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Channel: 録画人間の末路 -
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NTT、紙のタウンページ終了で、実質広告料値上げへ

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古くは「電話帳」と呼ばれ、「タウンページ」と名を変えてからは実質広告誌へと姿を変えて続いてきたNTTのタウンページが終了する旨が発表、わたしら広告主への通知も届きました。
「タウンページ終了のお知らせ」。104番の番号案内も使用不能に
まぁ「そろそろやめるんじゃないか」と正直予想はしてました。最初に思ったのが、今まで広域に配布してきたタウンページの地域を分け、「お客さんを絞った効率的な広告が打てます」とか適当なことを言って説明しに来た時です。なんのことはない、今までと同じ地域にタウンページに広告打ちたければ、分割した地域ごとのタウンページに広告載せて広告料払え、という大幅な値上げにすぎなかったんです。しかもそれまでわたしが出していた地域は三分割されましたから三冊で広告料三倍・・・は向こうもさすがにひどいと思ったのか、割引はありましたがそれでも大幅値上げに変わりはありませんでした。この辺から広告料集めるの大変になってるんだな、という気はしてました。
第二の予兆は「回収をしなくなった」ことです。昔、タウンページ・・・というより電話帳だった時代、更新の時期になると青い封筒で適当に電話広告会社っぽい名前のところから、「広告のお願い」な用紙と振込用紙が送られてきていたんです。その「お願い」用紙には電話帳やタウンページから切り抜いたその店や会社の広告部分が貼り付けれていて、如何にもNTTが広告料を払ってくれるよう依頼してきた、な風を装っていたんです。NTT側はこれは詐欺とみなし(一応引っかかって広告費を払った企業を載せた独自の電話帳を発行していたらしいので詐欺と言い切れるかどうかは疑わしい)、何度もそれに引っかからないよう警告を出すとともに、年度代わりに最新版タウンページを発行したときには前の版は回収してくれていたんです。ところがそれもいつの間にか全くやらなくなりまして。この時は詐欺に近い例の業者がもう活動をやめてしまった、と思っていたのですが、業務縮小の一環だったのかも。
第三の予兆は最近。タウンページの担当者から「iタウンページのサイトを強化しよう」とうるさく催促されるようになった点です。わたしは自分の店に関しては・どうせサイトを作っても訪問者などほとんどいない・電話ならともかくメールで問い合わせされたくない・特定キーワードで検索の一覧に出れば十分・と思ってますのでWEBも最低限のものしか用意してません。そこを「製作料も追加料金も一切なし、最低限の要望を入れてチェックをしてもらえば全部こっちでやります。今後も広告料が変わることはありません」とかなりしつこかったのでやってもらうことにしたのですが・・・。これも今考えるとタウンページがなくなってiタウンページだけになるのに広告料変わらないってやっぱり実質値上げじゃない? 本当に変わらないかどうか聞いてみないとわかりませんが、実質値上げするからせめてそれくらいはサービスを、という思いだったのかも知れません。
とまぁ予兆はありましたし、時代の流れと言えば流れ。廃止はしょうがないことでしょう。紙タウンページももうどれだけの人が読んでいたのかあやしい存在でしたし。ただ、ネット上の広告って記事や欲しい情報を読む時の邪魔になって無理やりみせるという独特の立ち位置にあるものですし、あまり依存したくない存在なんですよねぇ、自分としては。

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