしょうけど、こういうところ見るとCG技術はまだ怪獣表現としてはぬいぐるみとミニチュアには総合力で全然及んでないと感じてしまいます。
また、改めて見直してみてバトルが盛り上がりに欠けた理由の一つが浮かんできました。ゴジラとムートー両怪獣が対峙するシーン、ゴジラが視聴者から見て左手にいるんですよ。前にも書きましたが、日本での怪獣シーンは視聴者右手に主役側がいるのが伝統的表現方法です。左手に主役側を配置したのは多分格闘ゲーム表現の影響を受けたものだと思うのですが、ゲームは自キャラより敵キャラの方を見ながらプレイするものですから配置が逆なんですよ。ですから今回の怪獣配置はよく言えば現代的配置ではあるのですが、バトルの主役はムートーではなくゴジラであると考える作品である以上、どうしても違和感を感じてしまいます。ここら辺の伝統的手法を受け継いでいない細かい点の積み重ねが、周囲の人間への影響という点ではリアルでもどこか乗り切れなかった理由なんでしょう。
それでも今度の休みにでも改めてもう一度見直してみたいですね。ムートーのバトル振りとオルガやメガギラスに感じる同一感もじっくり確かめてみたいです。

自己満足度120%のツーショット