年内の大きな仕事を全部終え、あとは通常業務と伝票作業(・・・面倒くさい)を残すのみ、で事実上わたしの今年は終わりました。まぁ仕事そのものは大みそかのギリギリまでやるんですが。年の終わりと言えば、ねぇ、やっぱり物欲を満たしたいじゃないですか。一時流行った?「自分へのプレゼント」ってやつです。ですが、物欲を満たすものがなかなか売ってないわけですよ。新CPUのZen3は売りた上に全然入ってこないらしく、在庫はRyzen5だけで他はBTOでも買えないありさまです。そもそもわたしが望んでいるTDP65Wの8コアが出てませんからRyzen7の在庫あっても買わないんですが。最新型ゲーム機のPS5もこれまた抽選が開始されることがニュースになるほど品薄で買うってレベルじゃなし。そのせいか日本限定で売れないゲーム機のXBOXですら品切れという驚きの状況です。これも今年初めごろ「スナッチャー」目当てで買ったPCエンジンminiがまだ十分遊べるので据え置きゲーム機も当分いいかな? と思ってますし。
じゃぁ買うものがないか? というとそうでもないのですが、お値段とのバランスでもう一つ買う気にならないけど、気になっていたものがあります。LenovoのIdeapad Duetという、ノートパソコン・・・というよりChromeBookです。一度ChromeBookというものを使ってみたかったんですよね。で、使うならこのIdeapad Duet一択と考えていました。どうもわたしがノーパソ系を使うと毎回Lenovoですが、別に回し者じゃありません、ちゃんとわたしの需要にマッチした製品を作っているのが毎回Lenovoだというだけです。気にはなっていたんですが、わたしの考えるコスパからいうとちょっと高い気がしていたんです。ところが、先日から期間限定でそのIdeapad Duetが9900円引きの!クーポン適用というセールをやっているんです。Amazonだと普段は39800円なんですが、今回のクーポン利用で29900円まで安くなります。約3万円なら、まぁ納得できるな? と思って飛びついてみました。
【Amazon.co.jp 限定】Google Chromebook Lenovo ノートパソコン Ideapad Duet 10.1インチ 日本語キーボ...OS:Chrome OS、CPU:MediaTek Helio P60T プロセッサー、2.0GHz
Lenovo 価格の横にクーポンのチェックがついており、入れると9900円引きになります。
知っている方が大半だと思いますが、一応おさらいとして。ChromeBookはGoogleが開発しているOS、ChromeOSをインストールしたPCで、ほとんどはクラムシェル方式のノートPC型で販売されています。ChromeOSの特徴としては1.ブラウザのChromeで作業を行うことを基本とする2.OSのアップデート期間が長く、セキュリティが強め。ただしそれを過ぎた場合対処方法はない3.GooglePlayに対応し、Android用アプリケーションソフトがインストールできるがあります。特に3は途中から実現した機能なのでとても大きい。正直3がない初期のChromeOSなら全く興味もわきませんでしたが、Android用ソフトが使えるなら話は別です。互換性検証も含めて使ってみたいと思っていました。そしてこのIdeapad Duetですが、数少ない非クラムシェル型のChromeBookで、2in1のタブレット型です。キーボードは付属しているので装着すればクラムシェルのように見せかけて使うこともできますが、境にはヒンジがなく同じく付属品であるカバーを付けてそっちで支えないと立たせることができないのでクラムシェルとは異なります。また、タブレット形式ということで当然タッチ対応。ChromeBookはAndroidソフトが使えるにも拘わらずタッチ非対応の機種も多いので注意。わたしがIdeapad Duetに注目していたのはまさにその点、タブレットなこと。ようするにAndroidタブレットの代用品として使えるんじゃないか、と考えたからです。諸事情あってAndroidタブレットをもう一台欲しくなったのですが、今日本では驚くほどまともなAndroidタブレットがありません。バージョンが6でメモリが1GB、せいぜい2GBなんてのが平気な顔で高額で売られています。既に所有していてもうバージョンアップが期待できないYogaBookのAndroid版(CPUはAtom・・・つまりIntel)の方が高性能なくらいです。もちろんあの忌まわしきアクティベーションロックによってわたしの業務に"金銭被害""業務妨害""風評被害"の三重苦をもたらしたiPadは絶対に使いたくありません。ただ、ひどいのは日本限定の話で、海外の通販サイトからなら20000円以下の値段で割と性能がいい~それこそ今回のIdeapad Duetより上なのもある~Androidタブレットも買えるんですけどね。日本ではAndroidタブレットを売っちゃいけないという規制でもあるんでしょうか。ただ、海外のAndroid機は例の日本の技適を取っていない問題があるので、大っぴらに使いづらいんですよ。技適警察なんていう謎の活動をしている人もいるみたいですし。一方、Ideapad Duetは日本で堂々と売られている機種で問題なし、キーボード&スタンド付きと考えれば約3万円ならまぁ海外Androidとタメ貼れるかな・・・と思い立ちまして。
さて届きました。本体に一応保護シートを貼って、スタンドとキーボードを・・・装着方式がマグネットです。それもかなり強力で、壊れるんじゃないかとバチッと勢いよくくっつきます。こんな強い磁力と衝撃、壊れるんじゃないかと不安になるレベルですが、その分クラムシェルのようにキーボードを付けて畳む分には弱く、手で持つとずれるというくらいで別の意味で不安になるレベルです、ひどく両極端。なお、キーボードはBluetoothではなく有線接続になります。さらにカバーとキーボードを外して本体のみにすると、まぁこれが驚くほど軽い。これまた別の意味で不安になるほどです。あまりに軽いので10.1インチよりいい意味で小さく感じます。セットアップはAndroidと大差なく、WiFiをつなげてすでに所有のGoogleの登録で全部終わります。ただ、さすがにOSがChrome、OSが起動しないうちのパスワード入力画面ではソフトキーボードが出てこないのでキーボードをどうしても装着する必要があります。ただ、やはり登録は必要ですが手持ちのAndroidのスマートフォンなどと同期させることができ、設定すればそのAndroid機を起動させてロックを解除すればIdeapad Duetもパスワードを入力することなくロックを解除できるようになります。少々時間がかかる印象ですが。ただ、そうやってセキュリティをしっかりやってくれるのは電源オン時のみ。スタンバイからの復帰にはロックがかかってないんです。ChromeOSはAndroidと違ってスタンバイは常用せず、電源オンオフを頻繁に行え、ってことなんでしょうか。ChromeOSだけあって、電源を入れ、ロックを解除すると自動的にChromeが立ち上がっています。とりあえずそれは閉じて、さっそくGooglePlayを使ってソフトウェアをインストールしましょう。最初に入れるのは当然Vivaldi(笑)。Chromebookなのに真っ先に他のブラウザを入れてしまうのはわたしだけでしょうか。ちなみにAndroid版はあまり出来がよくないと以前評価したVivaldiですが、バージョンアップがあったのか「位置情報の許可」⇔「重ね許可の設定」の無限ループから脱出できない、ということはなくなったみたいで少し使い勝手が上がっていました。ちょっと驚きですが、Vivaldi、普通に使えます(笑)。USBからマウスをつなげば結構快適です。ただ、ChromeOSで使うことを前提として作っていないせいか、右クリックでのメニューが出てこないのでマススだけのコピー&ペーストができません。どうやらChromeOS自体の機能としてWindowsでは当然の右クリックメニューは持っていないみたいです。一方、プリインストールのChromeはさすがに標準ブラウザだけあってソフト側の対応で右クリックメニュー機能を持っており、Windowsでのネット閲覧に近い環境で使えます。ただ、VivaldiでもキーボードからCtrl+Cでコピー・Ctrl+Vで貼り付け、という作業は行えますのでそれほど不満はないですが。そしてこれは機種のせいではないかも知れませんが、思った以上にブラウザ作業が重く、もっさりしている気がします。ChromeOSは速い、と聞いていたのですが意外でした。Vivaldiは確かに重いことはありますが、Chromeでも体感的には変わりませんでした。ウチのWiFiと相性が良くないのかも知れません。
あとはやっぱりソシャゲですかねぇ。とりあえず遊んでるゲームをいくつか入れてみました。大抵はうごいてしまいます、それもサクサクです。少なくともわたしが使っているスマートフォン、ASUSのZenfone MAX PROよりサクサク動きます。これはゲームにもいいかも知れません。ただ、GPS機能は持っていないのでGPS必須のものは動かない可能性が高いです。WiFi経由の簡易位置測定で補えるゲームも多いと思いますが、これはやってみないと分からないです。どうしても動かないゲームもありました。わたしが確認した中では「三国大戦スマッシュ!」がタイトル画面の「接続中」から先へ行かないのです。インストールはできますし、類似のゲームは動きますので運営のサーバーの問題かも知れません。最近のソシャゲは途中でCM動画を見ることでゲーム内アイテムをもらえることがよくあります。Chromebookに入れたソシャゲでこれをやってみたのですが、Android機ではCM動画が終わるとそれを閉じるための×印が出てきますが、ChromeOS、少なくともIdeapad Duetではそれが出てきません。かと言ってOSが違うので戻るボタンの矢印も画面下部に出てきません。迷いましたが、画面サイド左側の画面外から指をスライドさせるようにタップすると戻るボタンが出現するので、それをタップすることでゲーム画面に戻り、アイテムを受け取ることができました。
ハード部分を見ると、いろいろ省略されたものが多い印象です。まず通信用SIMカードは使えません。さらにSDカードを挿すスロットもありません。Amazon版のIdeapad Duetはストレージが64GB(初期値で空き容量は49GB)しかないのでちょっと不安です。ですが、どうせ内蔵カメラの画質は大したことありませんし、それほど写真や動画をバシバシ取ってたっぷりためておく、ということはしないでしょうから十分でしょう。不安ならAmazon版でなくビックカメラで購入するのがいいかも知れません。64GBしかないのはAmazon限定で、量販店モデルはストレージが128GBあるのです。しかもビックカメラもIdeapad Duetの9900円引きをやってます。ストレージが多い分若干高いですが、ポイント還元で相殺されます。ただし、そのお得感のためか、すでに通販では売り切れています。近くにビックカメラがあるのなら行ってみるのもいいでしょう。なお、なぜかヨドバシカメラの通販では値引きは行っていません。USBがTYPE-Cのもの一つしかないのも難点ですね。拡張性はスマートフォン並かそれ以下です。せめてUSBがもう一つ欲しかった。さらにイヤホン端子もありませんので、イヤホンやヘッドフォンが必要な時は付属のUSBからの返還コネクタかBlueTooth対応品を使う必要があります。細かいところでは不便も多いです。
まだ数日ですが、いろいろ使っています。わたしの期待通りの性能であり、Androidタブレットの代用品として使う分には良好です。OSが違うので操作に迷うことはありますが、慣れ次第でしょう。Ideapad Duetに限らず、最近あちこちのレビューで「WindowsPCじゃなくてChromebookで十分だと思った」なんてよく書いてありますが、わたしに言わせればノー。お遊び前提のタブレット代用品やその延長として使うならともかく、一台持つPCとしてWindowsPCの代わりにはなりません。ChromeOSはWindowsのようにマルチウィンドゥで使えるのもウリの一つですが、GooglePLAYのほとんどのアプリケーションソフトはAndroidで動かすことを前提として作ってあるので、マルチウィンドゥや分割画面で動かないものばかりです(バックグラウンドで動作させる切り替えなら出来ますが)。確実に動くのはせいぜいブラウザくらいです。たとえAndroidのソフトばかり使いたい、という需要でももっとお金を出してWindowsPCを買い、エミュレーターでWindows内でマルチウィンドゥ化させたほうがはるかに快適です。最近は高額で高性能なChromebookも出てきましたが、お金持ちのガジェット好き以外はおとなしくWindowsPCを使うべきです。これからは教育用PCとしてChromebookが使われるようになるみたいですが、まぁそういう用途ならできることが少ない方がいいのかな? と思いますが。
今体験的にでも、あくまでサブ機として限定的な使い方がしたいという需要でも、Chromebookに手を出すならIdeapad Duet一択だと思います。もちろんもろもろを回避できるなら海外通販でAndroidタブレットを買うのも手です。ちなみにIdeapad Duetの値引きは2021年1月15日までとのことなので、興味のある方はお早めに。
追記:今読み返すと日本のAndroid市場において感情のままに書きすぎたなぁ。さすがに規制が入っているというほどではないです、多くのメーカーにやる気を感じないだけで。まぁ本文はそのままにしておきます。
じゃぁ買うものがないか? というとそうでもないのですが、お値段とのバランスでもう一つ買う気にならないけど、気になっていたものがあります。LenovoのIdeapad Duetという、ノートパソコン・・・というよりChromeBookです。一度ChromeBookというものを使ってみたかったんですよね。で、使うならこのIdeapad Duet一択と考えていました。どうもわたしがノーパソ系を使うと毎回Lenovoですが、別に回し者じゃありません、ちゃんとわたしの需要にマッチした製品を作っているのが毎回Lenovoだというだけです。気にはなっていたんですが、わたしの考えるコスパからいうとちょっと高い気がしていたんです。ところが、先日から期間限定でそのIdeapad Duetが9900円引きの!クーポン適用というセールをやっているんです。Amazonだと普段は39800円なんですが、今回のクーポン利用で29900円まで安くなります。約3万円なら、まぁ納得できるな? と思って飛びついてみました。

Lenovo 価格の横にクーポンのチェックがついており、入れると9900円引きになります。
知っている方が大半だと思いますが、一応おさらいとして。ChromeBookはGoogleが開発しているOS、ChromeOSをインストールしたPCで、ほとんどはクラムシェル方式のノートPC型で販売されています。ChromeOSの特徴としては1.ブラウザのChromeで作業を行うことを基本とする2.OSのアップデート期間が長く、セキュリティが強め。ただしそれを過ぎた場合対処方法はない3.GooglePlayに対応し、Android用アプリケーションソフトがインストールできるがあります。特に3は途中から実現した機能なのでとても大きい。正直3がない初期のChromeOSなら全く興味もわきませんでしたが、Android用ソフトが使えるなら話は別です。互換性検証も含めて使ってみたいと思っていました。そしてこのIdeapad Duetですが、数少ない非クラムシェル型のChromeBookで、2in1のタブレット型です。キーボードは付属しているので装着すればクラムシェルのように見せかけて使うこともできますが、境にはヒンジがなく同じく付属品であるカバーを付けてそっちで支えないと立たせることができないのでクラムシェルとは異なります。また、タブレット形式ということで当然タッチ対応。ChromeBookはAndroidソフトが使えるにも拘わらずタッチ非対応の機種も多いので注意。わたしがIdeapad Duetに注目していたのはまさにその点、タブレットなこと。ようするにAndroidタブレットの代用品として使えるんじゃないか、と考えたからです。諸事情あってAndroidタブレットをもう一台欲しくなったのですが、今日本では驚くほどまともなAndroidタブレットがありません。バージョンが6でメモリが1GB、せいぜい2GBなんてのが平気な顔で高額で売られています。既に所有していてもうバージョンアップが期待できないYogaBookのAndroid版(CPUはAtom・・・つまりIntel)の方が高性能なくらいです。もちろんあの忌まわしきアクティベーションロックによってわたしの業務に"金銭被害""業務妨害""風評被害"の三重苦をもたらしたiPadは絶対に使いたくありません。ただ、ひどいのは日本限定の話で、海外の通販サイトからなら20000円以下の値段で割と性能がいい~それこそ今回のIdeapad Duetより上なのもある~Androidタブレットも買えるんですけどね。日本ではAndroidタブレットを売っちゃいけないという規制でもあるんでしょうか。ただ、海外のAndroid機は例の日本の技適を取っていない問題があるので、大っぴらに使いづらいんですよ。技適警察なんていう謎の活動をしている人もいるみたいですし。一方、Ideapad Duetは日本で堂々と売られている機種で問題なし、キーボード&スタンド付きと考えれば約3万円ならまぁ海外Androidとタメ貼れるかな・・・と思い立ちまして。
さて届きました。本体に一応保護シートを貼って、スタンドとキーボードを・・・装着方式がマグネットです。それもかなり強力で、壊れるんじゃないかとバチッと勢いよくくっつきます。こんな強い磁力と衝撃、壊れるんじゃないかと不安になるレベルですが、その分クラムシェルのようにキーボードを付けて畳む分には弱く、手で持つとずれるというくらいで別の意味で不安になるレベルです、ひどく両極端。なお、キーボードはBluetoothではなく有線接続になります。さらにカバーとキーボードを外して本体のみにすると、まぁこれが驚くほど軽い。これまた別の意味で不安になるほどです。あまりに軽いので10.1インチよりいい意味で小さく感じます。セットアップはAndroidと大差なく、WiFiをつなげてすでに所有のGoogleの登録で全部終わります。ただ、さすがにOSがChrome、OSが起動しないうちのパスワード入力画面ではソフトキーボードが出てこないのでキーボードをどうしても装着する必要があります。ただ、やはり登録は必要ですが手持ちのAndroidのスマートフォンなどと同期させることができ、設定すればそのAndroid機を起動させてロックを解除すればIdeapad Duetもパスワードを入力することなくロックを解除できるようになります。少々時間がかかる印象ですが。ただ、そうやってセキュリティをしっかりやってくれるのは電源オン時のみ。スタンバイからの復帰にはロックがかかってないんです。ChromeOSはAndroidと違ってスタンバイは常用せず、電源オンオフを頻繁に行え、ってことなんでしょうか。ChromeOSだけあって、電源を入れ、ロックを解除すると自動的にChromeが立ち上がっています。とりあえずそれは閉じて、さっそくGooglePlayを使ってソフトウェアをインストールしましょう。最初に入れるのは当然Vivaldi(笑)。Chromebookなのに真っ先に他のブラウザを入れてしまうのはわたしだけでしょうか。ちなみにAndroid版はあまり出来がよくないと以前評価したVivaldiですが、バージョンアップがあったのか「位置情報の許可」⇔「重ね許可の設定」の無限ループから脱出できない、ということはなくなったみたいで少し使い勝手が上がっていました。ちょっと驚きですが、Vivaldi、普通に使えます(笑)。USBからマウスをつなげば結構快適です。ただ、ChromeOSで使うことを前提として作っていないせいか、右クリックでのメニューが出てこないのでマススだけのコピー&ペーストができません。どうやらChromeOS自体の機能としてWindowsでは当然の右クリックメニューは持っていないみたいです。一方、プリインストールのChromeはさすがに標準ブラウザだけあってソフト側の対応で右クリックメニュー機能を持っており、Windowsでのネット閲覧に近い環境で使えます。ただ、VivaldiでもキーボードからCtrl+Cでコピー・Ctrl+Vで貼り付け、という作業は行えますのでそれほど不満はないですが。そしてこれは機種のせいではないかも知れませんが、思った以上にブラウザ作業が重く、もっさりしている気がします。ChromeOSは速い、と聞いていたのですが意外でした。Vivaldiは確かに重いことはありますが、Chromeでも体感的には変わりませんでした。ウチのWiFiと相性が良くないのかも知れません。
あとはやっぱりソシャゲですかねぇ。とりあえず遊んでるゲームをいくつか入れてみました。大抵はうごいてしまいます、それもサクサクです。少なくともわたしが使っているスマートフォン、ASUSのZenfone MAX PROよりサクサク動きます。これはゲームにもいいかも知れません。ただ、GPS機能は持っていないのでGPS必須のものは動かない可能性が高いです。WiFi経由の簡易位置測定で補えるゲームも多いと思いますが、これはやってみないと分からないです。どうしても動かないゲームもありました。わたしが確認した中では「三国大戦スマッシュ!」がタイトル画面の「接続中」から先へ行かないのです。インストールはできますし、類似のゲームは動きますので運営のサーバーの問題かも知れません。最近のソシャゲは途中でCM動画を見ることでゲーム内アイテムをもらえることがよくあります。Chromebookに入れたソシャゲでこれをやってみたのですが、Android機ではCM動画が終わるとそれを閉じるための×印が出てきますが、ChromeOS、少なくともIdeapad Duetではそれが出てきません。かと言ってOSが違うので戻るボタンの矢印も画面下部に出てきません。迷いましたが、画面サイド左側の画面外から指をスライドさせるようにタップすると戻るボタンが出現するので、それをタップすることでゲーム画面に戻り、アイテムを受け取ることができました。
ハード部分を見ると、いろいろ省略されたものが多い印象です。まず通信用SIMカードは使えません。さらにSDカードを挿すスロットもありません。Amazon版のIdeapad Duetはストレージが64GB(初期値で空き容量は49GB)しかないのでちょっと不安です。ですが、どうせ内蔵カメラの画質は大したことありませんし、それほど写真や動画をバシバシ取ってたっぷりためておく、ということはしないでしょうから十分でしょう。不安ならAmazon版でなくビックカメラで購入するのがいいかも知れません。64GBしかないのはAmazon限定で、量販店モデルはストレージが128GBあるのです。しかもビックカメラもIdeapad Duetの9900円引きをやってます。ストレージが多い分若干高いですが、ポイント還元で相殺されます。ただし、そのお得感のためか、すでに通販では売り切れています。近くにビックカメラがあるのなら行ってみるのもいいでしょう。なお、なぜかヨドバシカメラの通販では値引きは行っていません。USBがTYPE-Cのもの一つしかないのも難点ですね。拡張性はスマートフォン並かそれ以下です。せめてUSBがもう一つ欲しかった。さらにイヤホン端子もありませんので、イヤホンやヘッドフォンが必要な時は付属のUSBからの返還コネクタかBlueTooth対応品を使う必要があります。細かいところでは不便も多いです。
まだ数日ですが、いろいろ使っています。わたしの期待通りの性能であり、Androidタブレットの代用品として使う分には良好です。OSが違うので操作に迷うことはありますが、慣れ次第でしょう。Ideapad Duetに限らず、最近あちこちのレビューで「WindowsPCじゃなくてChromebookで十分だと思った」なんてよく書いてありますが、わたしに言わせればノー。お遊び前提のタブレット代用品やその延長として使うならともかく、一台持つPCとしてWindowsPCの代わりにはなりません。ChromeOSはWindowsのようにマルチウィンドゥで使えるのもウリの一つですが、GooglePLAYのほとんどのアプリケーションソフトはAndroidで動かすことを前提として作ってあるので、マルチウィンドゥや分割画面で動かないものばかりです(バックグラウンドで動作させる切り替えなら出来ますが)。確実に動くのはせいぜいブラウザくらいです。たとえAndroidのソフトばかり使いたい、という需要でももっとお金を出してWindowsPCを買い、エミュレーターでWindows内でマルチウィンドゥ化させたほうがはるかに快適です。最近は高額で高性能なChromebookも出てきましたが、お金持ちのガジェット好き以外はおとなしくWindowsPCを使うべきです。これからは教育用PCとしてChromebookが使われるようになるみたいですが、まぁそういう用途ならできることが少ない方がいいのかな? と思いますが。
今体験的にでも、あくまでサブ機として限定的な使い方がしたいという需要でも、Chromebookに手を出すならIdeapad Duet一択だと思います。もちろんもろもろを回避できるなら海外通販でAndroidタブレットを買うのも手です。ちなみにIdeapad Duetの値引きは2021年1月15日までとのことなので、興味のある方はお早めに。
追記:今読み返すと日本のAndroid市場において感情のままに書きすぎたなぁ。さすがに規制が入っているというほどではないです、多くのメーカーにやる気を感じないだけで。まぁ本文はそのままにしておきます。