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Channel: 録画人間の末路 -
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久々、GeForceで動画の超解像技術導入

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ここ数年、GPUの性能と言えばゲームのフレームレートや画質の向上と言った技術ばかりで、GPU性能=ゲーム性能と言わんばかり。RADEONなどゲームへのリソースを増やすために今までの魅力的な機能を削除し始める始末。エンコードの技術は世代を追うたびに少しずつ良くなっていき、画質もフォーマットの対応も速度も上がってきているのですが、時間の問題を無視すればやはりソフト方式のエンコードの画質には劣るわけで必ずしもその技術の向上が動画系ユーザーの利益に直結するわけではありませんでした。AMDがそうして後退する中、nVidiaのGeForceが珍しく動画再生の新技術に関する発表をしてきました。
YouTubeやネトフリを高画質化、NVIDIA「RTX Video Super Resolution」
超解像、というとSpursEngineを思い出しますが、あれはSDの画質をHD画質までもっていく技術でした。今度は4K相当まで上げる技術です。もともとGeForceの画質は少しシャープが強い印象があるクッキリ系でよく言えばボケ目の画質をシャッキリさせる、悪く言えばギラギラして落ち着かない画質にする傾向あったので、超解像と相性がいいと言えばいいわけです。その傾向そのまま、細部のノイズをうまくごまかして解像感の高い画質を再現してくれればこれは動画系ユーザーにも利があるというものです。現状はEdgeまたはChromeによるストリーミング再生のみということでローカルファイルの再生には使えなさそうなのが残念ですが、再生するサービスに関しては問わない印象なので、プラグインの開発次第ではMPCなどの再生ソフトに流用することも可能かも知れません。もう一つ残念なのが高画質の再現にはよりハイクラスのグラボが必要であるという点。今までは再生に関してはローハイ問わず技術を使えたものですが、おそらくゲーム用の画質補正技術を流用しているのでしょうから仕方ないところでしょうか。
個人的には使ってみたいと思う反面、グラボの導入にはちょっと抵抗あり。以前より少しマシになったとはいえ、それだけのために導入するにはまだ少しお値段が高すぎます。3万円くらいかなぁ、出せて。それでゲーム性能は大して出なくてもいいので動画性能に割り振ったグラボが出れば購入を検討するのですが、多分無理かな。

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