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Channel: 録画人間の末路 -
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日本映画専門チャンネルでゴジラ4Kリマスター版放送中

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海外では間もなく「GODZILLA VS. KONG」が公開されますね。うらやましい。日本では5月14日と遅いので・・・。配給の東宝の都合なんだろうから海外と同時は難しくともせめてもう少し早くしてほしかったものです。日本ではその前に「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」が公開されますが、アニメだしなぁ。アニメのゴジラだと、どうにも例の三部作が思い出されてもう一つ乗れる気がしないんだよあぁ。PVを見た限りだと理解しづらい設定の説明セリフ羅列ものになりそうだし・・・。まぁ半分期待しないくらいに肩の力を抜くくらいでちょうどいいでしょ。
一方、BSの日本映画専門チャンネルでは「GODZILLA VS.KONG」の公開を記念し、ゴジラ作品のうち八作品の4Kリマスター版を"最恐画質"と称して八か月連続で放送中です。もちろん4K放送でなければ2Kへダウンコンバートされた映像になってしまうわけですが。個人的には、従来版があまりいい画質と言えない「ゴジラの逆襲」が飛ばされているラインナップには少々不満はありますが、一部だけでも新リマスターで見られるのはいいところ。3月はそのトップとして当然第一作「ゴジラ」が放送されました。ので、もちろん録画して以前の日本映画専門チャンネルで放送されたHDリマスター版と見比べてみました。さすがに「最恐画質」と呼ぶだけあり、以前のHDリマスター版では取り切れていなかった、ややぼかした背景の縦ノイズやざわつきが恐ろしく軽減されており、70年近く前の古いフィルムから作った映像であるのが信じられないレベルです。特に山根博士のスーツの細部などがまるで触る時の感触まで想像できるほど細部が再現されたレベルになっています。半面、肝心の特撮部分が黒を強くし過ぎる故か、ゴジラがむしろ旧版に比べて見にくくなってさえいます。特に人々が路地に逃げ込んだ脇をゴジラが通過するシーンで顕著で、旧版では通過するゴジラの足や尻尾がはっきり見えているのに、新盤では真っ黒でよくわかりません。全体的に特撮に関しては細部表現より艶出しに振った感じで、必ずしも最高画質ではないです。もっともわたしが見ているのは2Kダウンコンバート版なので、4K映像を直接見ると違うのかも知れませんが。人間ドラマを重視するなら新4K版、ゴジラそのものが見たいのなら旧2K版の方が好印象でした。ビットレートはいつの間にか大幅に増していました。旧版はもちろん前に全チャンネルを調査した際に日本映画専門チャンネルのビットレートは、約14Mbpsといったところだったのに、今回の4K版ゴジラ・ダウンコンバート版は約20Mbps。これは4K版だけ特別なのか? それとも日本映画専門チャンネルの帯域が増えたのか? いろいろと謎です。ぼちぼちまた調べた方がいいのかも知れません。

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